キョウ にっかん2
TBSニュース、201617日、1時35分配信


【今は「戦争法廃止」の一点に注力する時だから、で説明がつくか?】
安倍首相の「お詫び」と10億円の資金拠出、それと引き換えの少女像の移転――被害者である元「慰安婦」も被害国の過半の国民も拒否し、廃棄を求めている日韓合意を、日本のマスコミ、野党までがこぞって「前進」と評価する「ねじれ」、しかも、このねじれに正面から疑問を投げかける団体も市民も現れない日本社会の光景――私は今、この光景に暗澹たる思いを募らせている
日韓合意が発表された翌12月29日に、日韓外相会談の結果を「問題解決に向けての前進」と評価する談話を発表した志位和夫・日本共産党委員長は1月4日、党本部で開かれた党旗びらきのあいさつの最後で、同党が提唱した「国民連合政府」で掲げる「立憲主義の回復」とは平和だけの問題ではなく、「国家によって侵害を受け、傷つけられている『個人の尊厳』を回復し、守り、大切にする社会をつくろうということにほかなりません」と発言している。その真意を私は全く疑ってはいない。ここで問いたいのは、志位氏がいう「個人」とは日本人だけなのか、朝鮮半島で暮らす元「慰安婦」の女性は含まれていないのか、ということである。もちろん含まれているという答えが返って来ることを百も承知している。

しかし、それなら、「日本軍慰安婦として強制動員され、人間の尊厳と価値が抹殺された状態で、長期間、悲劇的な人生を過ごした被害者たちの、毀損された人間の尊厳と価値を回復させるべき義務は、大韓民国臨時政府の法統を継承した今の〔韓国〕政府」にある(韓国憲法裁判所決定(略)、2011年8月30日)だけでなく、第一次的には加害国である日本政府にあることは自明である。その日本政府が、たとえ政府資金とはいえ、性格も理由も明かさないまま、10億円を拠出するのと引き換えに、「従軍慰安婦」問題を蒸し返すなと一札をとったり、韓国市民が平和の碑として建立した「慰安婦像」(少女の像)の移設を10億円拠出の条件にするかのような合意を、なぜ「問題解決に向けての前進」などと評価できるのか?
韓国国民の76.6%が「誠意を感じない」と受け止める安倍首相の「心からのおわび」なぜ前進なのか? 金で被害者、被害国の国民の口を封じようとする野卑で傲慢な安倍政権の外交が「人間の尊厳」を守り発展させると謳う日本共産党の党是と合致するのか?

今は「戦争法廃止」の一点に注力する時だから、で説明がつくか? 戦争法廃止のための政権構想として提案した「国民連合政府」が掲げる「立憲主義の回復」とは平和だけの問題ではなく、「
国家によって侵害を受け、傷つけられている「個人の尊厳」を回復し、守り、大切にする社会をつくる」ことを目指すものなら、日韓合意を「前進」と評価した談話をそのままにしておいてよいのか? 国会の代表質問で日韓合意が元「慰安婦」の尊厳を回復するものかどうかをなぜ、正面から質さないのか? 私は前記の暗澹たる思いで立ちすくむのではなく、日本社会のこうした光景が何を意味するのかを考え、自分なりの見解を持ちたいと資料を集め、思案しているところである。(醍醐聰のブログ 2016年1月7日

【山中人間話】

今朝の朝日新聞に国谷裕子キャスターのことが載っていた。NHKに深く食い込む川本裕司記者の署名記事。大型企画開発センターは続投を強く求めたという。それでも上層部は契約を更新しないことを押し通したという。上層部ってなんだ。人望が皆無の会長に忠誠を誓う板野という情けない放送総局長の顔が浮かぶ。「クロ現」を支えてきたひとたちの続投を願う気持ちは、変わらなかったことに、救われる思いがするが、とてもかなしい。

Posted by 永田 浩三 on 2016年1月7日

*声明  1991年8月14日、金学順ハルモニが日本軍「慰安婦」犯罪を勇気を持って告白した後、1992年1月8日からはじまった水曜デモが24年の希望の歴史をつなげ今日の第1212回へと至った。日本軍「慰安婦」問題解決のための定期水曜デモ...

Posted by 永原 純 on 2016年1月6日
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