キョウ てんのうせい

【「日の丸・君が代」強制不服従の教員たちの悲しみ】
さて、第190回通常国会が本日開会した。会期は6月1日までの150日間。参院選の日程から、会期の延長はないと言われている。問題は山積だ。が、今日のところの私の関心は、もっぱら共産党議員団が初めて開会式に出席したこと。玉座の天皇を見上げ、他党の議員たちと同様に、おとなしく「(お)ことば」を聞いたという。私は、「日の丸・君が代」強制を受け入れがたいとする教員たちの訴訟を担当している。自らの思想、教員としての良心に忠実であろうとして、不利益を覚悟して起立・斉唱を命じる職務命令に毅然と不服従を貫いている尊敬すべき教員たち。その教員たちにとって、これまでは共産党こそが最も頼りになる支援の政治勢力であった。スジを通す、原則に忠実、けっしてぶれない、その姿勢を貫く共産党であればこそ、躊躇することなく懲戒処分を受けた教員の側に立って都教委を批判してきた。教員たちからの厚い信頼を勝ち得てもきた共産党の「スタンド・バイ・ミー」の姿勢は今後も変わらないのだろうか。一抹の不安なきにしもあらずである。党勢拡大や国民連合政府構想推進のためとする大所高所(Blog「みずき」:すなわち、スタンド・バイ・ミー)に立っての天皇制やナショナリズムへの妥協。残念と言わざるを得ない。憲法公布70周年(11月3日)を迎える今年。情勢は険しくも複雑である。その中での明文改憲をめぐるせめぎ合いは一層熾烈になるものと覚悟しなければならない。(
澤藤統一郎の憲法日記 2016年1月4日

【一枚岩の2つの政党(共産党、公明党)の右傾化が甚だしい】
昨年(2015年)は夏から秋、秋から冬へと季節が進むにつれて暗さを増した年だった。戦争法(安保法)に対する反対論は、衆院での強行採決時にピークに達したが、8月の「
安倍談話」あたりを境に、参院での採決を待たずして法案反対の気運はしぼんで行った。安倍政権は秋の臨時国会を開かなかったが、国民は安倍内閣の支持率上昇でそれに応えた。つまり秋の臨時国会を開かないという政府・与党の怠慢に、国民はあろうことかスタンディングオベーションで応えたようなものだった。結局通常国会が今日(1月4日)に開会されることになった。天皇が臨席する開会式には共産党も出席する。また同党の志位和夫委員長は、昨年末の慰安婦問題に関する日韓合意を「前身と評価」した(『しんぶん赤旗』より)。共産党員や共産党支持者はそれで良いと思っているのだろうか

昨年には、公明党の執行部が、安保法案を「違憲」と断じた
長谷部恭男ら憲法学者に対して、同法案が合憲であるとして「理解を求めた」が、これにも、自らの支持政党が「平和の党」であると思ってきた公明党員や同党支持者には異論はないのだろうかと思った。安保法案反対のデモには一部の創価学会員たちも参加した。しかし、極右の安倍政権にコバンザメのようにくっつく公明党の姿勢は全く変わらなかった。2012年末の第2次安倍内閣発足以来、政治をめぐる言論は、この日本においては全体が大きく右傾したとしか言いようがない。特に一枚岩の2つの政党が大きく右傾した。また、「リベラル・左派」も、「右」への妙な物分かりの良さが目立つようになった。市井のブログやTwitterなどにもこの傾向が見られる。今年は戦争法(安保法)も施行される。戦争が始まり、自衛官に戦死者でも出た日には、戦争法反対論が盛り上がるどころか、逆に「敵」への報復を求める強硬論が声高に叫ばれ、安倍内閣支持率はますます上昇し、既に解釈改憲されている憲法は明文改憲されるのではないかと危惧される。

しかし、安倍政権の政策が格別にうまく行っていたり、今後の成功が期待される決め手があったりするわけでもなんでもない。それは、安倍政権の応援団長格ともいえる読売新聞の
元旦付社説を見てもわかる。(略)この読売の社説を読むと、敵の主張のあまりのしょぼさに拍子抜けする。敵にも勢いは全く感じられない。なぜ敵はこの程度なのに、右傾化の圧力はここまで強く、転向者が後を絶たないのか。国力の衰退と関係あるようには思われるが、打開策は思い浮かばない。誰にも思い浮かばないから今みたいな状態になっているのではないかとも思う。はっきり言って、今年の政治に期待するものは何もない。個として安倍晋三とその政権を否認するのはもちろんだが、それ以上のことを書いて自分自身を納得させることは、今はできない。(きまぐれな日々 2016.01.04

【山中人間話】 

【共産党が天皇制国家に「詫び証文」を入れた歴史的な日付】
大田英昭


2016年1月4日。某「革新」政党が天皇制国家に対して「詫び証文」を入れた日。戦後日本の憲政史上はじめて、国家の支配体制を批判する政党が存在しなくなるという、歴史的な日付である。https://www.youtube.com/watch?v=_ckZGMkroHw

Posted by 大田 英昭 on 2016年1月5日


【政治の「右傾化」を批判しながら天皇を礼賛する「世に倦む日日」の非論理・低劣な認識】(永原純

なんだと、ふむふむと読み進んでいたのに、 >護憲の最後の砦としてわれわれが頼れるのは、両陛下の存在しかないだと!? <今、「新9条」を公然と唱えている売れっ子左翼リベラルは無数にいる。想田和弘、中島岳志、伊勢崎賢治、鈴木耕などマガジ...

Posted by 永原 純 on 2016年1月5日
関連記事
Secret

TrackBackURL
→http://mizukith.blog91.fc2.com/tb.php/1721-c5eb1c42