キョウ オール沖縄会議

Blog「みずき」:共産党の「右傾化」が甚だしい今日、「オール沖縄会議」(しんぶん赤旗)の結成を単純に喜んでばかりもいられません。アリの一言氏が指摘するように「翁長翼賛体制」化、すなわち、「オール沖縄会議」の総右傾化の危険性は大きなものがあるように私も思います。いまの沖縄は、「『保守』の翁長氏で一本化したのだから翁長氏の『保守流』は許容すべき」という事態をはるかに超えた右傾化の事態に立ち至る危険性を私もひしひしと感じます。

【「翼賛議会」の様相も呈し始めている】
今月11日付の沖縄タイムス、琉球新報両紙に、驚くべき記事が載りました。

「県議会、質問権生かさず 与党 時間を大幅短縮」(
沖縄タイムス

「与党県議12人 “県に配慮”質疑短縮」(
琉球新報
(略)翁長知事の与党会派は、宜野湾市長選での自陣営の予定候補応援のため、水面下で申し合わせ、17分しかない質問時間を全員が大幅に削減したというのです。信じ難いことです。「翁長与党会派」とは、日本共産党、社民党、生活の党、社大党、県民ネットです。「ある与党県議は『基地問題など重大局面が続き、(執行部の)負担を考えればやむを得ない』と釈明」(同、琉球新報)したといいます。まさに確信犯です。「一方、別の与党県議は質問権を自ら制限する与党内の空気に『17分の質問は議員に与えられた最大の特権だ。それを自己規制することは、県民の負託に応えていないことになる』と危機感を抱いた」(同、琉球新報)とも報じられています。「与党」の中にも良識ある議員はいるようです。(略)

たんに時間が短かったという問題ではありません。時間を短縮すれば、当然質問内容がカットされます。例えば、10日に一般質問に立った嘉陽宗儀県議(日本共産党)は、事前の質問通告の中から、「高江のヘリパッド建設問題について」「西普天間地区の環境調査の現況と対策について」「泡瀬干潟埋立問題について」の3項目を「取り下げ」ました。いずれも沖縄県政の重大問題であると同時に、翁長氏が態度を明確にしていなかったり(高江ヘリパッド)、「辺野古」と相反して容認している(泡瀬干潟埋立)、いわば翁長氏にとっては突かれると痛い問題です。さらに問題なのは、事前通告からの取り下げだけではありません。沖縄と日本の平和にとってきわめて重大な、石垣、宮古、与那国の八重山諸島への自衛隊配備・強化について、与党会派はだれ1人質問していません。これも翁長氏が、「辺野古新基地」への態度とは裏腹に、賛成・容認している問題です。(略)

「オール沖縄」の名の下に、翁長氏への必要な批判・追及を避け、「全面的に支えていく」(10日、共産党・西銘議員)という姿勢は、沖縄の県政、そして「世論」を一色に染める翼賛化の危険をはらんでいます。その兆候はすでにメディアなどに表れていますが、それが議会にも蔓延し、「翼賛議会」の様相を呈し始めていることを、今回の事態は示しているのではないでしょうか。時あたかも14日、「
オール沖縄会議」が結成されました。「オール沖縄」が持つ「翁長翼賛体制」化の危険を常に凝視しなければなりません。沖縄の「民主・革新」勢力、市民、メディアは、いま、大きな岐路に立っていると言えるでしょう。(アリの一言 2015年12月15日

Blog「みずき」:私という一個のブロガーの評価にすぎませんが、日本の経済学者の冷静なピケティ論はすでに盛田常夫さん(在ブダペスト)の「異常なピケティブームを支える経済学の貧困」という論があります。弊ブログの「今日の言葉」(2015年2月25日付)でも紹介していますのであわせてご参照ください。

【トマ・ピケティ再論】
去年、なぜか大ブームになった
トマ・ピケティ氏だが、以前、彼が社会党の経済政策のブレーンを勤めていたことをご存知だろうか? 社会党が日本で言うところの民主党だということさえ知っていれば、同氏の主張は社会全体が右よりになっているから左に見えるだけで、実際には左向きでも何でもないことは簡単に看破できたものだと思える。現にフランス国内においては当時から彼の著作は批判されていたし、例えば、ル・モンド(月刊版)ではフレデリック・ロルドン経済学教授が「メディアの満場一致の礼賛それ自体がこの著作がまったく無害なものであることを裏返しのかたちで示している」と述べている。そうであるはずなのだが、なぜか日本では文句を言うべき左翼まで(というより主に左翼が)「ピケティすげー!」とはしゃいでいたわけで…日本の知識水準もここまで下がったかと改めて驚き呆れた次第であるが、当時は経済学者でも何でもない筆者が理論的にピケティを批判するだけの武器を持っていなかったので、何もコメントしていなかったと思う。ところが、これまた理由は不明だが最近、法政大学の屋嘉宗彦教授や立教大学の北川和彦名誉教授がピケティ批判を論じ始めており、ブームが過ぎ去った今、冷静にピケティを読み直す意味が出てきたのではないかと感じる。(なお、両氏の評論は『経済』12月号・1月号で読むことが可能だ)(時事解説「ディストピア」2015-12-14

【山中人間話】

 

まだ良識が機能しているフランスと、トランプ人気が衰えないアメリカと、デモクラシーが死につつある日本と……

Posted by 金平 茂紀 on 2015年12月13日
関連記事
Secret

TrackBackURL
→http://mizukith.blog91.fc2.com/tb.php/1688-b5447b7a