キョウ コービン

【ローザ・パークスと市民的不服従の問題】
今日12月1日は、
ローザ・パークスが公営バスの中で白人のために席を空けるようにとの運転手の命令に背いて逮捕された、あの有名な事件が起こった日だそうです。この日だったとは知りませんでした。いま労働党は与党保守党キャメロンが提案するシリア内ISIS空爆への賛否で割れていて、コービンは仕方なく党議拘束をかけない自由投票にすると決めたばかり。投票は明日水曜。いま非常に苦しい状況であろうが、それでもローザ・パークスについてフェイスブックでもツイッターでも言及するコービン。
(略)市民的不服従を論じることは非常に難しくて、大変繊細な論理の扱い方が要求されます。切り詰めて言うと、これをあらかじめ「やってもよい」と言ったら、法律に違反してもよいということになってしまうが、しかし、法律が必ずしも正当でないことは言うまでもない、と説明できるでしょう。合法ではないが正当な抵抗があるとして(あると思いますが)、それをどう位置づけるか。これはデリダ的な問題でもある。正義(正しいこと)がなされねばならないが、それが何であるかを予め規定するならば、正義は法(合法的)と区別が付かなくなってしまう。しかしそれでも正義がなされねばならない。実は『近代政治哲学』でも「抵抗権」という言葉を論じながら、この問題に言及しています(p126-131)。(略)コービンがFBで「我々の歴史は平凡な人々の為す平凡でない事でできているOur history is made by ordinary people doing extraordinary things」と書いてましたが、この「平凡でない事」には巨大な哲学的問題があるのだと思います。この「平凡でないこと」、そしてその一例としての、“合法的でない正当な行為”を哲学的に考察することは、ローザ・パークスのあの振る舞いを具体的に想像してみる際の手助けになるはずであり、また、その手助けになるような哲学的考察がなされるべきだと考えます。(國分功一郎Twitter 2015年12月1日

【今日のイチオシ】
・右も左も空爆に反対する時-キャメロンの戦争とブレアの戦争-
Yahoo!ニュース(ブレイディみかこ) 2015年12月1日

【短信】
・鹿砦社発行の『NO NUKES voice』6号に野間易通批判の記事。しばき隊界隈でなにかが起きている?-「
野間易通Twitter 2015-11-30」より

【山中人間話】

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