斉藤美奈子さんが11日付けの東京新聞の「本音のコラム」に「新9条論」批判のコラムを発表したのは既報のとおりですが、以下のようなものです。


キョウ 斉藤

その斉藤美奈子さんの論に「新9条論」論者の今井一氏がツイッターで反論をしているようです。以下のとおりです。

加藤典洋氏の『敗戦後論』はかつて、その自国中心主義(ネオ・ナショナリズム)を高橋哲哉氏によって批判されました(高橋哲哉「戦後責任論」)。専守防衛に限定して交戦権を容認する「新9条論」(9条二項の改憲)は、そうした「自国中心主義」の系列の一つ...

Posted by 酒井 克明 on 2015年11月11日

加藤典洋氏の『敗戦後論』はかつて、その自国中心主義(ネオ・ナショナリズム)を高橋哲哉氏によって批判されました(高橋哲哉「戦後責任論」)。専守防衛に限定して交戦権を容認する「新9条論」(9条二項の改憲)は、そうした「自国中心主義」の系列の一つ...

Posted by 酒井 克明 on 2015年11月11日

★「新9条論」者の Hajime Imai〈今井 一〉氏 @WarszawaExpress による、斉藤美奈子氏とその賛同者への反論ツイート(連投)。どちらが本当の「リアリスト」だろうか?「斎藤さんの意見に賛同」「さすが」と護憲派の多数...

Posted by 酒井 克明 on 2015年11月12日

私などの「護憲」論者にとっては論争の軍配のゆくえはすでに明らかですが、今井一氏の「反論」のようなものについて何点かコメントしておきます。

Blog「みずき」:今井一氏の論はいつもの論点すり替え論法。 第1。今井氏は「斎藤さんらは9条に則り自衛隊改組、自衛戦争も放棄と明言すべし」と高飛車に言いますが、研究者、法律家の憲法9条解釈は以下のようなもの。

「侵略戦争はしないなどの何らかの平和条項を持つ憲法は数多くありますが、戦力を持たないと明言している点で極めて特徴的な規定です。1項にいう「国際紛争を解決する手段」は、侵略戦争を意味すると解する立場に立ったとしても、2項によって、一切の「戦力」を保持しないと宣言したことによって、自衛のための戦争もできないと解されています。」(法学館憲法研究所

憲法9条のオーソドックスな解釈が上記のようなものである以上、「自衛隊改組」も「自衛戦争放棄」も改めて明言するまでもなく「護憲」の立場に立つ者にとっては自明のことです。明言はとうの昔からなされているのです。

第2。今井氏は「そうは言わず違憲扱いの自衛隊に『戦え』は欺瞞」などとも言いますが、「自衛隊に『戦え』」などとのたまう「護憲」論者はハナからいません。言いがかり以外のなにものでもないでしょう。
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