キョウ 由布院

【共産党が提唱している「国民連合政府」が今ひとつわかりにくい】
憲法違反の戦争(安保)法制が国会で成立させられ、このままでは日本は再び戦争をする国家になろうとしています。自由にものを言えない国、政府の意向ばかりを気にしなければならない暗黒時代が既にそこまで来ています。やたらと「自粛」する傾向が強まっているばかりか、
NHKが籾井会長の下、あからさま政権擁護のために動き始めているからです。そのような中で、早く安倍自民党政権を終わりにしたい、これは多くの国民が望んでいることです。戦争法制だけでなく、TPP問題でもそうです。だからこそ野党には安倍自民党に対抗できるような選挙協力が求められているのです。このような中で共産党が提唱している「国民連合政府」が今ひとつ、わかりにくく困った状態にあります。
当初、志位委員長が民主党の岡田代表に呼び掛けを行ったときは、画期的だと思いました。しかし、「国民連合政府」のイメージが全くわかないのです。(略)安保・自衛隊に関する従来の方針を「凍結」ということの協調は、かつての社会党のように政権入りをしたいのか、つまり大臣のポストを求めているのではないかというようにも見えるわけです。だから不信の目で見られているのではないでしょうか。これには2つの見方があります。民主党内保守派の警戒のように「口では「凍結」とはいいながら、政権入りするための方便で魂胆があるに決まっているだろ」という見方です。もう1つは、従来の支持層からの不信で「凍結」は結局、自分が大臣になりたいがためのもので社会党のように右傾化するのではないかという見方です。志位委員長はどちらでもないとは言うのでしょうが、どちらの「不信」を取り除くのは容易ではありません。果たして来年の参議院選挙に間に合うのでしょうか。(略)

宮城県議会議員選挙では、農協(JA)が共産党候補を支援したというのですから、大きな変化が生まれていることも事実です。また民主党と共産党の選挙協力に多くの期待が持たれているのも事実でしょう。来年の参議院選挙の勝敗は基本的には県単位の1人区によって決まります。ここで野党が分裂してしまっては自民党を利するだけです。共産党が1人区で当選する余地は今のところありません。そういう中で、敢えて1人区で共産党が候補を擁立するのかどうかが問われているわけです。もしかすると衆参同日選挙になるかもしれません。その場合でも同様です。小選挙区の中で共産党が民主党を上回るような選挙区はそれほど多くはありません。このような選挙区での選挙協力を目指すというのであればそれは大いに協議をしてもらいたいところです。それは民主党側にも求められているところです。共産党が、今、目の前の安倍政権に終止符を打ちたいと考えるのであれば「国民連合政府」などといういかめしいものこそ「凍結」した方がよいでしょう。そうしてこそ、宮城県の一地域ではありましたが、JAで起きたような変化(自民党票からの受け皿になること)が全国に広まっていくものと思います。(弁護士 猪野 亨のブログ 2015/10/31

【民主党は共産党よりは安倍政権の方に親近感を抱いている人たちを一掃せよ】
民主党政権ができて鳩山さんの施政方針演説を聞いた(略)とき、ぼくはある種の感銘を受けた。鳩山さんは「宇宙人」とか言われた人だが、その言葉には確かにそれまでになかった清新な理想主義の息吹が感じられた。しかし、その鳩山さんは、沖縄の基地問題について「少なくとも県外に移設」と表明してアメリカの虎の尾を踏んだ。アメリカに追従することが現実的だと考える党内外の「現実主義者」たちに、寄ってたかって引きずり降ろされた。

Blog「みずき」:しかし、鳩山さんはそういう勢力と戦わなかったのではないか。その鳩山氏の軟弱な思想と行動を不問に附しては単なる「鳩山・民主党擁護」論にしかなりません。

対米自立路線を自ら否定した以上、仮に民主党政権が続いていたとしても、辺野古問題への対応はいまの安倍政権と似たり寄ったりにならざるを得なかっただろう。集団自衛権問題についても然り。民主党は自民党との有効な対立軸を自ら投げ捨ててしまったことになる。菅政権の原発事故対応は当時コテンパンに叩かれたが、原子力ムラからの情報に頼らざるを得なかった以上、誰がやっても似たようなものだっただろうと思う。どころか、もし自民党政権だったらもっと多くのことが隠蔽されたに違いないとぼくは確信している。菅さんが事故をきっかけに「脱原発」に舵を切ろうとしたのは本気だった。当時、原発全廃に道筋をつけるため、政策立案を担当していた方にぼくは話を聞いている。だから、それは自信を持って断言できる。だが、それは原子力マネーによって幾重にも組み上げられていた既得権益の虎の尾を踏むことでもあった。「現実主義者」たちは、今度は菅さんを引きずり下ろしにかかった。

Blog「みずき」:ここでも菅さんを美化しすぎています。菅氏は原発再稼働容認論者でもあるのです。

民主党はまたしても自民党との重要な対立軸を自ら投げ捨ててしまったのである。菅さんの後継に野田さんを据えた時点で、ぼくは民主党の人たちの政治センスのなさにほとほと絶望した。野田さんでは自民党とどこが違うのか判らない。自民との対立軸、言い換えれば「理念」を喪失した、所詮は「二流の自民党」である。であれば、選挙で自民党に勝てるはずがない。ぼくには野田政権は自民党に「大政奉還」するためのショートリリーフとしか思えなかった。そして、事実そうなった。「対米自立」と「原発全廃」という二つの「理念」を放棄した時点で、民主党は政権担当能力と存在意義をともに失ってしまったと言っていいのではないか。小沢さんを追い出したことも、ますます独自性を失うことにつながったかもしれない。

Blog「みずき」:この小沢さん評価も買いかぶりすぎです。

いま国民の過半数が原発再稼働に反対し、安保法制に強い疑問を呈している。しかし、旗を自ら投げ棄てた民主党は国民の声の受け皿になれない。それが異様な安倍政権に対する支持率の高さと共産党の躍進につながっているとぼくは思う。ここで気がついて解党的出直しを図らない限り、民主党の未来はないのではないか。日本会議の関係者や、共産党よりは安倍政権の方に親近感を抱いている人たちを一掃して、自民党との有効な「対立軸」を取り戻さない限り、ジリ貧になるばかりだろう。それは現実的な政権交代の可能性が遠のくことを意味しているので、議会制民主主義への絶望を加速することにもなりかねない。(toriiyoshiki Twitter 2015年10月29日

Blog「みずき」:民主党評価については私はtoriiyoshikiさんとは相当に認識を異にしますが、toriiyoshikiさんは「民主党は共産党の提唱する『国民連合政府』構想をもう少し真剣に受けとめよ」という文脈の中で上記の論を展開しています。その限りでという前提をつければtoriiyoshikiさんの主張には説得力があります。というのが私の評価です。ただし、「国民連合政府」構想という枠組みは外した方がよいのではないか。野党間の選挙協力という枠組みの方がわかりやすいし、その分、実現可能性も高くなるだろうという見方においては猪野弁護士の見解に私は賛同します。
 
【山中人間話】

辺野古の新基地建設問題を考える。沖縄の自己決定権を超えて、その決定を覆すほどの強力な根拠が、いったいどこにあるというのか。辺野古のゲートの前に立ち、座るひとびとを、暴力によって排除できる正当性は、いったいどこにあるというのか。ありもしない正当化に加担するのは、わたしを含む本土の人間の絶望的なまでの無関心だ。(最後の一行、「渋谷の喧騒との落差。」を切りました。)

Posted by 永田 浩三 on 2015年10月31日

沖縄に政府が今振るってる暴力に対し、国民マジョリティがやめろ!と声を上げないというのは、かかる不正義・不公正・差別を是認していることに他ならない。みんな生活者であり、政治的社会的問題に声をあげる余裕などどこにもないのかもしれない。そうやって、私たちみんなは全体主義に加担し支える。

Posted by 宮城 康博 on 2015年10月31日
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