キョウ ダム

【私の言葉】(「山中人間話」から)
Blog「みずき」:塩見弁護士の意見は先の10.17に最低賃金の1500円への引き上げを要求する「上げろ最低賃金デモ」を主催した市民団体「AEQUITAS(エキタス)」の「組合の旗を出させない」デモ方針に対する反対意見として述べられているものです。私は塩見弁護士の意見にもちろん賛成です。それにしてもいまの日本社会全体に及ぶ「右傾化」の腐食の深さには震撼の思いを抱かざるをえません。自らを「進歩的」と称するメディア、政党の「自らの右傾化」がいま社会総体をどれほど腐食させているか。その責任の重大さについても私は思わざるをえません。

【放送大学こそが試されているのだ】
現在の政権は、日本が再び戦争をするための体制を整えつつある。平和と自国民を守るのが目的というが、ほとんどの戦争はそういう口実で起きる。1931年の満州事変に始まる戦争もそうだった」「表現の自由を抑圧し情報をコントロールすることは、国民から批判する力を奪う有効な手段だった

簡潔に、ことの本質をズバリとよく言い得ているではないか。まことにそのとおり。心の底から共感する。(略)
本日(10月20日)の毎日新聞社会面トップの記事によれば、放送大学の佐藤康宏客員教授の上述の文章が不適切として、同大学はこの削除を強行した。同教授は、放送大学のこの措置を不当として、客員教授の任期満了を待たずに辞意を表明している。はからずも、「表現の自由を抑圧し情報をコントロール」される立場に立たされたのだ。この事態を「国民から批判する力を奪う」結果にしてはならない。それは、日本が再び戦争をするための体制作りにつながるからだ。(略)

毎日の取材に対して、大学側はこうコメントしている。「学問や表現の自由には十分配慮しなければいけないが、放送大学は一般の大学と違い、放送法を順守する義務がある。試験問題も放送授業と一体のものと考えており、今回は放送法に照らし公平さを欠くと判断して削除した」このコメント、「
平和を守るという口実で戦争がおこされる」というロジックとよく似ていないか。「大学は面倒を恐れて先回りした。そういう自主規制が一番怖い」という批判に応え得ているだろうか。放送大学は、「一般の大学との違い」を強調するのではなく、大学教育を受けようと学窓に集う学生の意欲の等質性をこそ強調すべきではないか。大学と名乗る以上はそれにふさわしい場であろうとの努力を惜しんではならない。大学教育を受けるだけの基礎を持った学生たちである。批判の精神と意欲に欠けるところはあるまい。現政権への批判を学内で圧殺して、大学の名に値する教育と言えるのか。試されているのは、佐藤教授の側ではない。放送大学こそが、試されているのだ。

大学の名に値する研究と教育の場であるのか。学問の自由を有しているのか、学問の自由を制度的に保障する大学の自治を有しているのか。今、放送大学は、佐藤教授の「表現の自由を抑圧し情報をコントロール」に手を染めた。自ら、「国民から批判する力を奪う有効な手段」を行使しているのだ。政権の思惑を忖度して、大学までが追随し萎縮して振り回される時代に危機意識を感じざるを得ない。放送大学の中から、教員や学生の間から、澎湃たる抗議の声が起こることを期待したい。それこそ、時代と切り結ぶ生きた学問の実践ではないか。(
澤藤 統一郎の憲法日記 2015年10月20日

【多国籍企業の利益に奉仕するTPPからすぐに脱退せよ】
キャベツ1玉310円、生サンマ1尾380円! 食欲の秋なのに溜め息が出る。これも天候不順や公海上での乱獲が影響している。農家の人々や漁師さんの苦衷は如何ばかりだろう。そこにTPPとくる。国民には全く秘密にしたまま、交渉を続けての「大筋合意」が、明らかにされるや、日本の農業・水産業を壊滅させ、食料自給に破壊的な影響を及ぼす、恐るべき内容であるのがはっきりした。野菜100種類・水産物340品目にかけている関税が、全て撤廃される。コメ、牛・豚肉、乳製品、麦、砂糖の重要5項目を「聖域の確保を最優先」とする国会決議にも違反して恥じない。まさに売国交渉だ。鰹のタタキやヒラメの縁側、カボチャやブドウのピオーネも、みな外国産に席巻されるのか。加えて日本の「食の安全」が脅かされる。遺伝子組み換え作物や防かび剤を噴霧したオレンジやグレープフルーツ、抗生物質づけになった食肉が、私たちの食卓にドット入ってくる。人の体内で耐性菌が増えて、病気のときに抗生物質が効かなくなる。食品添加物の危険性だって見逃せない。日本の認可は814種類。だが米国は倍の1612種類。タール色素やアルミ化合物が入った輸入食品を知らずに口にする。国民の健康や命にもつながる安全をなげうって、多国籍企業の利益に奉仕するTPPから、すぐに脱退せよ。(
Daily JCJ「今週の風考計」2015年10月18日

【山中人間話】


Blog「みずき」:上記の塩見弁護士の意見は先の10.17に最低賃金の1500円への引き上げを要求する「上げろ最低賃金デモ」を主催した下記のように考える市民団体「AEQUITAS(エキタス)」の「組合の旗を出させない」デモ方針に対する反対意見として述べられているものです。私は塩見弁護士の意見にもちろん賛成です。それにしてもいまの日本社会全体に及ぶ「右傾化」の腐食の深さには震撼の思いを抱かざるをえません。自らを「進歩的」と称するメディア、政党の「自らの右傾化」がいま社会総体をどれほど腐食させているか。その責任の重大さについても私は思わざるをえません。


関連記事
Secret

TrackBackURL
→http://mizukith.blog91.fc2.com/tb.php/1593-aeee99e7