テンキ 初冠雪

【イエスマンの閣僚からなる「アベ心臓」改造内閣という破廉恥】
「神経の図太い人や、恐れを知らず平然としている人のことを「強心臓」というが、安倍首相の場合は違う。もともと神経が細くてデリケートな人が、いつの間にか自分には力があり、強いのだと勘違いしている。そういう心のありようを、これからは「アベ心臓」と呼ぼう。そういう特殊な心臓をもった首相の暴走による「アベコベーション」は、さらなる段階に駆け登ろうとしている。「アベノミクス」こそ、日本を短期間覆った露骨な「SF政治」(催眠政治)として、後世の政治史家が描くことになろう」。これは2年半ほど前に書いた直言「
SF政治(催眠政治)にご用心―「アベノミクス」とTPP」の一節である。
「アベノミクス」を仕込んだ「催眠商法」のような選挙キャンペーンの結果、安倍自民は2013年参院選と2014年衆院選に勝利した。それからまもなく、安保法制のゴリ押しが始まった。どんなに国民が反対しても、法律専門家が一致して批判しても聞く耳をもたず、強引・傲慢な政権運営を続けてきた。そして、9月19日に安保関連法が成立するや、その総括や反省どころか、成立のために尽力した人々への挨拶まわりなど、普通の首相ならやるべきことを一切やらずに山梨でのゴルフに向かった。東京にもどるや、その日のうちに、「アベノミクスの第二ステージ」をぶちあげたのである(「第一ステージ」の総括も反省もなしに)。そして、米国に向かい、金融関係者らに「私にとって最大のチャレンジは経済、経済、経済だ」と叫ぶ一方、国連総会の一般討論演説では、露骨に「金」をちらつかせて国連常任理事国入りをアピールした。さすがに「アベ心臓」である。

10月7日の内閣改造では、「アベノミクス第二ステージ」として、名目GDP(国内総生産)600兆円、希望出生率1.8、介護離職ゼロという「新三本の矢」(三個の的?)を打ち出した(略)。目を輝かせながら、あきれるほど馬鹿馬鹿しい話を、どや顔で語る姿は正視に耐えない。(略)安倍首相は「あらゆる政策を総動員していく」とも言った。「一億総活躍」には、「国家総動員」の臭気と、「進め一億火の玉だ」(大政翼賛会作詩、長妻完至作曲)に出てくる「行くぞ一億どんと行くぞ」の空気が漂う。(略)お飾りの意味での「女性活躍」だの、「一億総活躍」だのは、安倍内閣の趣味の世界である。大臣ポストや「特命事項」を玩具のようにもてあそんでいるとしか思えない。(略)自民党はますます「安倍色(カラー)」に染まり、どこやらの国の政権党によく似てきた。それなりの識見のある政治家たちは沈黙し、「顔の見えない議員」、イエスマンの閣僚からなる国に近づいている。(略)安倍首相の頭は、いま、自分の政権の延命しかないようである。(
水島朝穂「今週の直言」2015年10月12日

米国発「出来レース」批判再説】
トップバッターのNHKは事前通告通りの質問を行い、首相もあらかじめ用意された回答を気持ちよく読んで一問目の質問は無事消化できた。ところが、2人目の質問者となったロイター通信の記者が、最初は通告通りに「アベノミクスの新3本の矢」についての質問をした後、「もう1つ、質問が有ります。あなたはシリアの難民問題で支援を表明したが、なぜ難民を受け入れないのでしょうか?」と予定にはいっていなかった質問と唐突に行ったのだ。言うまでもないが、今回安倍首相が参加した国連総会は、シリアの難民問題が主要な議題だった。難民問題を議論するために開かれた国連総会だったと言っても過言ではない。そして、具体的な議論の内容は、百万人単位で流出しているシリアの難民の受け入れを、どのような形で世界が分担するかだった。しかし、難民問題については安倍首相は会見の冒頭で一方的に日本の資金援助などについて語ったが、日本の難民受け入れについては一言も触れていなかった。ロイターの記者の追加質問は日本の記者クラブの基準では「掟破り」なものだったが、
世界では常識であり、それを聞かないことの方が問題といってもいいほど、ごくごく当たり前の質問だった。

しかし、追加質問が始まった瞬間に、ヘッドフォンで通訳の声に聞き入っていた安倍首相の表情が強張った。一瞬、両眉が吊り上がり、表情に緊張が走ったことが誰の目からも見て取れた。予定外の質問に会見場にざわめきが走ったという。安倍首相はアベノミクスについては用意された答えを無難に読み上げたが、いざ難民問題のくだりになると、いきなり意味不明な話を始めた。「そして、今回の難民に対する対応の問題であります」と切り出した首相は、「人口問題として申し上げれば、我々はいわば移民を受け入れるよりも前にやるべきことがあり、それは女性の活躍であり、あるいは高齢者の活躍であり、そして出生率を上げていくにはまだまだ打つべき手があるということでもあります」などととんでもないことを言い出したのだ。この回答があらかじめ用意された回答でなかったことは明らかだった。われわれが事前通告なしの質問に対する安倍首相の理解のレベル、そして本心を聞くことができた、もしかすると初めての瞬間だった。(
神保哲生(ビデオニュース・ドットコム) 2015年10月10日

【山中人間話】
 
Blog「みずき」:今日の「山中人間話」は「
しかるに日本国家は少なくない民衆も過去を美化し賛美する国家とともに「南京大虐殺のまぼろし」という島の中でしか通用しないリビジョナリズムを翼賛している。」の続きとして記録しています。 

「松川事件」記憶遺産申請へ 団体設立、2017年にも『福島民友新聞』2015年10月11日 1949(昭和24)年に金谷川村(現福島市松川町)で発生、戦後最大の冤罪(えんざい)事件とされる「松川事件」の裁判資料や元被告らの手紙など関係...

Posted by 永原 純 on 2015年10月11日
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