ハナトラノオ
ハナトラノオ
【「抑止」「抑止力」はdeterrenceの本義の意図的な誤訳】
近年(特に米ソ冷戦終結後)、日本では抑止という言葉が無雑作に使われる傾向がある。(略)これらのケースで使われる「抑止」という言葉に共通する意味は、「(略)望まれないもの・こと(略)の発生を抑え止める」ということだ。ところで、「抑止」という言葉は、英語deterrenceの訳語である。中国語では「威懾」という訳語が採用されている。その意味は「威嚇して恐れさせる」ということだ。何故、日中間でこれほどの意味の違いがあるのか。どちらの訳語が原義により近いのか。その点を理解するには、まず英語deterrenceの本当の意味内容を理解する必要がある。その点をハッキリさせることなしには、「抑止」という言葉を軽々しく使うことは避けるべきだろう。(略)大英百科事典でdeterrenceを検索すると、次のように説明されている。(略)以上から、「抑止」という日本語訳がデタランスの本義とかけ離れていること、「威懾」という中国語訳がデタランスの本義を忠実に体していることが分かる。「抑止」というのは明らかな誤訳であることをまず確認しておこう。(略)「抑止」「抑止力」という言葉は、「報復という脅迫」を本質とするデタランスをごまかすために編み出された意図的な訳(誤訳)である。私たちは、政府の作った土俵(「抑止」)に乗せられて議論するのではなく、私たち自身が正しく作る土俵(「デタランス」)に政府を引っ張り上げて、その誤りを厳しく正すのでなければならない。(略)「報復という脅迫」に対して恐れをなして静かになるというのは、およそ平和とは無縁なことは誰でも理解できるはずだ。「抑止」という意図的な誤訳がまかり通る日本語の世界においてのみ、「抑止力が平和をもたらす」という神話もまたまかり通る。デタランスの本義に立ち返って、この神話を打ち破らなければならない。そうしてはじめて、安倍政治の危険性を認識し、安保法制を許してはならないという揺るぎない確信を我がものにすることができると確信する。(
浅井基文のページ 2015.08.29

【山中人間話】
 

<参考> なぜか最初の声明に元男組若頭の憂国我道会の山口祐二郎も賛同している。賛同を拒否すべきだ。http://blogs.yahoo.co.jp/hansutojitsu/55687239.html【声明文】 「私たちはなぜ安...

Posted by 永原 純 on 2015年8月27日


Blog「みずき」注:【山口祐二郎という人物について】山口の履歴は本人ツイッターのプロフィールによれば、「思想家、作家。全日本憂国者連合会議、憂国我道会、高橋組、元男組」。 また、ウィキペディアによれば、「高橋組」「男組」とは、「暴行・傷害などの犯罪を犯しながら「レイシストに合法的手段で『超圧力』をかけ続ける』という方針を取る」団体。野間易通はこの団体を「男組のような団体の暴力性が対抗運動には必要であるとし、運動により多くの暴力的団体が現れるべき」と評価しています。山口は準暴力団組織の元関東連合メンバーのブログに記事を寄稿した件で野間と対立し、男組からも「クビ」になるといういきさつも抱えています。一方、その山口を「クビ」にした野間はいま現に行われている鄭玹汀さんバッシング(誹謗中傷、罵倒)の中心人物です。山口はその野間からさえも批判されるような主張の持ち主であるということになります。永原純さんが山口の上記声明への「賛同を拒否すべきだ」としているのはそうした理由に基づくものだと思われます。私も永原さんの指摘を支持します。
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