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ノウゼンカズラ
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【あなた方がジャーナリストとして目指すものは何なのか?】
安保関連法案は15日の衆議院特別委員会での強行採決に続いて、一昨日、衆議院本会議で可決され参議院に送られた。法案の中身と審議自体にも重大な問題があるが、ここではこの2日間のNHKのニュース番組に登場したNHK政治部記者の解説のあり方を取り上げたい。7月15日のニュース7には政治部の吉川衛記者が、ニュースウオッチ9には同じく政治部の中田晋也記者が登場し、どちらもこの日に与党が安保関連法案の採決に踏み切った理由を解説した。また、7月16日のニュース7には政治部の長内一郎記者が登場し、安保関連法案の今後の審議の見通しについて解説した。これら3人の政治部記者が異口同音に持ち出したのは「60日ルール」だった。(略)与党は60日ルールを余裕を持って使える可能性を「保険」として残しておきたいという狙いから今日の採決になったと、まるで我が事のように政府・与党の思惑を解説してみせた。(略)NHKが今月10日から3日間行った世論調査の集計結果によると、安全保障関連法案をいまの国会で成立させることについて、「賛成」18% (略)「反対」44%(略)これまでの国会審議で議論は、「尽くされたと思う」8% 「尽くされていない」56%(略)で、過半または相対多数の国民は安保関連法案の審議は尽くされていないとみなし、同法案が今国会で成立することを望んでいない。であれば、NHKの報道番組に求められるのは、この先の審議日程に関する政府与党の思惑を解説してみせることではなく、国民が審議を尽くせていないと考えている論点を整理・解明して政府与党、広くは国会議員に提示し、熟議を促すことである。(略)

このようなNHK解説委員、政治部記者の「解説」を目の当たりにすると、こう問いかけずにはいられない。Q1.あなた方が手掛けている「調査・取材」とは何なのか? 政府は出したがらないが、国民に知らせなければならない事実を追求することなのか? それとも政府与党の要人に付きまとい、彼らの腹の内を探る「ぶら下がり取材」なのか?Q2.あなた方がジャーナリストとして目指すものは何なのか? 政治的アジェンダに関する熟議を促すことなのか? それとも「数の力」の赴くところを早や読みして政治的アジェンダの「落としどころ」をかぎ分けることなのか?(「NHK政治部記者に問いたい ~あなた方は安倍政権の スポークスマン に 成り下がったのか?
醍醐聰のブログ 2015年7月18日

【山中人間話】

Blog「みずき」注:toriiyoshikiさんはNHKの現役のETVディレクターです。
安保法案 衆院本会議採決の投票行動「河野太郎(衆院神奈川15区)安保法案に賛成」(東京新聞 2015年7月18日
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