ハナショウブ 
ハナショウブ
【東浩紀氏の詭弁論法について】
朝日新聞2015年5月4日付で、
東浩紀氏の見解、「イデオロギーを超えよ」が掲載されています。東氏の主張の骨子は、次のようなものです。①憲法の提案がイデオロギーの主張とみなされる象徴が憲法9条だ。②憲法9条は現実と折り合っておらず、それに合わせるべきだが、それを言うだけで軍国主義だなと言われる。③このようなイデオロギー対立ではなく、ゼロベースで考えることが必要だ。(略)③については、東氏は「日本に住む外国人をどう扱うか」などをニセコ町に行った経験を交えて語っていますが、はっきりいって、現在の憲法問題からは、全く本質的ではない議論です。今まさに政策として政権与党自民党から「国防軍」の創設を目指す改憲の動きがあり、これに対して、どのように対応するのかが問われているのであって、東氏の主張は典型的なすり替えの議論です。悪質です。まず、現実に合わせて憲法を「改正」しろというのであれば、それ自体、同氏のいうイデオロギーそのものではないですか。

しかし、憲法9条の主張は主に9条を守れという主張に対し、それをイデオロギー的だ、左翼の主張だとして扱き下ろしてきたのが右派勢力であり、軍事大国を目指す勢力です。憲法9条は多くの国民によって支持されてきたではないですか。そのような実態を無視して、東氏は、憲法9条に関する主張をイデオロギーと揶揄しているだけなのです。しかも、重要な点は、東氏がこれまで憲法9条が果たしてきた役割を全く否定してしまっている点です。現実に合わせて「改正」するのであれば憲法の意義の否定そのものだからです。現実が先行してしまっているのが、まさにこの憲法9条と自衛隊の関係です。それはあくまで政治主導で憲法の条項を破ってきたのです。それでも憲法9条があったからこそ、軍事大国化路線が加速度的に進んで来なかったのですが、(略)このような東氏の論法は(略)憲法9条「改正」に反対する勢力に向けられているという点では、支配者が押し進める憲法9条「改正」の援護射撃なのです。東氏は自分が「軍国主義者」と批判される、なんて言っていますが、そのように批判されても仕方がない主張をしているのが東氏です。(
弁護士 猪野亨のブログ2015/05/04

引用者注:このような思想の持ち主の東浩紀氏を「リベラリスト」として評価するこれもまた自らを「リベラル」「左派」と称する一群の人たちがいます。辟易すること、また、むくつけきことにして。この国の「革新」の遠いことを思わずにはいられません。

【山中人間話】
参考:マイク・ホンダ議員は、祖父母が日本出身者の日系三世であるが、日系人なのに安倍政権批判の急先鋒にいるため、その祖父母が本当は日本人ではないのではないか、と日本のネット右翼から疑われている。そんな中、マイク・ホンダ議員のWikipediaの記述が何者かに「祖父母が朝鮮人」と書き換えられ、ネット右翼言論人の作家の百田尚樹氏がtwitterで取り上げたことが話題になっている。(NAVER まとめ 2015年05月05日
引用者注:しかし、ジョン・ダワーは同インタビューの中で「私は現在の天皇陛下の発言に大変感銘を受けました。天皇陛下は戦争と平和についてほんとうに真剣に考えておられる」(8:38~)などと述べて天皇を「平和主義者」「民主主義者」であるかのように礼賛しています。しかし、それがたとえ「象徴」としてであれ「天皇制」と「民主主義」は相容れるものではありません。このことは「人」の上に位して人の平等を説くナンセンスを思い描けば難しい道理ではありません。ジョン・ダワーの「天皇」観、「日本」観を絶対視するのは危険なことです。
関連記事
Secret

TrackBackURL
→http://mizukith.blog91.fc2.com/tb.php/1274-604f87e1