本ブログの「今日の言葉」の2015年2月7日と2月8日の記録です。

ジンチョウゲ

朝日新聞:和歌山県紀の川市の空き地で5日、市立名手小学校5年の森田都史君が殺害された事件で、和歌山県警は7日未明、現場近くに住む無職、中村桜洲容疑者を殺人容疑で逮捕し、発表した。中村容疑者は「私は男の子を殺していない。男の子を見たこともない」と容疑を否認しているという。(略)県警は6日深夜から殺人容疑で中村容疑者の自宅を捜索し、刃物数点を押収した。殺害に使われた凶器がないか詳しく調べる。中村容疑者は、事件直後に現場から立ち去ったという目撃情報の男と顔が似ていたことや、付近の不審者情報などから捜査線上に浮上した。中村容疑者と森田君との関係については、今年1月初めごろ、森田君の兄が自転車で塾に行く途中、事件現場の空き地の前の道路付近で、傘を持った中村容疑者とみられる男に追いかけられたことがあったという。森田君の家の前の道路から、家の様子を見ていたとの情報も把握しているという。時事通信:中村桜洲容疑者は現場のすぐそばに居住していた。仕事に就かず、自宅周辺で竹刀や手おののようなものを素振りする姿が近隣住民に目撃されていた。Yahoo!/毎日新聞:【小5刺殺 目撃証言が決め手】発生当初から容疑者を県警マーク:中村容疑者は丸刈りで、目撃証言とは髪形が違ったが「顔は間違いない」との証言を得たという。(朝日、時事、毎日とも7日付)

引用者注:報道から判断される警察の逮捕の理由は①容疑者が「無職」であること②自宅から刃物数点を押収したこと。事件直後に現場から立ち去ったという目撃情報の男と顔が似ていたこと③付近の不審者情報自宅周辺で竹刀や手おののようなものを素振りする姿が近隣住民に目撃されたこと。⑤被害者の兄が容疑者とみられる男に追いかけられたことがあったことの5つ。⑤を除いて逮捕の理由になるだろうか? 容疑者が「無職」であることなど論外。包丁など刃物のない家庭などまずない。自宅周辺で竹刀のようなものを素振りしてなにが悪い。⑤についても「容疑者とみられる」ということにすぎない。②については目撃証言なるものに矛盾がある。今回も警察の見込み捜査=冤罪の疑いが濃厚のように私には思える。そうでないとしても、逮捕の理由としては根拠が薄弱すぎる。たったこれだけの根拠で人が容易に逮捕されてよいものか? 私には疑問である。
 
・「自粛」という名の妖怪が動き回っている。「イスラム国」の邦人人質事件に、安倍政権がどう対応したのか、問いただす質問や意見に「テロリストを利する」と、議論を封じる動きが蔓延している。報道ステーションで政権を批判した古賀茂明さんらが、糾弾の的になっているのは好例だ。正当な指摘や疑問・批判を述べる言論に対し、「テ ロに屈する」ものと難詰し、「言論封じ」に走る産経新聞や右翼ジャーナリズムは、言論機関の自殺行為だ。NHKの籾井勝人会長は、「従軍慰安婦」番組の制作に関して、「政府のスタンスを見てから」判断すると述べた。安倍政権の「戦後70年談話」を待って、方向を決めるというのは、NHKの自立性・番組制作の自由を否定するものだ。ここにも政権への配慮という名の「自粛」が忍び寄っている。朝日新聞がスクープした福島原発事故をめぐる「吉田調書」の記事取り消しの経緯も同質だ。本来、この記事は捏造でも虚報でもない。なのに、なぜ朝日新聞は記事取り消しと社員の処分を決めたのか。政府の顔を伺っての「自粛」配慮が、透けて見える。こうした動きに「自粛という名の翼賛体制構築*に 抗する言論人、報道人、表現者」たちが、9日の17時~、参議院議員会館B104号室にて、1000名以上の賛同を得て声明を発表し会見を開く。エールを送りたい。(Daily JCJ【今週の風考計】2015/2/8

引用者注*想田和弘さんが叩き台を書いた今回の言論の自由のための声明そのものには賛成です。が、このとりくみの背後にいる今井一という人を私は信用しません。彼は単なる「運動屋」にすぎないというのが私の評価です。たとえば想田さんが「みなさん『賛同者』という位置付け」ですと言っているものを事務局的な役割をになっているとしても賛同者のひとりにすぎない今井氏が越権的に「みなさん賛同者」を「賛同人」と「支持者」に差別化してしまうのは文字どおり差別を生み出しかねない禍根を遺してしまいそうです。「翼賛体制構築に抗する表現者」たちの思想とはそういうものか、が問われています。そういうことでいいのですか? 想田さん。
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