『辺野古移設反対』は言っても『埋め立て承認撤回』を公約に掲げない翁長氏の不可解さ」は、民主党沖縄県連が「辺野古埋め立て承認の『撤回』を翁長氏側が受諾しなかった」ことを理由にして県知事選に喜納昌吉氏を擁立する口実にもなっています。

民主党県連(喜納昌吉代表)は16日、常任幹事会を開き、11月16日投開票の知事選に、独自候補として喜納代表を擁立することを決めた。県連所属の那覇市議は翁長雄志那覇市長への出馬要請に加わっていたが、県連が擁立の条件とする名護市辺野古の埋め立て承認の「撤回」を翁長氏側が受諾しなかったため、支援できないと判断した。(「沖縄タイムス」2014年9月17日

民主党沖縄県連が擁立を決定したという喜納昌吉氏(民主党県連代表)は前回の沖縄県知事選の際に「米軍普天間飛行場の辺野古移設を決めた日米合意を『尊重する』」と理不尽きわまることを公言していた人物です。

21日に民主党の岡田克也幹事長と会談した喜納昌吉県連代表は、米軍普天間飛行場の辺野古移設を決めた日米合意を「尊重する」として、県知事選の独自候補擁立に向けた党本部への譲歩案を提示した。喜納氏らは「『尊重』の部分より、辺野古移設の『レビュー(再検討)』を党本部に認めさせることが真意だ」と理解を求めるが、地元を置き去りにした一部だけの秘密交渉で、政策見直しを推し進めた。日米合意の見直しを求める県議会の全会一致の決議など、県内移設反対が大勢を占める県民世論との溝は大きい。(「琉球新報」2010年10月22日

翁長氏はそういう人からさえ「辺野古埋め立て承認の『撤回』を翁長氏側が受諾しなかった」と批判されているのです。そして、自身の県知事選出馬のための格好の口実にもされているのです。「辺野古移設反対」を公約にする翁長陣営にとって恥ずかしい限りの事態といわなければならないでしょう。
 
翁長氏擁立を決めた保守・革新諸党派は「『辺野古移設反対』は言っても『埋め立て承認撤回』を公約に掲げない翁長氏」の問題をこのまま不問に付してしまうことはできないでしょう。このまま放置しておけば翁長氏への不信は拡がるばかりです。この翁長氏への不信はもちろん県知事選の投票の行方自体にも大きな影響を与えかねませんが、当選した際のその後の翁長氏の県政運営にも大きな障害ともならざるをえないでしょう。なによりも「辺野古移設反対」に関する沖縄県民の拭いきれない不安材料ともなりかねません。
 
昨日述べたことの繰り返しになりますが、「次期沖縄県知事選の告示は10月30日です。それまでにまだ1か月余りあります。翁長現那覇市長を同知事選候補者に推薦した諸団体(特に革新諸団体)は「埋め立て承認撤回」を同県知事選の公約に掲げるよういま全力をあげて翁長氏を説得すべきではないでしょうか(私は翁長氏の保守としての持論の「日米安保体制の必要性」を否定せよと言っているのではありません)。さもないといかに保革の大同団結とはいえ「いつかきた道」をもう一度繰り返すということにもなりかねません」。そういうことになってよいはずがありません。

再度、私の強い懸念を繰り返しておきます。

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