先日のエントリ記事「名古屋市長選、愛知県知事選。そして東京都知事選―ポピュリズム政治にサヨナラするために―」を脱稿した後、あるメーリングリストに私の同拙論と同趣旨ではあるけれども私とは別の観点からのNさんという名古屋市民の方からの同市長選、愛知県知事選の結果についての感想(補足参照)の投稿がありました。ひとりの名古屋市民がどのような思考回路と思想的葛藤を経て同市長選、県知事選の投票にに臨んだのかがよくわかる論攷となっているように私は思ったのですが、拙論とNさんの投稿への反論のつもりでしょうか同メーリングリストに「名古屋市市議会はほんの数ヶ月の任期を縮めるための公費を使っていいのかと言っていた、詭弁です。リコールは私たちの意思を示す物」という名古屋市民のtweet上の発言を紹介する人がいました。

私は同tweet上の発言のちょうどよい反論記事にもなっているのではないかと思い、下記の「Afternoon Cafe」というブログ記事を同発言の反論の反論として逆紹介させていただきました。私は、同ブログ記事の主宰者の秋原葉月さんの論に全面的に賛成するものです。あらたにエントリを起こしてご紹介させていただこうと思います。

また、私は、同ブログ記事主宰者の秋原葉月さんに次のようなコメントを送信しました。

秋原さんの今日付けの記事「名古屋市議選が大政翼賛会作りの第一歩とならぬよう」を拝読させていただきました。まったく同感です。/私としては「大政翼賛会作りの第二歩とならぬよう」都知事選で石原と東国原を(出馬するとして)なんとか蹴落としたいと思っているのですが、なかなか・・・/でも、一発大逆転を期待しています。なんとか・・・

以下、Afternoon Cafe(2011年2月10日付)からの転載(抜粋)。

地方自治体の長が率先して議会のリコール運動を行うということは、憲法が定めた「二元制」構造を真っ向から否定し、議会制そのものを否定するということです。住民が主体となって起こす本来のリコール運動とは全く意味合いが違います。
ファシズムとは「議会制民主主義の否定」ですから、河村氏のやったリコール運動はまさにファシズムそのものなのです。
前の記事で、河村氏の手法は小泉的でもファシズムでもないと擁護した天木直人氏の残念なエントリーを紹介しましたが、天木氏はこのことを理解していらっしゃらないのでしょうか?

案の定、河村市長はさっそく大政翼賛会作りに乗り出しました。
長と対等な存在として長を監視する存在であるはずの議会を、自分の支配下に納めようとしています。しかも、市議選の応援を市長としての公務時間内に行う、民意が求める減税を否決する議会を変えることも公務だと公言してはばかりません。

これは、先だってのリコールに続いて再度議会制民主主義を否定するとんでもない発言です。
市長としての立場と私的会派である「減税日本」としての立場は、厳に区別されねばなりません。双方の立場を混同して「議会を事実上市長が掌握することは市長の公務だ」と言ってのけるのは、議会の対等性独立性の否定・議会制民主主義の否定を、名古屋市長として公式に宣言しているも同然です。
注:全文は上記ブログ記事をお読みください。

補足:ある名古屋市民の同市長選、愛知県知事選結果についての感想(転載)

みなさま、こんばんは。
N de 名古屋です。

愛知県知事選は、地元では事前に、「大村優勢、重徳(自民)・御園(民主・社民・国民)・薬師寺(みんな)が追い、土井(共産)は苦戦」と報道されていました。ですが、私はここまで差がつくとは思っていませんでしたので、大村が有効得票の50.0%、河村にいたっては69.8%という票数を見て唖然といたしました。
住民投票についても同様で、解散のほうが多いという予想はされていましたが、せいぜい誤差の範囲内であろうと思っておりましたので、73%の賛成には驚きました。

名古屋市長選については、河村たかしは住基ネット離脱以外は全く支持しておりません。しかしそれでも、あのキャラクターは人気が出るだろうというのはわかります。
宮崎の東国原が、いかに政策に問題があろうと、宮崎の特に観光産業にとっては貴重な人物であったのと同様、正しいことではありませんが「名古屋名物」ということで、人気が出るというのはわかります。
もっとも、「自社公民対共産」とか「みんなの党対幸福実現党の一騎打ち」(こないだの衆院選で、こういう投票しようのない選挙区が実際にありました)でもないのですから、有効投票の70%は異常です。

もっとわからないのが愛知県知事選です。私は土井候補に投票しました。ほかの候補も、若さの重徳、真面目な人柄が伝わってくる御園、女性で見た目もいい薬師寺、と、特徴はあります。しかし、大村だけはどうしてもなにがいいのかわかりません。「本人自ら来ました」と選挙カーから恩着せがましく言う候補はいるそうですが、選挙期間中に私は、大村の選挙カーが「本人の声で----す!」とテープを流しながら走っていくのとすれ違いました。「本人が来ました」の上を行きます。またその調子も「がんばってまーーーーーす!」とか、非常に軽い口調でした。軽薄の一言につきます。
こんな人物でも河村と組みさえすれば当選してしまうとは、あきれます。今後最低4年間は、愛知県政が思いやられます。東京都政のようにならなければよいと思います。
現在愛知県議会は共産党の議席がありませんが、4月の統一地方選では与党から煙たがられる議席を取ってもらわないといけないと思うのですが、大村派が県議候補も大量に擁立するようで、議席が予想できません。

なお私は普段は社民党に投票していますが、知事選では共産党系の土井(社民党は民主・国民と一緒に御園推薦)、名古屋市長選はやはり共産党系の八田(社民党は民主・国民・自民の一部とともに石田推薦)に投票しました。
ただ、河村や自民よりはましだと、御園や石田に投票しようと思わなかったわけではありません。考えた結果、共産党にしただけです。社民党が民主党候補を推薦するのではなく単独で候補者を擁立していたり、共同推薦でも社民党員だったら共産党には投票しなかったでしょう。

社民党の民主党寄りには、嘆かわしいものがあります。『社会新報』の見出しを拾ってみますと、「成年扶養控除廃止は筋違い」「辺野古移設 負担軽減と沖縄県民思わず」「年金財源と消費税短絡させるな」などと、民主党政権に批判的ですが、なぜか小沢氏のことになると遠慮がちです。
佐高信氏(党員ではないみたいです)には「小沢一郎よ、パンツをはけ」(最低限の羞恥心は持てという意味)という名言があります。非常に下品ではありますが…
その佐高氏が、民主党代表選のときに小沢一郎をほめている発言が新聞に載ったときはわが目を疑いました。


N(名古屋)
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