キョウ ながつき3

Blog「みずき」:今日から中国南部の福建省アモイで中国やロシア、インドなど新興5か国でつくるBRICSの首脳会議が開かれる。会議では中国の習近平とロシアのプーチンの個別会談も開かれる予定で北朝鮮問題について協議する。中国では来月18日に指導部メンバーの大幅な交代を伴う5年に1度の共産党大会が開かれるが、習近平としては今回の会議で成果を挙げ、人事をめぐる党内の駆け引きを有利に進めたい思惑があると見られるという。

それにつけても、一昨々日には米国と日本の2大ファナティスト(クレージーともいう)の大統領と首相が2日連続で電話協議をしてなにやらを謀議した。ファナティストはトランプやアベだけではない。プーチンも習近平もその姑息さで詭略を調して権力を必守している点ではトランプやアベに劣らない。いや、知略という点では優に勝るだろう。世界を見渡してもかつてのマルキスト、リベラリストの多くはポピュリストに変質した。いま、世界は、ファナティストとポピュリストによって調略されている。むろん、それを許しているの...は大衆なる市民だ。一方で、ひそかに、かつ、つつましやかに生きようとすることすらかなわない少衆なる大衆がいる。少衆の絶望の底からの吐息が聴こえる。私は戦後のデカダンスの風景を想起する。そこには安吾がいた。石川淳もいた。安部公房がいた。太宰も井伏鱒二もいた。みんな必死で戦後という時代の暗中を手探りしていた。それがあの時代の文学のデカダンスの正味の正体であった。「堕ちる道を堕ちきることによって、自分自身を発見し、救わなければならない」(「堕落論」)と安吾は言っていた。


【山中人間話目次】
・世界を見渡してもかつてのマルキスト、リベラリストの多くはポピュリストに変質した。「堕ちる道を堕ちきることによって、自分自身を発見し、救わなければならない」(「堕落論」)と安吾は言っていた。
・関東大震災当時の文学者たちほどに私たちの中に批判精神はあるのか。甚だ疑問だ――芥川龍之介ら文豪たちが記録した関東大震災朝鮮人虐殺
・加藤哲郎さん(元一橋大学教授)の2017年9月1日付ネチズン・カレッジ。「ヒトラー容認の国と見られる日本の軍事化・ファシズム化の現在!」
・国民」はいつも政府(権力)の恣意によって翻弄される――政府統計から消される「自主」避難者 醍醐聰のブログ 2017年8月30日