キョウ ぶんがくほうこくかい

Blog「みずき」:昨日のNHKニュースに「北朝鮮が弾道ミサイルの発射を繰り返す中、アメリカ国防総省は最新の迎撃ミサイルシステム、THAADの迎撃実験を実施し、迎撃に成功したと発表しました」というものがあった。米国のTHAADの迎撃実験の成功を祝福するかのような報道である。その伝で言うならば、「米韓が北朝鮮を標的にした合同軍事演習を繰り返す中、北朝鮮は弾道ミサイルの発射実験を実施し、発射に成功したと発表しました」とも報道すべきではないのか。日本のメディアのゆえのない北朝鮮バッシングがかえって朝鮮半島の緊張と脅威をつくりだしている。

かつて辺見庸は次のように言った。「状況の危機は、言語の堕落からはじまるのです。丸山真男は『知識人の転向は、新聞記者、ジャーナリストの転向からはじまる』と書き、歴史が岐路にさしかかったとき、ジャーナリズムの言説がまずはじめにおかしくなると警告しました。この言葉は一九五六年のものですが、言語の堕落、言説の劣化、ジャーナリズムの変節は、いまのほうがよほどひどいし...、それらが全体として状況の危機を導いている」( 『単独発言―私はブッシュの敵である』 2001年)。メディアが率先して戦前化しているのだ。

そのニュースの中には次のようなさわりもあった。「アメリカ国防総省は、韓国に配備したTHAADを早期に本格運用することを目指していて、これまで慎重な姿勢だった韓国のムン政権も一転して本格運用を急ぐ姿勢を示しています」、と。文在寅をいたずらに評価することも危険だ。


【山中人間話目次】
・「状況の危機は、言語の堕落から始まる」ということについて
・阿部治平さん(青海省青海師範大学講師など歴任)の「中国世論は北朝鮮をどうみているか、それは中共中央とどう違うか」という論を私は信頼する
・都労委はなぜ「新聞紙2ページの大きさの白紙」に「楷書で明瞭に墨書」と細かくフォーマットを指定してまで謝罪文を「会社内の従業員の見やすい場所に、10日間提示しなければならない」と凸版印刷側に命じたのか? 
・アメリカ連邦議会の上院は28日未明、オバマケアの骨格を残したままその一部を限定的に廃止する法案を51対49の僅差で否決したという。トランプが重要政策に掲げてきたオバマケアの廃止は絶望的になった
・安倍政権が何事かで窮地に立つと、隣国から核実験やミサイル発射のニュースが届き「自衛・安全・安心」を求める「世論」が安倍を盛り立てる、と解釈したくなるような構造がある
・最近の共産党・市民団体の右傾化スケッチ(9)(小景編)――「世に倦む日日」氏の共産党批判
キョウ それんほうかい

夏バテその他のためブログを更新するまでの体力の余力がありませんでした。この10日間ほどの「今日の言葉」をテーマ別に7回に整理、分載して記録として載せておきます。

Blog「みずき」:「1991年暮、「擬制」社会主義=ソ連体制は崩壊した。それ以降から現在に至る4半世紀の間、革命の理想主義や夢が潰え、今ある現実の上に居直る態度が社会に目立つようになった。」(太田昌国FB 2017年7月28日)

まさにいま私たちは「今ある現実の上に居直る態度が目立つ」「理想主義が無残な敗北を喫した現在の思想的な瘦せ地の上で」生きている。私は大道寺将司の死は「理想主義の無残な敗北」の象徴だと思っている。私はむろん「今ある現実の上に居直る態度」(日本共産党よ。お前にも言っているのだぞ)に与みはしない。いや、軽蔑する。軽蔑して生きる。それが私の闘い方だ。

『1917年ロシア社会主義革命の勝利以降「ソ連幻想」「共産党幻想」が長いこと、けっこう広範な人びとの心を呪縛してきた。その「幻想」は、1950年代後半以降、「粛清」「強制収容所」「統制」「査問」などの現実を通して、次第に崩れ始めた。代わって...、それらの現実をもたらした「スターリン主義」の克服を目指す新左翼が、日本でも、世界の他の地域でも、人びとの心を捉え始めた。だが、日本における「暗転」は、新左翼の登場から早くも15年足らずでやってきた。1970年以降の、凄惨な内ゲバ、連合赤軍の同志殺し、大道寺も担った三菱重工ビル爆破に伴う多数の死者と重軽傷者の発生――新左翼運動に対する共感は、一気に潮を引き始めた。「革命」とは常に「不条理な死」を、それも指導部とは対極の場にいる者の「死」をもたらすものなのか、という絶望感が多くの人びとの心に沁み込んだ。大道寺は、その事態を招く一端を担ったことへの悔恨と共に、74年8月30日の三菱爆破以降の日々を生きた。それは、43年間に及んだ。』

『社会的な正義を希求する行動が、なぜその理念を裏切る「背理」を生み出すのか。それでもなお希望はどこにあるのか――私たちが引き継がなければならない巨きな課題を遺して、大道寺将司は逝った。』


【山中人間話目次】
・1991年暮、「擬制」社会主義=ソ連体制は崩壊した。それ以降から現在に至る4半世紀の間、革命の理想主義や夢が潰え、今ある現実の上に居直る態度が社会に目立つようになった
・醍醐聰さん(東大名誉教授)らNHK「クローズアップ現代」(『6月19日放送)視聴者有志のNHK政治部・原聖樹記者宛て質問書
・ドナルド・トランプが25日のツイッターでジェフ・セッションズ司法長官を「とても弱腰」と改めて批判しているという
・辺見庸が久しぶりにブログを再開しました。これも私にとっては朗報です
・内野光子さん(歌人、短歌評論家)の「アンジェイ・ワイダの遺作『残像』を見て~ワイダと画家からのメッセージ」という秀逸な映画『残像』の紹介と批評
・昨年、熊本大地震に見舞われた阿蘇神社(熊本県阿蘇市一の宮)で古式ゆかしい五穀豊穣を祈る「おんだ祭り」があったという
キョウ なかむらてつ

Blog「みずき」:高世仁さん(ジャーナリスト)の中村哲医師讃歌。

個人礼賛はもとより私は好きではない。というよりも、個人礼賛はとんでもない誤りを惹起する。その可能性の方が大きい、と私は思っています。スターリン礼賛しかり、毛沢東礼賛しかりです。しかし、高世仁さんの中村哲医師讃歌は気持ちのよいものです。高世さんの中村哲さんに対する敬愛の念が自然と溢れています。中村医師と私を比較するつもりはもちろん毛頭ありませんが、中村さんも私も出自は筑豊の場末の町若松、ごんぞうのせがれです。私も中村医師に共感するところ大です。また、中村さんがアフガンのクナール川の石堰の模範にしたという山田堰は私の妻のふるさとの隣町にあります。


【山中人間話目次】
・個人礼賛はもとより私は好きではないが高世仁さん(ジャーナリスト)の中村哲医師讃歌は中村哲さんに対する敬愛の念が自然と溢れています
・金平茂紀さんは現役のジャーナリストの中では私のもっとも評価する記者のひとりです。私が嫌いなのは彼のFBにやたらに「いいね」する有象無象のやからです
・内海信彦さん(画家、早大「ドロップアウト塾」主宰)の沖縄東村高江訪問記
・太田昌国さん(評論家、編集者)の「1997年(すなわち、永山則夫の刑死)は、私たちの「現在」と深く繋がっている」という論考
・中野重治の天皇、天皇制批判に対する志賀直哉の反論と限界
・毎日新聞に掲載されている和泉洋人首相補佐官の写真はおのれの地獄行きをなにかしら察知しているようにも見える。宮仕えするものの哀れさをしみじみと感じさせる写真だ
・イラク、モスル市民4万人死亡か ISによる人間の盾で被害甚大 - 共同通信 47NEWS
・衝撃的なアルジャジーラのモスル解放報道 ₋ 坂井定雄(龍谷大学名誉教授、元共同通信ベイルート特派員)
キョウ なかそね4

夏バテその他のためブログを更新するまでの体力の余力がありませんでした。この10日間ほどの「今日の言葉」をテーマ別に7回に整理、分載して記録として載せておきます。

Blog「みずき」:翁長雄志沖縄県知事は昨日の24日、那覇地裁に対し、安倍政権が強行する辺野古埋立工事の「岩礁破砕差し止め訴訟」を提起したが、元裁判官の仲宗根勇さん(うるま市島ぐるみ会議共同代表)は同訴訟提起について「適時適切な訴訟とは思えない」と明確に否定している。

その否定の理由については仲宗根さん自身が共同代表を務めるうるま市島ぐるみ会議の「前知事の辺野古埋立承認行為の即時撤回を求める要請書」に詳しいが、今回は次便で鬼原悟さん(「 アリの一言」ブログ主宰者)の「『岩礁破砕差し止め訴訟』は有害無益。その4つの理由」(2017年07月25日)という論をとりあげることにする。

目を凝らして仲宗根さんたち、そして、鬼原さんの問題提起を読んでいただきたい。「この訴訟は『撤回』棚上げのためのアリバイづくり」(鬼原悟さん)にほか...ならないというのは私の見方でもある。


【山中人間話目次】
・1年前の警告どおり事態が進んでしまった怒りと悲しみ!――埋め立て承認撤回要請書再掲載
・翁長雄志沖縄県知事の辺野古埋立工事の「岩礁破砕差し止め訴訟」の提起は「適時適切な訴訟とは思えない」という元裁判官でうるま市島ぐるみ会議共同代表の仲宗根勇さんの問題提起
・鬼原悟さん(「 アリの一言」ブログ主宰者)の「『岩礁破砕差し止め訴訟』は有害無益。その4つの理由」(2017年07月25日)という道理ある論
・故大田昌秀さん(元沖縄県知事)に送る(1)――7月25日 うるま市島ぐるみ会議3度目の撤回要請
・故大田昌秀さん(元沖縄県知事)に送る(2)――1952年第1回立法院議員総選挙で最高得票数で当選した瀬長亀次郎は、選挙後の琉球政府創立式典でアメリカへの忠誠宣誓を拒否し、ただひとり起立しなかった
・こういう闘いも続いています――マティ・ヘイズさん(67)=那覇出身=は人権擁護運動の遺産を引き継ぐべく、差別法が撤廃されるまで存在した黒人専用学校の歴史を伝える活動をしている
・沖縄ではこういう地道な取り組みも続けられています――反戦地主らが追及 普天間公開審理
キョウ あべちへい 

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Blog「みずき」:阿部治平さん(青海省青海師範大学講師など歴任)の中国共産党中央の「自由があってこそ創造があるのだ」という北京大学教授張維迎主張批判への反批判。

阿部治平さんは言う。

『中国では一党独裁を非難したり、資本の利益制限を主張したりするものは反マルクス主義的であり反革命である。権力と富とが特定階層に集中する現体制を正当化し、国家独占資本主義のゆがんだ市場経済を擁護するイデオロギーこそがマルクス主義である。』

『私が知るかぎり、(民主主義的な主張を抑えつける)力づくではない方法もある。中国で生活していたとき、私が接した学生のほとんどはマルクス主義の初歩の教条を知らなかった。「中学高校でいやになるほど暗記させられたから、もうマルクスはいやだ」というのがその答えだった。若者がマルクスを忘却の彼方の追いやることは、中共指導者にとってはたいへんに都合のよいことである。中国の現状をマルクス経済学の教条に...照らして、「中国では資本による労働の搾取があるのか」とか、「中国富裕層のあの巨万の富はどこから来たか」などと若者に言いだされては困るのである』、と。


【山中人間話目次】
・阿部治平さん(青海省青海師範大学講師など歴任)の中国共産党中央の「自由があってこそ創造があるのだ」という北京大学教授張維迎主張批判への反批判
・ZEDさん(「Super Games Work Shop Entertainment」ブログ主宰者)の紹介する韓国の作家、金甲洙氏の文在寅大統領評価
・最近の共産党・市民団体の右傾化スケッチ(4)(小景編)――もちろん中野晃一・永田浩三両氏は小林よしのりを支持する
・最近の共産党・市民団体の右傾化スケッチ(5)(小景編)――山口二郎の退嬰
・最近の共産党・市民団体の右傾化スケッチ(6)(小景編)――半田滋東京新聞記者(編集委員)の右傾化体質について
・最近の共産党・市民団体の右傾化スケッチ(7)(小景編)――『永続敗戦論』で華々しくデビューした白井聡批判
・最近の共産党・市民団体の右傾化スケッチ(8)(中国・小景編)――『天安門事件で戦車の前に立ちはだかったあの男性は北京の刑務所にいた
キョウ きょうさんとう23
「小池与党」を標榜する共産党東京都議団
徳留道信都議(元衆院選東京11区共産党公認候補)

Blog「みずき」:岩月浩二さん(弁護士)の小池百合子批判はまっとうです。岩月さんがシェアしているこの「赤旗」の記事もまっとうというべきですが、共産党は今年の年頭時点では「小池与党」宣言をしていました。同党は自らの年頭の「小池与党」宣言の誤りを認めなければ(それこそ「撤回」しなければ)その論に説得力はありません。

『ユリコの目的は最初から外資にTokyoを売り払うこと。利権に巣食う旧勢力を追い落とすための策略に豊洲問題を使った。
中卸業者の莫大な損害をどう償うのか。』(岩月浩二FB 2017年7月22日)


【山中人間話目次】
・岩月浩二さん(弁護士)の小池百合子批判はまっとうです。「赤旗」の小池批判もまっとうというべきですが、年頭の「小池与党」宣言の誤りを認めなければその論に説得力はありません
・稲田朋美の日報隠蔽を「トカゲの尻尾切り」に終わらせてはならない。私たちがいま喫緊の課題とするべきは「稲田降ろし」「安倍降ろし」以外のなにものでもないでしょう
・寸鉄人を刺す。『そしてだれもいなくなった』(内藤正典Twitter 2017年7月27日)―― 民進 蓮舫代表 記者会見で辞任を表明
・蓮舫と稲田朋美がダブル辞任したというのだが、どうでもよいことだ。見えるのは利害と打算と保身と駄弁。もちろん、そこに「恥」の観念があるわけでもない。打つのであればそこを打て
・防衛省幹部は稲田大臣を完全に突き放している。「稲田大臣了承」の報道について「陸自がリークした」(時事通信 2017年7月20日)という見方があるが、あり得る話である。
・一方は議事録を残しているのに、一方は破棄していて、しかも破棄した方が相手の議事録を不正確だという。こんなふざけた話あるか?
・毎日新聞が22、23両日に実施した全国世論調査で安倍内閣支持率は6月の前回調査から10ポイント減の26%、不支持率は同12ポイント増の56%

キョウ ちょうせんがっこう 

夏バテその他のためブログを更新するまでの体力の余力がありませんでした。この10日間ほどの「今日の言葉」をテーマ別に7回に整理、分載して記録として載せておきます。

Blog「みずき」:澤藤統一郎さん(弁護士)の昨日付けの「大阪地裁、朝鮮学校への差別行政を糺す!」という論には基本的に同意するものですが、同論中の澤藤さんの以下の認識には賛成できません。澤藤さんは次のように書いています。

「高校の授業料の無償化(就学支援金支給)制度は2010年、民主党政権時代に導入された。この制度から、朝鮮学校だけを対象から外したのが、第2次安倍政権。ブラジル学校、中華学校、韓国学校、インターナショナルスクールなど、39校の外国人学校が文部科学大臣の指定を受けているが、朝鮮学校10校だけが除外されているという。「拉致問題の進展がない」「朝鮮総連との密接な関係から国民の理解を得られない」ことを理由とするもの。高校生に何の責任もないこと。この制度で、外国人学校が無償化(就学支援金支給)の対象となるには文部科学大臣の指定を受ける必要があり、すべての朝鮮学校がその申請をしたが、2013年2月に申請拒否の処分となった。」

たしかに2013年2月20日に直接に朝鮮学校を「高校無償化」の対象から除外する省令を公布・施行したのはときの自民党・安倍政権の下村博文文科.相ですが、ときの民主党政権の菅首相がそれ以前の2010年の段階ですでに朝鮮学校への高校無償化適用手続きの停止の指示を出していました。したがって、正確に言うのであれば、2010年に高校授業料の無償化制度を導入したのは民主党政権であるが、同時にこの制度から朝鮮学校だけを対象から外そうとしたのも民主党政権であると言うべきでしょう。

朝鮮学校への高校無償化適用手続き停止、菅首相「私から指示した」 ₋ Blog「みずき」 2010.11.25
続・朝鮮学校への高校無償化適用手続き停止、菅首相「私から指示した」 ₋ Blog「みずき」 2010.11.26

澤藤統一郎さんの論にはこの点がすっぽりと抜け落ちているのです。澤藤さんの論は当時の民主党政権の取り返しのつかない許されざる失政を免罪し、同政党とそれに連なる現政党の民進党を擁護する論となるほかありません。それもこれも澤藤さんが政権奪取第一主義で、理念などあってもない、すなわち、お飾りの理念の持ち合わせしかない「野党共闘路線」にいまだにとらわれているところからくる理念上、認識上の根底的な誤りとみなされるべきものです。

私は上記の25日付の記事に以下のように記しておきました。

「怒り心頭に達する。

私は、民主党・菅内閣は菅氏が「辺野古回帰」の日米合意を踏襲する考えを民主党代表選の前日に早々と表明したときからまったく期待していませんが、それにしても朝鮮学校への高校無償化適用手続きの停止を菅首相自らが「指示した」とは驚き呆れて言葉も出ません。もはや彼を市民運動出身のリベラリストと評価することは金輪際できません。菅という男は思想のない、理念のない、単に世俗的な出世欲が強いだけのきわめて低俗な男でありました。そのことがはっきりしました。

今回の北朝鮮の韓国への砲撃事件と朝鮮学校への高校無償化適用の問題はまったく次元の異なる問題です。比較しようもない人間の尊厳、人間固有としての教育を受ける権利の問題と唯物的、没人間的な政治情勢、国家統治の問題とをリンクさせるという甚だしき非理性。理念の不在。思想の貧困。もはや彼、及び菅内閣に何を期待することもできないでしょう。菅内閣、民主党の終焉はすぐそこにあります。」

そして、事態はそのとおりになりました。


【山中人間話目次】
・澤藤統一郎さん(弁護士)の「大阪地裁、朝鮮学校への差別行政を糺す!」という論には認識の誤りがある。その点について私は反対する
・鬼原悟さん(「アリの一言」ブログ主宰者)の朝鮮学校元教員の北朝鮮のミサイル発射のニュースに関する「また学校が批判される。もう撃たないでほしい」という悲痛な声への反論
・私たちは浅井基文さん(元外交官)の「核兵器禁止条約ー核デタランスの「虚」と「実」」という論に学ぶべきではないか
・差別助長する「朝鮮学校無償化除外」の不当判決 - 鬼原悟「アリの一言」 2017年07月20日
・朝鮮学校の高校無償化除外は「適法」 広島地裁 初の判決 2017年7月19日
・裁判勝訴後の裁判所玄関前のビデオを見ました。この歓声には私も泣けました。「行政の差別を司法が糾す!」という旗(のぼり)の言葉も眩しい
・朝鮮学校への適用命じる=高校無償化除外は「違法」-大阪地裁。朗報よ続け
キョウ れんごう2

夏バテその他のためブログを更新するまでの体力の余力がありませんでした。この10日間ほどの「今日の言葉」をテーマ別に7回に整理、分載して記録として載せておきます。

Blog「みずき」:昨日の夜、日本最大の労働組合の中央組織で、「労働者の代表」を自任する連合本部前(東京都千代田区)で労働者のデモがあったという。100人ほどの規模のデモだったが、参加者の多くはツイッターでデモの開催を知り、仕事帰りに集まったという。ある50代の都内の清掃作業員、「労働者に囲まれ、デモまでされる労働組合とは一体何なのか。恥だと思ってほしい」。別のやはり50代の会社員男性、「連合の一部の幹部だけが勝手に政府と交渉し、話を進めているように見える。一般の組合員は納得していないのではないか」。「年収1075万円以上」などが条件となる高プロの適用対象となる働き手はごくわずかだが、デモの呼びかけ人の一人は「年収要件などはすぐに緩和されて対象が広がる」と懸念を表明。

「労働者に囲まれ、デモまでされる労働組合とは一体何なのか」。まさにそのとおりだと思う。連合が「労働者の代表」ではないことはとうの昔からわかっていたことだが、いま改めて多くの労働者がそのことに気がつき始めている。どうにも追い詰められている生活苦の実感がおそらく労働者、すなわち人々をこのような行動に駆り立てている。そこに私は一縷の希望を見出す。


【山中人間話目次】
・「労働者の代表」を自任する連合本部前(東京都千代田区)で労働者のデモ――労働者に囲まれ、デモまでされる労働組合とはいったい何なのか
・連合は地方組織や傘下の産別などから反対意見が相次いだため27日にも合意する方向で調整していた政労使会談の開催も流動的になったという
・以下の事例はこれまで連合がいかにまっとうでなかったかを示してあまりあります。何度も言うようですが、私は、連合を労働組合とは認めません
・ひとまずは連合はいまだ労働組合であることが証明された格好ですが、労働組合性を失った連合執行部がこのまま引き下がるとは思えません――連合「残業代ゼロ」容認撤回へ
・早稲田大学の非常勤講師の闘争から見えたのは、多くの大学から悲鳴があがる暗い未来だった ――ここにもこの30年来の連合の「闘ってこなかった『闘い』」の負の遺産がある
・NYで軍艦島の広告 日本の強制徴用を世界に訴える=韓国人教授 聯合ニュース
キョウ きょうさんとう25

Blog「みずき」:私のかつての(といっても、いまも正式にはやめているわけではありません)メーリングリスト仲間で歌人の大津留公彦さんが「以下の歌5首が今日(7・19)付けの赤旗日刊紙9面の文化欄にに掲載されました。お読み下さい。」というメールを本日づけで発信しています。私は大津留さんの短歌の評価はともかくとして良心的な共産党員らしい彼にはぜひ言っておかなければならないことがあると思って以下の返信を認めました。

大津留さん、お久しぶりです。お久しぶりではあるのですが、私としては大切なことだと思いますので大津留さんにとっては気に染まないことかもしれませんがひとこと述べさせていただきます。

私がここで述べようとすることは大津留さんの短歌自体の評価ではありません。その短歌掲載媒体の赤旗歌壇の右傾化の問題についてです。大津留さんは宮中歌会始の選者のひとりの今野寿美が一昨年の12月に共産党(中央執行部)及び赤旗編集局の意向によって赤旗歌壇の選者に抜擢されたことはご存知ですよね。現在の党綱領(2004年改定)においても「天皇制の存続を認めた天皇条項は、民主主義の徹底に逆行する弱点を残したもの」と規定されている「民主主義の徹底に逆行する」存在としての宮中の歌会始の選者をしていた歌人を赤旗歌壇の選者に抜擢するというのは私としてはどう見ても綱領の精神に「逆行する」行為としか思えないのですが、大津留さんはその赤旗歌壇に自身の短歌がとりあげられたことを誇りに思っていらっしゃるようです。おかしいのではありませんか? 私がひとこと述べたいというのはそういうことです。

以下、短歌評論家で歌人の内野光子さん(ちなみに醍醐聰さん(東大名誉教授)のお連れ合い)のこの問題に関しての共産党批判を引用した弊ブログの「今日の言葉」です。私の言いたいことも結局そういうことです。(以下、略)


【山中人間話目次】
・宮中歌会始の選者のひとりの今野寿美が選者の赤旗歌壇、文化欄に自身の短歌を投稿することは共産党綱領に反する行為というべきではないか
・時事通信の世論調査結果に続き、ANN(テレビ朝日系) でも安倍内閣の支持率が29.2%に下落し、内閣存続の「危険水域」と言われる20%台に突入しました
・鬼原悟さん(「アリの一言」ブログ主催者)は辺野古訪問記の3回目。「『本土の日本人』にとって『辺野古』とは何か」という問い
・高林 敏之さん(研究者)、猪野亨さん(弁護士)、kojitakenさん(ブログ主宰者)の根底的な蓮舫の戸籍謄本開示問題批判
・メディアはの連合執行部批判の社説が続く。これはメディアと労働者のスクラムによるささやかな、ささやかな前進というべきでしょう
・兵庫県立大学客員研究員、松浦章さんの「裁量労働制 「連合」修正案のまやかし」 という論
・信濃毎日が大きな見出しで稲田防衛相を大々的に叩いています。インパクト十分。メディアの本領発揮というところです。全国紙も負けずに大きな活字で大々的に報じてほしい
キョウ へんみよう13


Blog「みずき」:内海信彦さん(画家、早大「ドロップアウト塾」主宰)の心を傷ませない限り読めない記事です。「学生反乱を制圧した日本が辿った道を、共産党はよく研究した」とはなんという歴史の皮肉か。

私は「中流階級は、比較的リベラルな人々さえ、反体制派を軽蔑している」という言葉から辺見庸の20年前に書いた怒りの言葉を思い出します。辺見は次のように書いていました。

「まっとうな怒りをせせら笑い、まあまあととりなして、なんにもなかったように見せかける(略)。記憶するかぎり、老いも若きもこんなにも理念をこばかにし、かつまた、弱きを痛めつけ強きを支える時代ってかつてなかった。これほど事の軽重をとりちがえながら賢し顔を気取っている時代もなかった」(『眼の探索』)

辺見はそこに「鵺(ぬえ)のような全体主義化」を感じとっていました。


【山中人間話目次】
・内海信彦さん(画家、早大「ドロップアウト塾」主宰)の「中流階級は、比較的リベラルな人々さえ、反体制派を軽蔑している」という観察と批判
・高世仁さん(フリージャーナリスト、報道制作会社「ジン・ネット」経営)の劉暁波の死続報
・小倉利丸さん(富山大学前教員、ピープルズ・プラン研究所共同代表)の私的な経験を理念的な問いに止揚させた再々度、さらに再度のオリンピック批判
・長崎にはいまもなお脈々と隠れキリシタンの篤い信仰の血が受け継がれている
・最近の共産党・市民団体の右傾化スケッチ(1)(小景編)
・最近の共産党・市民団体の右傾化スケッチ(2)(小景編)
・最近の共産党・市民団体の右傾化スケッチ(3)(歴史編)
・最近の応答から(1)
・最近の応答から(2)
キョウ へのこ45

Blog「みずき」:鬼原悟さん(「アリの一言」ブログ主催者)が沖縄に行って「島ぐるみ会議」などが毎朝運行している辺野古行きのバスに乗ったときの感想。鬼原さんはひとり場違いな発言をして居心地の悪い思いをされたのでしょうね。その居心地の悪さは私にもよくわかります。しかし、居心地の悪さよりももっと大切なことがある。言わなければいけないことは言わなければならない。そう腹を決めて鬼原さんは発言されたのですね。私にも何度かそういう場面はありました。そして、多勢に無勢ですからもちろん私は敗北しました。しかし、敗北を覚悟して闘わなければならないことはありますよね。誰が認めなくとも私は鬼原さんのひとりの闘いの側にいます。
 
『「初めて参加した本土の人」として、私にもマイクが回ってきました。考えていることを率直に述べましたが、その瞬間、バスの中の空気が変わりました。「翁長知事はどうして埋立承認を撤回しないのか理解できない。撤回は選挙公約だったはず。撤回すれば工事は止まるのに」と言ったからです。それまでの和気あいあいの雰囲気から一転張り詰めた空気に。そして私に対して質問がされました。「撤...回すればどうして工事が止まると言えるのですか」。さらに、帰りのバスでは、別の人から、「知事はなぜ撤回しないのかと言われたが、翁長さんはまったくぶれていない」と私への反論がなされました。バスを主催した「島ぐるみ会議」は明確な翁長支持。そのバスに乗った「本土」の人間が翁長氏を公然と批判したのですから、異論・反論は当然でしょう。しかし、私は今回辺野古の現場に行って、「座り込み」と「引き抜き」を間近に見て、あらためて確信しました。現場のたたかいだけで新基地建設を止めることはできない。知事権限の行使と一体となってこそ現場のたたかいが生きてくる。今行使すべき知事権限とは、いうまでもなく「埋立承認撤回」を直ちに行うこと。』(アリの一言 2017年07月15日)

【山中人間話目次】
・朝日新聞は2017年7月11日に「『残業代ゼロ法案』連合容認へ 方針転換、組織に反発も」という連合批判の記事を書いていましたが、本日は連合批判の社説を掲げました
・kurikuri321さんの軽薄な内田樹の「思想」なるもの(ツイート)への反論。まったく内田樹は軽薄以外のなにものでもありません
・加藤哲郎さん(一橋大、早大元教授)の2017年7月15日(月2回)のネチズン・カレッジの「ついに30%を割った安倍内閣支持率、その悪あがきにご注意!」という論
・「1年前の嘆きは今は昔。都議選でようやく広く暴かれた安倍晋三の正体」という仲宗根勇さんのコメントはほんとうになるか
・鬼原悟さん(「アリの一言」ブログ主催者)が沖縄に行って「島ぐるみ会議」などが毎朝運行している辺野古行きのバスに乗ったときの感想
・意識の深みがたかぶり開いているとき、世界はどこでも荒涼と美しい(日野啓三『聖岩』)
キョウ うみがめ
toriiyoshiki Twitter

Blog「みずき」:toriiyoshikiさん(元NHK・ETVディレクター、ハーフリタイア)の日本共産党の「民主集中性」組織理論批判。toriiyoshikiさんの同批判は劉暁波の死を悼むところからから書き始められています。そういう意味では高世仁さん(ジャーナリスト)の文章と同じような劉暁波への追悼文の一種と見てよいかもしれません。以下、昨日から今日にかけてのtoriiyoshikiさんのツイートです(改行等は「Blog「みずき」)。ただ、私としては、toriiyoshikiさんの意見に基本的に同意するものの異論を持つところも少なくありません。その異論を少し述べておきます。第1は「(いまの共産党の国会)議員の質もずば抜けて高い」というtoriiyoshiki‏さんの認識についての違和です。先の森友・加計問題国会を見てもわかることですが、共産党の質問力は全盛時にくらべて格段に落ちています。これは議員個人々々の資質の低下ということももちろんあるのですが、それ以上に組織力(総体)としての質問力の低下ということの方がより大きいように思います。以前は主だった官公庁に共産党は相当根を張っており、そこからもたらされる資料や証言が質問力の源泉になっていましたが、今やその力は相当に衰えています。それにともなって議員の質問力も相当に落ちています。これは私ひとりだけの観察ではありません。ここでは具体例は出しませんが名だたる共産党ウォッチャーが口をそろえて言っていることです。第2に「志位さんは人格識見ともに安倍某とは比べものにならない優れた人材だと思う」という認識にも異議があります。もちろん、安倍某との比較で言えば志位氏の人格識見の方が優れていることはいうまでもありませんが、志位氏の論理的矛盾をものともしない理念的後退の甚だしさは目に余るものがあります。これも赤旗をよく読んでいればわかることですのでここでは詳述しません。志位氏はいまの段階ですでに「碌でもない奴が専制的な権力を握って(党内の)民意に基づかず君臨」しているというのが私の志位評価です。第3は「いまの日本共産党は当時に比べてマトモになっているだろうとは思う」というtoriiyoshiki‏さんの認識への違和です。もちろん、若干の社交辞令も入っているのでしょうが、そうだとしても、私は、toriiyoshiki‏さんの左記の共産党評価は宜えません。同党の民主集中制という組織体質の点でいえば当時もいまもなんら変わっていませんし、上意下達のしくみが甚だしくなっているという点ではいまの日本共産党の方が当時よりもさらに悪くなっている(ひとりひとりの党員の劣化に相応しているというべきか)」というのが私の認識です。


【山中人間話目次】
・toriiyoshikiさん(元NHK・ETVディレクター、ハーフリタイア)の日本共産党の「民主集中性」組織理論批判
・浅井基文さん(元外交官、政治学者)が最近の韓国の文在寅政権の対米傾斜について中国紙の環球時報社説を引用する形で警告を発しています
・政府の「残業代ゼロ法案」について連合が容認へ方針転換した件について、朝日新聞や北海道新聞、信濃毎日新聞が本日の紙面で一斉に連合批判の社説や記事を掲げています
・高世仁さん(ジャーナリスト)の「劉暁波氏の死を悼む」 ――高世さんの文章は劉暁波への追悼の言葉と劉の法廷陳述書の全文
・時事通信も7月度の世論調査結果を発表しました。この時事通信の世論調査結果ではじめて永田町で危険水域と言われる内閣支持率20%台に突入しました
キョウ きょうさんとう21

Blog「みずき」:「kojitakenの日記」ブログの記事(2017年7月12 日付)に対する私のコメント3つ。第1。メディアは恣意的な質問を設定して世論を誘導しようとします。朝日新聞もその例外ではないということでしょう。よき例証です。第2。「民進党支持者の方が共産党よりも護憲志向が強い」というこの調査結果は右転落を重ねているいまの共産党の惨状をよく示してあまりあるといえるでしょう。しかし、そうした現状に批判的な共産党員の多くもそういうことよりも自らが同党組織の一員であることにアイデンティティを求める。いうまでもないことですが、これも一種の利己主義思想(マルクス主義流に言えば「プチブル」思想)です。そうした利己主義思想から真の共産党批判は生まれようがないことも明らかと言わなければならないでしょう。共産党員総体も堕落していることを示しています。第3。蓮舫の国籍問題を蒸し返す右翼議員の側に加担する元社会党員、社民党員の阿部知子の奈落の果て。自己中心主義(利己主義)は人を(「民主主義者」と自称してきた人すら)奈落の果てに導くのです。

【山中人間話目次】
・メディアは恣意的な質問を設定して世論を誘導しようとすること。民進党支持者の方が共産党よりも護憲志向が強いという世論調査結果など
・琉球新報と沖縄タイムスの那覇市議会議員選挙の結果についてのそれぞれの社説に異議がある
・NHK世論調査でも安倍内閣支持率が暴落しています。内閣支持率が13ポイント暴落したのに対して、不支持は12ポイントハネ上がっている
・3弁護士の「連合 残業代ゼロ法案賛成」批判。こういう組合が民進党を支えている。民進党という政党にも期待できないことは明らかというべきではないか
・東海林智さん(労働ジャーナリスト)の「連合 残業代ゼロ法案賛成」批判
・太田昌国さん(評論家、編集者)の労働運動への問いは非労働組合「連合」批判の記事としても読むことができるでしょう
・劉暁波よ、なんとやつれた姿か。あなたの骸骨のような姿に私は政治というものの本来的な非道と酷薄性を見ないわけにはいかない
・ニューヨーク州選出民主党下院議員Thomas Suozzi のタウンホールにでっぱって沖縄問題を訴えた志津子さんの行動力に驚嘆する
・障害者はなぜ人里離れた施設で生涯を送らなければならないのか?――ある朝日新聞記者の秀逸な目
キョウ なはしぎせん

Blog「みずき」:昨日9日に投開票のあった那覇市議会議員選挙の結果をどう見るべきか。報道によれば、「投票率は前回の60・14%を8・94ポイント下回る51・20%で、補選を除き戦後最低を記録した」(沖縄タイムス 2017年7月10日)。かつ、「与党が過半数を得られ」なかったが、「共産が新人3人の計7人を擁立し、7人が当選」(同)した。ということは、城間市長(翁長前市長、現知事の後継者)与党、すなわち、「オール沖縄」勢力は総体として惨敗したが、共産党だけは躍進した、ということでしょう。私はこの那覇市議選の背景には那覇市民の「辺野古埋め立て承認」撤回を速やかにしない翁長知事及びその後継者である城間市長、すなわち、「オール沖縄」勢力に対する不信が根強く凝(しこ)っている結果ではないか、と見ます。共産党だけが独り勝ちしたのは、「オール沖縄」に対する総体としての那覇市民の不信票の一部を組織力に勝る同党が吸収したということではないか。「オール沖縄」が敗北して「オール沖縄」を主導する共産党だけが躍進したことの意味を私たちはよく分析する必要があるように思います。保守翁長県政を陰から支え、「辺野古埋め立て承認」撤回をしない同県政の優柔不断な辺野古政策にも影響を及ぼしている共産党のマヌーバー戦術に欺かれてはならないだろう、と私は思います。

【山中人間話目次】
・オール沖縄勢力に打撃 「県都」那覇市で議席減と共産党躍進の相関関係について
・ポピュリズムとはなにか? ポピュリズム研究の専門家だというCas Muddeの5つの定義
・「京都大学の山極寿一総長は、大学などの学術組織が皇室をささえる「プラッドホーム(基盤)」になるよう働きかけている」という鄭玹汀さんの指摘
・アルジャジーラの閉鎖の危機とアルジャジーラ記者、アナウンサーの「報道の自由」を訴える声明
・『老子』の「無為」と「デクノボー」の境地について
・ヴィマラ・キールティー(維摩)と文殊菩薩との問答
キョウ あべないかく4

Blog「みずき」:ついに安倍内閣の支持率が第2次安倍政権発足以来最低を更新しました。それも一般に30%を切ると危険水域と言われる20%台寸前の31.9%(日テレNEWS24 2017年7月9日)。安倍内閣の命脈はつきつつあるとみなしてよいでしょう。また、読売新聞この調査結果の見どころは、なんといっても安倍内閣の広報紙化しているお抱え新聞の読売新聞でさえ同内閣不支持率が過半数を超えたこと。かつ、同内閣支持率が2か月で25ポイントも暴落していることでしょう(2017年07月10日)。またさらにkojitakenさん(「きまぐれな日々」主催者)は朝日新聞のこのところの連続世論調査について以下のように論評しています。さもありなんと思うところはあるものの、私は朝日新聞の「対決姿勢」なるものに信を置きません。「朝日が毎週のように世論調査を打つのは、安倍政権から明確に「敵」と名指しされている(たとえばトランプと安倍が「ニューヨークタイムズに勝った」「朝日新聞に勝った」と言い合った件など)ことや、2014年に慰安婦問題で安倍にすり寄ったところそれを「飛んで日にいる夏の虫」とばかりに政権に利用された失敗に懲りて、政権との対決姿勢を明確に打ち出したことと関係があるのだろう。」

【山中人間話目次】
・ついに安倍内閣の支持率が第2次安倍政権発足以来最低を更新しました
・昨日(昨夜)の朝日新聞、読売新聞、NNN(日本テレビ系)の3大メディアの世論調査結果――読売新聞の巻
・昨日(昨夜)の朝日新聞、読売新聞、NNN(日本テレビ系)の3大メディアの世論調査結果――朝日新聞の巻
・保守本流雑誌の『文藝春秋』も「安倍降ろし」の旗を振り出しました
・篠田奈保子さん(釧路市在住、弁護士、4児の母)‏の「子どもにお金かけないんだもん。最賃低いんだもん。非正規増えてるんだもん」という悲鳴
・文在寅大統領にはどこかに陥穽がある。私は同大統領を安易に評価することにおおいなる危惧を感じる
・ハーバート・ノーマンのドキュメンタリーフィルムと仲宗根勇さんの解説
キョウ へいかいちゅうしんさ
自民党・民進党参議院国会対策委員長会談

Blog「みずき」:メーリングリストで見たある「野党共闘」路線賛成派の人の意見。「民進党はまた国民を裏切って」という断言は的を射ています。「安倍首相がいない時に証言させても、ほとんど意味が」ないと言うのもそのとおりです。「自民党は都議選での惨敗など無かったかのごとく、延命する」可能性はおおいにありえます。民進党は「今や自分たちが生き残るために自民党と取引している」というのも、私は民進党と自民党との「取引」はいまに始まったことではないとは思いますが、当たっています。「野党共闘を語るなら、民進党抜きで考えないと意味がありませんよ」というのはまったく同感です。民進党=旧民主党支持者の人でさえ上記のように憤慨しているのです。共産党はその「民進党を中心とする野党共闘」(志位共産党委員長、小池同党書記局長)路線にまだこだわりますか? 良識的な(「護憲派」の)市民はますます離れていくばかりだというべきではないでしょうか(もちろん、私の意見です)。

【山中人間話目次】
・民進党はまた国民を裏切って、安倍首相が外遊中の前川前時間国会招致に応じましたね。安倍首相がいない時に証言させても、ほとんど意味がありません
・toriiyoshiki‏さんの民進党論とその源流のひとつとしての旧社会党論、かつての同党の最大の支持組織だった総評論
・岩月浩二弁護士(「街の弁護士日記」ブログ主宰者)の逸品たる都民ファースト代表野田数論と「ヘタレな日本国憲法無効論」批判
・平安名純代さん(沖縄タイムス米国特約記者)のダニエル・エルズバーグ再論
・土井敏邦さん(フリージャーナリスト)の久しぶりのパレスチナ報告――パレスチナ占領地報道の第一人者のイスラエル人ジャーナリスト、アミラ・ハスさんの紹介
・乗松聡子さんの「7月7日、盧溝橋事件80周年を記憶する」――小林はるよさんの「私にとっての中国(2)7月7日に寄せて」
・やはり朴槿恵前政権が、この「慰安婦」映像追跡の研究チームを妨害していたのだ
キョウ きたちょうせん3

Blog「みずき」:北朝鮮が「ICBM発射に成功」したという報道が流れています。これを機に東京都議選の敗北の失地回復といういともあるのでしょう。安倍政権は広範な広告媒体を使ってまたもや「北朝鮮脅威論」を大量に拡散しています。しかし、いまや「北朝鮮脅威論」は完全なまやかしの論でしかないことは明らかです。以下、浅井基文さん(元外交官、政治学者)が主張するところをお読みください。私たちにとっても重要な認識となるはずのものです。 『朝鮮民主主義人民共和国(以下「朝鮮」)の核ミサイル開発がスピードを上げている。今や米日の専門家を含め、朝鮮が日本と韓国を核ミサイルで破壊する能力を持つに至ったことを認めざるを得ない。朝鮮との軍事衝突が起きれば「壊滅的な戦争」になる(5月28日のマティス米国防長官発言)。(略)朝鮮が日韓両国を射程に収める核報復能力を保有するに至った以上、中露が一貫して主張してきた対話(外交)による以外に朝鮮核問題の解決はあり得ず、米日韓のこれまでの対朝鮮強硬政策(軍事圧力一本槍)は根本的に見直しが迫られていることは今や明らかである。安倍首相の対朝鮮政策は完全に破産した。私たちは、「北朝鮮脅威論」を振り回す安倍政権の呪縛を解き放ち、朝鮮半島の真の平和と安定の実現に貢献するべく、発想を転換しなければならない。「北朝鮮脅威論」のウソは、朝鮮が「3頭の猛獣(米日韓)に取り囲まれたハリネズミ」に過ぎない現実を理解すれば直ちに明らかだ。このウソを見極めれば、朝鮮が核開発に執着せざるを得ない事情も理解できるし、このウソを一つの根拠にして改憲路線を突っ走る安倍政権を「裸の王様」にすることもできる。』

【山中人間話目次】
・北朝鮮が「ICBM発射に成功」したという報道の浅井基文さん(元外交官、政治学者)の読み方
・「加計学園」問題巡り蔵内獣医師会長に聞く あの手この手で根回しあった
・加藤哲郎さんの「東京都議選の自民党惨敗の結果は「安倍首相にとっては『水に落ちた犬を打て』と言いうるほどの、大きな政治的地殻変動ではない」
・太田昌国さん(評論家、編集者)――安倍晋三、菅義偉などの現在の右派潮流の源流は20年前から滔々と流れている
・再びドゥテルテ(フィリピン大統領)という人物について――フランソワ=グザヴィエ・ボネ(フランス)の論に即して
・私は東京新聞には批判的な立場ですが、読んでおくべきと思った同紙の秀逸な記事――満蒙開拓団 ソ連兵への「性接待」
・チューリッヒの図書館で――革命前のレーニン夫妻
 キョウ きょうさんとう23
「小池与党」を標榜する共産党東京都議団
徳留道信都議(元衆院選東京11区共産党公認候補)

Blog「みずき」:東京都議選で都民ファーストの会が大勝し、自民党が大敗した。都ファの大勝を見てある人は「見ろ! 東京が大阪のようだ!!」と言った。むろん、「大阪のようだ」とは橋下維新の会の大阪でのあの狂乱を指している。kojitakenさん(「きまぐれの日々」ブログ主宰者)は都ファを「都民ファ□スト」と表記するが、「ファ□スト」は「ファースト」ではなく「ファシスト」の意だ。都ファと敗れたりといえど自民党を合計すると東京は「超ファシスト」自治体となる。都議選の選挙戦後半は対決姿勢を見せたとはいえ、今年の年頭にいち早く「小池与党宣言」を出していた共産党の責任は大きい。こうした一切の流れが東京に「超ファシスト」自治体をつくり出した。当然、自民党に「お灸をすえた」などという事態ではない。


【山中人間話目次】
・東京都議選で都民ファーストの会が大勝し、自民党が大敗した
・東京都議選の結果について、ほぼ私と同様の認識の3者(toriiyoshikiさん、浅井基文さん、半澤健市さん)の論をあげておきます
・ふたりの共産党支持者の論。2人の論者とも自民党の惨敗と共産党の「善戦健闘」を「欣快の至り」と喜ぶだけで、今年の年頭にいち早く「小池与党宣言」を出していた共産党の責任を問う視点はありません
・私もそうですが、少なくない良識派の人たちもいまの共産党を下記のように見ているということでしょう。この6年ほどで共産党には繰り返し失望させられた・・・
・今度はいまの共産党支持者のレベルの話です。作家で法大教授の中沢けい‏さんは「日の丸がネトウヨや行動保守のメルクマークになっているのを取り戻したい」というスピリッツの持ち主なのですね
・1年前の投稿――先の都知事選の選挙運動を通じて「革新・リベラル」勢力の側にも「民主勢力ムラ」とでも呼ぶべきある意味での排他的利益集団が存在していることを知ることになりました
・トランプ氏、「CNN」をボコボコに殴る動画を投稿――トランプの1日も早い弾劾を
・トランプ弾劾運動は全米で高まっています
・これがいまのわが国の最高裁の実態です――最高裁は、桜内前衆院議員(当時日本維新の会)の吉見義明中央大学名誉教授に対する名誉毀損事件について、吉見教授の上告を棄却した
キョウ しーるず5
「そして、抗議活動終了後、ゴミを黙々と拾う
シールズのメンバー。彼らこそ、真の英雄だ。」
(神原元Twitter 2015年9月17日)

Blog「みずき」:相沢侃さんが小熊英二(慶大教授、歴史社会学)の「右派の改憲 今なぜ『反体制』なのか」という「論壇時評」について「SEALDs生みの親の一人」と短評していますが、まさにそのとおりだと私は思います。小熊は同時評の最終段落で「体制変更は、体制内の法律改正では対処できない問題を解決するには必要かもしれない。だが、それ以外の体制変更は時間と政治的資源の浪費だ。そのような「改憲」には反対である。建国72年を迎える「日本国」の未来のために、もっとやるべきことが他にあるはずだ」などと主観的に論断していますが、この小熊の論は、人(とりわけ若者たち)をどこに導くことになるか。「いまの日本には『体制変更』は必要ない」というこの小熊の論から必然的に導き出されるのは、人よ、あるいは若者よ、「体制変更」などという無駄な願望を持つな。無駄な労力は費やすな。いまの体制の中で変革(体制変更)を求めず、体制従順的に暮らせというメッセージにしかならないでしょう。こうして小熊の論は「闘わない若者たち」「闘おうとしない若者たち」への応援歌になっていきます。そうならざるをえません。SEALDsとはそういう従順で、かつ、「体制」とは決して闘わないことをモットーとする若者組織ではなかったか。これでは私たちの「世の中」はいまの「世の中」のままであり続けざるをえなくなるでしょう。小熊のメッセージはそういうものです。まさに「SEALDs生みの親の一人」にふさわしいというべきではないか。

【山中人間話目次】
・小熊英二の論から必然的に導き出されるのは、人よ、あるいは若者よ、いまの体制の中で変革(体制変更)を求めず、体制従順的に暮らせというメッセージにしかならないでしょう
・宮森小の悲劇 忘れない 米軍機墜落58年。私は、報道写真家の嬉野京子さんの証言のことを思っていました。そして、その証言に関わる一枚の写真のことを
・それにしてもこの記事は仲宗根勇さん(元裁判官)のこれまでの著書をよく読んだ上で書かれています。そこにはよく鍛えられた記者としての炯眼の目が光っています。
・「日本軍性奴隷」問題に関して最近メルボルンで起きた右翼の蠢動事件
・メディアにジャーナリスト魂があるならば稲田朋美防衛相の発言は「明確な違法行為だ」と断定調に書くべきところでしょう
・ただ、今回の朝日新聞の社説はいいですね
・東部労組事務所に1976年に出た戦後日本労働運動の写真集が寄贈された。労働者の表情が真剣そのもの。それでいて悲壮感ではなく腹を括った者の明るさがある
・「戦後も「話したら殺される」と思っていた父は、「もう、殺されても構わない」と息子に731部隊のことを、旧日本軍による人体実験のことを語りました。
・労組なのに「味方じゃない」 愛社精神要求、解雇臭わす ――職場の不満をすくい上げようとしない労組は、いったい誰のためにあるのか
・一方でこういう企業もあるようです。この企業の実態を私はまったく知りません。ただ、この企業の以下のコンセプトは共感できるものです