キョウ わたべしょういち

Blog「みずき」(1):渡部の文章は、「『既に』生まれた 生命は神の意志であり、その生命の尊さは、常人と変わらない、というのが私の生命観である」と書いた後に「しかし『未然に』避けうるものは避けるようにするのは、理性のある 人間としての社会に対する神聖な義務である」と続きます。批判者は渡部のこうした考え方、思想を「優生思想」と指摘して、批判しているのです。しかし、渡部には批判されていることの意味がわからない。だから、逆に批判者を批判する。産経も渡部のその批判に加担する。これが産経が渡部昇一の死を「勇気ある知の巨人」の死と書くとんでもない理由です。

櫻井よしこも同じ産経紙に「非常に博識で、歴史問題や東京裁判などあらゆるテーマについて精通しておられた。日本の国柄について、優しい語り口で解説することができる、かけがえのない存在です。今、日本はとても大事なところに立っていて、渡部先生に先頭に立って日本のあるべき姿を論じていただけたら、どんなに力になったかと思うと本当に残念です」などと書きます(同紙、2017.4.18 )。

これが右翼紙、右翼人士の正体です。「『阿呆の天国』状態」(太田昌国FB 2017年4月15日)をつくりだしている最大の責任はもちろん彼ら(たとえば産経)、彼女たち(たとえば櫻井よしこ)にあることは明白です。

Blog「みずき」(2):「『建白書』を掲げることで『オール沖縄』の支持を繋ぎ止めながら、『辺野古」は全面(前面)に出さない。たたかう前から『辺野古』を下ろす敗北主義であり、『新基地建設』を事実上容認しながら『オール沖縄』の票で『知事再選」を目指そうとする」――これが翁長知事と同知事を支える「オール沖縄」勢力の今後の沖縄のたたかいの戦略だというのです。おぞましいことです。こうした「オール沖縄」勢力に政治を委ねてしまっては、当然、今後の沖縄のあらゆるたたかいの敗北に次ぐ敗北は目に見えています。それでもあなた(たち)は「オール沖縄」を支持するというのでしょうか? 私にはおよそ理解しかねることです。私たちは「オール沖縄」という何者かによって(正体はもはや明瞭なのですが)つくられた幻想から早急に脱却する必要がある、というべきではないでしょうか。


【山中人間話目次】
・産経新聞が書くように渡部昇一の死は「勇気ある知の巨人」の死か?
・新基地建設を事実上容認しながらオール沖縄の票で『知事再選」を目指そうとする――これが翁長知事とオール沖縄の今後の沖縄のたたかいの戦略だというのです
・また伊藤智永(毎日新聞記者)がやらかしています。そうです、安倍擁護の伊藤流提灯記事を、です
・教育勅語をめぐる世論調査。安倍内閣の姿勢について「40代以下では『妥当だ』が4割前後だが60代では19%。この世代間の差異はなにゆえか?
・加藤哲郎さん(一橋大名誉教授)のネチズン・カレッジ「戦争が近づくと、権力者は国政の矛盾をそらせ、外に突破口を求める!」
・盛田常夫さん(経済学者、在ハンガリー)の日本の劣化する経済学者批判(5)
・「むささびジャーナル」「シリア報道:「受け狙い」がもたらしたもの」(2017/4/16)。視点の確かな読み応えのある論評です