キョウ こばやしたきじ

Blog「みずき」:鄭玹汀さんの「そのうち、批判者は徹底的に弾圧されるだろう。本当に怖いのは、政府批判者が弾圧の対象になることだ」という文章の一節を読んで、志賀直哉が小林多喜二が「警察に殺されたるらし」の報に触れて書いた日記の一節を思い出し、「アンタンたる気持」になりました。

志賀は日記に次のように記しています。

「小林多喜二二月二十日(余の誕生日)に捕らえられ死す、警察に殺されたるらし、実に不愉快、一度きり会わぬが自分は小林よりよき印象をうけ好きなり アンタンたる気持になる、不図彼等の意図ものになるべしといふ気する、」(「志賀直哉全集」岩波書店より)

ただ、志賀が最後に「不図彼等の意図ものになるべしといふ気する」という感想を述べていることに救われる気がします。しかし、志賀のこの感想は、小林多喜二という真のコミュニストに対する敬愛の思いからくる感想でした。志賀がいまに生きていたら「不図彼等の意図ものにならずといふ気する」という感想を述べたのではないか。そのことについても私は「アンタンたる気持」になるのです。

【山中人間話目次】
・鄭玹汀さんの「そのうち、批判者は徹底的に弾圧されるだろう」という文章の一節を読んで「アンタンたる気持」(志賀直哉)になった
・共謀罪」法案を阻止するためには国会内外での野党の「共闘」は欠かせないでしょう。しかし、私は、野党4党幹部揃い踏みの街頭演説に大きな違和を感じます
・相沢侃さんの「怒りをもって志位氏に問う」。私の「アンタンたる気持」はこの相沢さんの「怒り」に重なっていきます
・ホワイトハウス “対北 先制攻撃の可能性”報道を否定というNHKの報道