キョウ かねひらしげき2

Blog「みずき」:この金平茂紀さん(TBS「報道特集」メインキャスター)の元共同通信記者の松尾文夫氏の日本記者クラブ賞受賞を「壮挙!!」とする称賛はまったく当たらないのではないか。金平さんのFBにコメントを寄せている人たちの論もまったく的を外した見当違いのものです。 

共同通信発の報道によれば、松尾氏の日本記者クラブ賞受賞の理由は以下のようなものでした。

『日本記者クラブは28日、ジャーナリストの松尾文夫氏(83)に2017年度の日本記者クラブ賞を贈ると発表した。富山県のチューリップテレビ報道制作局政務活動費取材チームと歴史研究家の森重昭氏(80)に特別賞を贈る。贈賞式は5月29日。松尾氏は共同通信記者時代から米国報道に取り組み、日米首脳が被爆地広島とハワイ真珠湾を訪問することで真の戦後和解が生まれると訴えてきた。提言通り、昨年5月にオバマ大統領(当時)の広島訪問、同12月に安倍晋三首相の真珠湾訪問が実現した。 日本記者クラブ賞は1972年創設、ジャーナリズムの信用と権威を高めたジャーナリストに贈られる。(共同)』 (毎日新聞 2017年4月28日)

松尾文夫氏が共同通信記者時代から「日米首脳が被爆地広島とハワイ真珠湾を訪問することで真の戦後和解が生まれると訴えてきた」のだとしても、その松尾氏の訴えが実ってオバマの広島訪問が実現し、安倍晋三の真珠湾訪問が実現したというわけではないでしょう。松尾氏の日本記者クラブ賞受賞の理由には論理の飛躍があります。

また、オバマの広島訪問は、「人類史上最も重大な犯罪の一つである原爆無差別大量殺戮に対して71年過ぎてもその加害責任を認めようとしない米国大統領を、被害国のペテン師的な首相の肝入りで大歓迎するという愚行をおかした」ものでしかなく(吹禅 Yuki Tanaka 田中利幸ブログ 2016年9月10日)、安倍晋三の真珠湾訪問も、「トランプ氏に媚びを売り、日米軍事同盟のいっそうの強化を図るため」のものでしかありませんでした(「アリの一言」ブログ 2016年12月6日)。

金平さん。あなたは「現役のジャーナリストの中では最も左派のジャーナリスト」などと評価されているようですが、私は、あなたのジャーナリストとしての見識に大いに疑問を持ちます。そのことをお伝えしておきます。


【山中人間話目次】
・この金平茂紀さんの元共同通信記者の松尾文夫氏の日本記者クラブ賞受賞を「壮挙!!」とする称賛はまったく当たらないのではないか
・辺見庸が特別なのではない。ここで云われているのはふつうの人、ふつうの市井の人が持つふつうの感覚の怒りの言葉というべきだろう
・今朝も、朝鮮をめぐる事態が時々刻々と報道されている。トランプ、金正恩、安倍――と「先の読めない」政治家たちに、哀しくも、命運が握られているだけに、事態は予断を許さない
・「朝鮮半島で挑発行為を先に仕掛けているのはトランプ政権である」という鬼原悟さん(「アリの一言」ブログ主宰者)の具体的な考証
・【北朝鮮情勢】サイバー攻撃で実験妨害か 米軍、北朝鮮ミサイル標的
・藤原帰一さん(東大教授、国際政治学)のトランプ政権の朝鮮(北朝鮮)への軍事的圧力(瀬戸際政策)に対する見方
キョウ くつじょくのひ

沖縄は今日、「屈辱の日」から65年。

「屈辱の日」と天皇メッセージ 沖縄切り捨て、差別の原点 - 琉球新報 2017年4月28日 

『ソ連侵攻の防衛線に 昭和天皇 48年、2度目のメッセージ

1952年4月28日、サンフランシスコ講和条約が発効してから28日で65年となった。敗戦後、連合国軍の占領下にあった日本は条約発効で独立を果たしたが、沖縄や奄美は日本から切り離された。その原点は昭和天皇が米側に対し「25年から50年、あるいはそれ以上」沖縄を米国に貸し出す方針を示した天皇メッセージだ。

米政府側が終戦直後に日本の占領政策を策定するさなかの1947年9月、沖縄の米軍占領継続の希望を伝えた昭和天皇の沖縄メッセージに加えて、翌48年2月に2度目の“天皇メッセージ”といえる考えが天皇側から米軍側に伝えられていた。皇室と連合国軍総司令部(GHQ)との連絡係を務めた宮内府御用掛の寺崎英成氏が、ソ連の侵攻に備え「琉球」を含む日本列島からフィリピンを防衛前線とする考えを米側に伝達していた。

共産主義国家による侵攻を懸念し、反共の観点から「日本」を守るとりでとして沖縄の軍事基地化を提案し、さらに「日本」の防衛を米軍に委ねるという施策を積極的に展開していた「天皇外交」の姿が浮かび上がる。

寺崎氏は、GHQのウィリアム・シーボルト外交局長に対し「南朝鮮、日本、琉球、フィリピン、そして可能ならば台湾を米国の最前線地域として選ぶ」のが現実的施策だとする考えを米側に伝えた。

寺崎氏の提案を受けシーボルト氏は、米本国への電文で「寺崎氏の個人的見解を示しているにとどまらず、天皇を含む多くの有力な皇族との議論に基づくものと考える理由がある」と説明し、天皇側の意向を反映したものだとの認識を示した。』

天皇メッセージ発見者・進藤栄一氏に聞く 「苛烈な現実 今も」 - 琉球新報 2017年4月28日 

『天皇メッセージを発見した進藤栄一筑波大学名誉教授に、その今日的意味などについて話を聞いた。(聞き手 滝本匠)

―対日講和条約発効では昭和天皇からの沖縄長期占領の提案内容を踏まえる格好で、日本独立の裏で沖縄の米占領が継続された。

「天皇メッセージは、1947年9月に宮内庁御用掛の寺崎英成が米国側に伝えたものを米本国に送った報告電文で、昭和天皇がすすんで沖縄を米国に差し出すという内容だった。昭和天皇の侍従長を務めた入江相政の日記でも裏付けられた。昭和天皇実録でも確認されている」

―当時の背景は。

「まだ占領軍内で沖縄をどうするか意見が分かれていた。軍事化を進めて共産主義の対抗基地に使うというタカ派と、日本の民主化を進めることが平和構築につながるとするハト派が拮抗(きっこう)していた。そこへ天皇メッセージが出て来て、それを軸に占領軍内での沖縄の位置付けが反共拠点として要塞(ようさい)化すべきだというものへと明確化していった。それが天皇メッセージの歴史的意義だ」

「さらに翌48年2月に寺崎が2度目の天皇メッセージを届ける。その中で『南朝鮮、日本、琉球、フィリピン、それに可能なら台湾を含め』て反共防衛線をつくるべきだと提言する。最も恐るべきは日本の共産主義化だと。これは戦前以来の発想だった」

―沖縄は日本から切り離され米施政権下を経て72年に日本に復帰した。だが米軍基地の集中は変わらず、基地の自由使用など“軍事占領”ともいえる実態は今も続いている。

「沖縄が日本に復帰した後も米軍基地は残り、逆に強化されている。これは天皇メッセージに始まる沖縄の苛烈な現実の帰結だ」

―安倍政権は「辺野古が唯一」と米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設の埋め立て作業を強行している。日本の沖縄に対する姿勢は今も天皇メッセージと通底しているようにも見える。

「まさにその通りだ。安倍政権の対米追随姿勢が象徴的に表れている。オバマ大統領に続いてトランプ米大統領とも『辺野古が唯一』と確認した。沖縄を米国に差し出すことが、昔も今も日米軍事同盟の結節点となっているといえる」』

【山中人間話目次】
・沖縄は今日、「屈辱の日」から65年。沖縄切り捨て、差別の原点。裕仁の「天皇メッセージ」を発見した進藤栄一氏に聞く
・「緊迫 北朝鮮情勢」(NHK)とメディアが率先して朝鮮(北朝鮮)の脅威を煽っています
・別の報道ではルペンの逆転を示唆するものもあります。そうであってもマクロンを積極的に擁護できないところがいまのフランス政治の最大の弱点です
・これは明確な国家の犯罪行為でしょう。その犯罪行為を財務局に指示、あるいは「忖度」させた安倍晋三、昭恵首相夫妻も当然、主犯というべき犯罪当事者といわなければなりません
・色平哲郎さん(医師)の「医師は認知症者の「パートナー」になれるか?」(日経メディカル 2017年4月28日)
キョウ へのこ34

Blog「みずき」:一昨日の4月25日、政府(沖縄防衛局)は辺野古埋め立て護岸工事を強行しました。翁長沖縄県知事はいうまでもなく即刻抗議の記者会見を開きはしましたが、私から見て、翁長知事の発言は、「護岸工事は始まったばかりで、2度と後戻りができない事態にまで至ったものではない」「撤回を視野に入れて、法的な観点や国の日々の動き、全体の流れを勘案しながらあらゆる動きを想定して弁護団と議論している」などとのらりくらりとしたもので、実質、政府(沖縄防衛局)の護岸工事の強行を容認するかのような発言でしかありませんでした。

その翁長知事の発言を聞いて、沖縄県島尻郡在住の宮城健さんは以下のような意見を述べていました。

『「知事が撤回しようとも工事は進むから、辺野古に人が集まるしかない」と言っている人々は、オナガが取り消しを取り消すまで、人が集まらなくとも埋め立て部分の工事が止まっていたことを知らんのか。県庁に押しかけ自ら選んだ為政者に阻止させる民主的で効果的な方法より、死傷者だしながらアピールする「ポーズ」を選ぶというのか。バカバカしい。もう絶対に現場には行かない。』

Makoto Yasuさんはその宮城健さんの記事に「これ最後のプレゼント やることを、それぞれの場所で 信じる道を切り開いていこう」というコメントをつけた上で阿部岳・沖縄タイムス北部報道部記者の「嘆かず依存せず黙々と」という「視点」の言葉を紹介していました。このコラムで紹介されている石原吉郎も目取真俊さんも私の好きな詩人であり、作家です。

私には宮城健さんの絶望の言葉もMakoto Yasuさんの「やることを、それぞれの場所で 信じる道を切り開いていこう」という希望を信じる言葉もどちらもよくわかります。ここには見かけほどの「対立」はありません。私にはどちらも同じことを言っているように見えます。共通しているのは安倍政権への弾劾はもちろん、翁長知事にも安易に信を置かない、ということでしょう。

私も最後にひとこと述べておきます。翁長知事よ。ご託宣はもうたくさんだ。即座に「埋め立て承認撤回」をしなさい、と。


【山中人間話目次】
・辺野古埋め立て問題――宮城健さんの絶望の言葉とMakoto Yasuさんの希望を信じる言葉と阿部岳・沖縄タイムス北部報道部記者の「嘆かず依存せず黙々と」という「視点」の言葉
・辺野古埋め立て護岸工事着手に関する翁長知事の抗議の記者会見全文
・「リベラル21」の常連執筆者の半澤健市さんが紹介する成田龍一さん(大学教員)と中村文則さん(作家)のおふたりの「若者考」が興味深い
・フランス大統領選――マクロン前経済相と右翼・国民戦線(FN)のルペンの戦いをどう見るか?
・国境なき記者団(RSF、本部パリ)26日発表 2017年報道自由度ランキング、日本72位
・シリア空爆の際のロシアとアサド政権の化学兵器(サリン)使用の真偽についてフランス政府は「化学兵器を使用したのは疑問の余地なくアサド政権側だ」とする調査報告書を発表した
キョウ へのこ32

Blog「みずき」:「全体の利益のためとして一部の者に犠牲を押しつける。その犠牲の押しつけを、多数決で正当化する。こんなやり口を民主主義とはいわない。これは多数の横暴であり、差別であり、人権の侵害であり、地方自治の破壊なのだ。アベ政権を支持する者よ、恥を知るべきではないか。」

上記の澤藤統一郎さん(弁護士)の指摘はそのとおりでしょう。しかし、「本日(4月25日)政府(沖縄防衛局)は無許可状態での本格的護岸工事着工を強行してきた。琉球新報が示唆したように、翁長知事は、仲井眞前知事の承認を撤回するだろう。そして、その撤回の効果をめぐって、県と国とは、またまた法廷で対決することになる。(略)沖縄は辺野古建設を拒否する翁長知事を支持し、全国は辺野古建設を強行するアベ政権を支持しているのだ」という澤藤さんの見方は誤まっている、控えめに言っても大甘だと私は思います。

下記の記事で私が指摘しているように翁長知事は政府(沖縄防衛局)による本格的護岸工事が着手されたこの期に及んでも「護岸工事は始まったばかりで、2度と後戻りができない事態にまで至ったものではない」「撤回を視野に入れて、法的な観点や国の日々の動き、全体の流れを勘案しながらあらゆる動きを想定して弁護団と議論している」などという日和見の言説をいまだに弄しています。

翁長知事のこの言説は「2度と後戻りができない事態にまで至」るぎりぎりまで「撤回」宣言はしないと言っているようなものです。しかし、そのときはすでに「時遅し」というべきでしょう。「工事が進めば、工事の差し止め訴訟は敗訴するのが、この種裁判の判例の論理。まして、仮の差し止めは即座に却下されるだろう」というのが実際の司法実務に通じている元裁判官の仲宗根勇さんの見方です。

また、澤藤さんは、「琉球新報が示唆したように、翁長知事は、仲井眞前知事の承認を撤回するだろう」などという楽観論も述べていますが、澤藤さんが引用する琉球新報社説は「知事は埋立承認権者として承認を撤回できるはずだ」「知事選で圧倒的多数の信任を得た辺野古新基地阻止の公約を実現するため、承認撤回のタイミングを逃してはならない」と翁長知事に一日も早く「撤回」宣言をするように強く促がしてはいるものの、「翁長知事は、仲井眞前知事の承認を撤回するだろう」などという楽観的な見通しは述べていません。

澤藤弁護士の言説は沖縄のニュースは主に「赤旗」に頼り、その「赤旗」が翁長知事とオール沖縄を無批判、無条件に支持しているのをさらに支持しているところからくる「井の中の蛙大海を知らず」的な謬論だというのが澤藤弁護士のこの論に関する私の評価です。


【山中人間話目次】
・澤藤統一郎さん(弁護士)の「沖縄の民意を蹂躙するアベ政権の支持者よ、君たち恥ずかしくないか。」という論への異議
・鬼原悟さん(「アリの一言」主宰者)の「『沖縄』『朝鮮半島』―『当事者』はだれか?」(2017年04月25日)
・現在のアメリカと中国の関係、さらに的を絞れば朝鮮(北朝鮮)問題を巡る米中の関係についてもっとも納得のいく田畑光永さん(元TBSテレビキャスター)の論評
・仏大統領選、パリで決選投票進出2候補へのデモ 逮捕者100人以上 - AFPBB News 2017年04月24日
・それにしてもフランス左翼の衰退についてはフランス社会党第一書記・大統領のオランドの責任は大きい
キョウ へのこ31

Blog「みずき」:翁長沖縄県政を糺す。「就任から2年半を迎えようとする翁長雄志知事の評価は、「支持する」が58%、「支持しない」が22%、「その他・答えない」が20%だった。性別や年齢別、地域別を問わず、まんべんなく支持を維持している。支持すると答えた人は、性別では男性の55%、女性の60%。」(沖縄タイムス 2017年4月25日)ということのようですが、このまま埋め立て承認の撤回をせずに安倍政権の「違法行為」を唯々諾々と許してしまうようでは翁長知事の支持率はこのままであるはずがありません。急激な下降カーブを描くことになるでしょう。すなわち、「オール沖縄」なる鵺(ぬえ)のような非存在に支えられた翁長知事の政治的な命脈も尽きるとき、と見てよいでしょう。

【山中人間話目次】
・翁長さんはこの期に及んでも、「護岸工事は始まったばかりで、2度と後戻りができない事態にまで至ったものではない」などという日和見の言説をまだ弄している。
・翁長沖縄県政を糺す
・翁長知事よ、どうする?なおあらゆる手段を使って阻止するという言葉だけの空元気で逡巡するおつもりか!(仲宗根勇FB 2017年4月25日)
・政府が辺野古の埋立て工事に着手 - 琉球朝日放送 報道制作部 ニュースQプラス 2017年4月25日
・<社説>辺野古護岸着工へ 埋め立て承認撤回する時だ - 琉球新報 2017年4月25日
・日本政府・沖縄防衛局が25日午前9時20分、辺野古新基地建設・埋め立てにつながる護岸工事を開始したと発表した――沖縄タイムス「号外」
キョウ パノプティコン6

Blog「みずき」:私が否定的に評価する朝日新聞の「1強-第2部 パノプティコンの住人」という連載記事を水島朝穂さん(早大教授、憲法学)は「2017年4月18日付1面から始まった『1強、パノプティコンの住人』の連載はなかなか読ませる」と私とは逆に肯定的に評価しています(ただし、「日本のメディア(特にテレビ)の政権批判は鈍く、森友学園問題はほとんど取り上げられなくなった」という状況の中での相対評価としてではあります)。

水島さんと私のこの朝日新聞記事の評価の違いは、つまるところいわゆる「文春砲」をメディアを代表する記事であるかのようにみなす朝日新聞記者への違和感の相違ということになるでしょう。「極右の首相が草の根の支持をかなり受けているという、これほどばかげた時代」(太田昌国FB 2017年4月15日)を象徴するメディアの根腐れ状況を示す端的な事例として私は朝日新聞記者の「文春砲」評価を見ますが、水島さんにはその視点がない。その違いだと思います。しかし、この違いは、共産党が提唱している「野党共闘」や水島さん自身が所属している「学者の会」評価の問題とも絡んできます。私との認識の重要な違いです。


【山中人間話目次】
・私が否定的に評価する朝日新聞の「1強-第2部 パノプティコンの住人」という連載記事を水島朝穂さん(早大教授、憲法学)は肯定的に評価する
・朝日新聞「1強-第2部 パノプティコンの住人」(1~4)は昨日の第5回目をもって連載は終了した
・質問文に「テロ」という言葉があるかどうかで「共謀罪」に関する世論調査結果の賛否が大きく異なってくる、という朝日新聞記事の指摘
・これが正常な、というかふつうの安倍内閣評価。本土の世論調査結果の方が大異常というべきものです
キョウ うるましちょうせん

Blog「みずき」:沖縄県うるま市の市長選挙で自民党と公明党が推薦する現職の島袋俊夫が翁長知事とオール沖縄が推薦する元県議の山内末子を抑えて当選しました。これにより沖縄県内で今年に入って行われた3つの市長選挙のいずれも自民党が支援した候補が翁長知事が支援した候補を破る結果となりました。5753票差でした。投票率は60.7%で前回を1.85ポイント下回りました。

選挙結果として露れた以上の基本的指標を押さえただけでも、一事飛ぶ鳥さえ落とすがごとき勢いであった「翁長人気」「オール沖縄人気」に急速な陰りと衰えが見えていることは明らかですが、その敗因を元裁判官でうるま市在住(うるま市島ぐるみ会議共同代表)の仲宗根勇さんはさらに次のように分析しています。

『辺野古新基地問題を政策にも争点にも打ち出さなかった山内選対の戦略に敗因がある。候補者も応援の翁長知事も辺野古新基地問題は一切触れなかった。相手陣営の経済的利益誘導の公約のレベルでこちらも子供の養育問題など経済問題で争い、公約の違いを鮮明にしなかったのが痛い。公約の違いを鮮明にせよと、私は選対役員会で主張したのだが。現職勝利で、こちらが戦略的に争点化しなかった辺野古新基地建設問題をアベ官邸は「民意は辺野古OK」の世論操作をするのだろう。当分、うるま市の政治風土は変わらないことを思うと、個人的には、挫折感は払いようがないが、「オール沖縄」にとっては口に苦い「良薬」となれば、せめてもの幸いだが、、、。さて、「オール沖縄」はどう総括するのだろう。その総括をきちんとできなければ、「オール沖縄」の滅びの道が口を開けてそこに準備されていることは明らかだ。』(仲宗根勇FB 2017年4月24日)

しかし、私はさらに思います。「山内選対の戦略に敗因がある」というよりも、辺野古新基地建設反対、辺野古埋め立て反対、高江ヘリパッド建設反対という沖縄県民にとっての思想上のベースともいえる「革新」の大義をもって戦おうとせず、逆にその「革新」色を極力消すことが勝利の道(いわゆる勝利至上主義)だと大いなる勘違いをしている山内選対を含むオール沖縄の「思想」そのものに最大の敗北の要因があったというべきではなかったか。いまや「翁長知事讃歌」「オール沖縄讃歌」は百害あって一利なし、という状況さえ自らつくっているのだ、と。


【山中人間話目次】
・沖縄県うるま市の市長選挙での翁長知事とオール沖縄の山内末子さんの敗因について
・鬼原悟さん(「アリの一言」ブログ主宰者)もうるま市長選の開票結果について「オール沖縄」陣営の政治責任と沖縄メディアの報道責任を厳しく追及しています
・明日の選挙の結果のいかんに関わりなく辺野古湾の埋立承認撤回は速やかかつ即座に宣言されなければならない
・辺野古基地問題。平安名純代さん(沖縄タイムス米国特約記者)の視点
・石岡裕さんの新垣勉氏の県民投票賛成論攷批判
・衝撃の大きさという点で、本日読んだ記事の中で、この一行の記事に勝るものはない――内閣支持率、58%に上昇 - 共同通信 47NEWS
キョウ なかのしげはる

Blog「みずき」:長谷川順一という元共産党新宿区議に象徴される今日の日本共産党員の知的水準の頽廃と悲惨。しかし、その老共産党員の知的水準の頽廃と悲惨はもはや「転向」というものでさえないでしょう。いまの日本共産党員は「転向」と呼ぶに値する「思想」すらそもそも所有していない。いまの共産党員にあるのは「地中にひそんで」いて「なかなか死滅しない土俗的な言葉」、すなわち、「〈天皇制〉という語で象徴させることができる」リカバリーされた亡霊の思想でしかない。

吉本隆明は日本における「思想」というものの現実についてかつて次のように述べていました。

『わが国では、(中略)なかなか死滅しない土俗的な言葉が地中にひそんでいる。この土俗的な言葉の百年ちかくもかわらなかった象徴を〈天皇制〉という語で象徴させることができる。わが国で思想の問題というばあい、その時代の尖端をゆく言葉の移ってゆく周期を追うことであり、(中略)二〇年代には〈プロレタリアートへの階級移行〉という思想を体験しながら、四〇年代には〈八紘一宇〉や〈東亜共同体〉に移り、現在では〈社会主義〉と〈資本主義〉の対立と共存という課題にとびうつるということを一生涯に体験できるほどである。また、一つの時代の尖端的な言語が死滅するのは、思想の内在的な格闘によるのではなく、外部の情況によるだけだから、いったん埋葬された思想は、十年あるいは二十年まてばふたたび季節にむかえられて新しい装いで再生することができるほどである 。』(吉本隆明『自立の思想的拠点』)

「わが国で思想の問題というばあい、その時代の尖端をゆく言葉の移ってゆく周期を追うことであ」るというのは、ポピュリズムの再生、復古ということでしょう。それが、いまの日本共産党という政党の現実です。

【山中人間話目次】
・長谷川順一という元共産党新宿区議に象徴される今日の日本共産党員の知的水準の頽廃と悲惨
・朝日新聞の「1強-第2部 パノプティコンの住人」という連載記事はどういうトポスへと読者を誘おうとしているのか? 朝日新聞のジャーナリズムとしての視点が試されている
・日本のメディアのジャーナリズム精神の頽廃は、こういう場面ではなお直截に現われてくる。無意識的なナショナリズム的差別意識の露呈
・徳岡宏一朗さんの「東京新聞、がんばってます」という評価は過大評価にすぎる、というのが私の評価です。
・シリアでのサリン攻撃の真偽について
・茨木のり子の長詩「りゅうりぇんれんの物語」

朝日新聞が政治的な意味での自民党・安倍1強体制を「パノプティコン」(権力者による全展望監視システム)という 概念を使って読み解こうとする連載を開始しました。私には安倍に監視されるというシチュエーションそのものが、「極右の首相が草の根の支持をかなり受けているという、これほどばかげた時代」をメディアとしての批評の眼を透過させないままにあたかも絶対値であるかのように無条件に前提しているようで大いなる違和感があるのですが、さて、どこまでそのパノプティコン現象の本質に迫りうるか。連載中のことゆえ軽々に結論を下すのも誤解になりかねませんので期待はしていませんが一応注視はしてみることにします。今回はその1として連載の(1)から(4)までをコピー・アンド・ペーストしておきます。記事評は当然連載終了後のことになります。

■(1強・第2部)パノプティコンの住人:1
キョウ パノプティコンの住人1
キョウ パノプティコンの住人1の1 
キョウ あさひしんぶん5
朝日新聞は総理の懐刀に屈した?

Blog「みずき」:ここに記されている「事件」の本質は、やはりメディアのゆきつくところまでの退廃とジャーナリストのまたゆきつくところまでの頽廃と言うべきでしょう。

おそらく私がS記者の立場であったなら、もちろん決して威張るようなことではありませんが、私を個室ブースに呼び出した番記者2人をぶん殴っていたでしょう。私には高校時代に「ここで誤まったら、(私の退学処分を決定した)職員会議の決定を取り消してやる」と寛大ぶる校長を「職員会議で教師のみんなが決めた決定をあなたひとりの恣意で反故にしていいのか」と怒鳴りつけ、結局退学処分になった前科があり、私より年下の社長が私を君呼ばわりするので「お前には礼節というものがないのか」とやはり怒鳴りつけ、当時1500万円相当の年収をフイにした等々の前科もあります。しかし、短気は損気とはこういうことをいうのでしょう。いまになって身に沁みます。しかし、それでも私はメディアとそのメディアに勤めるジャーナリストの頽廃を許せない。おそらく私なら番記者2人をぶん殴る。

『今年1月、S記者は某新聞社とテレビ局の番記者2人に「ちょっと話があるから来てほしい」と呼び出されたという。場所は官邸の記者会見場の中にある、各テレビ局の個室ブースだった。そして2人はS記者にこう告げたのだという。「君が来ると今井さんが対応してくれないから、もう来ないでくれる? その代わり、(今井氏とのやり取りを記した)メモは回すからさ」S記者はショックを受けたという。「Sはそれ以来、意気消沈して夜回りをやめてしまいました。上司も、これ以上は辛いだろうと4月から別の記者に交代した。すると、今井さんは朝日にも対応するようになり、他社もそれを見てホッとしたそうです。結局、ウチも含め、みんな今井さんの言いなりになってしまったということです」』


【山中人間話目次】
・ここに記されている「事件」の本質は、やはりメディアのゆきつくところまでの退廃とジャーナリストのまたゆきつくところまでの頽廃と言うべきでしょう
・目取真俊さん(作家)の警鐘――辺野古の海の埋め立てに関して、私たちはいま取り返し不能の地点(ポイント・オブ・ノーリターン)に立たされています
・仲宗根勇さん(沖縄在住、元裁判官)の応答―― もし当選した場合は、「オール沖縄」だけの力でなく、それにその批判的な「リベラル・左翼=バネ」が働いた結果だとあらかじめ宣言しておく
・仲松典子さんの「県民投票に利はない」という論。同感です
・小倉利丸さんのテロの脅威を煽る国連テロ対策委員会事務局上級法務官・高須司江発言批判
・ハナニアラシノタトヘモアルゾ 「サヨナラ」ダケガ人生ダ
キョウ わたべしょういち

Blog「みずき」(1):渡部の文章は、「『既に』生まれた 生命は神の意志であり、その生命の尊さは、常人と変わらない、というのが私の生命観である」と書いた後に「しかし『未然に』避けうるものは避けるようにするのは、理性のある 人間としての社会に対する神聖な義務である」と続きます。批判者は渡部のこうした考え方、思想を「優生思想」と指摘して、批判しているのです。しかし、渡部には批判されていることの意味がわからない。だから、逆に批判者を批判する。産経も渡部のその批判に加担する。これが産経が渡部昇一の死を「勇気ある知の巨人」の死と書くとんでもない理由です。

櫻井よしこも同じ産経紙に「非常に博識で、歴史問題や東京裁判などあらゆるテーマについて精通しておられた。日本の国柄について、優しい語り口で解説することができる、かけがえのない存在です。今、日本はとても大事なところに立っていて、渡部先生に先頭に立って日本のあるべき姿を論じていただけたら、どんなに力になったかと思うと本当に残念です」などと書きます(同紙、2017.4.18 )。

これが右翼紙、右翼人士の正体です。「『阿呆の天国』状態」(太田昌国FB 2017年4月15日)をつくりだしている最大の責任はもちろん彼ら(たとえば産経)、彼女たち(たとえば櫻井よしこ)にあることは明白です。

Blog「みずき」(2):「『建白書』を掲げることで『オール沖縄』の支持を繋ぎ止めながら、『辺野古」は全面(前面)に出さない。たたかう前から『辺野古』を下ろす敗北主義であり、『新基地建設』を事実上容認しながら『オール沖縄』の票で『知事再選」を目指そうとする」――これが翁長知事と同知事を支える「オール沖縄」勢力の今後の沖縄のたたかいの戦略だというのです。おぞましいことです。こうした「オール沖縄」勢力に政治を委ねてしまっては、当然、今後の沖縄のあらゆるたたかいの敗北に次ぐ敗北は目に見えています。それでもあなた(たち)は「オール沖縄」を支持するというのでしょうか? 私にはおよそ理解しかねることです。私たちは「オール沖縄」という何者かによって(正体はもはや明瞭なのですが)つくられた幻想から早急に脱却する必要がある、というべきではないでしょうか。


【山中人間話目次】
・産経新聞が書くように渡部昇一の死は「勇気ある知の巨人」の死か?
・新基地建設を事実上容認しながらオール沖縄の票で『知事再選」を目指そうとする――これが翁長知事とオール沖縄の今後の沖縄のたたかいの戦略だというのです
・また伊藤智永(毎日新聞記者)がやらかしています。そうです、安倍擁護の伊藤流提灯記事を、です
・教育勅語をめぐる世論調査。安倍内閣の姿勢について「40代以下では『妥当だ』が4割前後だが60代では19%。この世代間の差異はなにゆえか?
・加藤哲郎さん(一橋大名誉教授)のネチズン・カレッジ「戦争が近づくと、権力者は国政の矛盾をそらせ、外に突破口を求める!」
・盛田常夫さん(経済学者、在ハンガリー)の日本の劣化する経済学者批判(5)
・「むささびジャーナル」「シリア報道:「受け狙い」がもたらしたもの」(2017/4/16)。視点の確かな読み応えのある論評です
キョウ あべ11

Blog「みずき」:(1)本記事はものごとの深層を的確、簡潔に、すなわち、わかりやすく読み解いている好論といってよいでしょう。簡潔に読み解くことができるということは、それだけここで提起されている問題の本質と深層を適確に捉えているということでもあるでしょう。そういう意味での好論というのが私の本記事の評価です。

ただ、文中に「また、国に軍隊があるのも当然である(この観点から、日本が普通の先進諸国なみのリベラル国家になった後で憲法9条を改正すべきだと主張する筆者は、「リベラル・タカ派」と呼ばれることがある)」という憲法9条改正論があります。私は現憲法の理念に沿った「非武装中立」という国家のあり方は可能だと考えるものですが(また、「国に自衛権があるのは当然」という主張であればわかるのですが、「国に軍隊があるのも当然である」という考え方には私は与しません)、「リベラル国家になった後」にという前提の下での憲法9条改正論議はあってもいいことだとは思っています。ただ、こうした主張は、「リベラル国家になった後」にという前提が外されて現体制下での9条改正を主張する新9条論者の論に回収されてしまう危険性をともないます(現に本記事を有意義なものとして拡散していたのは新9条論支持者のひとりでした)。「リベラル国家になった後」の軍隊の創設についてはかつて共産党も主張していたことですが、その共産党もいまや新9条論者の主張(現体制下の9条「改正」、すなわち、改悪)に呑みこまれつつあります。いや、すでに呑みこまれているかもしれません。そういう危険性をともなうということです。

(2)内藤朝雄さん(明治大学准教授)の記事を紹介したついでに1か月ほど前の伊藤智永という毎日新聞記者の「まやかしの保守 ついに「日本会議」政治が沈没す」という記事もとりあげておきます。さて、この記事についている安倍首相と日本会議が「断絶」しているかのように強調する「安倍首相が『日本会議』を使い捨てる日」というキャプションはなんでしょう? 伊藤記者の記事が「日本会議」を批判していることから同記事を好意的に引用、転載しているいわゆる「リベラル」ブログは少なくないのですが、同記事は「日本会議」批判に名を借りた新手の安倍晋三擁護論と見るべきでしょう。私はこれまで伊藤智永という毎日新聞記者を批判する記事を2本書いていますが、その観察からも言えることは伊藤智永という毎日新聞記者は明らかな安倍擁護論者です。この記者の狡知な筆遣いに欺かれてはならないでしょう。

同記者は「安倍首相が『日本会議』を使い捨てる日」などと書いていますが、ひとつ前の記事に書いた内藤朝雄さんが紹介している資料を見ても安倍首相は「日本会議」を使い捨てるどころか第3次安倍晋三再改造内閣の閣僚のほぼ8割が超タカ派(極右)団体の「日本会議」のメンバーです。この点について内藤朝雄さんは次のように書いています。
『現在、日本を戦前の状態(特に〈天皇中心の国体〉が暴走した昭和初期から敗戦までの時期)に戻そうとする勢力が、閣僚の大多数、国会議員のほぼ半分を占めている。日本社会は、その意向のままに造りかえられてしまう瀬戸際にあるといってよい。次の資料をみてほしい。「第3次安倍晋三再改造内閣の超タカ派(極右)の大臣たち」(俵義文(子どもと教科書全国ネット21)作成:トップページの左側リストにある当該資料表題をクリック)、あるいは「国会議員いちらんリスト」。資料を見ると、閣僚のほぼ8割が「超タカ派(極右)」団体(先進諸国の主要メディアはおおむねそのように見ている。筆者もそれに同意する)のメンバーであることがわかる。またそれが国会議員全員の半数に達しようとしている。これらの団体は、仲間たちがいくつも掛け持ちしていたり、協力しあったりしているので、ひとつの大きなネットワークと考えることができる。また、彼らは公明党など他勢力と利害同盟を組んでいる。その意味では、ほぼすべての閣僚と半数の国会議員が、上記資料にいうところの「超タカ派」勢力かそれになびく勢力であるといってよい。これらの勢力が政権の座にあり、目標達成に向けて着実に歩を進めているのである。』
内藤朝雄さん(明治大学准教授)と伊藤智永という毎日新聞記者との認識の差異は明らかでしょう。

【山中人間話目次】
・内藤朝雄さん(明治大学准教授)の「世界が警戒する日本の「極右化」〜私たちはいま、重大な岐路にいる」という記事の岐路
・伊藤智永毎日新聞記者の「まやかしの保守 ついに「日本会議」政治が沈没す」という記事のまやかし
・太田昌国さんはいまの日本の社会状況を「『阿呆の天国』状態」と表現する
・平安名純代さんの「とうとう私たちは後戻り不可能な地点へ来てしまいました。辺野古を守るために私たちは何をすべきなのか」
・辺見庸はその共有すべきわれわれの時代の現時間を「世界の夜――乏しい時代」という
キョウ こばやしたきじ

Blog「みずき」:鄭玹汀さんの「そのうち、批判者は徹底的に弾圧されるだろう。本当に怖いのは、政府批判者が弾圧の対象になることだ」という文章の一節を読んで、志賀直哉が小林多喜二が「警察に殺されたるらし」の報に触れて書いた日記の一節を思い出し、「アンタンたる気持」になりました。

志賀は日記に次のように記しています。

「小林多喜二二月二十日(余の誕生日)に捕らえられ死す、警察に殺されたるらし、実に不愉快、一度きり会わぬが自分は小林よりよき印象をうけ好きなり アンタンたる気持になる、不図彼等の意図ものになるべしといふ気する、」(「志賀直哉全集」岩波書店より)

ただ、志賀が最後に「不図彼等の意図ものになるべしといふ気する」という感想を述べていることに救われる気がします。しかし、志賀のこの感想は、小林多喜二という真のコミュニストに対する敬愛の思いからくる感想でした。志賀がいまに生きていたら「不図彼等の意図ものにならずといふ気する」という感想を述べたのではないか。そのことについても私は「アンタンたる気持」になるのです。

【山中人間話目次】
・鄭玹汀さんの「そのうち、批判者は徹底的に弾圧されるだろう」という文章の一節を読んで「アンタンたる気持」(志賀直哉)になった
・共謀罪」法案を阻止するためには国会内外での野党の「共闘」は欠かせないでしょう。しかし、私は、野党4党幹部揃い踏みの街頭演説に大きな違和を感じます
・相沢侃さんの「怒りをもって志位氏に問う」。私の「アンタンたる気持」はこの相沢さんの「怒り」に重なっていきます
・ホワイトハウス “対北 先制攻撃の可能性”報道を否定というNHKの報道 
キョウ てんのうたいい

Blog「みずき」:残念なことですが今回も日本国憲法下における民主主義の本質に関わる象徴天皇制の是非の問題の議論は素通りされたまま莫大な税金だけが浪費されていくことになるのは必定です。私たちが心しておかなければならないことは、こうした事態をつくり出している大きな原因のひとつに私たちの国の劣化しきった「左翼」の存在があるという事実です。もはや「議会内左翼」は民主主義社会の実現というひとつの点から見ても許しがたい「反動」的な存在になりおおせています。満腔の怒りを込めて彼(女)らの非を糺しておきます。

また、以下、小倉利丸さん(富山大学名誉教授。ピープルズ・プラン研究所共同代表)の「議会内左翼」批判の言葉を再掲しておきます。

『天皇廃位から廃止へという選択肢の不在を象徴しているのが、議会内左翼の生前退位問題への認識である。共産党は、2月10日に国会内で天皇退位問題について検討会を開催し、小池晃書記局長が「天皇の退位については、政治の責任で真剣な対応が必要だ。一人の人がどんなに高齢になっても仕事を続けなければならないという今のあり方を、個人の尊厳という憲法の根本精神に照らして見直すべきだ」と述べた(『赤旗』2017年3月4日)。また、社民党は2月15日に「見解」を発表し、その中で「人間が人間として有する天賦人権は、天皇『個人』に対しても、当然保障されるはずである。しかし、天皇という地位やその地位が世襲であるとされていることによって様々な人権が制約され、天皇『個人』に過度の負担が一生負わされているが、『退位の自由』がない限り、これを正当化することはできない。憲法の基本原則の制約は必要最小限にすべきであって、天皇の人権という観点から、退位を認めるべきである。」と述べている。いずれも戦後憲法の基本理念である個人としての人権に照らして退位への態度を表明したものだ。象徴天皇制が憲法の基本的人権の理念に抵触することを軽視し、象徴天皇制は旧憲法の天皇制に比べればまだマシで政治的な実権を担わない天皇にさしたる問題を見い出していないからではないか。』(ne plu kapitalismo2017年4月11日)


【山中人間話目次】
・残念なことですが今回も象徴天皇制の是非の問題の議論は素通りされたまま莫大な税金だけが浪費されていくことになるのは必定です
・なによりも安倍内閣支持率53%という日本の現実が問題です。その現実が安倍政権の底知れない思い上がりと暴挙を許しています
・乗松聡子さんの果敢な「オール沖縄」指導層に対する議論提起「新垣論攷を読んで――承認撤回と県民投票」(下)
・仲宗根勇さん(元裁判官)ご自身による「『沖縄思想のラディックス』の喚起力」講演会の自己案内
・トランプによる北朝鮮攻撃は一触即発の段階にある、という「4月危機説」の評価について
キョウ しゃみんとう2

Blog「みずき」:社民党幹事長の又市征治が11日の記者会見で「憲法一般論として改憲そのものを社民党として否定はしない」と発言したと言います。時事通信はこの又市発言を「社民幹事長『改憲否定せず』」という見出しをつけた上で報道しています。時事通信によれば、「又市氏は、民進党の細野豪志代表代行が発表した改憲私案に関連して(略)細野氏が提唱した地方自治や教育の項目を例に挙げ、『国民的な合意が得られ、変えた方が良い項目があれば変えた方が良い。中身によるが、必ずしも反対ではない』」と発言しているようですから、この時事通信の「社民幹事長『改憲否定せず』」の見出しは又市発言の真のネライ=改憲肯定論を的確に要約したものと見てよいでしょう。

すなわち、社民党は、同党の唯一のレーゾンデートルというべきものであった「護憲」の旗さえ完全に捨て去った、ということを意味しているでしょう。また、もちろんいまに始まったことではないのですが(この点についても私は何度も言及しています)、共産党を含めて日本の政党に「革新」なるものは完全に消失してしまった。戦後72年目に到って日本の政党は総べて大政翼賛化してしまった。日本の60年安保闘争をピークとした「理念としての戦後」を支えてきた「革新」なる政治は完全に終焉した、ということを意味しているでしょう。

私たちはいまの時代の旧態依然の腐臭紛々とする存在でしかないことが明らかな「政党」という枠組みにとらわれない新しい政治革新の道を構築していく必要があります。それがいまという狂気の時代に遭遇している「私たち正気の者」の責任だということがますますはっきりしてきました。少なくとも私は私の子どもたちにこのような時代を遺したくはありません。そのために死を賭して戦わざるをえない。それがいまという時代だ、というのが私の認識です。「野党共闘」など論外です。


【山中人間話目次】
・「社民幹事長『改憲否定せず』」という又市征治発言と「理念としての戦後」を支えてきた「革新」なる政治の完全な終焉
・乗松聡子さんの果敢な「オール沖縄」指導層に対する議論提起
・小倉利丸さん(富山大学名誉教授。ピープルズ・プラン研究所共同代表)の「生前退位論議から天皇制廃止への道筋を考える 」
・小倉利丸さん(富山大学名誉教授。ピープルズ・プラン研究所共同代表)の「特定秘密保護法のテロリズム定義と共謀罪」
・シリア空爆。米大統領府の反論
キョウ あべ10

Blog「みずき」;「国家権力の私物化」という視点からの田中利幸さん(歴史評論家)の安倍晋三、昭恵批判は、いまという時代の大衆状況のピエロ的危機(首相がピエロ的というだけでなく、大衆もピエロ的であるということ。田中さんはここでは大衆批判は射程に入れてはいませんが、大衆状況(籠池問題を経ても66%という安倍内閣の支持率、すなわち、「革新」とメディアの総「安倍」化。自らは批判しているつもりというピエロ的右傾化)を含むピエロ的危機がいまという時代の特徴である、というのが私の認識です)の性質の一端をよく掬い得ているように私には見えます。田中さんには次回は左記に私が言う意味での本格的な大衆状況に視点を据えた論を期待したいものです。

【山中人間話目次】
・「国家権力の私物化」という視点からの田中利幸さんの安倍晋三、昭恵批判
・日本経済新聞社説の「教育勅語」批判――まっとうな感覚だが、読売新聞への対抗心という側面もあるのかもしれない
・読売新聞社説の「教育勅語」批判――渡邉恒雄の天皇制への嫌悪と正力松太郎から引き継いだアメリカンコントロールのゆえか
・一方でこういう事実も。小沢一郎の懐刀といわれる平野貞夫元参院議員と共産党がニセ科学のナノ銀除染拡散の同志として大接近
・また一方、沖縄では以下のような事態が立て続けに起こっています――今週前半にも護岸工事着手 辺野古で政府方針
・粟国恭子さんの『沖縄思想のラディックス』書評には理念的な意味での「硬質のリリシズム」がある。すなわち、批評(短文)自体として心を打ちます
・私は大衆運動に英雄やスターをつくってはいけないと思う。というよりも、有害だと思う。大衆運動に英雄やスターはいらない。
キョウ おきなわ15

Blog「みずき」:前田朗さん(東京造形大学教授)の「仲宗根勇・仲里効編『沖縄思想のラディックス』」評。

「現代沖縄の代表的論客たちが沖縄の歴史、政治、思想を縦貫する独自の沖縄論を展開する。翁長県知事体制の確立から現在の変節にいたるまで、ドラマチックなまでのリアル・ポリティクスを根底にすえ、ブレることのない沖縄の現状を思想的にえぐり出し、これからの沖縄のあるべき姿を遠望するラディカル・メッセージ。」(前田朗Blog 2017年4月7日)

しかし、私は、前田さんの「翁長県知事体制の確立から現在の変節にいたるまで」という評言には異議があります。前田さんは翁長県知事体制の「現在の変節」と言いますが、翁長県知事体制はいまに「変節」が始まったのではなく、語義矛盾を承知の上であえて言えばはじめから「変節」していたというべきではないのか。その「はじめからの変節」を隠蔽して「オール沖縄」なる美言をつくり、人々を惑わしてきたところにこそ翁長県知事体制のはじめからの問題があったというべきではないのか。同「体制」をつくり、支えてきたのは「オール沖縄」自身、すなわち、その代表格の日本共産党と社会民主党です。前田さんの論ではほぼ内定していた革新候補を「勝てない」からという理由づけで強引に引きずり降ろし、保守・翁長を担ぎ出した共産党と社民党の当初からの責任が捨象され、不問に附されてしまいます。これでは真の「翁長県知事体制」批判にはなりえないでしょう。この評言は前田さんの立ち位置の日和見性、あいまいさを示している、というのが私の評価です。


【山中人間話目次】
・前田朗さん(東京造形大学教授)の「仲宗根勇・仲里効編『沖縄思想のラディックス』」評
・ 乗松聡子さん(カナダ在住。「ジャパンフォーカス」エディター)の「仲宗根勇・仲里効編『沖縄思想のラディックス』」評(沖縄タイムス掲載)
・「オール沖縄=翁長県政への<讃歌>と<挽歌>を自在に語る----仲宗根勇さん(元裁判官)と仲里効さん(批評家)の対話
・太田昌国さんの「津島佑子さんの思い出に」(『津島佑子――土地の記憶、いのちの海』掲載)
・無法国家の工事強行 ――目取真俊「海鳴りの島から」2017-04-05
・人民と政府は、歴史から何物も学ばず、あるいはそこから導きだされる原理にのっとって行動することはけっしてなかった――辺見庸ブログ 2017年03月29日
キョウ くにたち

Blog「みずき」:上原公子元国立市長が国立市から提訴されていた損害賠償訴訟(広義の国立マンション訴訟)で最高裁での敗訴が確定(2016年12月13日)したことにともなって、その上原氏の確定した損害賠償金4500万円(+金利)を「上原さんひとりに払わせるわけにはいかない」とするカンパ運動が上原元同市長を支持する人たちの間で立ち上がっています。私も数か月前から同趣旨のカンパ運動の呼びかけをあちこちで目にする機会が増えていましたが、そのたびに民主的な制度としての住民訴訟の結果という同訴訟の本質をまったく理解するところのない徒らな論といってよい同呼びかけの趣旨に大きな違和感、というよりも怒りを抱いてきました。なにゆえに徒らな論というのか。澤藤統一郎さん(弁護士)が昨日付けのご自身のブログにその理由を明解に述べています。リベラル、左派と自称し、呼ばれる人たちの誰もが言わない上原公子元国立市長、上原敗訴にともなう確定損害賠償金4500万円基金運動、自由法曹団東京支部批判、すなわち、現今の劣化凄まじいリベラル・左派批判を澤藤統一郎さんが炯眼な弁護士としての眼を通じて剔抉しています。ご参照ください。なお、さらに認識を深めるためには澤藤弁護士の同記事に添付されている2本の記事も欠かせません。これもご参照いただければと思います。私は澤藤統一郎弁護士の論に完全に同意するものです。

【山中人間話目次】
・上原公子元国立市長を支援しようとする彼女への損害賠償金4500万円カンパ運動の非論理性と非倫理性について
・翁長沖縄県知事の保守性、というよりも反動的体質がまたもや明らかになりました
・鄭玹汀さんの「教育勅語をめぐって(1)」コメントより――日教組と「教育勅語」の関係
・鄭玹汀さんの「教育勅語をめぐって(2)」――木下尚江の道徳教育の弊害についての論に即して
・浅井基文さんの「安倍政治に対するハンギョレ社説の問題提起」――教育勅語復活に対する韓国からの強烈な違和感の声
・水島朝穂さん(早大教授、憲法学)の「『教育勅語』に共鳴する政治――『安倍学校』」の全国化?」という論
キョウ てれび

Blog「みずき」:「反日」などというネトウヨ張りのレッテル貼りを在京民放5局のうちではもっとも「左」に位置するとされるTBSまでもが行っているという事実も重大です(同報道局からの配信でしょうが、元朝日新聞記者の星浩(「朝日」右傾化の張本人のひとり)がアンカーをつとめる「NEWS23」でも「反日」と形容して報道していたようです)。この事実はメディアも雪崩を打つように総右傾化していることを端的に物語っているでしょう。かつて丸山眞男が指摘した「知識人の転向は、新聞記者、ジャーナリストの転向からはじまる」(一九五六年の手帖より)という事態がポイント・オブ・ノーリターン(引き返し不能)の地点にまで達しているということでもあるでしょう。きわめて危険な状況です。今回のTBSの報道をそのようなものとして受けとめうるリベラル・左派はどの程度いるか? これもきわめて危険な状況にある、と言っておくべきでしょう。

【山中人間話目次】
・「反日」などというネトウヨ張りのTBSのレッテル貼り――知識人の転向は、新聞記者、ジャーナリストの転向からはじまる
・安倍昭恵付き秘書官の国家公務員法違反の証拠写真――安倍昭恵につき従っている国家公務員は全員告発されるべきです
・最低の連合東京(労働組合とは名ばかりの経団連の別組織)と極右政治家・小池ポピュリズムの結託
・「森友学園」疑惑問題にハシゴをかけた(張本人)松井一郎(大阪府知事、日本維新の会代表)のアホさ加減
・安部公房の「同じ戦犯釈放運動でも二種類の運動がある」という指摘
キョウ きょうさんとう20

Blog「みずき」:日本共産党に捧ぐ。聴くべき耳ありやなしや。戦前の日本共産党の指導者のひとりで読売新聞記者だった市川正一が検挙後の法廷陳述で述べた「日本共産党員となった時代が自分の真の時代、真の生活である」(『日本共産党闘争小史』 1932年 非合法出版)という言葉はおそらく市川という人間の心の奥底からこみあげてくる本心の言葉だった。日本共産党の指導部の諸君よ。この市川正一の言葉を聴いて恥じ入るところはないか。市川は敗戦直前の1945年3月に53歳で獄中死した。

【山中人間話目次】
・日本共産党に捧ぐ。聴くべき耳ありやなしや。「日本共産党員となった時代が自分の真の時代、真の生活である」と言って獄中死した故市川正一の言葉が聴こえるか?
・(1)澤藤統一郎さん(弁護士)の「永年の読者の一人として「赤旗」に要望します。元号併記はおやめいただきたい。」という「赤旗」紙面元号併記批判
・(2)高林敏之さん(アフリカ国際関係史研究者)の「赤旗」紙面元号併記批判
・(3)内海信彦さん(画家、予備校教師)の「赤旗」紙面元号併記批判
・(4)宮城 康博さん(沖縄在住、脚本家)の「赤旗」紙面元号併記批判
・(5)kojitakenさん(「kojitakenの日記」主宰者)の「赤旗」紙面元号併記批判
・(6)鬼原悟さん(「アリの一言」主宰者)の「赤旗」紙面元号併記批判
・(7)「赤旗」紙面元号併記批判――本質を衝くひとことコメント
・(8)中島岳志の保守思想というよりも右翼思想も見抜けないこういう輩がいまの共産党を下支えしている――附:「赤旗」紙面元号併記批判
キョウ おなが9
オール沖縄体制は欺瞞そのものです

Blog「みずき」:(1)「籠池泰典の証人喚問直後の世論調査で安倍内閣支持率が下がらなかったことで流れが変わってしまった」(kojitakenさん)ということももちろん大きな要素だとは思いますが、「しんぶん赤旗:元号復活…28年ぶり」(2017年04月01日 毎日新聞)という事態に象徴される共産党の右傾化もこの事態を招いた大きな要素になっているだろう、というのが私の見方です。kojitakenさん自身も『共産党の右傾化はついにここまできた。森友学園事件に関する最近の国会質疑で、かつての共産党のような鋭い質問が鳴りを潜めていることを訝っていたが、同党の右傾化と関係があるのではないかと疑ってしまう。そういえば東京都議会でも共産党は「都民ファ□ストの会」と歩調を揃えるなどして大政翼賛会化している。それにしても安倍晋三や安倍昭恵ですら日常的に西暦を使うこのご時世に、共産党は「保守層」にすり寄るつもりか知らないがなんでこんな時代に逆行する馬鹿な真似をするのか、見識を疑う』(同上)と書かれていますね。「革新」の右傾化が安倍晋三の増長を許しているのです。戦前、労働者、無産者階級の政党であった社会大衆党が陸軍統制派・革新官僚に迎合、接近、大政翼賛化し、太平洋戦争に突入していった時代と同じ冬の時代がいまに現前しているのです。それが「教育勅語、教材で用いること否定せず 政府が答弁書」という事態だというのが私の認識です。

(2)太田昌国さんは「現政権支持率の『高さ』」の背景に、何があるのか」と自らに設問し、「私たちが、戦後民主主義者であれ、リベラルであれ、左翼であれ、社会の在り方を変革しようとする、総体としての『私たち』の敗北状況のゆえにこそ『現在』があるのだ」と自ら設定した問いに答えています。太田さんのこの認識は私のこの問題への
認識とも重なります。さらに太田さんは次のようにも書きます。「安倍の時代は早晩終わるにしても、社会にはこの「気分」が根づいたままだ。いったん根を張ってしまったこれとのたたかいが現在進行中であり、今後も長く続くのだ」、と。「社会の在り方を変革しようとする」側に太田さんの指摘する「『私たち』の敗北状況」の認識がない以上、この状況は太田さんの見通しのとおり「今後も長く続」かざるをえないだろう、と私も観念せざるをえないのでしょうが、その間に年老いた者、体弱き者は死んでしまうでしょう。なんともやりきれないことです。現在の「敗北状況」をつくり出し、それを認識しえない自称「リベラル・左派」なる怠惰、卑怯、惰弱な者どもに対して炎々、焔々とした怒りが込みあげてくるのを抑えようもありません。

(3)ここでも翁長知事と「翁長与党」(オール沖縄)のダブルスタンダードが沖縄県政を党派的な利害関係を最優先する非民主主義的なものにしています。すなわち、政治学用語を使えば沖縄県政をネポティズム(縁故主義)化しているということです。ネポティズムとは独裁・権威主義国家によく見られる政治手法のことをいいます。「なぜこうした理不尽なことが起こるのか。県政与党は、翁長氏自身の疑惑を含む県政の疑惑は追及しないでそっとしておくことが『翁長知事を支える』ことだと考えているから」だ、と私も思います。考え間違いも甚だしい。県民の意志など蚊帳の外という典型的なネポティズム政治です。翁長県政は腐敗すらしています。これがいまの翁長県政の実態だということを私たちはよく知る必要があるでしょう。オール沖縄体制(日本共産党、社民党、社大=「オール沖縄」諸党派)は欺瞞そのものです。

【山中人間話目次】
・共産党など「革新」の右傾化がこれだけの安倍スキャンダルの中でも内閣支持率が下がらなかった大きな一因である、というのが私の見方です
・太田昌国さんは「現政権支持率の『高さ』」の背景に社会の在り方を変革しようとする者の「私たちの敗北」状況があると見る。それゆえの「現在」だと
・いわゆる「リベラル・左派」層には元社民党議員(現民進党議員)の辻元清美に対する「革新」幻想はまだまだ根強く残っているようです(笑止)
・ここでも翁長知事と「翁長与党」(オール沖縄)のダブルスタンダードが沖縄県政を党派的な利害関係を最優先する非民主主義的なものにしています
・ゲート前1000日集会――目取真俊さんのあらたな、そして静かな決意
・72年前の昨日。すなわち、1945年4月1日。米軍が沖縄本島に上陸した。この日から「ありったけの地獄を集めた」沖縄戦は本格化した
・加藤哲郎さん(一橋大学名誉教授)の4月はじめの世界と日本の時局論
キョウ あべないかく2
「未来のための公共」主催の国会前抗議集会

Blog「みずき」:この国は「正気を失いつつある」のではなく、すでに「正気を失っている」、と私は思う。下記のピックアップしたコメントの中でも私が特に取り上げておきたいと思うのは「北京老学生・日本から台湾へ」ブログ主の「最近では、安倍首相を批判する人たちの一部が、どういうわけか『頑張れ、籠池理事長』みたいな感じになってしまったのが、奇妙である」というコメントである。「革新」が正気を失って、これも久しい。「しんぶん赤旗 元号復活…28年ぶり、1日付紙面から」というのは本日の毎日新聞のニュースのタイトルである。これに異を唱えない共産党員、それも教授と名のつく共産党員の多さに私は言葉を失う。同党は集団的な転向者によって支えられる「正気を完全に喪失した」政党に成り下がってしまった。共産党は「柔軟路線に転じた」と賞賛されるのではなく、歌を忘れたカナリアの政党として弾劾されなければならない、と私は強く思う。

【山中人間話目次】
・この国は「正気を失いつつある」のではなく、すでに「正気を失っている」、と私は思う――岩月浩二さん、toriiyoshiki‏さん、北京老学生さんのコメントを読んで 
・「いよいよ総転向の仕上げか」という相沢侃さんの日本共産党の右傾化批判
・「頑張れ、籠池理事長」みたいなシュプレヒコールをあげる正気を失っている「未来のための公共」のデモの非革新性
・望月麻紀記者(毎日新聞・東京学芸部)の岩田明子NHK政治部記者批判。こういう同業者からの岩田記者、NHK批判は重要です
・韓国のパク・クネ(朴槿恵)前大統領が本日未明収賄などの疑いで逮捕された