キョウ きょうぼうざい4

Blog「みずき」:共謀罪法案が今日正式に発表された。が、「刑法学の教科書を開くと、その第1頁の冒頭で、刑法の人権保障機能が語られる。権力の恣意的な刑罰権発動を防止するために、刑法典は厳格な犯罪構成要件を定めめている。もちろん、これに該当しない行為を処罰することを禁じて市民の人権を擁護しているのだ。『だから犯罪構成要件は明確であることが必要である。構成要件としての行為も結果も日常用語でだれにも分かるように書かれなければならない。構成要件的行為は、「人を殺す」「他人の財物を窃取する」「放火する」などの、日常生活における行為とは区別された定型性を持っている。だから、実行行為の着手があったか否かは、判断が可能である。実行行為に着手して結果が発生すれば既遂、しなければ未遂。実行の着手の有無が、通常は犯罪となるかどうかの分水嶺である。ところが、共謀罪は、実行行為着手前の犯罪の計画段階で処罰しようとするもの。実行行為への着手のない犯罪としての定型性を欠いた日常行為が犯罪の準備行為として処罰対象とする立法なのだ。近代刑法の原則からは、乱暴きわまるものと言わねばならない。何が犯罪の実行行為となるか予想が付かないことが、共謀罪の共謀罪たる所以なのだ。だから、何が犯罪になるかを明確に記すことができない。むしろ、曖昧でなんでも処罰可能なところに、その本質があることを見極めなければならない。』(澤藤統一郎の憲法日記 2017年2月28日)


【山中人間話目次】
・澤藤統一郎弁護士の正式には昨日発表されたばかりの共謀罪法案のその極悪な本質についてのわかりやすい解説
・「テロ」の文言もテロリズムの定義も一切ないのに「テロ等準備罪」(政府の呼称)とはこれいかに?
・極端な左のポピュリズムが吹き荒れた5年間で「地盤」が緩み、今、日本の「オルト・ライト」が急成長している
・国有地売却問題の今週の注目点――kojitakenさんの以下の指摘こそをほんとうの肝というべきであろう
・ジョージ・W・ブッシュのドナルド・トランプ批判
・厚労省が「飲食店などの禁煙 居酒屋 ラーメン店例外としない」という方針を決めたというが私は反対
キョウ しいいいんちょう3

Blog「みずき」:森友学園疑惑(アベノゲート)事件を赤旗に大きく載せること自体もちろん悪いことではありません。しかし、共産党は、人さまの政党のことをあれこれ言う前に自身の政党の問題としてやるべきこと(剔抉しなければならないこと)があるのではないか? その剔抉しなければならないことのひとつは相沢侃さんの指摘する以下のような問題(「山中人間話」参照)です。共産党がこの憲法9条改憲論者の小林節という人物をいかに持ち上げてきたかは全国のあちらこちらの革新懇(共産党支持組織)、9条の会などの組織に小林節を頻繁に講師として招いてきたことからも明らかです。「9条を守ろう」という組織に9条改憲論者を講師に招くとはどういう了見なのでしょうね。共産党という「左翼」政党のとめどのない堕落(右傾化)のさまには呆れ果てるばかりです。

【山中人間話目次】
・「9条を守ろう」という組織に9条改憲論者を講師に招くとは共産党はどういう了見なのでしょうね?
・共産党は人さまの政党のことをあれこれ言う前に自身の政党の問題としてやるべきこと(剔抉しなければならないこと)があるのではないか
・平安名純代さん(沖縄タイムス米特約記者)の山城博治さんの日本最高裁の保釈要求棄却を伝える米デモクラシー・ナウ!の紹介記事
・水島朝穂さん(早大教授・憲法学)の「『トランプゲート事件』と安倍政権――終わりの始まり?」
・安倍的危機はいまや安倍ひとりにとどまらない――桜井誠元在特会会長がアパホテルで極右政治団体日本第一党を結成
・ここでもトランプは居場所のない大統領になっています――アカデミー賞 米大統領政策批判相次ぎ 異例の授賞式
・ヨーロッパでも安倍=トランプ的危機が蔓延しつつある―― 仏ルペン氏、トランプ氏ばりのメディア批判 「対立候補に肩入れ」
・高橋和巳『悲の器』と最高裁判事の問題ーー君が代裁判4次訴訟結審近し
キョウ くろーずあっぷげんだい

Blog「みずき」:「NHKを監視・激励する視聴者コミュニティ」(共同代表:醍醐聰、湯山哲守)の「韓国 過熱する“少女像”問題 初めて語った元慰安婦」(クローズアップ現代+、1月24日放送)批判のⅡから。「元「慰安婦」の声はさまざまと言いながら、なぜ、日本の支援金を受け取った3組の元「慰安婦」とその家族の声だけを伝えたのか? 「今回の日韓合意や日本からの10億円の「支援金」に対する韓国の元「慰安婦」の対応はさまざまです。番組でも、「一人一人の元慰安婦の方々にそれぞれの思いがあって、決して十把一からげにできない」(奥園秀樹・静岡県立大学准教授)とか、「当事者の多様な声があって、それを置き去りにしないことが求められている」(鎌倉キャスター)とか語られました。ところが、番組が伝えたのは、日本からの「支援金」を受け取った3人の元「慰安婦」とその家族の声だけでした。しかし、韓国の元「慰安婦」10人は、今回の合意は日本の法的責任を認めた謝罪ではないとして、昨年1月29日に連名で国連人権機構に対して審査を請願しています(『聯合ニュース』2016年1月28日、14時20分)。また、昨年3月27日には生存する元「慰安婦」29人の遺族と生存者家族など41人が韓国の憲法裁判所に対し、日韓合意は被害者の財産権と人権を侵害するものであるとして違憲の憲法訴願をしています(『聯合ニュース』 2016年3月28日)。番組の中で、こうした元「慰安婦」やその家族の声をまったく伝えなかったのは、意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにするよう求めた「放送法」第4条第1項第4号の規定に反していませんか?

【山中人間話目次】
・醍醐聰さんの「「クローズアップ現代+」 「韓国 過熱する少女像」に質問書提出」という記事から
・森友学園問題。明日以降、国会の追及しだいでは安倍政権の崩壊も視野に入ってきます
・報道ステーション・SUNDAYで観る森友学園幼稚園の運動会の映像のナマ音の宣誓の声のむごさ
・松本春野さんの『おばあさんのしんぶん』(講談社)が「けんぶち絵本の里大賞アルパカ賞」を受賞
キョウ さんけい

Blog「みずき」:「産経新聞が大スクープ」という2CH記事(以下の時系列記事をご参照ください)は単に産経新聞の2015年9月3日から4日にかけての「安倍日誌」を紹介しているだけのものでそれ自体は大スクープでもなんでもありませんが、同年9月3日付の「安倍日誌」によって同日に安倍首相と財務省の岡本薫明官房長、迫田英典理財局長が面会している事実が確かめられます。そして、その翌日の4日に瑞穂の国記念小学院校舎の補助金6200万円交付が決定したこと、また同日に森友学園の小学校建設工事を請け負った設計会社所長、建設会社所長と近畿財務局の統括管理官、大阪航空局調査係の会合がもたれていること、さらに翌日の5日に安倍昭恵首相夫人が塚本幼稚園の名誉校長に就任していることとの符合性を総合すると瑞穂の国記念小学院校舎の補助金6200万円の交付決定には安倍首相が深く関与していることが疑われます。そういう意味ではたしかに安倍昭恵首相夫人の塚本幼稚園名誉校長就任の2日前に安倍晋三が財務省理財局長と面会していたことが明らかになったのは大スクープといってよいでしょう。

以下、上記の情報を時系列に整理するとつぎのようになります。

2015年9月
3日:財務省の岡本薫明官房長、迫田英典理財局長と面会(出所:産経新聞 安倍日誌)
http://www.sankei.com/smp/politics/news/150904/plt1509040010-s.html
4日:大阪着、読売テレビで読売テレビでミヤネ屋に出演(出所:同上)
http://www.sankei.com/smp/politics/news/150905/plt1509050012-s.html
4日:瑞穂の国記念小学院校舎の補助金6200万円交付決定(出所:国土交通省HP)
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/2c/69654a916426877750d8d8563513a967.jpg
4日: 森友学園の小学校建設工事を請け負った設計会社所長、建設会社所長が近畿財務局の統括管理官、大阪航空局調査係と会合(出所:しんぶん赤旗)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2017-02-25/2017022501_01_1.html
5日 塚本幼稚園で安倍昭恵が名誉校長に就任(出所:NAVER まとめ)
https://matome.naver.jp/odai/2148790358952679301

【山中人間話目次】
・安倍昭恵首相夫人の塚本幼稚園名誉校長就任の2日前に安倍晋三が財務省理財局長と面会していたという事実の掘り起こしは大スクープといってよいでしょう
・澤藤統一郎さんの間然とするところのない説得的な論理としての「公権力は主権者国民に、国旗国歌への敬意表明を強制する権限をもたない」という論
・東京新聞の論説副主幹の長谷川幸洋を論説委員にとどまらせる人事は同紙の非ジャーナリズム体質を示すものといえるでしょう
・翁長県政の惰弱の砦を包囲せよ(1)――「アリの一言」の「埋立承認撤回」に県民投票必要なし、直ちに実行を」という論
・翁長県政の惰弱の砦を包囲せよ(2)――宮城康博さん(沖縄在住、脚本家)の「いみわかんね。さっさとブロック投下ヤメさせろ」という論。
・山城博治さんたちの 即時釈放を求める2017.2.24大集会 2000名余の大結集の模様を伝える沖縄テレビ放送ほか
・トランプ政権の破局の道行きを示すCNNテレビやニューヨーク・タイムズなどのメディアとの対立
・「幸福の黄色いハンカチ」(1977年、松竹)を40年ぶりに観て改めてラストシーンの「黄色いハンカチ」に涙した
キョウ たなかみつ

Blog「みずき」:鄭玹汀さん(日本キリスト教史研究者)の田中美津論(「山中人間話」参照)。フェミニズムというとただそれだけで頭を垂れてしまう女性や男性がいます。ウーマンリブ(女性解放運動)についても同様のことが言えるでしょう。田中美津はそうしたウーマンリブ運動家たちの宣教師としてこの40、50年ほど君臨してきました。上野千鶴子はウーマンリブの出自ではありませんが、私は、やはり田中美津とほぼ同様のことがいえるだろうと思っています。彼女もセンチメントなフェミニストの教組としてこの40年ほどフェミニズム学ないしはジェンダー学の周辺で君臨してきました。

ところで、私は田中美津と言う人にずっと違和感を抱き続けてきました。しかし、私は、嫌いになるとその人の著書も読まない性質なので(それでも田中美津の著書は何冊か読んでいますが)、違和感は違和感のままにそのまま私の中で居座り続けています。鄭玹汀さんはその私の違和感をずばりと言い当ててくれました。そのとおりです。感謝申し上げます。田中美津評価はその人がほんものかどうかを私が見極めるよい尺度になっていると思っています。

さて、田中美津さんの毎日新聞インタビュー発言については、私にはいがいでしたが、お仲間の作家の北原みのりさんも批判しています。「いやーん、これひどいわー! AV出演強要問題は、人権派VS楽しく仕事したい人たちの対立、と美津さん。被害を訴えた女性は「心の問題」があり、「人権」を訴えるだけでは被害者は癒やされない、と。まじか・・・そしてこのインタビューを、AVANの川奈まり子氏が「神回」と絶賛中。AV強制出演問題は、経済成長と表現の自由への盲信から性売買(AVを含む)を世界一発展させてきた日本の闇、根深い暴力問題。「ポリコレ」VS「本音」みたいな分かりやすい陳腐な対立枠組みつくって被害者の声を塞ぐなんて、これじゃ美津さん、上野さんと同じじゃないのよ。」(北原みのりTwitter 2月22日)、と。

しかし、根底的なというか、日本でのフェミニズムの定着の歴史を振り返っての批判になりえていませんね。おそらく北原さんにはそうした問題意識はないのでしょう。同じ過ちが繰り返されるおそれを私は感じます。


【山中人間話目次】
・鄭玹汀さん(日本キリスト教史研究者)の田中美津論――田中美津の毎日新聞インタビュー発言をめぐって
・最高裁の裁判官は権力に屈服する裁判官ほど最低なものはないということをよくよく知るべきだ
・瑞穂の國記念小學院の大阪府による不認可確実の情勢に満足してはいけない
・メディアよ。安倍をいま叩かないで、いつ叩くというのだ。一点集中して攻撃(報道)せよ。それが「メディア=ウォッチ・ドッグ(権力の監視者)」の謂いのはずだ
・瑞穂の國記念小學院問題のバックには陰にせよ陽にせよ必ず安倍の存在がある。そこを叩け
・安倍晋三のトランプ同様のALT‐FACT(もうひとつの事実)。すなわち、安倍のデマについて
キョウ おなが7

Blog「みずき」:「『承認撤回』の先送り疑問・知事訪米、危機感伝わらず」という平安名純代さん(沖縄タイムス米国特約記者)の22日付のコラム記事。沖縄在住の元裁判官の仲宗根勇さんは同記事を掲載した平安名さんのFBに「沖縄の未来のために/逆流に抗して/沖縄の現状況を/忌憚なく切開する/平安名純代記者の/権力監視の真のジャーナリズ精神」というコメントを寄せています。私もまったく同感です。以下、平安名さんの記事から。 

「沖縄県知事のDCへの旅は最悪だった。トランプ政権には相手にされず、地元では注目を浴びた」米紙ワシントン・ポストの東京支局長はツイッターで5日、朝日新聞の英語版の記事を引用する形で、翁長雄志知事の訪米行動をそう伝えた。米首都ワシントンで面談したトランプ政権関係者や上院議員はゼロ、当地での記者会見に参加した米記者は1人、日本メディア以外で訪米行動を伝えた記事は2本。前述の一文は、批判ではなく、こうした事実を端的に伝えたにすぎない。本紙は昨年11月27日に、トランプ政権が名護市辺野古の新基地建設計画を維持する方針と報じたが、翁長知事はトランプ氏が計画を見直すのではないかとの期待を持ち続け、訪米最終日に、訪日中のマティス国防長官が日本政府と現行計画を確認しあったとの報せに接し、落胆した。翁長知事は「県民に対して失礼なやり方ではないか」と表現したが、県民を引き合いにした感情論ではなく、なぜ米側が協議のテーブルにつかなかったかを振り返らねばなるまい。空港で訪米行動から帰国した知事を出迎えた中には、「埋め立て承認即時撤回」のプラカードを掲げた県民らもいたそうだ。大浦湾では、巨大なコンクリートの塊が次々と投下され、海上工事が着々と進められている。体を張って海を守ろうとする県民にはまさに緊急事態だが、県側から聞こえてくるのは撤回慎重論ばかりだ。県は撤回を「最後の切り札」として温存しているようだが、「撤回」という「切り札」は果たして先送りできるものなのか。「辺野古移設はすでに決着した」と語るマティス長官の訪日に同行した国防総省筋に聞くと、「沖縄は撤回が有効な切り札となりえたタイミングはすでに逸したのではないか」と問いを向けてきた。元裁判官の仲宗根勇氏は「工事が進めば進むほど裁判になったとき、撤回の効果は薄れ撤回の有効性の全否定もあり得ます」(本紙2月9日論壇)と警鐘を鳴らし続けている。撤回カードは、翁長知事が就任直後に切ってこそ、最大の効力を発揮する「切り札」となりえた。切り札なしの3度目の訪米行動は、県民が抱える危機感すら伝えられなかった。タイミングを間違えば切り札もただの札になる。時間はもう残されていない。

【山中人間話目次】
・平安名純代の想い風(沖縄タイムス 2月22日)――「承認撤回」の先送り疑問・知事訪米、危機感伝わらず
・刑事手続きの政治的悪用だ――山城氏勾留と検察-仲宗根勇FB
・「安倍首相の妻が名誉校長」だけで大問題 -アリの一言
・森友学園の国有地取得疑惑問題の背後には大阪維新の会がいる、というkojitakenさんの見方
・森友学園の国有地取得疑惑問題の構図を端的に指摘するツイート
・権勢ある政府高官が特定業者とむすんで暴利をむさぼる「中国の特徴ある社会主義」の否定しがたい姿-阿部治平「リベラル21」
・「金正男氏暗殺事件」に関する高林敏之さん(アフリカ国際関係史研究者)経由の情報と評価(1)
・「金正男氏暗殺事件」に関する高林敏之さん(アフリカ国際関係史研究者)経由の情報と評価(2)
・トランプ政権、不法移民取り締まり強化を発表 1100万人ほぼ全員が対象

キョウ てんのう12 

Blog「みずき」:「重大なのは、憲法原則に反するこうした異常な事態に対し、異を唱え、抗議して大島氏らのヒアリングを拒否する政党・会派が1つもないということです。それどころか、すべての政党・会派が、安倍氏が敷いたレールの上で「立法府の総意」づくりに協力しようとしているのです。国会の翼賛化はすでに深刻な事態に至っていると言わねばなりません」(アリの一言 2017年2月21日)。

この事態を「深刻」に捉えきれないのがいまのいわゆる「リベラル・左派」勢力です。なんの「リベラル」であり、なんの「左派」か。まったく情けない限りです。


【山中人間話目次】
・「天皇退位」――「立法府の総意」という名の翼賛国会化 -鬼原悟「アリの一言」
・醍醐聰さん(東大名誉教授)の沖縄愛楽園(ハンセン病隔離収容所)という名の「絶望の島」を訪ねて
・「ドゥテルテ氏から金もらった」というダバオ暗殺団元団員の証言は信用できない
・森友学園の国有地取得の収支と同学園への不明瞭な国給付 -渡辺輝人
・日本のヘイトスピーチ対策、実効性疑問 アムネスティ報告書
・クロード・ランズマン監督作品『SHOAH』の北島教行さん(イチエフ収束作業員)の批判
キョウ あべてるえ4

Blog「みずき」:民進党の細野豪志の発言。「安倍総理が児童養護施設の教育に熱心なのは、昭恵夫人の影響があると思う。彼らへの給付型奨学金の創設は画期的だ。よく決断してくれたと思う(続く)」(2月18日付Twitter)。その発言に対するmoriokahigumaさんの感想。「安倍夫妻によるヘイトを奨励する学校への優遇が問題視されている時に、あなたは何を言っているのだろう。政治家としてのセンスのなさをさらすのは止めた方がよいと思うが・・・」(2月19日付Twitter)。また、toriiyoshikiさんの感想。「悲しくなるほどの政治音痴。この人の賞味期限もあっという間に切れてしまったなあ。民主党政権の環境相時代、福島を熱心に支援していた、政権にもルートを持つある科学者が「彼(細野氏)は口だけで中身がないから」とおっしゃっていたが、見る人は見てたんだねえ…」。

おふたりの「感想」に同意する。それにしても安倍(自民党)といい、細野(民進党)といい、こういうやからがこの国の国会議員であるという。安倍にいたっては首相だ。志位(共産党)はその民進党に「野党共闘」なるものをもちかけて得意然としている。そのどこにこの国の「未来」があるというのか。「見る人は見て」いるのだから、しっかりしてくれよ、おい。(東本高志FB 2017年2月21日)


【山中人間話目次】
・いまこの時期に安倍首相の児童養護施設教育構想を「画期的だ」として賞賛する民進党の細野豪志の政治音痴の発言といわゆる「野党共闘」
・この伊藤三郎さん(元朝日新聞ロンドン特派員、編集委員)の「リベラル21」紙の記事はなんとも腰の据わっていない記事です。
・トランプ政治の特別な危険性(1)――アメリカと北朝鮮の「核戦争の危機」を暗示する浅井基文さんの指摘とトランプの精神に危惧を抱く米精神科医連名の指摘
・トランプ政治の特別な危険性(2)――起きてもいないテロがスウェーデンで起きたかのようにフェイクニュースを流す
・カナダ・オンタリオ州で南京大虐殺を記憶する日を設ける動きに対する日系人団体の反対を批判する日系人の声明に賛同の声が高まっています
・どちらかといえば保守と自認する人の「元々日本のリベラル思考の人はかなり少ない」という指摘
・「原発メーカー訴訟の会」前事務局長の崔勝久(チェスング)さんの島昭宏弁護士(原発メーカー訴訟共同弁護団長)と河合弘之弁護士(同左)批判
・琉球/沖縄が「植民地」化されたという歴史的事実の証明――京大に琉球人骨26体
キョウ にほんしね2

Blog「みずき」:人権派の弁護士として高名な澤藤統一郎さんが今日づけの同弁護士のブログに「『保育園落ちた日本死ね!!!』の表現を擁護する」という文章を書いています。(略)しかし、私は、澤藤統一郎さんの「保育園落ちた日本死ね!!!」ブログ擁護論に反対です。反対の理由としてこれまで私の書いた文章の中から3つの文章をあげておきます。それ以上のことはここでは述べません。URLだけを示した記事を含めて全文をじっくり読んでいただければ私が澤藤統一郎弁護士の論に反対する理由がおわかりいただけるものと思います。ひとつ目は当時の朝日新聞の「声」欄に掲載された67歳の主婦の声です。その方は次のように書いています。この問題の危険性の本質を突いたこれ以上の簡明な言葉はないのではないか。(略)ふたつ目は作家の星野智幸さんのいわゆる「罵り言葉」が社会に蔓延するようになったことについての次のような指摘です。「罵り言葉」の蔓延は容易にポピュリズムと結びつくという好例の適示。(略)3つ目は最近わかった「「保育園落ちた日本死ね!!!」ブログ主宰者の正体を加味した私のFB記事から。「保育園落ちた日本死ね!!!」の表現は「弱者の悲鳴である」という澤藤統一郎さんの評価は事実として誤りであることの証明になるでしょう。(以下、略)

全文は以下のFB記事参照。

【山中人間話目次】
・澤藤統一郎弁護士の「『保育園落ちた日本死ね!!!』の表現を擁護する」という論に反対する
・平和に生きる権利をすべての人に認める「平和への権利宣言」が国連総会で採択。しかし、日本は反対
・森友学園(「安倍晋三記念小学校」)問題に関するtoriiyoshikiさん(NHK・ETVディレクター、ハーフリタイア)の簡明で本質的な論
・安倍政権の支持率66%。吉本隆明のいう「大衆の原像」はもはや存在しない。翻って日本社会という重篤の病者の病状は狂気の段階にまで到っている、と思わざるをえない
・内藤正典さん(同志社大学教授。トルコ・中東政治)の観点から見る「共謀罪」論
・山口厚最高裁判事の就任について現役裁判官がコメント:「今回の人事は明らかに官邸の意向だ。弁護士出身の最高裁判事が政府をいら立たせる意見を書くから,官邸が最高裁に圧力を加えたのだろう。」
キョウ まつざきいたる

注:本記事についた神原卓志さんのコメントによると松崎いたるさんのタイムラインには今回の記事にしたコメントを含めて私のコメントはすべて残っているということです。したがって、今回の記事の標題を「松崎いたるさん(元共産党板橋区議会議員、現無所属)の私的な恣意的言論封殺としての彼のFB上での私のコメントの削除と閲覧禁止という言論人としてあるまじき不当な措置を批判する」から「松崎いたるさん(元共産党板橋区議会議員、現無所属)の私的な恣意的言論封殺としてのFB閲覧禁止という私への不当な措置を批判する」に訂正します。が、記事本文は本論の全体の意を損なわないために訂正せずにそのまま残します。

Blog「みずき」:私は先ほど松崎いたるさんのFBの記事に以下のようなコメントを発信しました。

『松崎さん。いま気がつきましたが、あなたは「自分で調べる労もとらず、相手に粘着して非難することしかしない東本高志さんご自身にお返ししましょう」などとまったく見当違いなことを言っている古是三春さんの返信に「いいね」をされていますね。これは古是さんのこの返信内容に賛成するということですね。私は同意できませんのでいくつかのことを書いておきます。

第1。この応答の発端は「 稲嶺市長が『(基地対策交付金の)収入が減る』という理由で国が提案した米軍用地の返還を拒否した」とする古是さんのこの問題に関する第一信にあります。私はその情報の信憑性の如何について古是さんに尋ねましたが、古是さんはその問いに明確に答えないまま結論は「今は別問題に取り組んでますので、お調べ下さい」というものでした。しかし、第一信で「米軍用地の返還を拒否した」という具体的な事例を出して稲嶺市長を批判しておきながら、その根拠を尋ねるとあなたの方で「お調べ下さい」というのは責任の在り処の本末を転倒した論法というほかありません。私は次のように応答しました。「あなたが「稲嶺市長が『「(基地対策交付金の)収入が減る』という理由で国が提案した米軍用地の返還を拒否した」と発言しているのです。調べてその信憑性について報告するのはあなたの義務と言うべきものではありませんか」、と。その私の応答についても古是さんは「前述した通りです」と木で鼻をくくったような応答を返すだけで、私の古是氏発の情報の信憑性の如何の問いについてはなにも答えません。自分の発信した他者批判の根拠を問われてその根拠を明確に示さない古是さんの対応は正しいものといえるでしょうか? 仮にその対応が正しいのだとすれば、今後、人は、明確な根拠がなくとも自分の主観だけで他者批判をしても構わないということになってしまいます。しかし、根拠のない他者批判など許されるはずがありません。それが民主主義社会のルールというものではありませんか? そういうわけで何度問うても明確な根拠を示さないのはもともと根拠なるものははじめからないから答えることができないのだろうと思うほかありません。だから、私は、「そうですか。私はあなたは根拠もなくひとを誹謗している、とみなします」と応答を返しました。私としては当然の応答だと思いますが、松崎さんが古是さんの応答に「いいね」をしているところを見ると、松崎さんはそうは考えないということですね。そうした松崎さんの所為はいわれのない誹謗、中傷を弾劾しようとするこのFBの趣旨にも反するということになりませんか?

第2。古是さんは上記の応答以後に「農と島のありんくりん」ブログの記事と「狼魔人日記」ブログの記事を挙げてそれを根拠としているようですが、両ブログ記事とも「稲嶺市長が『(基地対策交付金の)収入が減る』という理由で国が提案した米軍用地の返還を拒否した」としているのは同ブログ主宰者の主観的な稲嶺市長評価であって、稲嶺市長自身の発言ではありません。それを古是さんは第一信で稲嶺市長自身の発言であるかのように言って稲嶺市長批判をしています。古是さんの主張は根拠がないだけでなく、根拠でないものを根拠のように言って、すなわち、デマによって人(ここでは稲嶺市長)を誹謗、中傷し、貶めています。許されざる行為というほかありません。』

するとすぐに松崎さんと私との「FB友達」の関係が松崎さんによって解除されて(もともと松崎さんの方から「友達リクエスト」があったものです)私は松崎さんのFBも閲覧することができなくなりました。したがって、上記の私のコメントも削除されている可能性が高いと思います。上記のコメントに到るまでの私と古是三春さんとのやりとりは私の方からは復元することはできませんのでここでご紹介はできませんが、上記の私のコメントから全体の意を察していただければと思います。

「FB友達」関係自体は双方向的なものですから片方の側が「FB友達」の関係を解消したいのであればそれはそれでよいのですが、今回の松崎いたるさんFBの私の閲覧禁止措置はきわめて不当なものであると私は認識します。その私の認識については上記の私のコメントからお察しください。

松崎いたるさんはナノ銀除染のニセ科学性を追及したために共産党から除籍処分を受けた人です。そのいわれのない誹謗、中傷によって同党を除籍されるという不遇をかこった人が仮に彼と意見の違いがあるとしてもその意見の違いによって私の意見を封殺する挙に出るとは私には意外でしたし、松崎さんのためにも残念なことだと私は思います。今回の松崎いたるさんに対する共産党の除籍処分は明らかに同党側に非がありますが、松崎さんは同党から除籍されるまでのこれまでの何十年間かの間に(私は彼の党歴を知りませんのでもっと短いのかもしれませんが)私の見るところ70年代後半からはじまる同党の右傾化政策にどっぷりと洗脳されてきたそういう意味での批判精神の欠如した共産党議員でもあったようです。それが今回の私への不当な措置につながっているのだろうというのが私のいまの松崎いたるさん評価であり、今回の彼の不当な措置の見方でもあります。

【山中人間話目次】
・松崎いたるさん(元板橋区議会議員、現無所属)の私的な恣意的言論封殺としての彼のFB上での私のコメントの削除と閲覧禁止という言論人としてあるまじき不当な措置を批判する
・森川文人弁護士の「新世界への号砲として・・・資産の格差 トップ8人分=下層36億人分の捉え方」という論に対する私の若干のコメント
・徳岡宏一朗弁護士の「小池百合子都知事は、今話題の幸福の科学の支持を得て衆議院選挙に出馬したことがある。核武装論で一致」という記事に対する私の若干の違和
2017.02.18 追悼 船村徹
キョウ ふなむらとおる

フェイスブックの記事を訂正を含めてそのまま転載しておきます。

作曲家の船村徹が昨日亡くなったことについて元ETVディレクターのtoriiyoshikiさんが
ツイッターに「あろうことか、船村御大自らのピアノ伴奏で「風雪ながれ旅」を歌ったこともある(氏に歌わされたのだが…)。船村さんはいつも、自分の作る歌にはわざと難しい、歌いにくいところを作ってある、歌手に対する宿題なんだとおっしゃっていた」と書いている。船村徹には私も別府の鉄輪温泉の近くの場末のスナックで一度会った。安酒場という以外になんの変哲もない客が10人も入れば満員になるような店だった。たまたま隣り合わせに座ったので私は船村に北島三郎のデビュー曲の「ギター仁義」が好きだというようなことをたぶん話した。船村は北島三郎の師匠だった。「ギター仁義」も船村が北島のために作曲したものだ。船村は私に「歌ってみないか」と水を向けた。そして、船村のギターの弾き語りで「ギター仁義」の一番を私が二番を船村が歌った。船村の歌は渋く、味があった。船村は自分もはじめは流しのギター弾きだったというようなことを話した。もう、40年ほど前のことだ。昨日、日本の各地で春一番が吹いた。船村は作曲家と言うよりも最後の流しのギター弾きと言った方が私には似つかわしい。

訂正:北島三郎のデビューした当時のヒット曲は「なみだ船」(作詞:星野哲郎、作編曲:船村徹)でした。「ギター仁義」を作曲したのは遠藤実でデビューの翌年にヒットしたものです。「『ギター仁義』も船村が北島のために作曲したもの」というのは私の思い違いでした。しかし、船村徹が弾き語りをしてくれたのは「ギター仁義」でした。私が「ギター仁義」が好きだと言ったので船村は私に合わせてくれたのでしょう。天国の船村さん、ごめんなさい。そして、ありがとうございました。
キョウ じょんぴるじゃ

Blog「みずき」:ジョン・ピルジャー(英国でジャーナリストに贈られる最高の栄誉である「ジャーナリスト・オブ・ザ・イヤー」を2度受賞)のこの怒りはなにに由来するのか? 「問題はトランプではない。我々自身だ」という記事によれば、ジョン・ピルジャーは、トランプ大統領が就任する日に大勢の米国の作家たちが「義憤を表明する」と語っていることに対して、そのような「抵抗する作家たち」の運動や言辞は戯言でしかないと言い切っています。ここでピルジャーが指弾しているのは、オバマ政権時代の政治のありようです。そして、「オバマ時代の偽りの感動や暴力、彼の欺瞞に共謀した人々の沈黙」についてです。そのような戯言の人々の欺瞞の「抵抗」が真のトランプ批判になりえるはずがない、とピルジャーは「抵抗する作家たちの運動」を指弾しているのです。翻って、私は思います。このジョン・ピルジャーの怒りは、安保法制反対を声高に叫んできた安全保障関連法に反対する学者の会やシールズ運動の支持者たちの戯言への私たちの怒りに相通じるというべきではないか、と。いま、あのとき安保法制反対を声高に叫んできた人々の多くは、極右政治家で核武装論者(『Voice』発言、2003年)の小池百合子の「偽りの感動や暴力、彼女の欺瞞」に対する共謀者として立ち現れています。そのような怒りとしてです。そのような内外の「リベラル・左派」に対する批判の書として私はジョン・ピルジャーの記事を読みました。

【山中人間話目次】
・ジョン・ピルジャー(「ジャーナリスト・オブ・ザ・イヤー」を2度受賞)の「問題はトランプではない。我々自身だ」という記事の読み方
・菅野完(ノイホイ@noiehoie)は塚本幼稚園副園長のヘイトスピーチを批判する資格があるのか?
・沖縄の辺野古反対運動妨害デマと福島の放射能デマの相似性について
・米国連大使の「米国は二国家共存を"完全"に支持する」発言とトランプの「『1国家』案を受け入れる用意」発言の懸隔
・権力とは畢竟おのれとおのれの家系の富の蓄財への欲望でしかない
キョウ へのこ23

Blog「みずき」:翁長知事の中では「辺野古」は終わっている(鬼原悟さん、「アリの一言」主宰者)。そのとおりだと私も思います。しかし、その翁長氏を助けてきたのは「オール沖縄」という組織、中でもその「オール沖縄」を実質的に主導してきたいまや完全に戦前の社会大衆党化した(すなわち、世俗の権力欲の政党でしかないことが明白になった)共産党という似非革新組織だということを指摘しておかなければならないでしょう。すなわち、「翁長知事の中では『辺野古』は終わっている」にも関わらず、95年という歴史を持つ共産党への革新幻想が沖縄市民の翁長氏に対する「革新」幻想を支えているという構図にもなっているということです。いまや世俗の権力欲の政党でしかない共産党が鵺のような翁長県政の堕落を許してきたからいまの辺野古の危機があるということ。翁長氏への「革新」幻想は複合的なのです。私たちはこの複合性の危機をよくよく理解しなければならないでしょう。

【山中人間話目次】
・共産党が鵺のような翁長県政の堕落を許してきたからいまの辺野古の危機があるということ。共産党と翁長氏という「革新」幻想の複合性の危機を私たちはよくよく理解しなければならないでしょう
・トランプ政権のロシア内通問題はひょっとしたらウォーターゲート事件以上の政治スキャンダルに発展するかもしれないとダン・ラザー氏
・孫崎享の「知」の底の浅さが知れる「トランプ・トルドー対談」評価
・これからは3歳の幼児が「日の丸」の小旗を持って、君が代を歌い、天皇陛下万歳というようになるのか
・ホワイトハウスでの報道官と記者のやりとり。こういう緊張感が本来の記者会見だったはずだ
キョウ きょうぼうざい3

Blog「みずき」:このようなNHKの世論調査をジャーナリズムの世論調査というべきでしょうか? 「テロ等準備罪」の新設を必要と思うかどうかという世論調査をしたところ「必要46% 必要でない14%」という回答を得たというのです。その世論調査の結果が正当な手法を通じて行われたものであれば、その結果はそれぞれの主張の相違を超えて尊重されなければならないでしょう。しかし、今回のNHKの世論調査の「政府が組織的なテロや犯罪を防ぐため、「共謀罪」の構成要件を厳しくして「テロ等準備罪」を新設する組織犯罪処罰法の改正案を今の国会に提出する方針であることをめぐり、こうした法整備が必要だと思うか」という質問項目は明らかに誘導的です。「組織的なテロや犯罪を防ぐため」という法改正の理由を前段に置かれて、その上で「あなたは法改正に賛成ですか、反対ですか」と問われて、テロや犯罪は誰でも防ぎたいものですから、その法改正の理由を上回る別の否定的情報を持っていない以上、同法改正に異を唱える者はいないといってよいでしょう。したがって、メディアとしては、法改正の是非を問うのであれば、政府側の法改正の理由とともに同法案の問題点をも列挙して法改正の適否を聞くのが筋であり、正当な手法というべきものです。今回のNHKの世論調査はその筋を完全に外しています。そのNHKの手法を私は正当なものとはみなせません。「テロ等準備罪 必要46% 必要でない14%」という今回のNHK世論調査の結果は無為の情報というべきものです。

【山中人間話目次】
・NHK世論調査の世論操作
・澤藤統一郎さん(弁護士)の「法学セミナー」2017年2月号の天皇の生前退位問題に関するにおける横田耕一さん(九州大学名誉教授)発言の要約的解説
・権力とは畢竟、人を殺す狂気の謂か
・日本ではマスコミが安倍・トランプ会談「大成功」と喝采し、支持率はNHKが58%、共同が62%。さすがにファシズムの国、日本
キョウ うちだ うえの 
Blog「みずき」:上野千鶴子の「平等に貧しくなろう」発言と「移民」発言が怒濤のような批判にさらされています。上野千鶴子や内田樹をコア・メンバーとする安保法制反対運動、安全保障関連法に反対する学者の会運動、のりこえねっと運動。また、上野千鶴子や内田樹をコアのシンパサイザーとするシールズ運動とはなんだったのか? あるいはなんであるのか? いま、改めて、問い直されなければならないでしょう。上野千鶴子、内田樹批判は、安保法制反対運動批判、学者の会運動批判、のりこえねっと運動批判、また、シールズ運動批判でもある、と見るべきでしょう。「上野千鶴子も内田樹も、たぶん「自分たちは良心的なリベラルだ」と思ってるんだろうけど、経済という角度から見たら「とんでもないタカ派であり右派」。こういう人たちが新聞や言論界で目立つから、護憲派も減っているのでは?いわば憲法を「褒め殺し」しているように見えてしまう。」(斉藤久典Twitter 2017年2月11日)

【山中人間話目次】
・上野千鶴子の「平等に貧しくなろう」発言と「移民」発言の問題点を考える
・民主主義というものに対するヨーロッパ人と日本人の感性の彼我の差
・時事解説「ディストピア」さんの今回の北朝鮮の弾道ミサイル発射に関する見方と北朝鮮を敵対視する日米の演出を期せずしてカメラに収めているNHKの報道
・小倉利丸さん(富山大学名誉教授。ピープルズ・プラン研究所共同代表)的視点からの「共謀罪」論
キョウ やましろひろじ

Blog「みずき」:昨日の東京新聞に掲載された「勾留を決めるのは警察でも検察でもなく、裁判所。ここまで身柄を拘束する事案とは思えない。基地反対運動に対する弾圧と言われても仕方ない」という沖縄の山城議長勾留に対する木谷明元東京高裁裁判長のコメントを読んでの仲宗根勇さん(沖縄在住)の裁判実務経験を持つ元裁判官だったからこその感想。

「まともな刑事事件裁判官は、判例とともに、木谷明裁判官の逮捕・勾留の実務書をも参考にして判断する事が多い。山城博治に対する検察官の勾留請求を却下した那覇簡易裁判所の決定を取り消し山城博治を勾留しその上接見禁止までつけた那覇地裁の準抗告審の裁判官たちはそのような勉強もせず、検察官のいいなりになって怠惰な準抗告決定をしたものと思われる。」

山城議長のおよそ4か月間にわたる勾留は司法関係者からも不法不当の声が強く出ています。那覇地裁は山城議長を即時に釈放する法道徳上の義務があるというべきです。那覇地裁は山城議長を即時に釈放せよ!


【山中人間話目次】
・沖縄の山城議長勾留に対する木谷明元東京高裁裁判長のコメントを読んでの仲宗根勇さんの裁判実務経験を持つ元裁判官だったからこその感想
・「〈時代の正体〉避難者の「11の質問」から見えるフクシマの現実」という神奈川新聞記事をどう見るか
・辺野古移設が「唯一の解決策である」という表現は日本側が強引に主張したからこそ日米共同声明に盛り込まれた表現だということの傍証
・米下院でジェロルド・ネイドラー議員(民主党)が、トランプ大統領の利権関係の憲法違反すべてにわたり、関係当局に捜査を求める決議案を提出
キョウ ひまわりうんどう
立法院を占拠した学生たち(台湾・ひまわり運動)

Blog「みずき」:東アジアに広がる「いまどきの『独立』」(野嶋剛元朝日新聞記者)という記事に関連して気になる点について私の意見を述べておきます。興味深い記事ですが、ただ、記事中に台湾のひまわり運動、香港の雨傘運動、日本のシールズ運動を比較して台湾や香港の青年運動は政治参加を志向したが、「日本のシールズは対照的に政治参加を志向せず」云々と記されている箇所がありますが、シールズは青年の独立した組織というよりも、背後に政党が控えるその政党のひもつき組織というべき運動体だったから「政治参加を志向せず」ということなのだろう、というのが私の見方です。その点、同記事は、日本の政治情勢について知見が足りておらず、その分分析も表層的であるというのが私の評価です。

【山中人間話目次】
・東アジアに広がる「いまどきの『独立』」(野嶋剛(元朝日新聞記者) Yahoo!ニュース)寸評
・もうひとりの「埋め立て承認撤回 機は熟した」論。本田博利さん(元愛媛大学法文学部教授・行政法)の見解
・常岡浩介さん(フリージャーナリスト)の内藤正典同志社大学教授批判
・人の人権に関わる問題を国家の取引材料にするプーチンを私は許せない
・ネーミングがよい――「so-called President(いわゆる大統領)」(マイケル・ムーア)×「でんでん無知無恥宰相」(太田昌国)会談
キョウ しまぞの
島薗進さん

Blog「みずき」:大田英昭さんの島薗進氏批判記事に関連して鄭玹汀さんのFBにコメントした私の意見をここにも掲げておきます。

立憲主義との関わりで天皇の生前退位論の危険性を指摘しているのは新聞では私の知る限り毎日新聞の2016年8月27日付けの「北田暁大×原武史対談」における北田暁大東大教授発言くらいのものですね。そこで北田さんは次のように言っています。北田「天皇の『お言葉』で皇室典範改正につながるかもしれません。実質的に天皇が法を動かすということは日本国憲法の規定に反する明確な政治的行為でしょう。しかし右も左もマスコミも、心情をくみ取らないわけにはいかないという論調。立憲主義の根幹にかかわることなので、もっと慎重に議論が進むと思っていたのですが……。」 北田「政治・立法過程を吹っ飛ばして国民との一体性を表明する。今、天皇が憲法の規定する国事行為を超えた行動ができることについて、世の中が何も言わないというのは、象徴天皇制の完成を見た思いがします。」

朝日新聞にも原武史放送大学教授の「(ひもとく)天皇の生前退位 在位28年で築き上げた「国体」」(2016年9月18日付)という記事と同日付けの「長谷部恭男×杉田敦対談」の記事がありますが、原氏は同記事で玉音放送で流された「終戦の詔書」と「天皇のお言葉」との類似性を言い、長谷部氏は「日本国憲法を出発点とする真っ当なもの」と言い、杉田氏は「天皇のお気持ちと法整備の間には何らかの距離感が必要」と言うだけで、立憲主義と天皇の生前退位論の関わりについてはなんら触れていません。その朝日に大田英昭さんの立憲主義と天皇論とに関わる問題提起をどれほど理解する論説担当記者がいるでしょう? また、いま朝日の論壇時評を担当しているのは小熊英二で、その前は高橋源一郎でした。ふたりともSEALDs派の論客、すなわち、大田さんが批判している島薗進氏とほぼ同様のスタンスをとっている天皇論者です。そういう点からも大田さんの論が「声」欄に掲載されるかどうかについては私は甚だ疑問です。そもそも右傾化した朝日新聞には投稿しないというスタンスもありえますので、太田さんはどう考えられるのかという問題もあります。


【山中人間話目次】
・大田英昭さんの「むしろ考えるべきは、『「立憲主義』なる言葉の虚ろな内実なのではなかろうか」という島薗進氏批判
・ZEDさん(「Super Games Work Shop Entertainment」主宰者)の高橋源一郎批判にいたく共感する
・これまでの労働運動の常識では考えられないことがこの日本では起きている
・米国は憲政の危機に? 大統領vs司法
・米連邦控訴裁判所、トランプの大統領令は憲法違反の疑いがあることを指摘の重要性
キョウ まつおただす

Blog「みずき」:この盛田常夫さんの指摘は現在の戦前の社会大衆党化した日本共産党に所属する経済学者に多く当てはまるでしょう。その典型的なアベノミクス礼賛論者のひとりが松尾匡といういま立命館大学の経済学部教授をしているらしい人です。その松尾匡を小気味よく批判している論として時事解説「ディストピア」さんの「LITERAさん、松尾匡はアベノミクスを絶賛していましたよ?」という論をご紹介しておきます。この松尾匡の経済学ともいえないポピュリズムの論を好意的に紹介している「LITERA」というインターネット紙、そして、その「LITERA」をリベラルな雑誌のようにもてはやす「リベラル」なる人たちも同罪というべきです。なんとも情けない現象です。

また、盛田常夫さんが言及しているこの白井聡という最近「リベラル」なる人たちに人気のあるらしい政治学者も相当にきわものつきの人です。その本質は皇国主義者の内田樹と共著を出しているところからしてあやしむに足りる政治学者です。この白井聡のお仲間には実質的な改憲論でしかない「新9条論」を唱えている人たちが多いことでもそのことは知られます。この人は
言葉だけのラディカリストとでもいうべき人です。ゆめゆめ騙されてはならないでしょう。

【山中人間話目次】
・盛田常夫さん(在ブダペスト、経済学者)の「アベノミクスと属国民族主義」論。加えて私の松尾匡(経済学者)、白井聡(政治学者)批判。
・リベラルとラディカルをめぐる森川文人弁護士との本日付けの問答
・安倍首相のトランプ詣でを「近代日本の『地金』の露出」と見る大田英昭さん(日本近代思想史研究者)の安倍訪米批判
・翁長知事は「『視野に入れている』という耳にタコの逃げ口上で、この期に及んでもあくまでも『撤回』に背を向けています」という鬼原悟さんの指摘
・仲宗根勇さん(沖縄在住、元裁判官)の渾身の訴えとしての「辺野古阻止 承認撤回決断を」という沖縄タイムス「論壇」記事
キョウ きょうさんとう16
「小池与党」を標榜する共産党東京都議団

Blog「みずき」:いたばし区民タイムスの新年挨拶で(略)小池にすり寄った共産党都議にして元衆院選(第43~45回)東京11区共産党公認候補・徳留道信(写真、最後列左端)が、共産党の東京都の幹部であることを知った。徳留のサイトに掲載されているプロフィールを見ればすぐにわかる。下記が徳留自身が書いたと思われるプロフィールである。こんな人が小池百合子にすり寄っており、それに対するリベラル層からの批判がほとんど起きない。共産党幹部以下の党員や同党の支持者がこのざまでは、民進党やその支持者・シンパたちが一斉に小池へと雪崩を打つはずだ。(略)このように、この「崩壊の時代」にあっては、リベラルの人間の精神もどうしようもなく劣化していると痛感せざるを得ない。いや、もともとそんな程度だったのかもしれないが。(略)『小池百合子は過激な新自由主義者だから、仮にこの女を総理大臣にしてしまったら、それこそ日本版サッチャーの登場だ。日本版サッチャー首相は、任期の終わりの頃には人頭税でも導入しかねない。さとうさんの書く通り、「弱者から(順番に)切り捨てられる」ことになる。もちろん、改憲も仮に安倍晋三が成し遂げられなかった場合にも安倍と同じ路線で突き進む。フォークランド戦争ならぬ尖閣戦争も引き起こすかもしれない。小池百合子の野望など絶対許してはならない。それなのに東京の共産党の重鎮が小池百合子にすり寄り、それに対する批判がろくすっぽ起きない。リベラルたちのあまりのふがいなさに、怒りが収まらない「kojitakenの日記」2017-02-08

【山中人間話目次】
・小池百合子にすり寄る共産党。が、リベラル層からの批判がほとんど起きない現実。リベラルの精神の劣化が甚だしい
・何故、レンタカーの割り勘で逮捕されなければならないのか。恣意的な国家暴力の行使を許すな!
・大田英昭さんの日本近代思想史から見えるトランプを生み出した「アメリカという国」評
・官房長官のインチキ発言に反論もしない翁長県政にもはや安倍官邸と戦う意思はないものと見える
・12年前の大分県佐伯市大入島の海の埋立強行反対闘争の眼から辺野古の埋め立て強行を見る
・逆転有罪→出直し再選の美濃加茂市長 弁護団を増強して最高裁へ 「正しい判断を信じている」
・ロシア軍がイドリブ県で空爆し、住民多数を殺害。アレッポ虐殺から一息ついて、今度はイドリブ虐殺に乗り出すか

キョウ とうきょうしんぶん

Blog「みずき」:「kojitakenの日記」の「長谷川幸洋、開き直る」から最後の節の部分を引用します。重要な指摘です。

「ところで、私はずっと長谷川幸洋を批判してきたが、それでも気づいていながらつい最近まで書くのを遠慮してきたことがある(先日リテラが書いたので私も禁を破ったが)。それは、この間ついに書いたが、現在64歳の長谷川は数年前に定年に達し、以後嘱託社員として毎年おそらく1年契約で中日新聞社(東京新聞は中日新聞東京本社発行)に雇用されている人間だということだ。で、長谷川が「会社から『内示のようなもの』がある」というのは、私の憶測では、2017年4月から中日新聞社は長谷川と雇用契約を結ばない、という内示を受けたのではないか。おそらく単なる「論説副主幹」の地位剥奪にはとどまらないだろう。というより、普通の組織では、定年に達したのに肩書きがそれ以前のままであることは珍しい。新聞社でも毎日や朝日では「特別編集委員」(岸井成格や星浩など)になって、好き勝手なコラムを書いて顰蹙を買ったりするのが通例だ(星浩の精神の弛緩を感じさせるコラムなど実にひどかった)。だが、それらは一応は社論とは切り離した形の、功成り名遂げた記者の特権に過ぎない。それなのに、中日新聞社はこの嘱託社員に「論説副主幹」の椅子を与え続けてきた。これはある意味で、岸井成格を主筆に抜擢した毎日新聞社以上の破格の厚遇といえるだろう(もちろん右派の新聞社には読売のナベツネという超悪例があるが)。このことを重視したからこそ、長谷川幸洋は東京新聞(中日新聞)の異端に過ぎないという大方のリベラル諸氏の主張を私は首肯しなかったのだ。現在の長谷川幸洋の醜態は、2012年に東京新聞が紙面を挙げて日本未来の党を応援したことや、昨今極右にして新自由主義者の小池百合子を無批判に持ち上げていることなどとともに、まぎれもなく東京新聞(中日新聞)の体質の表れだと断定するゆえんである。これで万万一、長谷川幸洋が4月以降も中日新聞社の嘱託社員の座にとどまるとしたら、この新聞社の体質はもう本当にどうしようもないとしか言いようがない。同社にはせめてそこまでの恥を晒さないことを願う。」

【山中人間話目次】
・長谷川幸洋(東京新聞副論説主幹)、開き直る――「kojitakenの日記」から
・おそらく中国の現実とはこういうものであろうと思っていました――40時間休まず聴取、暴行… 中国、人権派弁護士に拷問:朝日新聞
・橋下徹という薄汚れた人物を徹底的に嫌悪するに足る判決書資料の紹介――「澤藤統一郎の憲法日記」から
・[辺野古から 博治さんへ]「沖縄は絶対諦めない」――沖縄タイムスほか3紙社説
・埋立工事開始!翁長知事はなぜ辺野古へ行かないのか――「アリの一言」から

キョウ さいとうみなこ4

Blog「みずき」:私は半澤健市さんの「リベラル21」に掲載されるコラムのファンです。が、承服しがたい点も少なからずあります。今回の半澤さんの「文庫本「解説」の「解説」の面白さ―書評 斎藤美奈子著『文庫解説ワンダーランド』(岩波新書)―」という記事もそのひとつです。半澤健市さん曰く。『本書は、文庫本の「解説」を「解説」した本である。解説の解説なんて何が面白いのか。面白いのである。著者の斎藤美奈子(さいとう・みなこ)は、1956年生まれの文芸評論家。「序にかえて」の副題に「本文よりエキサイティングな解説があってもいいじゃない」とある。結論からいうと本書はなかなかエキサイティングなのだ。』『本書の軽妙な表現に惑わされないこと。「解説の解説」という形式を借りて、本書は21世紀が直面する多様なテーマを論じている。ポストモダン色に糖衣された文学批評の力作である。私はそう読んだ。』しかし、半澤さん。斎藤美奈子という文芸評論家の買いかぶりすぎではありませんか? 私は、失礼ながら、あなたの視力に陰りを見ます。私の斎藤美奈子評を対置しておきます。ご笑覧いただければ幸いです。以下、私のFB記事(2016年11月19日付)から。

『先日も私は酒井克明さんのFBに文芸評論家の斎藤美奈子の評価に関して以下のようなコメントを述べました。『斎藤美奈子さんのトランプ現象=ボナパルティズム説はなにかわかったようでわからない説ですね。斎藤さんは思いつきだけでこの文章を書いているのではないか。斉藤さんはおそらくトランプの当選はボナパルティズム的な「二度目の茶番」と言いたいのでしょうが、茶番であるならば相手にするのもバカらしいはず。「せめて『トランプ自伝』くらい読もうよ」というおススメになぜなるのか? わかりませんね。トランプ現象は貧困と格差の拡大への貧困者の反乱という米国がいま陥っている本質的な側面をよく示している、とみなさんもっと冷徹な目でトランプ現象を見ているから(もちろん、そうではない人もいるでしょうが)問題にしているのではないか。ちゃちゃを入れるようなことか。』(
酒井克明FB 2016年11月16日

その斎藤美奈子の記事を私の知らなかった視点からkojitakenさんが批判しています。以下のようなものです。『斎藤美奈子に関しては、小池百合子の批判などできるはずもありません。この女、なんと音喜多(おときた)駿と対談して意気投合してましたからね。どうしようもないな、この女は、と私は完全に匙を投げています。石原批判については、落ちぶれたとはいえ斎藤にもその程度のことくらいは言えるんだろうよ、としか思いません。浜矩子のトランプ批判もそれに近いですが、私の悪感情は斎藤美奈子に対しての方が浜矩子に対してよりもさらに強烈です。だって、斎藤は新自由主義者の権化みたいな音喜多駿にすり寄ってますからね。最低です。』(
kojitakenの日記 2016-11-19

いまだに斎藤美奈子をリベラルの論者のようにみなすリベラル人も少なくないようですので、先日の私のコメントの追記としてkojitakenさんの指摘をご紹介させていただきました。

【山中人間話目次】
・半澤健市さんの「文庫本「解説」の「解説」の面白さ―書評 斎藤美奈子著『文庫解説ワンダーランド』」という記事への異議申し立て
・「保護」というから誤解が生まれます。「生存権」と呼びましょう、という上野千鶴子発言の正論性
・トランプから「いわゆる判事」などとツイートで侮辱されたロバート判事は長いこと周囲から「保守本流」とみなされてきた共和党支持者
・仲宗根勇さん(沖縄在住、元裁判官)の「怒り」(1)――翁長知事の『12・26』裏切りの結果がかくのごとく 粛々と工事が進行する
・仲宗根勇さん(沖縄在住、元裁判官)の「怒り」(2)――アメリカでも承認撤回の意思を明確に言わなかった翁長知事

キョウ やまおしおり

Blog「みずき」:今回の民進党の山尾志桜里議員に関する赤旗の記事は、共謀罪の問題点を同議員の質問を通じて記事化したというよりも、共産党の進めようとしている「野党共闘」路線に民進党をなんとか取り込もうとする意図から記事化されたという打算の匂いの方を私は濃厚に感じます。それにしても山尾志桜里議員をさも民主的な議員であるかのように書く赤旗の書きぶりに私は大きな違和感があります。山尾議員は「今上陛下が大切に深めてこられた象徴行為、慰霊の旅や被災地激励のお姿などに、国民一人ひとりが心動かされ、自然と皇室に対する敬意へと結びついていく内的体験の共有は、天皇が「国民統合の象徴」であるための核心を担っている」などという天皇論を持つ価値観の持ち主です。山尾議員のこのような価値観は民主主義の理念とは相容れないものです。共産党はこのような皇国史観的といってよい思想の持ち主を持ち上げてどうしようというのでしょう? この地平から見えてくるのは皇国史観を容認するに等しい共産党の右傾化した姿だけです。「さすが元検事のしおりんこと山尾志桜里民進党前政調会長」などという徳岡宏一朗さん(弁護士)の書きぶりにも大きな違和感を持たざるをえません。

【山中人間話目次】
・のぼり旗よ、天まで旗めけ。青空を飛べ――治安維持法の再来 共謀罪反対
・山尾志桜里議員をさも民主的な議員であるかのよう書く赤旗の書きぶりに私は大きな違和感があります
・この道理ある仲宗根勇さんの訴えが沖縄県翁長県政弁護団にはどうして通じないのでしょう
・実際の安倍・マティス会談では「辺野古が唯一の解決策」などの合意はなかった模様
・朗報 トランプ政権の入国禁止差し止め無効要求を却下、米連邦控訴裁
・北島教行さん(福島第一原子力発電所事故収束作業従事者)の「松本市長菅谷のデマ。許しがたい。」という記事
・トランプのうそとプーチンとそのプロパガンダ・メディアのうその考量
キョウ しゃかいたいしゅうとう

Blog「みずき」:季節はひと巡りして今日から立春だが、外は戦前の冬の風が吹いている。戦前、労働者、無産者階級の政党であった社会大衆党が陸軍統制派・革新官僚に迎合、接近し、大政翼賛化していったあの時代の冬の風だ。「いたばし区民タイムス」というローカル紙に板橋区選出の共産党都議会議員が新年のあいさつを寄せて「小池与党」ぶりを一番アピールしていたという。共産党が丸ごと右傾化している。同党はすでに戦前の社会大衆党化している。同党を支持することは戦争の道に歩を進めることだ。同党を支持してはならない。(東本高志FB 2017年2月4日

注:上記の「社会大衆党が陸軍統制派・革新官僚に迎合、接近し、大政翼賛化していった」云々の部分は、「共産党が同党がいうところの「野党連合」の新政権づくりとその新政権入りの手段として民進党に迎合、接近し、大政翼賛化していった」云々と読み替えると「共産党の社会大衆党化」の意味がもう少し明確になるように思います。私の認識では民進党はその前の民主党の時代から十分に「大政翼賛化」的、すなわち、第2自民党的性格の政党です。共産党もかつては民主党をそのような政党とみなしていたのです。


【山中人間話目次】
・いま、戦前、労働者、無産者階級の政党であった社会大衆党が大政翼賛化していったあの時代の冬の風が吹いている
・「kojitakenの日記」の「長谷川幸洋とは何者か」という記事は秀逸です
・安倍政権高支持率のナゾ。その“陰の功労者”は「夜の会食」などで親密な関係を続ける日本の“仲良しメディア”ではないか
・橋下徹の対野田医師訴訟 最高裁で敗訴確定
・多数派が招いた沖縄の悲惨な現状況が進行するただ中で、ようやく千里眼の少数派の意見がまともに注視され始めた
・乗松聡子さんの緊急シンポジウム「沖縄はどうすべきか」 報告
・安倍首相の「パレルモ条約)を批准するためにテロ等準備罪(共謀罪)の成立が必要」といううそを報ステの報道が暴く
・郷原信郎弁護士の「“美濃加茂市長選、藤井氏圧勝”に、誤った「憲法論議」で水を差す中日新聞」
キョウ きょうさんとう11
小沢一郎の来賓に喜ぶ顔、顔、顔。これが共産党員の顔なのか?

Blog「みずき」:阿部治平さん(元青海省青海師範大学などの講師)の日本共産党第27回大会決定批判。「いいところもあるのだが」というのは「悪いところの方が多い」という意味でしょう。阿部治平さんは言います。「今は亡き親友のKは生涯をこの党のためにささげた」。そういう共産党員の純情が私がおよそ半世紀にわたって共産党を支持する理由でもありました。しかし、私は、阿部治平さんのように「だから私は(共産党に)どうか頑張ってほしい」とは思いません。私はいまの共産党に見切りをつけています。その点が私と阿部治平さんの違うところです。阿部治平さんに真の政治革新の構想が生まれることを望みます。真の政治革新は「いまの共産党ではだめだ」という認識から出発するほかないというのが私の認識です。阿部さんには以下に書かれている共産党の第27回大会決定を支持しえない理由のほかに同党の後退し続ける「象徴天皇制」認識、慰安婦問題に関する「日韓合意」評価問題の負の認識の重大性についてさらに考察を深めていただきたい、と私は思うものです。

【山中人間話目次】
・阿部治平さん(元青海省青海師範大学などの講師)の日本共産党第27回大会決定批判の足らざるところ
・辺見庸の1月30日の新宿・紀伊國屋ホールでの講演会について
・『kojitakenの日記』主宰者の「単に『深く反省』と書いた記事を載せただけで長谷川の処遇が現状維持ならば、東京新聞を評価することは私にはできない」の論に賛成する
・東京MX「ニュース女子」沖縄ヘイト問題。東京新聞が社として本日2日付けの朝刊1面で謝罪
・浅井基文さん(元外交官、政治学者)のシリア“停戦合意”の中東の平和に関する政治情勢分析にはアサド政権やロシア軍の非道(人道に対する罪)に対する怒りが見えてこない
・県内外の世論形成に大きな力をもつ琉球新報と沖縄タイムスの「辺野古埋立承認撤回」に関する軟弱な姿勢は正されなければならない-アリの一言 2017年02月02日
・仲宗根勇さん(沖縄在住、元裁判官)の指摘につけ加えることがあるとすれば、それは翁長知事の責任をほおかぶりし続ける琉球新報、沖縄タイムスの責任の問題です
キョウ にゅーす23
NEWS23 オリバー・ストーンインタビュー

Blog「みずき」:ジャーナリスト、伊藤力司氏(元共同通信論説副委員長)のオリバー・ストーン擁護論ないしはトランプ擁護論を駁す。伊藤力司氏は言います。アカデミー賞映画監督オリバー・ストーンは「反権力・リベラルの映画人だ」、と。だから、どうしたというのだ。という前に、その認識自体が底が浅いといっておくべきでしょう。「kojitakenの日記」ブログ主宰者のkojitakenさんはオリバー・ストーンは「もともとはアメリカの愛国主義的右翼で、志願兵としてベトナム戦争を戦った」人だと指摘しています。同様のことはウィキペディアの「オリバー・ストーン」の項目にも記載がありますからkojitakenさんの指摘は事実とみなしてよいでしょう。オリバー・ストーンは「反権力・リベラルの映画人」とばかりはいえない側面があるのです。伊藤氏は先の言葉に続けて次のように言います。「そのストーン氏が『アメリカにとってヒラリー・クリントンよりドナルド・トランプの方が良かった』と言っているのだ」、と。ここで正真正銘に「ストーン氏が『アメリカにとってヒラリー・クリントンよりドナルド・トランプの方が良かった』と言っているからと言って、だからどうした」と言っておかなければならないでしょう。客観的な明証も示さずにストーンの言説はすべて正義だと言わんばかりの伊藤氏の言説はジャーナリストの言説としては失格というべきでしょう。論の体をなしていないのです。ヒラリー・クリントンがタカ派で大国主義的、膨張主義的な戦略を持つ政治家であることはメディアの国際欄をよく読む人であれば誰でも知っている事実というべきものですが、だからといってドナルド・トランプがヒラリーよりも非好戦的な政治家ということには当然なりません。大統領に就任したトランプの排外主義的、暴力的な大統領令の乱発はそのことをよく示してあまりあります。
 
さて、オリバー・ストーンの評価について伊藤氏は以下のように結論します。「シリアでは昨年12月末、アサド政権側のロシアと反体制側のトルコの合意に基づいて全土で停戦が発効した。これに続いて本年1月23日から2日間、ロシアとトルコが主導する新たな和平協議がカザフスタンの首都アスタナで開かれた。この会議ではアサド政権と反体制派の和平合意には至らなかったが、アサド政権を支持するロシアとイラン、反体制派を支援するトルコの3カ国が停戦を監視し、2月8日にジュネーブで開かれる国連仲介の和平協議を支援するとの合意が得られた。シリアからは昨年末以来、この停戦合意が明白に侵犯されたというニュースが伝えられていない。もしロシアとトルコを仲立ちとする停戦が今後も継続し、国連仲介の和平協議が進展すれば、中東情勢は転機を迎える。トランプ=プーチン関係が進展して、IS撲滅を目指す米ロ共同作戦が始まるとすれば、ストーン監督の予言は当たることになる」、と。ここにもトランプとプーチンの「同盟」が中東にどのような深刻な影響を及ぼすか(現にロシアのシリア介入と空爆は大量の死者と難民をつくりだしています)についてのジャーナリストらしい省察はありません。私は先にも伊藤氏の「リベラル観」の空疎さを批判したことがありますが、この人の空疎な「リベラル観」はさらに募っていっているようです。この人を登場させるようでは「リベラル21」のリベラル性も当然疑われることになります。すでに私はそのリベラル性を十分に疑っています。


【山中人間話目次】
・ジャーナリスト、伊藤力司氏(元共同通信論説副委員長)のオリバー・ストーン擁護論ないしはトランプ擁護論を駁す
・いまのリベラル・左派の頽廃についてわかりやすい例を置きます
・森川文人さんの「『逆らうな!』『考えるな!』が支配者からのメッセージ。だったら、ともかく、逆らい、考え、動くしかない」
・徳岡宏一朗さん(弁護士)の「トランプ大統領の入国禁止令は悪者を国に入れないための措置は正気か?」
・公然とトランプ支持を表明し、当選時に大喜びでツイートしていたイーストウッドがすべてのツイートを消している
・ハフィントンポスト日本版編集長の竹下隆一郎さんのトランプ批判・チャップリン 独裁者 ラストの演説
キョウ とらんぷ11

Blog「みずき」:昨日の「今日の言葉」の水島朝穂さん(早大教授・憲法学)のトランプ批判に続く加藤哲郎さん(一橋大名誉教授)のトランプ批判。いま、世界の知性はこぞってトランプ批判に乗り出しているかのようです。米国のトランプ政権はそれほど危険な政権です。問題なのは、その危険な政権にこの国の安倍政権が「ジャパン・ファースト」さえ言うことができない忠犬になって核のボタンを持つ独裁者にまたしても取り入ろうとしていることです。その上さらに問題なのは、この国のメディアが忠犬安倍晋三のさらに忠犬に成り下がってまともな報道を放棄していることです。加藤さんは言います。「この国のマスコミの場合は、すでに「真理省」の支配下にあるごとく、外交・安全保障でも経済摩擦でも、安倍首相のトランプ追随に期待するが如くです。今日の日本でこそ、オーウェル『1984』が読まれるべきです。「愛情省」による思想統制完成、「平和省」による戦争犠牲者を出す前に」。
 
【アメリカでジョージ・オーウェル 『1984』が突然ベストセラーを解読する】
アメリカ合衆国は、もともとイギリス国教会に追われたピューリタンが入った、イギリスの植民地でした。1776年の
独立宣言には「すべての人は生まれながらにして平等であり、すべての人は神より侵されざるべき権利を与えられている、その権利には、生命、自由、そして幸福の追求が含まれている。その権利を保障するものとして、政府が国民のあいだに打ち立てられ、統治されるものの同意がその正当な力の根源となる。そしていかなる政府といえどもその目的に反するときには、その政府を変更したり、廃したりして、新しい政府を打ちたてる国民としての権利をもつ」と普遍的人権・革命権が謳われました。「新世界」とよばれ、その自由を求めて地球上の隅々から異なる民族・言語・宗教を持つ人々が集い、かつては「人種のるつぼ」といわれました。多文化主義の時代には「サラダボール」とも言われました。それが「自由と民主主義の国」という正統性を与え、時には「世界の警察官」としての横暴にもつながりました。合衆国憲法修正第1条[信教・言論・出版・集会の自由、請願権][1791 年]には、「連邦議会は、国教を定めまたは自由な宗教活動を禁止する法律、言論または出版の自由を制限する法律、 ならびに国民が平穏に集会する権利および苦痛の救済を求めて政府に請願する権利を制限する法律は、こ れを制定してはならない」 とあります。こんな流れが、大きく変わろうとしています。TPP離脱からメキシコとの国境に壁、ついには 中東イスラム圏7カ国からの入国禁止、それに反対した司法長官代理の解任です。なぜか「テロリスト」を輩出したサウジアラビアやトランプ・ビジネスの拠点UAE(アラブ首長国連邦)は入っていません。 就任10日間、まだ閣僚もそろわぬ段階で、次々とツイッターで勝手につぶやき、大統領令を乱発するトランプ大統領の政策は、これまでのどの大統領の政権交代時とも違います。 同じ選挙で選ばれた独裁者では、1933年1月30日のヒトラー政権成立時を想起させます。2月4日の「ドイツ民族保護のための大統領令」(Verordnung des Reichspräsidenten zum Schutze des Deutschen Volkes)で政府による集会・デモ・政党機関紙の統制が行われ、2月6日には中央政府に反対するプロイセン州政府に「プロイセン州における秩序ある政府状態を確立するための大統領令」、2月27日の国会議事堂放火事件を「共産主義者による叛乱の始まり」とフレームアップして、3月23日の全権委任法でワイマール憲法を停止しました。反対党も禁止されて、ユダヤ人排斥が本格化しました。その延長上に、第二次世界戦争とホロコーストがありました。戦前の日本は、そうしたヒトラー独裁の勢いに便乗してアジアの盟友となり、軍事同盟を結んで、ファシズムの手先、世界戦争の敗者になりました。ヒトラーの1930年代ドイツとの違いは、イスラム教徒やスペイン系、アラブ系の市民ばかりでなく、トランプ政権には白人労働者、学生、女性、黒人などあらゆる階層に強固な反対派がいて、「私たちの大統領ではない」と声をあげていること。ワシントン政府の内部にも、共和党の有力議員にも、シリコンバレーのIT業界からも、新大統領への異議申し立てが続出しています。無論、入国禁止とされた当事国ばかりでなく、隣国カナダやヨーロッパの首脳からも、トランプの移民・難民排斥、自国中心主義・排外主義・人種宗教差別への危惧の声があがっています。法廷闘争も始まりますが、アメリカの権力分立が試される時です。 アメリカでは、トランプ当選後、ジョージ・オーウェル 『1984』が突然ベストセラーになっています。いうまでもなく、トランプ政権の嘘、オバマ前大統領を「米国生まれでない」と公言したあたりから頻発する「真理」への挑戦に、危機感を持っているからです。オーウェル『1984』の「真理省」の3つのスローガンとは、「戦争は平和である、自由は屈従である、無知は力である」でした。「みえみえの嘘をホワイトハウスがばらまいているこの光景は、米国の民主主義にとって悲劇である。世界のほかの国々、とりわけ米国の同盟国も恐ろしい気持ちになるはずだ。『大きな嘘』をつくことにすっかり慣れてしまっているトランプ政権は、世界の安全保障に非常に危険な影響を及ぼすからだ」とは、イギリス・ファイナンシャル・タイムズの辛辣な論評です。 「ポスト・トゥルース」 や「フェイク・ニュース」といった言葉が、インターネット上では飛び交っています。そのトランプ大統領に、先進国首脳で初めて就任前に会見し、いままた「自由は屈従である」とばかりに2月首脳会談に向かう日本の安倍首相は、トランプの「真理省」の小役人とみなされるでしょう。「ジャパン・ファースト」さえ言うことができない忠犬になって、「戦争は平和である」と、核のボタンを持つ独裁者に懇願するのでしょうか? フクシマは「アンダー・コントロール」とか「TPP断固反対と言ったことは1回もございません」 とか、嘘八百のダブル・スピークでは、日本の首相の方が先輩です。「アベノミクス」の効果にいたっては、「無知は力である」そのまま。 トランプ大統領は、まだ批判的なメディアと格闘中で、ニューヨーク・タイムズを「偽ニュースで経営不振」「誰か適性と確信を持つ人が買収し、正しく経営するか、尊厳をもってたたませる(廃刊させる)べきだ」とツイッターで発信しましたが、この国のマスコミの場合は、すでに「真理省」の支配下にあるごとく、外交・安全保障でも経済摩擦でも、安倍首相のトランプ追随に期待するが如くです。今日の日本でこそ、オーウェル『1984』が読まれるべきです。「愛情省」による思想統制完成、「平和省」による戦争犠牲者を出す前に。(加藤哲郎のネチズン・カレッジ 2017.2.1

【山中人間話目次】
・サリー・クイリアン・イェーツ讃歌。私はイェーツの存在にアメリカという国の本来の健全性を見る
・トランプ最初の軍事作戦は8歳のアメリカ人少女を殺害
・アンネ・フランクの家族はアメリカに逃れようと1941年にビザを申請していましたが、却下されました。
・英 トランプ大統領を国賓とすべきか議会が議論へ
・「ポスト・トゥルース」の危うさ 「真実」は二の次…日本は無縁と言えるか