キョウ おなが
沖縄タイムス 2016年1月28日 


Blog「みずき」:しかし、翁長知事はもともと保守系の人(自民党沖縄県連幹事長)です。同氏が新知事に就任したときからこういうこと(ときの保守政権との妥協)は予想されていたことです。そのような問題をあえて不問にして「オール沖縄」代表として担ぎ上げた革新政党・党派の責任、とりわけその中核を担った共産党の責任はきわめて大きなものがあるといわなければならないでしょう。

さて、ここで注視しておかなければならないのは
共産党の激しい右傾化の問題です。同党が提唱する国民連合政府が実現したとしてその掲げる政策は翁長知事の保守政権との妥協の延長線上にあるものと見てよいでしょう。辺見庸の「仮に安倍政権に退陣してもらったとしても、そのあとに何かが良くなるというのが見えない」という批判はそういうことを言っているのでしょう。

【「和解」勧告は、辺野古新基地建設へ向けた危険な誘い水】
29日の辺野古・代執行訴訟
第3回口頭弁論で、福岡高裁那覇支部の多見谷寿郎裁判長は、国、県に対し、「和解」を勧告しました。その内容は明らかにされていませんが、「根本的な解決案」と「暫定的な解決案」の2案が提示されました。これに対し翁長雄志知事は、「これから関係者の意見をうかがいつつ、検討していきたい」(30日付琉球新報)と含みを持たせました。
キョウ ハッコウ事件2
白虹事件 
これ以降、大阪朝日新聞の論調の急進性は影をひそめていく

Blog「みずき」:この国のメディアの惨状にもう私は言葉がない。

【4月からは「官報ステーション」と「官報NEWS23」か】

以下、1月28日付け「山中人間話」の追記として記しておきます。

【山中人間話】

 日本の大本営発表では、依然として報道されない合州国大統領選・民主党候補者で社会主義者のセネター・バーニー・サンダースについて、新しい記事が出ました。先週書いたものを合わせて再投稿します。お読みいただければ幸いです。 ...

Posted by 内海 信彦 on 2016年1月28日
キョウ べんごし
弁護士ドットコム 2016年1月28日

Blog「みずき」:「権力を監視するジャーナリズムの力が落ちている」どころの話ではないでしょう。ほんの一握りのメディア人を除いてメディアというメディアは例外なく腐れきっている。もちろん、デモクラTVも例外ではありません。同局コメンテータのひとりの早野透さんの次の例はそのことを示す一端といえるでしょう。

ええっ?なんてこったい。おわび、おわび。

Posted by 金平 茂紀 on 2016年1月22日


朝日新聞の「首相動静」欄に関して上記のような「おわび」が掲載されましたので追記しておきます。しかし、そのことはそのこととして訂正するとしても、私は前エントリの文章の趣意を変えるつもりはありません。

【甘利氏「釈明会見」でしつこく質問した元朝日記者「ジャーナリズムの力が落ちている」】
週刊文春に違法献金疑惑を報じられた甘利明・経済再生担当大臣が1月28日、東京都内で 記者会見を開き、大臣を辞任することを表明した。記者会見には200人近い報道関係者が詰めかけ、その模様はテレビやインターネットで生中継された。1時間10分ほどの会見の前半は、甘利氏が用意した文書を読み上げながら、報道された事実について釈明し、大臣の職を辞することを明らかにした。後半の約35分は、記者との質疑応答だった。質問したのは、朝日新聞、読売新聞(2人)、日経新聞、テレビ朝日、フジテレビ(2人)、そして、デモ クラTVの8人の記者。その中で異彩を放っていたのは、ネットメディア「デモクラTV」の代表をつとめるジャーナリストで、元朝日新聞編集委員の山田厚史さんだ。多くの記者が秘書の行動や大臣を辞めた理由などについてたずねるなかで、山田さんは、甘利氏自身の「現金授受」に絞り込んで、何度もしつこく質問を繰り返した
キョウ あかはた
しんぶん赤旗(2016年1月28日)
 

【「慰安婦問題」に関する志位談話の撤回は不可欠である】
来日中の韓国の元「従軍慰安婦」が昨日、日本共産党の2人の国会議員と懇談した。その模様が今朝の『しんぶん赤旗』の1面の記事で伝えられている。(略)その中で笠井亮衆議院議員が次のように発言したことが紹介されている。(略)「被害者や支援者らの粘り強いたたかいが今回の合意で安倍政権に『おわび』と『反省』を言わせた」こういう発言を読むと、笠井氏なり日本共産党なりは、今でも安倍首相が「お詫び」と「反省」を表明したこと(させたこと)を成果と認識していると受け取れる。

私も、さまざまなバッシングを受けながらも、自らの人間としての尊厳をかけて、日本政府に公式の謝罪と法的賠償を求めるたたかいを20年以上にわたって続けてきた元「慰安婦」と内外の支援団体の労苦に敬意を表することに何ら異論はない。しかし、その粘り強い運動に敬意を表することと、今回の日韓合意にあたって、安倍首相が表明した「おわび」と「反省」をどう評価するかはまったく別問題である
キョウ コービン2 キョウ さんだーす2
ジェレミー・コービン(左)とバーニー・サンダース

【人びとはなぜ飢餓かつかつの賃金で働かねばならないのか】
バーニー・サンダースがチャールストン(サウスカロライナ)でデモのなかで演説しているVideoをみた。一見の価値がある(abcNEWS。Sun, 17 Jan 2016.VIDEO: Bernie Sanders Gets on Megaphone, Demands Higher Wages)。聞き取ってみた。(略)以下、私訳 「ありがとう。こっちからも、ありがとうを言いたいのは、あなたがここでやっていること、そして仲間がこの国のどこでも始めていることについてだ。この国ですべてのワーカーと一緒に行進をし、戦うという経験にであえて本当にうれしい。私たちは声をあわせ、一時間15ドルの最低賃金を勝ち取ろうとしている。私たちは世界の歴史上もっとも豊かな国にいるのではないのか。人びとはなぜ飢餓かつかつの賃金で働かねばならないのか。一時間15ドルの最低賃金にむけて多くの町と州が動き出した。それが私のゴールだ。私が大統領になったら、これこそが獲得目標だ。大仕事を続けよう。ありがとう、がんばろう」。
キョウ こじんとしょかん

【国家責任と民衆責任】
さらに視野を広げて言えば、「慰安婦」徴集の場面にひたすら焦点を当て、事実上、拘禁状態の「慰安所」で、連日、多くの兵士相手に性交渉を強要された「慰安婦」の実態を直視せず、その事実に言及しようともしない安倍首相の一片の「お詫び」が元「慰安婦」に通じると考える方が不見識である。他虐を自虐と言いくるめる極右派ならともかく、リベラルを自認する論者や個人の尊厳を掲げる野党(Blog「みずき」:と、ここでは抽象的に述べていますが、共産党を念頭に置いているのはこれまでの記事から明らかです)が、これほどまでに「他者のまなざし」に無頓着な姿もまた、理性の「崩壊」とは言わないまでも、理性の「劣化」を意味することは間違いない。そのように劣化した理性が安倍外交に野党まで飲み込まれるという惨めな結果をもたらしているのである。
キョウ いなだあけみ 
日弁連次期会長候補に自民稲田議員「支持」の怪情報

日刊ゲンダイ 2016年1月17日) 

日弁連会長選挙が終盤戦を迎えています。この2月5日に投開票予定で執行されます。そうした中で「人権の砦」としての日弁連らしからぬ事態が勃発しています。日弁連執行部が同会長選挙に立候補しているひとりの候補者が右派政治家として名高い稲田朋美自民党政調会長に何度も献金していたことを批判する岩月浩二弁護士と徳岡宏一朗弁護士のおふたりの弁護士ブロガーの記事を同日弁連選挙規程違反として削除要求をしてきたという事態です。

【トランプ氏との対決なら15ポイント差でリード】
サンダース候補を真剣に受け止めるべき時。トランプ氏との対決なら15ポイント差でリード。米大統領選で民主党の指名獲得を目指すバーニー・サンダース氏を、今こそ真剣に受け止めるべき時だ。このバーモント州選出の上院議員は大統領選を控えた最初の党員集会が行われるアイオワ州と、最初の予備選が行われるニューハンプシャー州でリードしている。17日の民主党候補による公開討論会では初めて、自分は勝てると思っている候補者のような論陣を張った。民主党の最有力候補と目されるヒラリー・クリントン前国務長官を超える人気があるわけではないが、自称社会主義者の74歳が党の指名を獲得する姿を想像するのはもはや不可能とは言えなくなった... (
ウォール・ストリート・ジャーナル社説 2016年1月21日

【山中人間話】

Blog「みずき」:このシンポには柄谷行人も講演者として出席しているようですが(私は柄谷行人の「眼の衰え」を感じます)、それ以前の問題として辺見庸の言う「仮に安倍政権に退陣してもらったとしても、そのあとに何かが良くなるというのが見えない」という問題提起にどう応えるか? その問いへの真摯な応答なしに「イヤな時代を押し返す」ことなど1ミリもできゃしない、と私は思っています。
キョウ シャルリ

【左派系論壇はシャルリエブド事件を言論の自由に挑戦するテロだとみなしてきた】
色々な意味で衝撃的な本だった。(略)欧米社会のイスラム差別は決して無視されてきたトピックではなかったはずなのに、よりによって日本で
シャルリエブド事件イスラモフォビアを関連付けて論じた初の本があのトッド著作だったことに驚きを隠せないのである。(略)日本の左派系論壇は総じてシャルリエブド事件を言論の自由に挑戦するテロだとみなしてきた。そのため、むしろシャルリエブドこそが差別の実行者であり、ヘイト・アートを継続して掲載してきた同社の編集方針を追求せず、逆に英雄であるかのように称えるのはおかしいという発想が浮かばなかった。単純に「テロとの戦い」、「言論の自由との戦い」という文脈で語り、この問題の裏側に潜むフランス社会の移民・ムスリムなどのマイノリティへの差別問題に踏み込まなかった。結果的にそれはフランス社会を無批判に称揚するという如何ともしがたいヨーロッパ幻想を生み出したとすら思える。それほどこの事件に対する左翼の態度は妙だった。
キョウ だいどうじ6

【ひそやかに骨の泣く音や春の霜】
1970年代に
企業爆破事件を起こし、逮捕された大道寺将司は当時26歳。死刑判決を受けてからは、外部の人と会うことも折々の風光や草木に触れることもない極限の日々を過ごしている。そんな日々の深い思念を語る自己または他者として選んだのが俳句であった。しおりを執筆した福島泰樹は「峻厳な『生き様』の詩型として俳句を選んだのである」と記している。
ええっ?なんてこったい。おわび、おわび。
「訂正して、おわびします 22日付総合4面の「首相動静」で、安倍晋三首相と食事をしたメンバーに「早野徹・桜美林大教授」と記載しましたが、同席していませんでした。本人から連絡がありました。確認が不十分でした。」


ええっ?なんてこったい。おわび、おわび。

Posted by 金平 茂紀 on 2016年1月22日


朝日新聞の「首相動静」欄に関して上記のような「おわび」が掲載されましたので追記しておきます。しかし、そのことはそのこととして訂正するとしても、私は前エントリの文章の趣意を変えるつもりはありません。

注:上記の訂正記事には「確認が不十分でした」とあります。朝日新聞が「首相動静」で記事にしたのは早野透さんの氏名を含む安倍首相との食事会のメンバー表を同紙の記者が入手していたことを示しているでしょう。そうであれば、早野さんが安倍首相の「スシトモ」であることを直接確認できなかったとしても、少なくとも安倍首相サイドにとっては「スシトモ」予備軍の位置づけであるということになるでしょう。
キョウ メディア
毎日新聞

【「批判は避けろ」という指示が露骨に下りてくる】
テレビが今春、大きく変わろうとしている。テレビ朝日「報道ステーション」、NHK「クローズアップ現代」、TBS「NEWS23」のキャスター降板や番組のリニューアルが明らかになったのだ。政府批判を「偏っている」との言葉で封じ込める風潮が強まる中での、異例の事態。報道番組は生き残れるのか−−。(略)
【訂正】
以下の記事のソースになった朝日新聞の「首相動静」欄に下記のような「おわび」が掲載されましたので追記しておきます。しかし、そのことはそのこととして訂正するとしても、私は下記の文章の趣意を変えるつもりはありません。

注:上記の訂正記事には「確認が不十分でした」とあります。朝日新聞が「首相動静」で記事にしたのは早野透さんの氏名を含む安倍首相との食事会のメンバー表を同紙の記者が入手していたことを示しているでしょう。そうであれば、早野さんが安倍首相の「スシトモ」であることを直接確認できなかったとしても、少なくとも安倍首相サイドにとっては「スシトモ」予備軍の位置づけであるということになるでしょう。

ええっ?なんてこったい。おわび、おわび。

Posted by 金平 茂紀 on 2016年1月22日








Blog「みずき」:下記の写真の「首相動静」(21日)によれば元朝日新聞コラムニストの早野透さんは安倍首相の「スシトモ」(「会食」仲間)のようです。その早野さんと共産党の志位委員長は今年の正月、赤旗日曜版紙上で「新春対談」なるものをして早野さんから「志位さんからオーラ」が出ていると言われて得意げです。しかし、共産党は安倍首相とメディア関係者との会食についてはこれまで
批判的であったはずです。先日は歌人の内野光子さんが今年から赤旗「歌壇」の選者に宮中の「歌会始」の選者が選ばれたことを批判していましたが、共産党ないしは志位委員長はどこまで「右傾化」の坂を転げ落ちるつもりでしょう? ジャーナリストの金平茂紀さんも言っています。「<かれら>と<われら>の間には深くて暗い河がある」、と。その<かれら>を「新春対談」の対談者に選んで嬉々とする共産党。同党指導部の退嬰はもはや誰の目にも明らかです。同党党員の「反乱」が起きないのがおかしいくらいです。共産党は死んだのか!
 

<かれら>と<われら>の間には深くて暗い河がある。

Posted by 金平 茂紀 on 2016年1月21日
Blog「みずき」:私は2016年1月2日付けの記事2015年10月27日付けの記事を引いて次のように指摘しておきました。「あなたたちはなにを勘違いしているのか? 早野透元朝日記者のいう『オーラ』は『らんらんぎらぎら』のあぶらぎった自民党的な『権力闘争の人』の謂いでしかない」、と。
キョウ リトビネンコ
アレクサンドル・リトビネンコ
2002年5月に英ロンドンで撮影=AP


【ロシア政権の根っこには深い闇の世界がある】

リトビネンコ暗殺は、ロシア諜報機関がロンドンまで工作員を送って邪魔になる人物を抹殺した恐ろしい事件だが、英国の調査委員会がプーチンの関与を事実上認めた。《英国内務省の公開調査委員会は21日、2006年にロンドンで起きたロシア連邦保安庁(FSB)の元スパイ、リトビネンコ氏の暗殺事件について「プーチン大統領がおそらく承認した」とする調査結果を発表した。プーチン政権を批判し、英国に亡命していた同氏は放射性物質「ポロニウム」により毒殺された。容疑者であるルゴボイ氏は事件後、ロシア下院議員に選出されている。ロシア外務省は同日「事件は政治的に利用されている」と調査を批判した。》(日経新聞
キョウ へんみ
辺見庸(朝日新聞)

Blog「みずき」:下記の「朝日新聞インタビュー(1)」で辺見のいう「70年代から幾何級数的に進んできた」傾向のひとつとして私は「民主集中制」問題をめぐる共産党内の田口・不破論争を挙げることができるだろうと思っています。この頃から同党は論敵を孤立化させ、排除するという形で「右傾化」の歩を進めてきたというのが私の見方です。そのことに私は最近気がつきました。

また、かつて私は辺見庸の言葉を引いて次のように述べたことがあります。これも「70年代から幾何級数的に進んできた」という辺見の指摘に呼応する私なりのひとつの応答ではあったでしょう。
 
「わが国の風俗、人びとの感性(生活スタイル、思想までも含む)は、70年(昭和45年)前後を分水嶺として決定的といってよいほど変容した。(略)なにが変容したのか。現代について「単独発言」を続ける、作家の辺見庸氏はいう。『まっとうな怒りをせせら笑い、まあまあととりなして、なんにもなかったように見せかける(略)。記憶するかぎり、老いも若きもこんなにも理念をこばかにし、かつまた、弱きを痛めつけ強きを支える時代ってかつてなかった。これほど事の軽重をとりちがえながら賢し顔を気取っている時代もなかった』。彼は、そこに「鵺(ぬえ)のような全体主義化」を感じとる(『眼の探索』)。ひとことで「保守化」というが(現に私もそのようにいったが)、その様相は「鵺」のようにまがまがしく、うす気味悪く、為体(えたい)がしれない。30年の後、時代はここまできた。」(2003年6月

【SEALDs的なものにぼくは何も新しいものを感じない】
――夏には参院選ですね。改憲が争点になりそうです。(略)「仮に安倍政権に退陣してもらったとしても、そのあとに何かが良くなるというのが見えません。安保法制で次のレールは敷かれてしまった。描いているのは、憲法をもっと融通無碍なものにする緊急事態条項ですよね」――大規模災害などに備えるための条項だとしても要らないものでしょうか。「ひょっとしたら、いまは安倍政権の退陣を求めているような勢力さえも、そういうレトリックに乗ってしまうんじゃないでしょうか。例えば尖閣諸島、あるいは北朝鮮をめぐる動きしだいでね。全体として翼賛化していくかもしれないと見ています」「ぼくは、未来を考えるときは過去に事例を探すんです。むしろ過去のほうに未来があって、未来に過去がある。そういうひっくり返った発想をしてしまう。いまの局面をなぞらえるとしたら、すべてが翼賛化していった1930年代じゃないですか? 南京大虐殺が起きた37年前後のことを調べて、つくづく思いました。人はこうもいとも簡単に考えを変えるのか、こうもいとも簡単に動員されるのか、こうもいとも簡単に戦争は起こるのか――と。現時点で、もう37年と同じような状況に入っているのかもしれません」
キョウ はたらくひと


Blog「みずき」:「安倍晋三首相の国会答弁『妻が景気がよくなっていくからと働き始めたら(月に)25万円(年収300万円)』にはほど遠く、食事の回数を減らしたり、医者にかかれなかったりという貧困の実態が浮かんだ」(毎日新聞 2016年1月20日)。にもかかわらず、一方で、その貧困の実態を憤激をもって告発し、打倒安倍政権の旗を掲げててしかるべき人々(非正規労働者や低所得者層)が相当数の割合(私の日常感覚では過半数。消費税導入に関する賛否の世論調査を例にとれば共産党支持層の30%以上、社民党支持層の50%弱)で安倍政権ないしは安倍自民党政治を支持しているという現実があります。これも私の日常感覚によれば、貧乏人の唯一、最大といってよい娯楽はおそらくテレビを観ること。一方でテレビ局側は「お上」配信(お沙汰)の情報を下々に無批判に流布するのが主流。当然、そこには批評精神もなければ批判精神もありません。これも私の日常感覚によれば、そのテレビの影響下に下々は曝されている。下々に保守支持層が多いのはそういうことでしょう。暗澹たる思いは茫洋としてさらに暗澹たる思いにつらなっていくのです。これが私の「非正規労働者:7割が年収200万円届かず」の報を聞いての感想です。
キョウ へのこ米軍キャンプ

Blog「みずき」:宮城康博さんは「私の言葉は痩せ細りギスギスして」と語り出します。そして、沖縄の同郷人に対してその言い難い自己の思いの言葉として次のように言を継ぎます。「これまでの20年近く普天間代替の条件付賛成派の人々や、辺野古新基地を是認する人々の気持ちはわからなくはなく、それゆえに私にはその人々に届けという思いを持って言葉を発することはできた。だが、日本会議の会員で、歴史修正・改ざんを恥じず、憲法改悪を是とする極右集団の一員である人間を、沖縄を再び戦場へと導く集団のメンバーを、自治体の首長に選ぶ人々の気持ちが全然わからないのだ」、と。
ロンドン・コベントガーデン

Blog「みずき」:18歳選挙権に「私は反対です」という斎藤環さんの論は意表を突かれる論です。しかし、斎藤さんは必ずしも「18歳選挙権」そのものに反対しているわけではなさそうです。斉藤さんは次のようにも言っています。「やたら自己責任論がいわれ、生活保護はたたかれる。こんなに個人がないがしろにされている国で、18歳で自立しろなんてちゃんちゃらおかしい。権利を与えるというなら、まず徹底して個人を尊重することです。それなしに公共の利益とか言いだすからうさんくさいんです」。あえて「現実」論に立脚することによって日本の現代社会に蔓延る「ファンタジー」をあぶり出す、というのが斉藤さん流の「啓蒙」でもあり、「戦略」でもあるのでしょう。しかし、意表を突かれる論でした。

【18歳選挙権「私は反対です」】
選挙権年齢の18歳への引き下げに伴い、民法上の成人年齢などほかの基準も18歳に、という議論が出ている。だが、引き下げていい理由は何一つない、むしろ上げるべきだ、と若者たちを多く診てきた精神科医の
斎藤環さんは主張する。なぜなのか。何歳ならいいのか。そもそも大人になるとは、どういうことなのか。――選挙権年齢が18歳に引き下げられます。若者が政治に参加するいい機会になりそうです。「私は反対です」
キョウ かとう

Blog「みずき」:「今日の言葉」は2題です。はじめに紹介する言葉はタイトルをつけるとすれば「佐多稲子の生きた(活躍した)時代」とでもするのがふさわしいでしょう。が、内容的には「六全協」前の戦後の日本共産党史、戦後文学史の一断面というべきものです。その断面に記されていることは党員ならずともいわゆる「戦後文学」に関心のある者にとっては「常識」の部類に属することですが、いまの共産党員はこうした「常識」すら知らない党員がほとんどではないか? 同党の「国会開会式出席」問題「日韓合意評価」問題に見られる同党の「知性」と「認識」の著しい後退現象はそうした同党党員の「知性」の劣化(良質な「知性」を持つ党員の排除)とおそらくパラレルの関係にあるでしょう。2題目の言葉はそうした状況を「物言えぬ『政権批判者』たち」という表現で剔抉しています。同記事は上記の共産党問題が表面化する以前の世論調査をもとに同党の現在の支持状況を分析するという論理展開上の無視することのできない難を抱えていますが、そのことを別にすれば、いわんとしていることは的を射ている、というのが私の評価です。

ろうそくを灯しに出かけます。 1.17阪神・淡路大"人"震災についての心のうちでの決着はいまだについていない。明かりを消して眠れるようになったのは、数年前のこと。だれに対しても復興未だ成らずと言いつづけようと、あらためて思う。

Posted by 都藤 邦 on 2016年1月16日
キョウ ひひょうとひはん

2016年1月6日~2016年1月15日
*各参照記事の標題(見出し)はBlog「みずき」によります。

2016.01.06 今日の言葉 ――党勢拡大や国民連合政府構想推進のためとする「大所高所」(スタンド・バイ・ミー)に立っての天皇制やナショナリズムへの妥協。残念と言わざるを得ない。 

【参照記事】
・「日の丸・君が代」強制不服従の教員たちの悲しみ
澤藤統一郎の憲法日記 2016年1月4日) 
・一枚岩の2つの政党(共産党、公明党)の右傾化が甚だしい
きまぐれな日々 2016.01.04
・共産党が天皇制国家に「詫び証文」を入れた歴史的な日付
大田英昭 2016年1月6日
キョウ ひひょうとひはん

2015年12月26日~2016年1月5日
*各参照記事の標題(見出し)はBlog「みずき」によります。
 
2015.12.26 ひとりの大学教員とふたりの弁護士の「共産党の国会開会式出席」対応批判 ――一星忽焉として墜ちて声あり、嗚呼共産党死す矣、而して其光栄ある歴史は全く抹殺されぬ

【Blog「みずき」コメント】
下記のおひとりの大学教員とおふたりの弁護士の「共産党の国会開会式出席」対応批判に私は深く同意し、共感するものです。そのうちのおひとりの大田英昭さん(中国・東北師範大学教員)は「一星忽焉として墜ちて声あり、嗚呼自由党死す矣、而して其光栄ある歴史は全く抹殺されぬ」という幸徳秋水がかつての同志たちに宛てた憤激の言葉をもって志位共産党執行部の今回の痴態と愚行を批判しています。まさに今回の事態は「一星忽焉として墜ちて声あり、嗚呼共産党死す矣、而して其光栄ある歴史は全く抹殺されぬ」事態といわなければならないでしょう。

【参照記事】
・かつて共産党は極北の一個の動かぬ星のごとくではなかったか
澤藤統一郎の憲法日記 2015年12月25日) 
・幸徳秋水の「自由党を祭る文」を共産党に贈る
大田英昭のブログ 2015-12-25) 
・志位氏の「国会開会式出席」合理化の理屈は通らない
徳岡宏一朗のブログ 2015年12月25日
キョウ とろんと
米山リサさんの在職するトロント大学

Blog「みずき」:下記の論攷で米山リサさんは「旧植民地支配の仕組みを引き継ぎ、その米国に日本は付き従うという冷戦レジーム(体制)」の問題にまで遡ってより根本的に今回の「日韓合意」を批判しています。すなわち、今回の「日韓合意」は「むしろ戦後の冷戦体制を完結させつつある」一環としての日米韓政府の「他者を抹殺する攻撃的なナショナリズムに直結する」行為である、と。ここでも日韓合意を「一定の前進」と見る「志位談話」との認識の乖離は明らかです。

なお、当時、女性国際戦犯法廷に関する番組を担当した元HNHKディレクターの
永田浩三さんによれば、上記の米山リサさんの文章の末尾に出てくる「勘ぐれ、おまえ」という文句は、「2001年1月、ETV2001の放送前日に、安倍晋三内閣官房副長官がNHK松尾武放送総局長に言ったとされる有名なセリフ」だということです。
キョウ あべ ぶっしゅ
ジョージ・W・ブッシュと安倍晋三(2007年4月27日) 

Blog「みずき」:下記の中野晃一さんの論を紹介している都藤邦さんはこの中野さんの論について「日韓合意を勝手に「前進と評価」した志位氏へのやんわりとした異論か」としています。都藤さんによれば、中野さんは同日付けの「女性・戦争・人権」学会の声明「日本軍「慰安婦」問題の日韓合意に深刻な危惧を表明します」 にも「いいね」をしているようです。中野さんは今年の元旦の赤旗でも共産党の志位委員長と「政党と市民グループのキーマン」同士として新春対談をしている「いま」を代表する共産党系の学者です。そうであればなおさら中野さんは同「異論」は「志位談話」への異論であることを明確に述べるべきだったでしょう。それが同党から「市民グループのキーマン」として評価される人の責任というべきではないか。いずれにしてもこのように同党自身が「時の人」として最大限評価する「身内」からも批判されるような「志位談話」は一日も早く撤回し、自らの認識の誤りをいさぎよく認めるべきでしょう。それが自らもいう「民主主義政党」のありかたというべきものではありませんか?
キョウ けあらし 
北国の海の霧「けあらし」

Blog「みずき」:古くからの革新統一戦線論者の浅井基文さん(元外交官)の見方も共産党の今回の志位談話の見解と見方を異にする間接的な共産党批判の見解と見てよいでしょう。共産党の志位委員長は8日、国会開会式出席問題についてBSフジ『プライムニュース』のキャスターの「古くから共産党を支持している皆さんとかはね、どうなんだという声はあがってこない?」という質問に「全体は肯定的に受け止めていただいていると思う。中には理解出来ないという方も」などと答えていますがいつまで「井の中の蛙大海を知らず」の故事の状態を続けるつもりでしょうか? あるいはいつまでそうしていられると思っているのでしょうか? 同党はもはや志位談話を否定する同党党員、シンパサイザーを含む革新的知識人の「良識」の網に包囲されている状態といってよいのです。
キョウ こっかい

Blog「みずき」:札幌市の弁護士の猪野亨さんの共産党の国会開会式出席批判はこれまで紹介した論者の同党の「綱領」的立場から見た原則論的批判とは異なり、政局論的見地からの批判というべきものです。すなわち、猪野さんは、今回の同党の国会開会式出席は政権入りしたいためのパフォーマンスにしか見えない。これでは到底共産党支持も拡がらないだろうとみなします。共産党の国会開会式出席問題は政局論的見地から見ても評価できないというのが猪野さんの見方です。

【鈴木宗男氏に自民党候補を推すことの口実を与えたのは共産党です】
共産党が「国民連合政府」を提唱し、憲法を守るという一致点で政権を作り、戦争法制廃止を掲げました。この発想自体は、小選挙区制によって自民党が漁夫の利を得るような選挙結果のもとでは憲法を守るという勢力が一致して安部自民党に挑むことは当然のことです。(略)しかし、これに対して私が疑問に思うのは、共産党も公認の候補を擁立していますが、(略)「下げる用意」があるというだけで下げないのです。民主党から下げてくれと言ってくるのを待っているのでしょうか。それだったら、私は共産党のいう憲法を守るという一致点で政権を作るという言葉が眉唾にしか聞こえてきません。
キョウ 流砂

私は一昨日の1月9日付けのエントリとして「「週刊金曜日」の自滅と「赤旗」の辺見庸インタビュー・ドタキャン事件のひとつの顛末 ――「週刊金曜日」読者会なるものがいまだに続いている「無知のきわみ」を私は長年の友人として嘆かざるをえません」という記事を書きましたが、同標題中の「『週刊金曜日』読者会」の部分に関して大分の元読者会会員のおひとりから地元のメーリングリストを通じて自身の経験とその人の観点に即した週刊金曜日と日本共産党を批判するご意見をいただきました。

その意見は、週刊金曜日の佐藤優重用問題について金光翔さんらの指摘と批判があったときに同読者会をすでに退会していること、共産党の国会開会式出席問題に関して改めて同党への批判を強く持ったこと、そのことに関連して一般に議会政党はいわゆる「票欲しさ」にポピュリズムに流れる、すなわち「右傾化」する必然性を持っていること、「このような翼賛政治の状況を変えるためには、そもそも代議制(いわゆる「議会制民主主義」)そのものに疑問を呈し、最終的には代議制を否定して乗り越える思想が必要」だと考えていることなどを述べたものでした。