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Blog「みずき」:私は先に「OKIRON」2018年2月16日付掲載の「『オール沖縄』と世代の断絶~沖縄県知事選へ向けて~」という山本章子(沖縄国際大学非常勤講師)の論を「これは『オール沖縄』へのさらなる右傾化の勧めにほかならない」と批判しておきましたが、山本はその論を「(『オール沖縄』が勝利するかどうかは)県内の若者に希望を持たせる経済政策を打ち出せるかどうかだろう」という結語で結んでいました。いままた山本と同様の視点で同世代の島田尚徳という元沖縄タイムス県政担当記者が「沖縄ビジネス展望~活況を呈する飲食業界~」(2018.02.23付)という記事を書いています。この島田尚徳も「OKIRON」のエディター・チームの一員のようです。「OKIRON」というインターネット誌が沖縄で果たそうとしている「オール沖縄」をさらに右傾化させようとしている発刊のねらいがますます明らかになってきたと言っておくべきでしょう。「OKIRON」は沖縄の民主主義にとって負の存在以外のなにものでもない、というのがこれまで「OKIRON」を観察してきた私の評価です。

【山中人間話目次】
・「OKIRON」は沖縄の民主主義にとって負の存在以外のなにものでもない、というのがこれまで「OKIRON」を観察してきた私の評価です
・沖縄をいまだに「植民地」にしている者は誰か? 安倍政権だけではない。日米安保=米軍基地の存在を肯定する翁長県政もまた「沖縄植民地化」の一端を担っている――米軍ヘリ、普天間第二小の上空飛行 軍が認める 「回避」の合意ほご
・予期されたことだった――名護市長選で当選した渡具知武豊市長の露骨な「記者選別」
・宇井純 公害原論「開講のことば」より――個々の公害において、大学および大学卒業生はほとんど常に公害の激化を助ける側にまわった。その典型が東京大学である
・なにかが起こる予感がある。それは、いまのところ吉か凶かわからない――「トランプのメッセージ」持ってくるイバンカに常春斎晩餐など“首脳クラスの待遇”
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2月19日午後2時35分、キャンプ・シュワブ沖でウミガメが浮かんでいるのを
カヌーの市民が見つけた(沖縄タイムス辺野古・高江取材班‏ )

Blog「みずき」:鬼原悟さん(「アリの一言」主宰) は次のように翁長知事と「オール沖縄」の「言行不一致」を弾劾する。日本共産党よ。オール沖縄よ。翁長県政与党よ。これでもまだ翁長知事を庇いだてするつもりか! その行為は、辺野古埋め立てにあくまで反対を表明する沖縄の「民意」に対するとうてい許しがたい背信行為といわなければならない! 

『(翁長知事の)公約違反は棚に上げて翁長氏をかばい続け、逆に批判する市民に矛先を向ける。これが「オール沖縄」の本音ですか? 

翁長氏は19日の記者会見で、「新基地建設反対の県民の民意は『現時点でも生きているのは当然だ』と強調」(20日付沖縄タイムス)しました。そう言いながら、自らは「中立」だとし、「知事権限行使」の公約は実行しない。これはいったい何を意味しているでしょうか。自分には「県民の民意」を体現し実行する意思も力もないという自己証明、「敗北宣言」ではないでしょうか。
そんな翁長氏には、「知事選再出馬」の資格はないと言わざるをえません。』

【山中人間話目次】
・鬼原悟さん(「アリの一言」主宰)の 翁長知事と「オール沖縄」の「言行不一致」批判――日本共産党よ。オール沖縄よ。翁長県政与党よ。これでもまだ翁長知事を庇いだてするつもりか!
・翁長知事は、右手で「新基地を造らせない」とこぶしを振り上げ、意思に反して左手で埋め立て工事の進行を後押しするような判断を下したことになる沖縄タイムスの翁長知事の「言行不一致」批判
・半澤健市さん(「リベラル21」常連執筆者)のもうひとつの「西部邁」論――西部は資本論を読まずに安保闘争を闘った。そして「エリート知識人の卵」だと思っていた全学連闘士が「マス」であることを知った
・田中利幸さん(「吹禅 Yuki Tanaka」ブログ主宰)の「15年戦争史概観」――1)張作霖暗殺、満州事変から満州国成立へ
・醍醐聰さん(元東大教員)たちが呼びかけた2月16日の「モリ・カケ追及国税庁包囲デモ」には母体となる組織はなかった。それでも国税庁前には1100人の市民が集まった
・マルクスはヘーゲルの「ミネルヴァの梟は夕暮れになって飛びたつ」という有名な比喩をひっくりかえして読んだ

キョウ きさらぎ47

Blog「みずき」:沖縄国際大学非常勤講師の山本章子が「OKIRON(「沖縄」を「論じる」の略。「沖論」)」に「『オール沖縄』と世代の断絶~沖縄県知事選へ向けて~」というタイトルで1972年の沖縄施政権返還前の復帰前世代と復帰後世代の断絶について書いている。今回の名護市長選では「物心つく前に沖縄復帰を迎えた50代以下と、戦争と占領の中で生き抜いた60代以上とで、投票先が見事な好対照をなした」。それが保守の渡具知武豊候補の勝利につながった。「2010年と14年の名護市長選で移設反対派が勝利したのは、特殊な政治的環境下での『レア・ケース』」でしかない。「『オール沖縄』がこれから知事選を迎える上で、大事なことは、沖縄が日本の民主主義の希望になることではなく、沖縄の民主主義を守るために、県内の若者に希望を持たせる経済政策を打ち出せるかどうかだろう」と言うのだ。しかし、私は、「2010年と14年の名護市長選での移設反対派の勝利はレア・ケース」という認識自体が誤っていると思う。2010年と14年の名護市長選で稲嶺氏が当選したのは民主党の鳩山政権の発足や公約に反して辺野古埋め立てを承認した仲井真知事への怒りなど特別な「追い風」が吹いたからではなく、沖縄だけに一点集中したあまりにも加重な米軍基地押し付け、不当な沖縄差別に対する県民と名護市民の鬱々とした怒りの思いが復帰前世代と復帰後世代の違いを超えて沖縄人がそれぞれの思いの中で郷土の沖縄を愛する気持ちと同じようにもともと広く共有されていたからにほかならないと私は思う。沖縄人の辺野古埋め立て反対の強い思いは決してレア・ケースではない。山本はその沖縄人の積年の怒りの累(かさなり)を十分に自分のものにしていない認識で今秋に迫った県知事選で「オール沖縄」が勝利するかどうかは「県内の若者に希望を持たせる経済政策を打ち出せるかどうかだろう」と言う。これは「オール沖縄」へのさらなる右傾化の勧めにほかならない。そして、それは戦う前からの敗北の勧めにしかならないだろう。山本は「OKIRON」のエディター・チームの一員でもあるらしい。「OKIRON」発足時にも書いたが、私は、沖縄の「いま」にとって同誌の果たそうとしている、現に果たしている決して小さくない負の役割を改めて思わざるをえない。

【山中人間話目次】
・沖縄国際大学非常勤講師の山本章子の「OKIRON」の論は「オール沖縄」へのさらなる右傾化の勧めにほかならない。そして、それは戦う前からの敗北の勧めにしかならないだろう
・三浦瑠麗のデマのソースは佐藤優だという金光翔さん(元岩波『世界』編集部)の指摘。また、三浦や佐藤の排外主義的デマの拡散に関して「左」のメディアの人物こそが大きな責任があるという金さんの指摘も重要です
・群馬の森にある朝鮮人強制連行犠牲者追悼碑訴訟について鬼原悟さん(「アリの一言」主宰者)が同訴訟の背景説明を含めて記事にしています
・異例の「思想闘争」勃発!中国は再び毛沢東時代に戻るのか――文革派VS.改革派の知識人が激論(古畑 康雄・共同通信記者) 現代ビジネス 2018年2月15日
・日本でも同様のことが起きる可能性がある。いや、すでに『1984年』(ジョージ・オーウェル)的状況は日本でも進行している。闇は深い――数百人雇って偽投稿、月予算は1億円以上か ロシア疑惑
・日本でも同様のことが起きる可能性がある。いや、すでに『1984年』(ジョージ・オーウェル)的状況は日本でも進行している。闇は深い――ロシア疑惑 承前1。承前2
キョウ きさらぎ45

Blog「みずき」:以下、沖縄という極南(「極北」の意)の地から発する仲宗根勇さん(うるま市在住、元裁判官)の怒りの聲。それは沖縄の「民主勢力」なるもの、すなわち、「保守」へ「保守」へと回帰する翁長知事をそれでも「支持」するオール沖縄なるものの闇の深さ(それは主に「沖縄県政」という既得権益を決して手放そうとしない翁長知事と共産党を含む一部勢力の野心に起因する)に戦(おのの)く慟哭の叫びともいえようか。人々よ。「オール沖縄」なるものの闇の深さを知らなければならない。

『2018年2月16日 翁長知事ついに特別採捕許可す

2016年12月26日承認取り消しの取り消しをした時の翁長知事は、原点に帰って知事権限を厳しく審査して辺野古新基地は造らせないとのたまった。知事権限の重要部分である特別採捕許可申請(初回)はかくて「厳しく」許可されてしまい、撤回理由の一つを失ってしまった。採捕許可無しの工事続行の違法性はこの許可により治癒されてしまう。採捕申請があと2件申請されておりこれも適法として許可することになるのであろう。これはすべて2016.12.26のクーデターによって埋め立て承認を復活させ、翁長知事が仲井真弘多前知事の承認の適法性を認めたことに淵源する。なんども、どこでも警告した通りである。

港の使用許可に続いて、翁長知事自ら撤回理由を放擲していくこの事態を黙認し、擁護し、翁長再選を目指す者たちよ、お前たちは「オール沖縄」を語るな!辺野古を去れ!』(仲宗根勇FB 2018年2月16日)

『私が昨日まで指摘していた18個の撤回理由の中の以下の10個目の撤回理由が今日2018年2月16日の特別採捕許可によってあえなく消滅することになった。

撤回理由10
《2017年7月に発見された絶滅危惧種オキナワハマサンゴ14群体中、同年9月までに13群体を死滅させたことが示すように、「特別採捕」の許可申請を適時にすべき義務を防衛局が懈怠し工事を直ちに中止しないことによる撤回》

埋め立て区域外に埋め立て区域内に生きているサンゴを移植するための県漁業調整規則に基づく知事の「特別採捕」の許可を受ける申請がこれまで3度にわたり場当たり的になされ、「特別採捕」の許可申請を適時にすべき義務を防衛局が懈怠したことは「承認書」の留意事項違反に当たる。工事の違法性は大なるものがある。』(同上)


【山中人間話目次】
・沖縄という極南(「極北」の意)の地から発する仲宗根勇さんの怒りの聲。それは沖縄の「民主勢力」なるもの、すなわち、「保守」へ「保守」へと回帰する翁長知事をそれでも「支持」するオール沖縄なるものの闇の深さに戦(おのの)く慟哭の叫びともいえようか
・名護市長選の稲嶺敗因を考える場合、立憲民主党が「稲嶺推薦」ではなく「稲嶺支持」にまわったことの決して小さくない負の意味も考えてみる必要もあるでしょう。その立憲民主を過度に評価したものは誰か、ということも
・加藤哲郎さんの「『アリラン』『イマジン』『大正生れ』でつむぐ平和!」――安倍の極右政治に追随する(いまや「論調」まで安倍政権のエピゴーネンそのものです)日本のメディアの愚かしさに対する加藤さんの指弾
・これ、嘘だよな。マイナンバー添付は絶対必要条件じゃないよな?国の正式機関の公式アカウントが、間違いを広報していて、いいのかよ――いまや安倍政権支配下の行政も平然とウソをいうご時世だということです
キョウ きさらぎ36  

Blog「みずき」:名護市長選結果のひとつの参考資料として「名護市長選 結果を予感させたのは?」というNHK NEWS WEBの特集記事(2018年2月14日付)にある表についてはいろいろな見方ができるでしょうが、私が注目したのは名護市長選で保守の渡具知候補に投票したのは社民党や沖縄社大党よりも共産党(党員・支持者)が多いというNHKの出口調査の結果でした。これはいまや共産党は社民党や沖縄社大党よりもさらに思想的に右派であることを示す事実の適示だと見てよいと私は思います。その共産党が翁長知事と手を組んでいま辺野古埋め立て承認撤回の先延ばしを「指導」しているのです。辺野古埋め立て反対運動にとってきわめて危うい状況はこういうところにも示されている、というのが私の見方です。

なお、昨年の東京都議選時の小池(東京都知事。都民ファースト代表(当時))支持に関する世論調査でも共産党の小池支持率は58・5%で、なんと同党の6割が元自民党超右派で日本会議国会議員懇談会副会長(国会議員時)の小池百合子を支持していたという結果も出ています(産経新聞 2017.6.26)。これも同党の右転落の凄まじさを如実に示す調査結果として記憶しておくべきでしょう。繰り返しますが、こういう政党が辺野古埋め立て反対運動とオール沖縄という翁長県政与党とその支持者を指導しているのです。まさに「危うさを言うも愚かなり」、というべき辺野古の危機というべきでしょう。私たちはオール沖縄という組織の実態を知る必要があります。

【山中人間話目次】
・最近の左翼・市民団体の右傾化スケッチ(小景編)48 ――共産党の右傾化はここでも実証されている~名護市長選で保守の渡具知候補に投票したのは社民党や沖縄社会大衆党よりも共産党(党員・支持者)が多いという事実
・辺見庸の「石牟礼道子さんを悼む 〈累〉の悲哀 紡いだ文学」と石牟礼批判の〈累(かさなり)〉
・まさに驚きというほかない――フィンランドが世界一になったわけ(動画)
・荻上チキさんの「読書日記」、『週刊エコノミスト』(2018.2.13)の「読書日記」 ――『「慰安婦」問題と未来への責任』の声がまっとうに受けとめられ、拡がっている
・駒込武さん(京大教授、教育史)の科学研究費(カケン)の由来の考察――戦争バブルに色めき立つ大学
・小澤俊夫さん(小澤昔ばなし研究所所長)の「元号」反対論ですが、論の展開が説得的です
キョウ きさらぎ33

Blog「みずき」:名護市長選後に「辺野古埋め立て阻止」問題に関わって、いま、きわめて「危険な論調」が拡がろうとしている、と鬼原悟さん(「アリの一言」主宰者)が警鐘を鳴らしています。鬼原さんによればその状況は次のようです。

『問題なのは、この安倍政権に同調するような「論調」が広がろうとしていることです。

「『世論が変わった。もう民意だけでは通用しない』。知事を支える側近の一人は強い危機感を口にした」(9日付沖縄タイムス)「『ただただ「反対、反対」というスローガンだけでは県民はついてこない。新基地ができてしまうなら…県益を引き出せるような交渉も検討すべきではないか』。知事周辺の一人はこう漏らした」(9日付琉球新報) 「知事周辺の一人は『早期撤回(埋立承認の撤回―引用者)は国の思うつぼ。早期撤回でと知事を追い詰めすぎると「2期目は出ない」という選択肢が出てくる』と警戒する」(同琉球新報)

翁長氏が回避し続けている「承認撤回」をさらに遠ざけ、新基地建設を前提にした妥協交渉に入るべきだというのです。翁長氏は表向き「民意は生きている」(5日の記者会見)と言っていますが、こうした「側近」や「知事周辺」の声は翁長氏の本音を代弁していると言えるでしょう。

翁長氏の「側近」や「周辺」だけではありません。沖縄タイムスは2日続けた社説でこう述べています。「翁長知事による埋め立て承認撤回に不透明さが増し…翁長知事は今後、公約である新基地阻止をどのように実現していくのか。…新たな方針を打ち出す必要がある」(5日付)「翁長雄志知事にとって、地元民意の後ろ盾を失った痛手は大きい。戦略の練り直しは急務だ」(6日付)』

きわめて危険な状況だと言わなければなりません。いま、辺野古埋め立て承認撤回の先延ばしを正当化しようとする翁長県政とそれに同調する沖縄地元紙の「世論づくり」を間髪を入れず批判していくことが急務だと私は思います。辺野古埋め立て阻止にとってきわめて危険な状況です。


【山中人間話目次】
・名護市長選後に「辺野古埋め立て阻止」問題に関わって、いま、きわめて「危険な論調」が拡がろうとしている――鬼原悟さん(「アリの一言」主宰者)の指摘
・太田昌国(評論家)の吉田松陰評価と加藤周一の吉田松陰評価――現代の眼で歴史上の人物を単層的に評価してはいけない
・内閣官房機密費の公開を渋る菅官房長官――機密費公開請求弁護団・弁護士阪口徳雄の自由発言
・飯塚事件再審請求、元死刑囚弁護団が特別抗告――1審判決に関わった裁判官が再審請求即時抗告審の審理に関わったことは公平な裁判を受ける権利を定めた憲法に違反している
・承前(これでもメディア(ジャーナリズム)といえるのか! 満身の怒りを感じる。NHKは厳しく弾劾されなければならない!――NHKの偏見に満ちた嫌韓・嫌北報道 )
・承前。「ロヒンギャの惨劇 ミャンマー住民にどう焼かれ、強奪され、殺害されたか」 ニューズウィーク日本版
・シベリアで豪雪の中、たった独りで暮らす76歳の女性。牛がいなくなると、凍った湖の上を、お手製のスケート靴(?)で追いかける
・駅での別れは、出征だけに限らない。戦後も集団就職に伴う上京や恋人との別離など、しばしば別れが歌われた――原武史の松村洋著『日本鉄道歌謡史 1』書評
キョウ きさらぎ29

Blog「みずき」:天木直人(元外交官、評論家)が「オール沖縄は佐藤優で11月の沖縄知事選に臨んだらどうか」という笑止千万な寝言を言っています。「(佐藤優は)自分が沖縄知事になって本気で辺野古新基地を阻止したらどうか。彼なら出来る」「11月の沖縄知事選のオール沖縄候補は佐藤優で決まりだ。翁長知事のオール沖縄は本気でそう考えた方がいい。決断は早ければ早い方がいい」などと言うのです。私は天木直人は正気か?と思います。当然、正気ではないでしょう。 佐藤優とはどういう人物か。先ずは8年前、すなわち前々回の沖縄県知事選時の目取真俊さん(沖縄在住、作家)の佐藤優批判「『佐藤優のウチナー評論』を読む」を少し引用します(本文参照)。さらに金光翔さん(元岩波『世界』編集部)の 『<佐藤優現象>批判』という佐藤のエセ革新性を衝く徹底的な佐藤優批判があります。また、学者・市民有志による『<佐藤優現象>に対抗する共同声明』という佐藤批判もあります。佐藤優はそのほんとうの正体は「右翼」と言ってよいエセ革新でしかありません。

また、天木直人とはどういう人物か。天木直人という人物も革新的言辞を弄しながらその実右翼的心情を持つエセ革新でしかありません。天木がかつてみんなの党時代の渡辺喜美や自民党超右派の稲田朋美を礼賛していた事実はそのことをよく示しているでしょう。下記の弊記事をご参照ください(本文参照)。天木直人や佐藤優のエセ革新的言辞に欺かれてはならないでしょう。

【山中人間話目次】
・天木直人(元外交官、評論家)が「オール沖縄は佐藤優で11月の沖縄知事選に臨んだらどうか」という笑止千万な寝言を言っています
・三浦瑠麗という国際政治学者を自称する(東京大学政策ビジョン研究センター講師という肩書を持っている)2018年2月11日のフジテレビ『ワイドナショー』でのトンデモ発言が物議をかもしている
・「新自由主義社会」と名づけられたニセモノ社会に対する激しい嫌悪感と煮えたぎるような怒りは私も共有するものだ。ジョン・フェファー「貧しい国々を何十年もクソ溜めのように扱ってきた米国」という論
・「新自由主義経済社会」というものに対する嫌悪感については太田昌国さん(評論家)も次のように言います。日本という社会の根幹が日々腐っていっている。この煮えたぎるような憤り。
・これでもメディア(ジャーナリズム)といえるのか! 満身の怒りを感じる。NHKは厳しく弾劾されなければならない!――NHKの偏見に満ちた嫌韓・嫌北報道
・山から里に下りてきた山伏たちのゆくえ(「沖浦和光『旅芸人のいた風景』より メモ」姜信子)
キョウ きさらぎ26

Blog「みずき」:渡辺豪さん(元沖縄タイムス記者)の眼も目取真俊さんの眼も安倍自公政権を怒りの標的にしています。その標的の眼は本質的に外れているとはもちろん思いません。ただ、渡辺さんの眼にも目取真さんの眼にも一様に見えていない視点があると私は思います。安倍自公政権に問題を焦点化させるのは本質的に外れてはいない。しかし、沖縄県民の怒りを単純に安倍政権への怒りに集中させることによってそこから毀れ出てくるものはないか。翁長知事の辺野古埋め立て承認撤回先延ばし問題。そこから生じる辺野古埋め立ての即時的な危機。その内在する問題を結果として隠蔽してしまうということはないか。しかし、この沖縄の内在的な問題を解決することこそが沖縄の闘いにとって決定的に重要なことなのだ、と私は思います。渡辺さんの眼も目取真さんの眼もたしかにいまの沖縄の怒りを表出している。しかし、その怒りには見えていないものがある。私が彼らの視点をものたりなく思っているのはそういうことです。

この点について仲宗根勇さん(うるま市在住、元裁判官)の見る目は次のようなものです。

『彼らには、仲宗根勇や乗松聡子や本田博利や平安名純代、その他多数のネット上での少数派による、翁長県政への一貫した批判・論説は読み解けないらしい。論点外しの通り一遍の言説をありがたがる読者の「肩書き」尊重・偏重主義にも困ったものだ。辺野古新基地問題はじめ現時の袋小路に入った沖縄的状況の諸悪の根源が安倍官邸と同様に翁長県政にあることを口にし得るかどうかが、沖縄において、自由な言論人であるか否かのリトマス試験紙である。』(東本高志FBコメント 2018年2月11日)

【山中人間話目次】
・目取真俊さんと渡辺豪さんの安倍自公政権批判――しかし、彼らの眼には見えていないものがある。それは沖縄の「運動」内部に固有に内在する負の問題性(所在)を見極める視点というべきものだ
・世界平和アピール七人委員会にも右傾化の波が押し寄せている――同委員会のオバマ評価や同委員会に島薗進(上智大教授、東大名誉教授)があらたに就任したことなど
・統一旗掲げての南北共同入場――やはり、感動的なシーンだ。対して、同じ民族同士が「統一」しようとする当然の意思を嘲笑する日本の一部にある「世論」なるものを私は深く軽蔑する
・石牟礼道子さんが死去したという。享年90歳。私は晩年の石牟礼道子を評価しない。したがって、見事な人生だったとも評価しえない
・石牟礼道子の歩んできた道を振り返る――朝日新聞の石牟礼道子特集ページ
・ミシェル・フーコーの『性の歴史』最終巻がフーコーの死後34年後に「ついに出版」されたという
キョウ きさらぎ23  

Blog「みずき」:ここにも翁長知事の辺野古埋め立て承認撤回引き延ばし批判論者がいます。この声も事実上の「翁長県政NO!」の声と言ってよいでしょう。どうしてこうしたまっとうな声が「オール沖縄」に届かないのか? 「オール沖縄」指導部(執行部)内に理非曲直に関わらずなんとしても翁長知事を擁護したい勢力、すなわち、決して県政執行権という既得権益を手放そうとしない権力欲に憑りつかれた権力亡者(政党)が巣くっているからとみなしていいでしょう。これは保守県政の時代を除いて1968年の琉球政府主席公選以来沖縄の独自の「革新共闘」が築き上げてきた沖縄の戦後の民主主義にとっての危機でもあろう、と私は思います。

【山中人間話目次】
・ここにも翁長知事の辺野古埋め立て承認撤回引き延ばし批判論者がいます。この声も事実上の「翁長県政NO!」の声と言ってよいでしょう――本田博利元愛媛大教授の「達眼」(沖縄タイムス)
・日弁連、次期会長決まる――「得票数は過去最多だったが、投票率は実質的に過去最低」ということの意味を考える
・阿部治平さん(中国在住歴11年。青海省青海師範大学講師など歴任)の「 『レーニン伝』を読む」(リベラル21  2018.02.09)。私は小林多喜二と田口タキのことを思い出した
・やはり、野蛮なこの光景(この写真は虐殺前の光景)に目を奪われる。このミャンマーのアウンサンスーチー(実質的な大統領)に授与したノーベル賞とはなにか?――ロヒンギャ住民虐殺
・非常階段に、すっかりちぢれて黒ずんだ小さな葉っぱが一枚、いじけたように落ちていた――辺見庸「日録」2014/07/01
キョウ きさらぎ19

Blog「みずき」:仲宗根勇さん(うるま市在住、元裁判官)の乾坤一擲の提言。

『禍を転じて福となす
 稲嶺進知事をこの秋に誕生させよう。安倍一派に対するリベンジだ!
  口舌の徒・翁長氏では辺野古新基地が出来上がる
   2018年2月7日稲嶺市長退任の日
     仲宗根勇かく語りき』(仲宗根勇FB 2018年2月7日)

前提として翁長知事では辺野古埋め立ては止められない。翁長知事の偽言にこれ以上欺かれてはならない、という私たちの認識があります。産経新聞には7日付の以下のような記事もあります。この産経新聞の記事をフェイクと一蹴することはできないように思います。翁長知事のこの4年間の言動には産経からも指摘されるように矛盾が多すぎます。現に辺野古の護岸工事は翁長知事の辺野古埋め立て承認撤回の先延ばしの先延ばしによってすでに「K1」護岸(216米)から「K2」護岸(222米)にまで及び、今夏には「K3」(205メートル)、「K4」(1029メートル)にまで及ぶ事態になっています(沖縄タイムス 2018年1月25日)。この事態を辺野古埋め立て阻止などと言うことはできません。仲宗根さんの提言に耳を傾けるときだと思います。

『(翁長知事は)間もなく米陸軍那覇港湾施設(那覇軍港。那覇市、56ヘクタール)の移設をめぐり踏み絵を迫られることになる。逆に政府にとっては、日米安保体制の重要性に理解を示す一方、辺野古移設には反対する翁長氏の矛盾を突く「最強のカード」(政府高官)を突きつけるときが来た。(略)政府高官は「(翁長氏が)辺野古移設に反対するのであれば、那覇軍港の浦添移設にも反対するほうが主張としては一貫性がある」と指摘する。ところが、翁長氏は一昨年末、那覇軍港の浦添移設について容認する考えを表明している。保守政治家としてSACO合意を認める立場だからだという。』(産経新聞 2018年2月7日)


【山中人間話目次】
・仲宗根勇さん(うるま市在住、元裁判官)の乾坤一擲の提言――口舌の徒・翁長氏では辺野古新基地が出来上がる。稲嶺進知事をこの秋に誕生させよう
・仲宗根勇さんの稲嶺市政2期8年間の観察と「名護市長選挙とオール沖縄の敗北」という感想――琉球新報「論壇」(2018年2月8日)
・金光翔さん(元岩波「世界」編集部)の佐藤優の買春接待疑惑すらも問題視しえない北原みのりというエセフェミニストを通した日本のフェミニズム批判とリベラル論壇批判
・木村剛久さん(元共同通信編集記者、「海神日和」ブログ主宰者)の西部邁『ファシスタたらんとした者』を読む(6)
・近代日本の共同性と日本的抒情というものをめぐって、私は、筑豊の地の底に潜り、北九州の海辺の海女を想い、八百比丘尼を追い、記紀を読んでいると言っていた森崎和江さんを思い起こす
キョウ きさらぎ16

Blog「みずき」:名護市長選の結果に対する「稲嶺進氏が落選したのは、工事がじりじりと進んだことが大きい。市民は実際に止められるという希望が持てなかった」という阿部岳記者(沖縄タイムス)の認識は正鵠を射ていると私も思います。しかし、阿部記者のこの記事の問題点は辺野古埋め立ての危機の問題を「日本の民主主義」の劣化一般の問題にしてしまっていることでしょう。なぜ「工事がじりじりと進ん」でしまったのか。阿部記者のこの記事には「工事がじりじりと進ん」でしまった翁長知事、もしくは翁長県政批判の視点はまったくありません。沖縄の地元の問題を正視することもできずに「沖縄に辛うじて息づいていたこの国の民主主義」などとどうして言えるでしょう(しかし、本土の「リベラル・左派」がこの阿部記者の記事を拡散しています。そして、またもや愚劣な「小さな英雄」づくりをはじめています)? 「見えない眼」で「この国の民主主義と地方自治は、ついにへし折られた」などと「日本の民主主義」一般の問題を弾劾しても説得力などありはしないのです。阿部記者には「2016年12月26日に翁長知事が承認取消処分を自ら取り消した結果2017年2月6日から始まった本格工事が2018年2月4日の名護市長選挙の敗北を導いた」(仲宗根勇FB 2018年1月5日)と翁長知事の二枚舌政治(沖縄政治の固有の問題)を弾劾する仲宗根勇さん(うるま市在住、元裁判官)の視点に学んでほしいものです。

【山中人間話目次】
・阿部岳沖縄タイムス記者の「記者の視点 名護市長選 陰の敗者は日本の民主主義」 はものの見えていない記者の視点だ。しかし、本土の「リベラル・左派」がこの阿部記者の記事を拡散している。
・最近の左翼・市民団体の右傾化スケッチ(小景編)47 ――いま、「リベラル・左派」界隈では「名護市長選の敗北は自公の不正選挙」という陰謀論が流行しているらしい
・この『現代思想』の特集の執筆陣自体が「現代における『保守』と『リベラル』のねじれ」を示しているように私には見える――日本の「リベラル」思想の闇は「暗澹たる」という言葉こそふさわしい
・やはり福岡高裁は再審を認めなかった。深い憤りを覚える――飯塚事件:死刑執行の元死刑囚、福岡高裁は再審認めず - 毎日新聞
・西部邁『ファシスタたらんとした者』を読む(5) 海神日和 2018-02-06
・辺見庸が久しぶりに「日録」を更新した。前回の「日録」には「エベレスト登頂失敗。ルートA、ルートBともだんねん」とあった。『月』を読んでみよう
キョウ きさらぎ12

Blog「みずき」:名護市長選挙は稲嶺市政の敗北というよりも翁長知事とオール沖縄体制なるものが敗れたのだと私は思う。稲嶺市長と稲嶺選対の本部長は開票速報を伝えるRBC琉球放送テレビのインタビューに応えて「まだ護岸工事の段階で本体工事が始まったわけではない。埋め立て工事は止められる」という認識を述べていたが、こうした護岸工事≠埋め立て工事などという切迫する辺野古埋め立ての危機を過少視するオール沖縄の甘い状況認識がその埋め立ての眼前の危機を憂える少なくない市民の危機意識とあまりに乖離していたという側面も大きいのだと私は思う。公明党組織票に負けた云々の問題は他家の財産を羨むたぐいの問題で自己分析のための本質的な問題とはいえないだろう。このままでは今秋の沖縄県知事選も敗北に終わるだろう。辺野古埋め立て承認撤回を先延ばし、先延ばしにする(すなわち、実質的な辺野古埋め立て容認)翁長県政に変わりうる県政をいま早急に模索しなければならない。あるいは構築する必要がある。辺野古埋め立て阻止の課題をモトノモクアミにしないためにはいまそのことこそが肝要である。

【山中人間話目次】
・名護市長選挙は稲嶺市政の敗北というよりも翁長知事とオール沖縄体制なるものが敗れたのだと私は思う。辺野古埋め立て阻止の課題をモトノモクアミにしないためにはいま翁長県政に変わりうる県政の模索が急務だろう
・名護市長選の結果について仲宗根勇さん(うるま市在住、元裁判官)もほぼ私と同様の見方をしているようです――名護市長選・オール沖縄の敗因は口先ばかりの撤回予定を公言し、矛盾した行為を平然と行ってきた翁長知事にある
・同憂の士はここにもいます。鬼原悟さん(「アリの一言」主宰者)の「名護市長選敗北の元凶は翁長知事。直ちに決別を!」(アリの一言 2018年02月05日)
・しかし、名護市民の圧倒的多数は辺野古移設に反対しているという現実は毫も変わらない――これが翁長再選に賛成しない最大の根拠だ
・本土理解困難」発言 いつまでも捨て石なのか。琉球新報の本土メディアと本土世論、安倍政権に対するまっとうな指弾だ
キョウ むつき70
「野中広務さん死去:「沖縄寄り添った政治家」 県内から惜しむ声」
という沖縄タイムスの訃報記事の見出しは誤っている
 

Blog「みずき」:鬼原悟さん(「アリの一言」主宰者)が野中広務(元自民党内閣官房長官)の死(というよりも、野中の死に関する「リベラル・左派」の「右折」の評価と翁長知事の「典型保守」としての評価)に関しても適切な批判記事を書いています。日本共産党と翁長知事はいまや両者の「右折」的思惑で結託しているのです。その結託のありさまがいま端的に表出しているのが「辺野古埋め立て承認撤回引き延ばし」問題と「県民投票」問題と言ってよいでしょう。少なくとも私はそう見ています。改行を任意に改めて全文引用します。小見出しは私がつけました。以下、小見出しのみ掲げておきます

●日本共産党の野中広務評価批判(同党はもはやどこから見ても「閣外保守」というほかないありさまです)
●辺野古移設問題と野中広務の果たした重大な負の役割
●翁長知事と辺野古移設の黒幕・野中広務の黒い関係


【山中人間話目次】
・日本共産党と翁長知事はいまや両者の「右折」的思惑で結託しているのです――鬼原悟さん(「アリの一言」主宰者)の野中広務評価に関連して
・【沖縄タイムス 朝日新聞名護市長選・情勢調査】稲嶺氏やや先行、渡具知氏が猛追の接戦 争点は「辺野古」最多53%
・承前。谷津憲郎さん(朝日新聞記者)の4年前の名護市長選感想――「だが稲嶺氏の当選で、辺野古への移設計画がついえたとは、残念ながら私には思えない」という意味
・「朝日社員は皆殺シ」と看板を上げ、実際に銃を乱射して殺人を犯した「赤報隊」支持するのだという。日本はいつからこんな事が許される国になったのか?なぜ国家はこれを看過するのか?
・若手マルクス主義研究者の佐々木隆治がいまさらのようにベーシックインカムを評価しているが佐々木も商業資本主義社会の貧しい思想に籠絡された右傾化社会の落とし子にすぎない

キョウ むつき61
この「視線」は本物か?

Blog「みずき」:この選挙戦(沖縄なら沖縄の)は日本の夜明けにとって
とても重要だという論理で
私たちは
これまでその都度もろもろの問題点は見過ごすことにして
何十年間も選挙戦を戦ってきた。

それでなにかが変わったか?
なにも変わっていない。
そうではないか。
(東本高志FB 2018年1月26日)


【山中人間話目次】
・この選挙戦(沖縄なら沖縄の)は日本の夜明けにとってとても重要だという論理で私たちはこれまでその都度もろもろの問題点は見過ごすことにして何十年間も選挙戦を戦ってきた。それでなにかが変わったか?なにも変わっていない。そうではないか。
・「笑顔で火花?」、とは私は思わない。これが翁長(知事)の本音の顔だろう、と私は思う
・対して、この翁長(知事)の視線(私はパフォーマンスとしか思わない)を「沖縄の視線」などと喧伝してきた(いる)自称「リベラル」メディアと自称「リベラル」の近視眼を情けなく、そして、罪深く思う
・「『日韓合意』は解決ではない 政府は加害責任を果たせ」 ―― 日本軍「慰安婦」問題解決全国行動の声明と私の怒り
・太田昌国のコラム――「時事」だけに拘らず、「想像力」を伸ばしたい
・文学(文学的行為)の不在性と孤高の存在としての文学の相克にといて――文学的なるものと文学的ならざるものと
キョウ むつき60

Blog「みずき」(1):昨日、名護市で28日告示の名護市長選に出馬する稲嶺進現市長の「稲嶺ススム市長”必勝”総決起大会」が開かれ、主催者発表で3850人が集まったという。この決起大会には翁長沖縄県知事も出席した。一方、これまで同市長選への対応を保留していた立憲民主党も昨日の常任幹事会で稲嶺進支持を正式に決めた。稲嶺陣営にとって稲嶺へ稲嶺へと草木も靡く盤石な情勢が形成されつつあるように見える。選挙に勝つためにはそうでなければならないのだろうが、私にはなにやかやと理由をつけていまの沖縄県政最大の課題といってよい辺野古埋め立て承認撤回を先延ばし、先延ばしにする翁長県政とオール沖縄なる翁長県政与党組織の問題性を不問にしたままのなし崩し的な名護市長選突入に激しい違和感と不信を感じざるをえない。私は翁長県政には見切りをつけている。名護市長選がその保守・翁長の再選に利することを私は激しく憂う。(東本高志FB 2018年1月24日)

Blog「みずき」(2):名護市辺野古の新基地建設で24日、「K1」護岸(216メートル)からさらに沖合へ延びる「K2」護岸(222メートル)の建設が進んでいることが確認された・・全体としては5カ所目の護岸工事・・抗議している市民によると、最近は1週間で20〜30メートルのペースで護岸の建設が進んでいるという。海上から現場の様子を見た男性は「このままいけば、今夏には護岸で海が囲われてしまう」ともどかしそうにした。防衛局は「K2」護岸の次に「K3」(205メートル)に着手予定。現在工事が進められている最長の護岸「K4」(1029メートル)につなげ、囲ったエリアに土砂を投入するとしている。(沖縄タイムス1月25日付28面より抜粋)』(Sumiyo HeiannaFB 2018年1月25日)
時を同じくして目取真俊さん(作家)も昨日付の自身のブログに「無法地帯と化している辺野古側護岸工事」と題して現在の辺野古の埋め立ての情況を記している。

『K1護岸は先週で計画の長さに達しており、被覆ブロックが積まれた少し先から、くの字型に曲がってK2護岸が着手されている。すでにK2護岸は20メートルほどの長さに伸びていて、この日も捨て石を投下してショベルカーで打ち固める作業がくり返された。基地の中は過積載などお構いなし、というのは高江でも沖縄防衛局がやっていたことだ。しかし、作業員の安全を考えるなら基地内だから過積載をしてもいいとはならない。積み荷は大きな岩であり、落下すれば大きな事故につながる。被覆ブロックに寝転がっている海上保安官のすぐそばで、ダンプカーからモッコに石を下ろし、吊り下げる作業を行っている。これも安全上の観点からは許されないはずだ。投下した石材をショベルカーがすくうと、白い粉が舞い上がっていた。とても洗浄したとは思えない。辺野古の護岸工事は無法地帯と化している。こんな杜撰な形で工事が進められ、海が破壊されているのだ。1日も早く、この工事を止めなければならない。』(海鳴りの島から 2018年1月24日)

こうした無法地帯化した辺野古の情況をつくっているのはむろん国家(安倍政権)だが、その無法をなんだかんだと理屈をつけて許している(埋め立て承認撤回引き延ばし)のは翁長県政とオール沖縄与党とそれを支持する権力(翁長県政とそれを支持する政党)の提灯持ちの学者や弁護士、ジャーナリストにリードされる世論なるものである。この情況をなんとしても変えなければならない。この情況を変えることのできない選挙戦にどういう意味があるというのか(辺野古の海の埋め立てを止めるための選挙ではないのか)、と私は切歯扼腕の思いを消せない。稲嶺進現市長の真の勝利のためにはその道しかない、と私は思う。(東本高志FB 2018年1月25日)


【山中人間話目次】
・沖縄県政最大の課題といってよい辺野古埋め立て承認撤回を先延ばし、先延ばしにする翁長県政とオール沖縄なる翁長県政与党組織の問題性を不問にしたままのなし崩し的な名護市長選突入に激しい違和感と不信を感じざるをえない
・辺野古の埋め立てはすでに「K1」護岸(216メートル)から「K2」護岸(222メートル)にまで進んでいる。「K3」(205メートル)、「K4」(1029メートル)の埋め立ても間近だ――平安名純代さん(記者)と目取真俊さん(作家)の警鐘
・翁長県政の過去を振り返れば現在がわかる――安慶田副知事がやってきたこと~秘密裏に上京し、政権ナンバー2の菅義偉官房長官らと非公式会談を重ねた(2017年1月24日付沖縄タイムス)などなど
・続・浅井基文さん(元外交官、政治学者)の文在寅韓国大統領への懸念――一面的な文在寅評価はかえって朝鮮半島情勢を危うくする、というのが私の見方でもあるということです
・現在のいわゆる「靖国」派の多くは単に靖国=皇国史観だけでなく、いまだに会津や西郷隆盛らを「賊軍」視する「勝てば官軍」(藩閥)史観の持ち主でもあるということでしょうか――靖国神社徳川宮司退任問題
キョウ むつき52
問題はNDのいまの時期のこのような提言は「埋め立て承認
撤回」の先延ばしに手を貸すことにしかならないということだ

Blog「みずき」:仲宗根 勇さん(沖縄在住、元裁判官)がおよそ1年前に那覇で翁長知事も参加して開かれた「辺野古裁判の検証と今後の展望」というシンポジウムで翁長知事サイドの「学者」たちが果たした否定的な役割を指弾しています。昨日の新外交イニシアティブ(ND)‏ 批判の記事とあわせてお読みいただければ幸いです。こうして沖縄・辺野古の危機は口では「埋め立て反対」を言う翁長知事サイドの学者、弁護士、ジャーナリストたちによっても意図的、あるいは無意識的につくられている、というのが私の見方です。

『翁長知事が2016年12月26日に承認取消処分を取り消し、仲井眞知事の埋め立て承認を復活させた。その直後のよく年1月に知事も参加して開かれたこのシンポジウムで基調講演をした辺野古支援研究会代表で名古屋大学教授が「最高裁での違法確認訴訟の敗訴で仲井眞知事の埋め立て承認が復活した」ととんでもない無知蒙昧の誤った見解を述べた。このような学者たちの助言で沖縄県が動いた結果、沖縄県が現在の袋小路に入り込んで、二進も三進もいかなくなったのだろう。』(仲宗根勇FB 2018年1月21日)


【山中人間話目次】
・仲宗根 勇さん(沖縄在住、元裁判官)がおよそ1年前に那覇で翁長知事も参加して開かれた「辺野古裁判の検証と今後の展望」というシンポジウムで翁長知事サイドの「学者」たちが果たした否定的な役割を指弾しています
・新外交イニシアティブ(ND)‏ が昨日(1月19日)の段階でいまだなお以下のようなツイートを発信しています。私はNDに集う弁護士、ジャーナリストたちの理性を疑わざるをえません
・このシンポジウムを全編放映しているのが常岡浩介さん(フリージャーナリス)からデマゴーグ、ヘイトスピーカーと指弾されている岩上安身が主宰するIWJという放送組織であることは知っておいてよいことだと思います
・最近の左翼・市民団体の右傾化スケッチ(小景編)45 ――米津篤八さん(朝鮮語翻訳家。元朝日新聞記者の)朝鮮制裁に反対しない「護憲派」批判
・「見る目のなさ」と政治的退嬰は密接不可分な関係があるということについて――改めて中野晃一とミサオ・レッドウルフのこと
・浅井基文さん(元外交官、政治学者)の文在寅韓国大統領への懸念と警鐘――一面的な文在寅評価はかえって朝鮮半島情勢を危うくする
・原武史(放送大学教授・政治思想史)の渡辺京二著『バテレンの世紀』(2017)書評。原は以前にも『皇后考』(2015)において昭和天皇が占領期にカトリックに接近していた事実を指摘していた。原の指摘は示唆に富む

キョウ むつき41

Blog「みずき」:この判決の直接的な敗訴被告は沖縄県警察ですが、安倍政権がいかに国家権力を不法不当に恣意して沖縄を蹂躙しているか。日本は法治国家ではなく、無法国家でしかないことを如実に示す判決と言えるでしょう(もちろん、翁長県知事は県公安委員会を通じて、県警を管理し、県警本部長を辞めさせる法的権限も持っています。その権限を行使しなかった翁長知事(沖縄県)の責任も決して免れるものではありません)。ただし、ほんの1例にすぎません。

この件に関する仲宗根勇さん(沖縄在住)の元裁判官らしいコメントは安倍政権の不法不当な沖縄蹂躙に対峙する今後の裁判闘争のあり方を示唆していると言えないか。本人訴訟は私にも経験がありますが、それほど難しいものではありません(それこそわからないところだけ弁護士、あるいは本人訴訟経験者に助言してもらえばいいのです)。

『当然の判決だ。高江や辺野古で傷害を受けたり監禁された各人が何百件何千件も個人個人が弁護士代理人をつけずに本人訴訟を提訴すれば面白い。爆音訴訟のような集団訴訟でかつ弁護士に代理させるのでなく、本人訴訟にすれば裁判所は慌てふためくだろう。』( 仲宗根勇FB 2018年1月16日)

【山中人間話目次】
・安倍政権がいかに国家権力を不法不当に恣意して沖縄を蹂躙しているか。日本は法治国家ではなく、無法国家でしかないことを如実に示す判決と言えるでしょう。翁長知事の責任も免れない
・こうしてメディアによって意図的な北朝鮮バッシングがつくられていく。メディアの安倍政権(政治)加担の責任は重大だ。もはや犯罪的と言うべきだろう
・鬼原悟さん(「アリの一言」主宰者)の「国民無視の秘密交渉・裏合意を行った安倍政権をそれでも支持し続けるのか。問われているのは、まさに私たち「日本国民」です
・私は舩田クラーセンさやか‏さん現在の「リベラル・左派」についていまだ幻想的な布置にいることを悲しむ。「リベラル・左派」はもはやかつての「リベラル・左派」ではないことに早く気づいてほしい
・「知事は早く埋立承認の取消を!」と言いながら翁長知事を礼賛するFB記事をなんの留保もつけずシェアしている――私は森住卓の眼を信用しない
・対談=臼杵陽×早尾貴紀 「大災厄(ナクバ)」は過去ではない イラン・パペ『パレスチナの民族浄化』と米・エルサレム首都承認問題|書評専門紙「週刊読書人」(全回分)

Blog「みずき」:仲宗根勇さん(沖縄在住、元裁判官)が琉球新報の2018年1月10日付「論壇」でいう「県が頼りにするシンクタンク」とは新外交イニシアティブ(ND)‏ のことです。いまのこの重要な時機にも(いや、だからこそか)新外交イニシアティブ(ND)‏のミスリードは続く。以下は、昨年3月3日付の私の新外交イニシアティブ(ND)‏批判です。私のND‏批判はまったく変わっていません。再度、掲載しておきます。

『辺野古の海がいままさに埋め立てられている最中に「辺野古代替案」などという提言を出すことにどのような意味があるのか? この「辺野古代替案」の中身はすでに鳩山政権当時に伊波洋一宜野湾市長(当時)や岡本厚「世界」編集長(当時)などの学者、知識人グループによって提言されているものであり、鳩山政権の本土移設論等々によってその当時も成功しなかった提言です。同「辺野古代替案提言」は翁長知事がいまアドバルンをあげている「県民投票」の実施とともにいまもっとも緊急になさなければならない喫緊の課題というべき翁長知事による「埋立承認」撤回の決断を遅延させる役割しか果たさないでしょう。私は同提言はいまなにがもっとも重要かという中心の課題を見誤ったきわめて愚かしい提言だと思います。今回の「新外交イニシアティブ(ND)」の提言は翁長知事の「埋立承認」撤回の先延ばしを助長することにしかならない、というのが私の見方です。』(東本高志FB 2017年3月3日)


【山中人間話目次】
・仲宗根さんが琉球新報の1月10日付「論壇」でいう「県が頼りにするシンクタンク」とは新外交イニシアティブ(ND)‏ のことです――新外交イニシアティブ(ND)‏のミスリードは続く
・『仲宗根さん、きょうの新報論壇です。論旨明解と思います。』(Satoko Oka Norimatsu ▶ 仲宗根 勇)、と私も思います――辺野古新基地「代替案」提示の真意は何か
・「日韓合意」見直し問題 「筋論と協調で揺れる被害国の姿を高みから評論する日本の政府とメディア」という醍醐聰さん(東大名誉教授)のあらたな怒り
・太田昌国さんの「暗澹たる思い」(志賀直哉の小林多喜二の母宛の手紙)をこめた述懐は重い。いま、こどもたちに「いざ生きめやも」(ポール・ヴァレリー『海辺の墓地』)とどうして言えるだろうか?
・私も籠池佳茂さんの悲痛な訴えに胸を突かれました――僕のお母さんはこのままでは死にます
・柳田國男の『遠野物語』に「國内の山村にして遠野より更に物深き所には又無数の山神山人の伝説あるべし。願はくは之を語りて平地人を戦慄せしめよ」という言葉がある
キョウ むつき11 

Blog「みずき」:鬼原悟さん(「アリの一言」ブログ主宰者)の「『建白書』(2013年1月28日)は翁長氏が最低限守らねばならない基本テーゼ」という「オール沖縄の原理原則」の視点から見た「県民投票」論批判。

『そもそも、翁長氏が知事に当選したのは、安倍政権に対する「建白書」(2013年1月28日)を一致点とする「オール沖縄」の支持があったからです。「建白書」は翁長氏が最低限守らねばならない基本テーゼです。その「建白書」は、普天間基地についてこう明記しています。「米軍普天間基地を閉鎖・撤去し、県内移設を断念すること」

「普天間基地撤去」についてはもともと、翁長氏ら「保守」の「県外移設」論と、共産党など「革新」の「即時無条件閉鎖・撤去」論の2つがありました。その共同(妥協)を図るため、「即時無条件」と「県外移設」の双方を取り下げたのが上記「建白書」の一致点です。にもかかわらず翁長氏が「県外移設」の「代替案」を提示することは、「建白書」に対する明白な違反です。NDなどが独自案として「代替案」を示すのはもちろん自由(Blog「みずき」:たしかに「自由」ですが、決定的なミスリードだと私は思います)です。しかし、翁長氏が知事として「代替案」を提示することは、「建白書」に照らして絶対に許されません。共産党など「オール沖縄」陣営は、「建白書」に反する翁長氏の「代替案」提示を黙認するつもりでしょうか。直ちに抗議し、即刻やめさせるべきです(Blog「みずき」:いまや共産党は翁長知事を諫めるどころか逆に「県民投票」を翁長知事にけしかけているように見えます。同党に期待するのは無理筋だと私は思います)。

【山中人間話目次】
・鬼原悟さん(「アリの一言」ブログ主宰者)の「『建白書』(2013年1月28日)は翁長氏が最低限守らねばならない基本テーゼ」という「オール沖縄の原理原則」の視点から見た「県民投票」論批判
・沖縄の政治状況は「県民投票」を許さない!――目取真俊さん(沖縄在住、作家)の辺野古埋め立て阻止海上行動者(カヌーチーム)の視点から見た「県民投票」論批判
・宮城康博さん(沖縄在住、劇作家)と安部真理子さん(海洋環境学)の「県民投票」論批判
・そうですか。乗松聡子さんが琉球新報の「南風」の執筆者としても登場しますか。乗松さんの健筆を期待します
・2018幕開けは「命こそ宝」改めて深く胸にきてた。どんな命も同じ重さ。これが大切。これを壊し続ける政治を許すな
キョウ むつき2

Blog「みずき」:私は今年のはじめのFBの記事に「今年はさらに偽物の「リベラル」と「左派」を炙り出す年になるだろう。沖縄ではすでにその「炙り出し」の火蓋は切られているようだ。私は沖縄の年初の戦いに注目する」と書いた。その沖縄の現実が今朝の沖縄タイムスの記事で改めて明らかになった。「県、辺野古代替案に着手 知事3月訪米で発表」という記事だ。仲宗根勇さん(沖縄在住、元裁判官)はこの記事を読んだ感想を次のように書いている(仲宗根さんは「怒りを込めた年頭宣言」と書いている)。以下、全文を引用して新年の「今日の言葉」とする。なお、仲宗根勇さんがここで批判しているシンクタンクとは「新外交イニシアティブ(ND)」のことだ。

『新年明けてびっくり仰天!県民に反撃された知事選・県民投票策動に次ぐ2の手か  翁長県政がまたまた承認撤回迂回=翁長知事再選戦略:「県、辺野古代替案に着手 知事3月訪米で発表」(「沖縄タイムス」1月1日)

翁長知事即時辞任・やり直し知事選で翁長氏以外の当選後即承認撤去をすると公約した新知事が撤回した方が撤回裁判において勝機がある。工事が大規模に進んだ後の、民心を集め翁長再選のためだけのパフォーマンスとしての意味しかない手遅れになった時点での撤回は、遅すぎた承認撤回を「権利濫用」と抗弁するはずの国からの県への損害賠償及び故意・重過失による翁長知事個人への県からの求償権を発生させる可能性があるが、翁長氏以外の新知事の撤回はまさに「民意」という最大の撤回理由と構成できるので、損害賠償・求償権の問題も起こらないだろう。

翁長知事による辺野古埋め立て承認の撤回がほとんど意味をなくしてしまう状況が刻一刻と迫っている。沖縄県知事が港湾使用を許可し陸と海からの工事を加速させながら、今頃になっての代替案検証などというのは狂気の沙汰だ。シンクタンクの机上の構想は辺野古で進む新基地建設の現実に目をそらし建設阻止の現場の人々の思いと相反するものだ。私は、ツウィッターにも書いた。

「ナッシングにシンクさせられたのか?翁長県政の怪」と。  

これまで幾度もいろいろな局面で沖縄県知事に辺野古問題について提言してきたが、もはや翁長氏に期待することはできず、政治家・行政マンたる翁長氏に対し物言う気力も失った。これ以上の撤回要請も再選戦略=辺野古促進派の思う壺にはまるだけだ。 以上が怒りを込めた私の昨年までの活動総括と年頭宣言である。』(仲宗根勇FB 2018年1月1日)


【山中人間話目次】
・県民に反撃された知事選・県民投票策動に次ぐ2の手か 翁長県政がまたまた承認撤回迂回――「県、辺野古代替案に着手 知事3月訪米で発表」(「沖縄タイムス」1月1日)
・今年はさらに偽物の「リベラル」と「左派」を炙り出す年になるだろう。沖縄ではすでにその「炙り出し」の火蓋は切られているようだ。私は沖縄の年初の戦いに注目する
・加藤哲郎さん(一橋大学名誉教授)の新年のあいさつ。「マルクス生誕200年、明治維新150年、米騒動100年、大学闘争50年の年に」。加藤さんの「生活世界の原点からの抵抗」という言葉に共感します
・鬼原悟さん(「アリの一言」ブログ主宰者)の新年のあいさつ。「元旦から繰り広げられる「天皇・明治維新」キャンペーン」。鬼原さんとは今年も歩をともにして進みたいと思っています
・都藤 邦さんと問題意識を共有します。「大月書店の歴史修正主義に反対する!!」――日本共産党の退廃は出版社にまで及んでいるということです