キョウ みなづき99

Blog「みずき」:鬼原悟さん(「アリの一言」主宰)は、もはや翁長氏とその周辺は「承認撤回」を知事選を有利にするための材料にしようとしているとみなさざるをえない、という立場に立ち到ったようです。「まったく言語道断の党利党略、私利私略と言わねばなりません」、と。オール沖縄の有志はたとえ共産党や社民党との衝突がありえたとしても、それを恐れず、「翁長幻想」を捨てて、新しい知事候補選定に急ぐべきときであろう、と私はそう思います。

『先の翁長氏の発言やこの「知事周辺」の発言で明らかなことは、翁長氏とその周辺が「承認撤回」を知事選を有利にするための材料にしようとしていることです。これまで辺野古新基地に反対する市民が何度も何度も「直ちに撤回を」と要求してきたにもかかわらず、翁長氏が頑として「撤回」せず、ここまで引き延ばしてきた狙いもここにあったと言えるでしょう。知事選への出馬表明と前後して「撤回」というパフォーマンスを行い、「オール沖縄」勢力にそれを誇示し、離れかけている(すでに離れている)支持をつなぎとめ、絶賛を受ける中で知事選の再選を狙う。これが翁長氏の再選戦略でしょう。当選直後に実行すべきだった選挙公約の「承認撤回」を3年半棚上げし続け(工事強行を許し)、それを次の選挙を有利にするための材料にしようとする。まったく言語道断の党利党略、私利私略と言わねばなりません。』(アリの一言 2018年06月18日)


【山中人間話目次】
・鬼原悟さん(「アリの一言」主宰)は、もはや翁長氏とその周辺は「承認撤回」を知事選を有利にするための材料にしようとしているとみなさざるをえない、という立場に立ち到ったようです
・翁長知事は埋め立て承認撤回ではなく、中止命令を出す検討をしているという報道ですが、以下のような角度からの批判もあります――この議論が、土砂投入まえの承認撤回を引き延ばす口実とされるのならば、許されない
・佐藤優が同志社大学の「特別顧問」に就任したというニュースも「週刊金曜日」が佐藤優批判をはじめたという――金光翔 メモ64 私にも話させて
・大田英昭さんの「〈労働者の声〉の筆者は誰か」論争――対二村一夫法政大学名誉教授、元大原社会問題研究所所長との論争・完
・姜信子「川崎の桜本の識字学級」作文集出版に寄せたメッセージから――私たちが本当に聴くべき声は、いつだって、真ん中で生きている人たちには見えない町の、見えない人びとのもとにある
キョウ みなづき83
この私的な「県民投票の会」の署名用紙の配布と説明を県がしている

Blog「みずき」:辺野古埋め立て 土砂投入開始の日時まで決まってしまったいま、悠長に県民投票などしている場合か!しかし、県は、その私的な県民投票に公費まで投入している。だから、こう言えよう。県民投票は土砂投入容認の隠れ蓑にすぎない!以下、本日付の共同通信の記事を引用する。

『政府は、沖縄県名護市辺野古への米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設工事を巡り、辺野古沖での土砂投入を早ければ8月16日とする方針を決めた。近く県へ通知する。政府関係者が12日、明らかにした。すでに始まった護岸造成に加え、土砂投入による埋め立ての本格化で県側が反発を強めるのは必至で、辺野古移設問題は大きな節目を迎える。翁長雄志知事は、前知事による埋め立て承認を撤回する意向を明言しており(Blog「みずき」注:が、いつまでも撤回しない)、今後は撤回の時期が焦点となる。土砂を投入するのは埋め立て区域南側の「K4」「N3」「N5」と呼ばれる三つの護岸で囲まれる区域。』( 2018/6/12)


【山中人間話目次】
・辺野古埋め立て 土砂投入開始の日日まで決まってしまった。県民投票などしている場合か! 県民投票は土砂投入容認の隠れ蓑にすぎない!
・こりゃ、おれが自民党県議だったら、県議会で大追求ものだわ。この県民投票云々の動きは、翁長県知事が翁長県政が描いた絵だったの?
・うるま市しまぐみ会議5度目の承認撤回県知事要請 6月13日(水)午後4時〜 午後3時45分ころまでに県庁ロビーに関心ある県民集合を乞う
・鬼原悟さん(「アリの一言」主宰)の「朝米会談・日本人は傍観していていいのか 」――鬼原さんの指摘はきわめて当然な問題提起だと思います
・米朝首脳会談の共同合意文の適切な解釈と見方だと思います――米朝首脳共同合意文の中でわざわざ米国側だけ代表者のポンペオ国務長官の名を記すのはバランスが悪く奇妙である
・NHKの岩田明子、そこまで無理筋の解説する?――これで良しと同意している現場の人たち全員が、かなりマズいと思う
・この森川文人さんの指摘は重要です。袴田巌さんの再審請求を認めない決定を出した東京高裁の大島隆明裁判長をまるで「正義の人」のように描く朝日新聞の記事は大間違いだ
・この猪野亨さん(弁護士)の指摘もきわめて重要です。いまの弁護士会総体の主張を代表するニュートラルな指摘と言ってよいでしょう
・辺見庸の「日録」で久しぶりにオババと出会う。しかし、あのオババとは違うだろう。もう、死んでいるはずだから。辺見には日常と非日常の閾意識の境の風景としてオババの風景がある
キョウ みなづき63

Blog「みずき」:読売新聞が本日付電子版の紙面トップで政府が8月中旬にも埋め立て区域への土砂投入に踏み切り、本格的な埋め立て工事に着手する方針を固めたことを報道している。沖縄タイムスも昨日付の記事で沖縄防衛局が5日までに海域の一部の埋め立てに必要な赤土等流出防止条例に基づく県への事業通知に向け、県と事前の形式審査に入ったことを既報しているのでこの情報はほぼ間違いない。いま、オール沖縄と共産、社民、社大、会派おきなわのすべての県議会与党会派は「辺野古県民投票を実現させよう」などというキャンペーンを張って11月の県知事選前までの県民投票実施をめざしているがそんな悠長なことをしている間にも大浦湾に土砂が投入されてしまう。翁長知事にいますぐの埋め立て承認撤回を求めるほかない。そのためにこそいま辺野古埋め立てに反対する全県民は立ち上がるべきではないか。

【山中人間話目次】
・読売新聞が本日付電子版の紙面トップで政府が8月中旬にも埋め立て区域への土砂投入に踏み切り、本格的な埋め立て工事に着手する方針を固めたことを報道している
・目取真俊さん(作家、沖縄在住)も9月までに投票予定という県民投票運動の「県民投票のための県民投票」とでもいうべき目的をはき違えたかのような県民投票運動論者の本末転倒とまだるっこさに警鐘を鳴らしています
・ここでは鬼原悟さん(「アリの一言」主宰)が翁長知事再選を「既定路線」とするオール沖縄や県政与党(日本共産党、社民党、沖縄社大党、自由党、会派おきなわなど)、労働組合(連合など)の本末転倒を問題視しています
・「韓国大統領府『シンガポールでの終戦宣言の可能性低い』」という相沢侃さん経由のハンギョレ紙の報道です。ただし、急転直下の可能性はまだある、というのが私の見方です
・黒薮哲哉さん(「メディア黒書」主宰)が私とはまた別の角度から神奈川新聞の「ヘイト集会阻んだ市民の力 差別根絶への意思示す」(執筆:石橋学記者、桐生勇記者、5月4日付)という記事を批判しています
・日高六郎追悼。日高の死を追悼するために手元にある文章から日高の戦時中の海軍技術研究所での活動について触れている弊FBの2016年10月26日付を再掲しておこうと思います
キョウ みなづき44

Blog「みずき」:沖縄が危機に瀕している。一昨日、辺野古埋め立ての賛否を問う県民投票については表面的にはこれまで「自主投票」の立場を表明していた共産党も「賛成」の立場に態度を変更した。これで共産、社民、社大、会派おきなわの県議会与党会派のすべてが県民投票実施の立場で足並みを揃えた。さて、その「県民投票」とはいかなるものか。元裁判官でうるま市島ぐるみ会議共同代表の仲宗根勇さんは云う。

『辺野古の工事が決定的な局面を迎えている現時点以降の県民投票は、「主権者としての働きかけが可能となる」というような呑気な一般論ではなく、国にこの県民投票にかまけている5〜6か月間にこれ以上の工事を進めさせることを許し、仮に、県民投票の結果、反対建設の民意が明らかになっても、工事の既成事実の累積の一層の増大によってその後の撤回裁判においては、今すぐ民意以外の理由で撤回するよりもはるかに敗訴の確率が高くなります。沖縄の「民意」はすでに過去の数多の選挙で明らかになっていますが、過去の裁判で、安倍政権に忖度し操縦されている...裁判所に一顧だにされませんでした。今度の県民投票だけが裁判所に重視される「はずだ」とのたまう「はずだ」投票論者の思考は根拠のない幻想に過ぎない。すでに私自身の論考(月刊誌「琉球」5月号)で明らかにしている多種、多数の撤回理由と「民意」を理由とする撤回理由は裁判上の効力は同じです。翁長知事は、承認撤回を公約にしながら、だらだら撤回を先延ばし、2015年10月13日自らした承認取り消しを2016年12月26日に取り消して前知事の埋め立て承認を復活させ、港湾の使用許可を出し、一度は特別採捕許可をするなど「あらゆる手段で辺野古新基地建設を阻止する」という公言に矛盾する行政行為を重ねてきました。県民投票論はこのような翁長知事の公約違反を押し隠し、2014年11月の知事当選後速やかにすべきだった即時撤回を引き延ばしている翁長知事の免責運動でもあると思う。翁長県政各与党が揃って県民投票に協力することを今頃になって明言するに至っているのも、辺野古阻止のためではなく、再選時期が近づく彼らの議員生命延命の党利党略の選挙運動に利用せんとする政治的策動にすぎないであろう。』(仲宗根勇FB 2018年6月1日)

すなわち、沖縄が危機に瀕しているとは、沖縄の県議会与党会派のすべてが辺野古埋め立て承認の即時撤回を引き延ばしている翁長知事の免責運動に乗り出したことをいう。これが沖縄の「リベラル」と称される党派と市民組織の大群によって強行されようとしている。まさにいま、沖縄では、リベラルは、県民投票を強行しようとする「リベラル」とそれはマヌーバーでしかないと指弾する「リベラル」とに分断されようとしている。リベラルの島、沖縄が崩れようとしている。沖縄はいま、まさに危機に瀕しているのである。


【山中人間話目次】
・沖縄が危機に瀕している――まさにいま、沖縄では、リベラルは、県民投票を強行しようとする「リベラル」とそれはマヌーバーでしかないと指弾する「リベラル」とに分断されようとしている
・小泉純一郎が新潟県知事選で「野党共闘」候補に応援エールを送ったことについての共産党の志位和夫や立憲民主党の辻元清美のはしゃぎぶりと「高プロ」法案衆院通過の関係性
・安倍晋三応援婦人部隊の凄まじさ。まるであの戦時下の「天皇陛下さま」の権威を笠に着た怒髪天を衝く構えのナショナル・オバサン(婦人会長)のごとくではないか――長谷川三千子×竹内久美子
・大変読み応えのある記事です。――カンヌ受賞の是枝裕和監督を祝福しない安倍首相を、フランスの保守系有力紙が痛烈に批判 ハーバービジネスオンライン
・トランプ大統領、米朝首脳会談6月12日シンガポール開催を再び表明。今度は朝鮮(北朝鮮)の金英哲朝鮮労働党副委員長との直接の会談を承けての表明ですから翻ることはないでしょう

キョウ さつき130 

Blog「みずき」:オール沖縄の社民党系のある幹部の呼び込みで沖縄・高江のヘリパッド(ヘリコプター着陸帯)建設反対運動への参加目的で沖縄に進出し、常駐するようになった「左翼」ゴロツキ暴力組織「しばき隊」(現C.R.A.C.=クラック)系列「男組」組長だった添田充啓(高橋直輝)が45歳の若さで死去したといいます。添田の死という事実そのものについては厳粛に受け止め、深く哀悼の意を表するものですが、添田の死に際して、添田という元暴力団構成員をひとつの典型とする「左翼」ゴロツキ暴力組織「しばき隊」(現C.R.A.C.=クラック)が沖縄で果たした負の役割、さらにその暴力組織を共産党、社民党、のりこえねっと(辛淑玉共同代表ら)、さらにオール沖縄が重用してきた負の役割についてこの際改めて確認しておくことは沖縄のこれからの運動のありかたを再考してみる上で重要なことのように思います。以下、参考としてそのことについて論じた論を再シェアしておきます。また、もうひとつ需要な参考資料として乗松聡子さん(Peace Philosophy Centre主宰者)の重要な運動側(高江ヘリパッド建設反対運動、山城さんたちの完全無罪を勝ち取る会)への問題提起としての「添田充啓(高橋直輝)氏に性被害を受けた女性の告発を受けて」という論のURLもあわせて示しておきます。

【山中人間話目次】
・添田充啓(高橋直輝)の死に際して、「左翼」ゴロツキ暴力組織「しばき隊」(現C.R.A.C.=クラック)が沖縄で果たした負の役割、さらにオール沖縄がそのゴロツキ暴力組織重用してきた事実について再考する
・城間栄輝さんの「県民投票」「オール沖縄」批判―― 『今の流れは沖縄の心の弱さ、ただただ権威を追いかけて中身のないこと部分が現れているのではないか。私の目には馬鹿げて映る
・浅井基文さん(元外交官、元広島平和研究所所長)の「仕切り直しの米朝首脳会談」(浅井基文のページ 2018.05.27)。いまの米朝首脳会談の実現可能性を論じた説得的な論です。とても参考になります
・韓国大統領:正恩氏と2度目の首脳会談 きょう午後 南北首脳会談を板門店で実施 - 毎日新聞 2018年5月26日
・コリアン・ポリティックス紙が「文大統領による第2次南北首脳会談・結果発表文」(5月27日)の原文を全文日本語訳していますのでNHKの報道と合わせて参考として掲載しておきます
・八幡黎二詩集『石の情話』第二「釘の情話」――だから、この家のあちこちには、今は乱心者の打ちまくったさびた釘の情話を見るのである
キョウ さつき118
ほんとうか?

Blog「みずき」:宗根勇さん(うるま市島ぐるみ会議共同代表、元裁判官)の満腔の怒りを私は支持します。かつて沖縄の革新は私たち本土の革新を志す者にとって「尊敬すべき知性」でした。そのことをいま過去形で述べなければならないことを残念に思います。

『社民党県連が県民投票推進一派に協力するとの報道 正気の沙汰とは思えぬこの党の末期的症状だ』(仲宗根勇FB 2018年5月23日)

『最近その沖縄で「県民投票」の語がキャンペーン化しているのだが、これを直接行動と短絡する向きには注意が必要だ。県民・市民投票の経験や反省を超えて辺野古で直接行動する人々からは、「県民投票」キャンペーンは過去への適切な評価を欠いているのではないかと問われている。加えて未来への省察もない、と言うべきだろう。政治の創出を阻害することに無自覚な投票の呼びかけに、私はのらない。空から降り注ぐ危険と世界への攻撃がやまないなかで、極めて限定された「辺野古の米軍基地建設の是非」という選択肢は、果たしてわたしたちの問いなのか。(略)…体裁のよい員数に成型された市民の投票から出る結果であれば日米両政府や司法も受け容れると仮想することは、人びとの身体に直接加えられている暴力に政治が無関心を決め込んでいる現状を、結果的に肯定していないか。』(阿部小涼「図書新聞」2018年5月5日)


【山中人間話目次】
・仲宗根勇さん(うるま市島ぐるみ会議共同代表、元裁判官)の満腔の怒りを私は支持します――かつて沖縄の革新は私たち本土の革新を志す者にとって「尊敬すべき知性」でした
・そうです。2年ほど前までの沖縄の「革新」は本土の私たち革新志向派にとっても「(本土の「革新」が揺らいでいる中にあっても)オーソドックス(正統派)で信頼感があった。安心の知性だった」のです
・新聞マスコミもこの問題は取り上げるべきだ。政権与党が匿名で公然と情報操作をやっている可能性が高い―― 政権を庇い野党を叩き続ける「DAPPI」、政党関係者らによる運営が濃厚に
・朝鮮(北朝鮮)当局は今日の23日朝、韓国取材陣リストを受け付け、同取材陣は豊渓里核実験場廃棄の現地取材に遅れて合流することができたようです。朗報です
・第1回 高山文彦×原武史 特別対談 「人類史の暗黒に光を当てる──高山文彦『宿命の戦記』をめぐって」
・第2回 高山文彦×原武史 特別対談 「人類史の暗黒に光を当てる──高山文彦『宿命の戦記』をめぐって」
・姜信子「ミナマタからハンセンへ~語りえぬ命の記憶のために~ 10.おまえは言葉を受け取ったか?──さて、あらためて、最後の鬼、コダマのこと
キョウ さつき101

Blog「みずき」:完全に同意します。

『沖縄県の翁長雄志知事が15日記者会見し、「ステージ2のすい臓がん」で、切除手術をしたことを明らかにしました。「公務をしっかりこなすための体力の回復がいま一番の眼目」と述べましたが、「見つかった腫瘍が悪性だったことで、与党の一部には不安感も渦巻く。与党県議の一人は『2期目は厳しいのではないか。…』と指摘した」(16日付琉球新報)と報じられています。翁長氏のこうした状況に対し、県政与党も野党、そしてメディアも、翁長氏が秋の知事選に出馬するのかどうかに関心を集中させています。しかし、いま翁長氏に求めなければならないのは「知事選出馬」ではありません。「辺野古埋立承認の撤回」を即刻実行することです。(略)退院したばかりで自ら「体力の回復が一番の眼目」と言い、再発も懸念される翁長氏を、なおあくまでも半年後に迫っているの知事選に出馬させようとする「オール沖縄」陣営の姿勢はまったく理解に苦しみます。なぜそこまで翁長氏に固執しなければならないのでしょうか。与党県議の一人はこう語っています。「翁長氏以外の候補だと『オール沖縄』の枠組みが維持できない」(16日付琉球新報)。つまり、「保守・中道・革新」がともに推せて選挙に勝てそうな候補は翁長氏しかいない、ということです。この発想はまったく逆立ちしていると言わねばなりません。

選挙の出発点は言うまでもなく政策です。政策協定があって、それを実行する人物を擁立するのが選挙共闘の原則であることは言うまでもありません。翁長氏はどうでしょうか。辺野古・高江での公約違反・背信をはじめ、泡瀬干潟などの環境破壊、「沖縄戦」の県庁ロビー展示不許可、夜間中学への補助打ち切り、そして嘉手納はじめ米軍基地の容認(全基地撤去反対)、「離島」や「本島」への自衛隊配備強化の容認・推進。それが翁長県政です。その根底にあるのは、「沖縄県は日米安保条約の必要性を理解する立場だ」(3月16日付琉球新報)、「(アメリカと日本・沖縄が)日米安保体制の強い絆で結ばれるのはいい」(同15日付沖縄タイムス)、「日米が世界の人権と民主主義を守ろうというのが日米安保条約だ」(2017年11月20日、在沖米軍トップ・ニコルソン四軍調整官との会談で。同21日付沖縄タイムス)などと公言してはばからない、翁長氏の日米軍事同盟=安保条約容認・賛美の基本的政治信条です。こうした翁長氏がほんとうに沖縄県知事にふさわしいのか、日本共産党、社民党など「革新」政党、平和を願う市民勢力は、いまこそ再考すべきではないでしょうか。朝鮮半島に新たな動きが出ている今、日米軍事同盟に反対し、米軍基地・自衛隊基地増強を許さず、真に県民・市民の側に立って安倍政権と正面から対決する人物を擁立することが、沖縄の知事選にとどまらない、歴史的な意味を持つのではないでしょうか。』(アリの一言 2018年05月17日)


【山中人間話目次】
・完全に同意します――いまこそ日米軍事同盟に反対する沖縄県知事候補の擁立を - アリの一言 
・これはおそらく翁長知事側近の沖縄タイムスへのリークでしょう。しかし、またもや翁長県政の得意とする観測気球ではないか、と私は疑う
・留意しておくべきニュースだと思います。問題は、トランプ政権がボルトンら同政権内強硬派をどのように処遇するかにかかっているでしょう――米朝首脳会談が実現するか不明、非核化引き続き主張=トランプ大統領  ロイター
・続報:米ホワイトハウスはボルトン氏の発言を明白に否定はしていないが、大統領執務室と同氏のコメントの間に距離を置こうとしていることは明白だ――北朝鮮、タカ派の米大統領補佐官ボルトン氏に激怒 AFP
・この男、先のNHKの南北首脳会談の同時中継の際、北朝鮮情勢に詳しい解説者として出演して「北朝鮮はこれまでにも何度も約束を破ってきた」と何度も何度も繰り返した南山大学教授の肩書を持つ男だ
・高世仁さん(放送ジャーナリスト)のトランプ批判「自爆するトランプ」――イスラエルとパレスチナという当事者たちが決めるべきことだ」とよくいわれるがパレスチナ人たちはその「当事者」性さえうばわれてきた
・岸井成格追悼。私が知っている岸井成格は、『筑紫哲也 NEWS23』で筑紫のワシントン支局長時代のライバル紙の友人(毎日新聞ワシントン支局長)としてデビューした岸井成格でした
・高橋純子記者(編集委員)の政治断簡「私たちは、黙らない」(朝日新聞 2018年5月14日)への断簡――軽妙な語り口と軽薄な語り口との断層について
キョウ さつき91

Blog「みずき」:鬼原悟さん(「アリの一言」主宰) は言う。「沖縄の夜間中学への支援は「戦後補償」の一環であり、本来、日本政府の責任です。そして沖縄に犠牲を押し付けてきた「本土」の日本人の責任です」。だとしても、沖縄・翁長県政が夜間中学・珊瑚舎スコーレへの補助金を今年度から打ち切ったことが私には許せない。これが翁長「オール沖縄」県政というものか、と。翁長県政(「革新」を標榜しているが実質は保守)の歪み、オール沖縄県政なるものの歪みはこういうところにも如実に現れている。失礼ながら、私は思う。沖縄県民(ことにリベラルを標榜する沖縄県民)は「オール沖縄」なるものの幻覚にいつまでも欺かれずに翁長県政の保守性と反動性にいい加減に気づいたらどうか、と。

【山中人間話目次】
・鬼原悟さん(「アリの一言」主宰) は言う。「沖縄の夜間中学への支援は「戦後補償」の一環であり、本来、日本政府の責任です」。だとしても、沖縄・翁長県政が夜間中学・珊瑚舎スコーレへの補助金を今年度から打ち切ったことが私には許せない
・現在日々報道されている政治家およびトップ官僚たちの信じ難いまでに愚劣で低劣な言動には、こんな首相を辞任に追い込むこともできないでいる私たちのありのままの姿が映っている――太田昌国さんのコラム「サザンクロス」 第19回
・大田英昭さん(日本近代思想史、社会・労働運動史研究者。東北師範大学(長春市)教員)の久しぶりの投稿。「二村一夫氏の反論に答えるーー「労働者の声」(『国民之友』95号、1890年9月23日)の筆者をめぐって」
・中国政府も「1994年の米朝枠組み合意と2005年の6者協議合意」の反故は朝鮮(北朝鮮)ではなく、当時のアメリカのブッシュ政権に責任がある、という見方のようです――浅井基文のページ 2018.05.14
・片岡健さん(フリーライター)の「こんな終活も……88歳になった『警察庁長官を撃った男』より届いた本15冊」
・姜信子「ミナマタからハンセンへ ~語りえぬ命の記憶のために~ 2.徳松さんはどこに行った?」(熊本日日新聞 2013年4月21日~6月23日)から
キョウ さつき85

Blog「みずき」:沖縄タイムスは阿部岳同紙記者を自画自賛的に顕彰する前に以下のような視点が必要ではないか。なお、故日隅一雄さんは弁護士界にジャーナリズムの視点を持ち込んだという点で(ご自身も元産経記者でした)私も高く評価しているのですが、惜しむらくは彼が連携をめざした「自由報道協会」というフリージャーナリスト団体は私の見る目でイエロー・ジャーナリストの巣窟でした。日隅弁護士は客観的には日本の政治とメディアの右傾化に貢献した、というのが残念ながらの私の評価です。 

『名護市長選の結果に対する「稲嶺進氏が落選したのは、工事がじりじりと進んだことが大きい。市民は実際に止められるという希望が持てなかった」という阿部岳記者(沖縄タイムス)の認識は正鵠を射ていると私も思います。しかし、阿部記者のこの記事の問題点は辺野古埋め立ての危機の問題を「日本の民主主義」の劣化一般の問題にしてしまっていることでしょう。なぜ「工事がじりじりと進ん」でしまったのか。阿部記者のこの記事には「工事がじりじりと進ん」でしまった翁長知事、もしくは翁長県政批判の視点はまったくありません。沖縄の地元の問題を正視することもできずに「沖縄に辛うじて息づいていたこの国の民主主義」などとどうして言えるでしょう(しかし、本土の「リベラル・左派」がこの阿部記者の記事を拡散しています。そして、またもや愚劣な「小さな英雄」づくりをはじめています)? 「見えない眼」で「この国の民主主義と地方自治は、ついにへし折られた」などと「日本の民主主義」一般の問題を弾劾しても説得力などありはしないのです。阿部記者には「2016年12月26日に翁長知事が承認取消処分を自ら取り消した結果2017年2月6日から始まった本格工事が2018年2月4日の名護市長選挙の敗北を導いた」(仲宗根勇FB 2018年1月5日)と翁長知事の二枚舌政治(沖縄政治の固有の問題)を弾劾する仲宗根勇さん(うるま市在住、元裁判官)の視点に学んでほしいものです。』(『今日の言葉 ――阿部岳沖縄タイムス記者の「記者の視点 名護市長選 陰の敗者は日本の民主主義」 はものの見えていない記者の視点だ。阿部記者の視点に沖縄と本土の「リベラル」の目の相似形の劣化を思う。』
Blog「みずき」 2018年2月7日 

【山中人間話目次】
・沖縄タイムスは阿部岳同紙記者を自画自賛的に顕彰する前に辺野古埋め立ての危機の問題を「日本の民主主義」の劣化一般の問題にしてしまっているという視点が必要ではないか――本紙・阿部岳記者に「日隅一雄賞」奨励賞
・米朝首脳会談が来月12日にシンガポールで開催されることに決まったという。この5月のはじめにトランプが「米朝首脳会談の日時・場所は決まった」と発言して以来同会談の開催はほんとうに実現するのかどうかを含めて二転三転してきた
・私は先に米朝首脳会談開催までの1か月の間、場合によっては決裂含みのさらなる攻防は続くだろう」という見通しを述べましたがそのひとつの根拠になっているのが時事通信の記事に出てくるようなトランプ政権内の強硬派の動きです
・この習近平の「米朝首脳会談現地入りか」の情報も二転三転していた米朝首脳会談が金正恩の第2次訪中を受けて急速に同会談の現実化に向けて動き出した消息と符合するものです――米朝首脳会談:習主席が現地入りか - 毎日新聞
・坂井定雄さん(龍谷大学名誉教授、元共同通信ベイルート特派員)の怒りの論説――「米大使館のエルサレム移転を強行」(「リベラル21」2018.05.11、12)。トランプ政権の「アメリカ第一主義」ドクトリン批判です
・トランプ政権の米大使館エルサレム移転強行問題に関連してその不法、不当性を認識する上で知っておくべき貴重な歴史資料――「エルサレムの歴史」の基本(『ハアレツ』より)
・白川真澄さん(季刊『ピープルズ・プラン』編集長)の「アベノミクスの5年と行き着く先」(ピープルズ・プラン研究所 2018年4月7日)
・姜信子「旅するカタリ 曲師澤村豊子とともに」(2017年3月より西日本新聞連載)から
キョウ さつき80

Blog「みずき」:阿部小涼さん(琉球大学教員)の「最近その沖縄で『県民投票』の語がキャンペーン化している」という「『県民投票』キャンペーン」批判です。強く同意します。

『最近その沖縄で「県民投票」の語がキャンペーン化しているのだが、これを直接行動と短絡する向きには注意が必要だ。県民・市民投票の経験や反省を超えて辺野古で直接行動する人々からは、「県民投票」キャンペーンは過去への適切な評価を欠いているのではないかと問われている。加えて未来への省察もない、と言うべきだろう。政治の創出を阻害することに無自覚な投票の呼びかけに、私はのらない。空から降り注ぐ危険と世界への攻撃がやまないなかで、極めて限定された「辺野古の米軍基地建設の是非」という選択肢は、果たしてわたしたちの問いなのか。(略)…体裁のよい員数に成型された市民の投票から出る結果であれば日米両政府や司法も受け容れると仮想することは、人びとの身体に直接加えられている暴力に政治が無関心を決め込んでいる現状を、結果的に肯定していないか。』(図書新聞 2018年5月5日)


【山中人間話目次】
・阿部小涼さん(琉球大学教員)の「最近その沖縄で『県民投票』の語がキャンペーン化している」という「『県民投票』キャンペーン」批判です。強く同意します
・「『県民投票』キャンペーン」とオール沖縄及び沖縄弁護士会の新垣勉弁護士の負の役割――琉球朝日放送Qプラスの「県民投票へ署名集め始動」(2018年5月7日放送)
・韓国ハンギョレ紙の金正恩の2次訪中の意味の分析記事。大変参考になる見方です。「北朝鮮に対して無条件に譲歩ばかりを要求してはならないというメッセージを米国に再び送った」という指摘はとりわけ重要な指摘だと思います
・米大統領のトランプは日本時間の今日の早朝、 JCPOA署名国のうち米国を除く5か国の反対を押し切ってイラン核合意の離脱を発表した。米朝首脳会談は破局含みの様相を見せて歴史の歯車をぎしぎしと回している
・しかし、韓国と朝鮮の南北会談の成果は着実にこういうところにも及んでいる(1)――[インタビュー]「在日朝鮮人に『南か北か』を問わないでほしい」 政治•社会 hankyoreh japan
・しかし、韓国と朝鮮の南北会談の成果は着実にこういうところにも及んでいる(2)――光州「5・18」最後の放送をした学生、35年ぶりに無罪 hankyoreh japan
・辺見庸流滑稽譚、あるいは言葉遊び、というべき表現だが、「見識」と「根性」が相似しているところが辺見たるゆえん
キョウ さつき76

Blog「みずき」:澤藤統一郎さん(東京在住、弁護士)の紹介する新垣勉弁護士(自由法曹団沖縄支部)の「埋立予定海域の活断層の存在と地盤の軟弱性の疑い」という報告は、これまで翁長沖縄県知事が「辺野古埋め立て承認撤回」に踏み切らなかった理由を「なかなか撤回に踏み切る適切な事由を探し出せずに苦しんできた」と糊塗するとともに、「埋立予定海域の活断層の存在と地盤の軟弱性の疑い」だけが撤回の「適切な事由」であるかのように矮小化する点で2重の誤りを犯しているというべきでしょう。

実際には辺野古埋め立て承認撤回に関わる「適切な事由」は「国・防衛局の責めに帰すべき事由によって生じた撤回原因」と「国・防衛局と関係なく、公益に適合させるための撤回原因」と合わせて少なくとも18事項もあるのであり(「辺野古埋め立て承認撤回の諸原因・私論」仲宗根勇FB 2018年4月9日)、「埋立予定海域の活断層の存在と地盤の軟弱性の疑い」の問題はその「適切な事由」の中のひとつでしかないのです。


【山中人間話目次】
・新垣勉弁護士の「埋立予定海域の活断層の存在と地盤の軟弱性の疑い」という報告は、これまで翁長沖縄県知事が「辺野古埋め立て承認撤回」に踏み切らなかった理由を糊塗するなど2重の誤りを犯しているというべきでしょう
・「『北朝鮮は合意を破り続けた』は本当か」という鬼原悟さんの「アリの一言」ブログのきわめてアクチュアルな問題提起(上・下)
・米朝首脳会談開催の雲行きがなにやら怪しくなってきました。背景としてトランプ政権内の右派勢力のさらなる強硬派といわれるボルトン・ポンペオラインが先の米朝の準備会談での合意内容(内定)を混ぜ返している可能性があるように思われます
・承前。5月7日付の「朝米よ、金正恩・トランプ会談に向けて勇敢に前進せよ」と題された環球時報の社説は今回の金正恩の2度目の電撃的な中国訪問(おそらく事実と思われます)の意図も説明しているように思います
・姜信子「『貝祭文の芸態』(小山一成)より メモ」から―― 『近世寛永頃に上方において山伏祭文から派生した「歌祭文」、江戸の山伏祭文とかかわりの深い「説経祭文」、その成立を貝祭文から推測するというアプローチ
キョウ うづき115

Blog「みずき」:昨日、沖縄・那覇市であったシンポジウム「辺野古・大浦湾への6月土砂投入までに『撤回』を!」の閉会の挨拶の言葉です。他のレポートも参照すると同シンポの閉会の挨拶は主催団体の沖縄平和市民連絡会メンバーで弁護士の三宅俊司さん(シェア元)がされたようです。閉会の挨拶の最後の一節は以下のようなものです。

『今、早急になすべきことは、辺野古新基地建設工事をこれ以上許さないとの民意を、県知事が「埋立承認撤回」の手法をとることによって明確に示すことです。県民がその力を支え、連帯することが、世界の民意を引き出し、日米両政府の暴挙を追い詰めることになります。今日、私たちは、現場主義の先生方を迎え、今なすべきことを学ぶことができたと考えます。今日の議論により、私たちは、県知事を支え、県知事の埋立承認撤回に向けた決意を支える共通の心を確認しあえたと考えます。沖縄平和市民連絡会は、本日の議論を踏まえ、県知事、関係機関に対して、土砂投入前の迅速な埋立承認撤回に向けて行動を進めます。』

三宅さんの閉会の挨拶の最後の一節の「今、早急になすべきことは、辺野古新基地建設工事をこれ以上許さないとの民意を、県知事が「埋立承認撤回」の手法をとることによって明確に示すことです」という認識には私はもちろん賛成します。が、その認識がどうして「今日の議論により、私たちは、県知事を支え、県知事の埋立承認撤回に向けた決意を支える共通の心を確認しあえたと考えます」という認識に飛躍するのでしょうか? 「辺野古新基地建設工事をこれ以上許さないとの民意を、県知事が「埋立承認撤回」の手法をとることによって明確に示」さなかったらどうするのか? この閉会の挨拶にはその肝心要の認識が述べられていません。しかし、現実には、翁長知事のこれまでの言動をつぶさに点検すると、同知事の「埋立承認撤回」の可能性はほとんど絶無というのが私の見るところです。その矛盾をあいまいにしたままの閉会の言葉は「辺野古・大浦湾への6月土砂投入までに『撤回』を!」というスローガンを無意味化するマヌーバー以外のなにものでもないだろう、と私は思います。現実にこの閉会の言葉を聞いてのあるオール沖縄支持者の決意は「国の汚いやり方にに耐えていく」ためにも「なんとしても翁長知事を支え」なければならない、というものでした。

この三宅さんの閉会の言葉は本シンポジウムのパネラーの意見のまとめ(反映)としてほんとうに適切だったのか? 先に紹介した安部真理子さん(海洋環境学研究者)のシンポジウムレポートとも矛盾するように思います。私はおおいに疑問を持つものです。


【山中人間話目次】
・昨日、沖縄・那覇市であったシンポジウム「辺野古・大浦湾への6月土砂投入までに『撤回』を!」の閉会の挨拶への疑問
・私たちの国は「あたまおかしい」人物を首相に戴いている。「南北首脳会談はわれわれが決めていたラインにのっとって行われた」などたわごと中のたわごとでしかない
・南北会談が行われた板門店のメディア・センター。取材センターというよりほとんど記者たちの歓迎会場に近い盛り上がり
・トランプのイスラム系の国を標的とした入国禁止令を米最高裁が支持する見込みという――Democracy Now! Japan 2018/4/26 
・大切なのは、封じられた沈黙が、打ち捨てられた空白が、そこにあるということなのです――姜信子『平成山椒太夫』(2016)
キョウ うづき112

Blog「みずき」:本日午後から沖縄県市町村自治会館(那覇市)であったシンポジウム「辺野古・大浦湾への6月土砂投入までに『撤回』を!」が終わったようです。そこでどういう応答があったか。

Q:県がいくら行政指導しても国が応じないどうすればよいか。
A:もういい加減断ち切って、撤回を(本田博利元愛媛大学教授・地方自治法)。

安部真理子さん(海洋環境学研究者)がレポートされている上記の応答が本日のシンポジウムの全体のコンセンサスを象徴しているように思います。そうであれば、口先だけで実行のともなわない「口先撤回」論者の翁長知事には早々とご退陣いただく、という結論にもなるはずだと私は思います。

ルビコン川に賽は投げられた。alea iacta est(アーレア・ヤクタ・エスト)。あるいはポイント・オブ・ノーリターン。もう帰還不能限界点を越してしまった。最後までやるしかない、ということではないか。


【山中人間話目次】
・もうルビコン川に賽は投げられたのではないか?――辺野古・大浦湾への6月土砂投入までに『撤回』を!シンポジウム
・辺野古埋め立て承認は即時「撤回」させなければならない!――その理論的根拠を仲宗根勇(元裁判官)、阿波連正一(静岡大名誉教授、民法)両氏に聞く(上)(琉球新報 2018.04.26)
・辺野古埋め立て承認は即時「撤回」させなければならない!――その理論的根拠を仲宗根勇(元裁判官)、阿波連正一(静岡大名誉教授、民法)両氏に聞く(下)(琉球新報 2018.04.27)
・いよいよ今日――辺野古埋め立て承認の撤回の逃げ場作りの政治的謀略=県民投票論を撃つ明日4月29日の討論会に来たれ(仲宗根勇FB 2018年4月28日)
・南北首脳会談晩さん会の後のライト・セレモニー。金正恩(北朝鮮)を歓迎するための文在寅(南朝鮮)の現在の韓国文化の粋を凝らした見事な演出といってよいだろう
・ドイツ統一の背景との比較の観点から見た、ワシントンポスト紙の論評です。明晰な分析です。(鄭玹汀FB 2018年4月29日)
・こうした情報採取のひとつひとつの積み重ねがシリア・アサド政府とロシアのフェイクを暴いていく(2)――インドのテレビ局が、シリア政府軍がヤルムーク難民キャンプを攻撃して17人殺したと伝えている
・加藤周一は石川淳を評して次のようにいう。「日本語の文学的散文を操って比類を絶するのは石川淳である。荷風以後に文人と称し得る者はただ一人の夷斎石川である、と。
キョウ うづき39

Blog「みずき」:鬼原悟さん(「アリの一言」主宰者)の「オール沖縄会議」が今すべきことは何か」。まさにそのとおりです。しかし、時間がない。「知事選挙まであと半年余」という指摘に胸がうちひしがれる思いです。

『「米軍普天間基地の閉鎖・撤去、県内移設断念」を求める「建白書」(2013年1月28日)の実現をめざす「オール沖縄会議」(以下「会議」)は、いま重大な岐路に立っています。「会議」が結成されたのは2015年12月14日。その目的は何だったでしょうか。「オール沖縄会議を結成する目的は、三つだ。現地辺野古での抗議行動を強化する、県と国の法廷闘争で翁長知事を支援する、国内・国際世論を喚起する―ことである」(2015年12月16日付沖縄タイムス社説)2番目の「翁長知事支援」について、「会議」の「設立趣意書」はこう明記しています。「県政が政府との全面的な法廷闘争に入った現在、県民挙げての支援体制を構築していくなど『あらゆる手段を駆使して新基地建設を阻止する』という翁長知事を全面的に支えていく」(2015年12月15日付琉球新報「趣意書全文」より)「会議」が翁長氏を「支援」するとしたのは、「あらゆる手段を駆使して新基地建設を阻止する」という翁長氏の言明を信じ、それを期待したからです。

実際はどうだったでしょうか。「あらゆる手段」の中でも最も根源的な「手段」が「埋立承認撤回」であることは言うまでもありません。「撤回」は翁長氏の知事選公約でもありました。ところが翁長氏は、知事に就任して3年4カ月になる今も「撤回」していません。辺野古埋立工事は安倍政権(沖縄防衛局)が土砂投入のための「新たな護岸工事に着手」(10日付琉球新報)する段階にきているにもかかわらず、いつ「撤回」するかも明らかにしていません。それでも「会議」は、翁長氏を「支援」し続けています。そればかりか、翁長氏に「撤回すべきだ」と直接進言(申し入れ)することすらしていません。

「撤回」だけではありません。政府は工事用の土石を海上から搬入するため、奥港(国頭村)などの港を使うことを切望していました。許認可権は知事にあり、「あらゆる手段」を行使するなら当然「不許可」とすべきでした。ところが、翁長氏は県民の見えないところで「許可」していたのです(2017年9月上旬)。沖縄タイムスの報道で判明しました(同11月3日付)。これには辺野古の現場で阻止行動の先頭に立っている山城博治・沖縄平和運動センター議長も、「これまで知事を正面から批判したことはないが、今回の件(奥港の使用許可ー引用者)を受け、覚悟を決めて翁長県政と向き合う必要が出てくる」「あらゆる手法で建設を阻止すると知事はこれまで主張してきた。それは一体何だったのか」(同11月11日付琉球新報)と怒りをあらわにしました。しかし、翁長氏はその後も、本部港、中城湾の使用を相次いで許可しました。「会議」はこの問題についても何も発言せず、翁長氏の見解をただすことすらしていません。

翁長氏が「高江ヘリパッド建設」を容認(2016年11月28日の記者会見。写真中)したことについても、辺野古や高江で反対市民を機動隊が暴力的に排除していることについて、翁長氏が県公安委員会の任命権を持っていながらだんまりを決め込んでいることについても、「会議」(あるいは会議に入っている与党県議)は翁長氏に一言の苦言を呈することもなく、「支援」し続けています。これでは「現地行動を支援強化していく」(「設立趣意書」)どころか、逆に現地闘争の足を引っ張っていると言わねばなりません。「辺野古」「高江」をめぐる一連の経過は、翁長氏の背信・公約違反を示すと同時に、その翁長氏を無条件に「支援」し続けてきた「会議」の責任も問うているのではないでしょうか。知事選挙まであと半年余。「会議」がいますべきことは、翁長氏の知事就任以降の言動を検証するとともに、それに対して「会議」が何をしてきた(してこなかった)のかを自己点検することではないでしょうか。その検証・反省なしに、無条件に「翁長再選支持」を決めることは、市民・民主運動の自殺行為と言えるのではないでしょうか。』(アリの一言 2018年04月10日)


【山中人間話目次】
・澤藤統一郎さん(弁護士)が森鴎外の「天皇制批判」の論を紹介している。鴎外は体制=天皇制擁護者、というのがこれまでの私の鴎外理解だったので意外だった
・まさにそのとおりです。しかし、時間がない。「知事選挙まであと半年余」という指摘に胸がうちひしがれる思いです――「オール沖縄会議」が今すべきことは何か - アリの一言
・もっともといってよい時期のタイムリーな講演会の企画だと思います。この声をもっともっと大きくしていきたいものですね――講演会 6月土砂投入までに「撤回」を
・朝日新聞の「本件は、首相案件」とする面会記録文書の存在を証明するスクープが掲載されています。安倍晋三のうそがメディアによって次々と暴露されています
・NHKの世論調査でも安倍内閣支持率の大幅な下落傾向は続いている。安倍内閣の支持率の下落傾向は底をついたという言説は主観的な言説でしかないことがわかる
・JNNが9日発表した世論調査でも安倍内閣の支持率は9.3ポイントの大幅下げ
・メディアは安倍批判のスタンスにシフトした。そういう感じを受ける。安倍の支持率はまだまだ下がる。そう、私は思う――今日の朝のメディアの安倍批判の3本の記事
キョウ うづき33

Blog「みずき」:仲宗根勇さん(うるま市島ぐるみ会議共同代表、元裁判官)が『辺野古埋め立て承認撤回の諸原因・私論』と題した長文論攷を本日付の自身のFBに発表しています。同論攷では埋め立て承認撤回の原因をA「国・防衛局の責めに帰すべき事由によって生じた撤回原因」とB「国・防衛局と関係なく、公益に適合させるための撤回原因」の2種類に分け、それぞれ13事項と5事項を摘示しています。同論攷が長文になった理由は撤回原因が多すぎるからだと思われますが、それはともかく、仲宗根さんは同論攷の執筆の理由を「知事の早急な承認撤回を後押しすべく、県民世論を喚起し撤回原因についての認識を県民とともに共有することを目指したい」としています。全文は仲宗根さんのFBをご参照いただきたいと思います。ここでは「一 はじめに〜撤回原因の認識共有を目指して」の一節を引用させていただくことにします。この短い引用だけでも、仲宗根さんの執筆理由のおおよそは察することはできると思います。仲宗根さんは「知事の早急な承認撤回を後押しすべく」と書いていますが、その時間はそう長いものではありえません。仲宗根さんも触れていますが、安倍内閣は、この夏7月にもK4〜N5〜N3の護岸完成で囲まれる領域に土砂投入を始める方針だと報道されているからです。手遅れにさせないためにも、仲宗根さんの道理ある認識と問題提起を辺野古埋め立て反対運動に関わる多くの人たちと共有したいものです。

辺野古埋め立て承認撤回の諸原因・私論 仲宗根勇FB 2018年4月9日
https://www.facebook.com/isamu.nakasone.77/posts/2025241327724724

『こうして、あらゆる手段で辺野古新基地を阻止するはずの翁長知事は、知事権限の行使にあたり、2016・12・26の知事自らの承認取消しの取り消しをした行政行為によって自縄自縛状態の窮地に陥ってしまった。承認取消しの取り消しをしていなければ、工事を中止させたままの状態で、県は国が次々繰り出す法的手段に対し有効適切な法的対抗をすべき十分な時間的余裕が持てたはずである。翁長知事の2016年12月26日の承認取消しの取り消しこそが現在に至るまでの辺野古裁判の帰趨を決する分水嶺となっている事実は繰り返し確認されるべきである。

承認取消しを取り消した翌日から再開された工事が続けられ、ついに2017年4月25日、政府は埋め立て工事を開始した。辺野古海上やゲート前で建設反対の意思表示をする県民を海上保安官・機動隊が実力排除する中でK9護岸工事が始まり、反対側のK1護岸、N5護岸建設は予定の長さをすでに完成されK2護岸は予定の長さに達し 現在、K4護岸とK3護岸工事も着々と進められ、N3護岸工事も4月9日着工された。安倍内閣は、K4〜N5〜N3の護岸完成で囲まれる領域にこの夏7月から土砂投入を始める方針だと4月8日の共同通信が報じている。

仲井真弘多前知事の一応有効な埋め立て承認の行政行為について、その成立に瑕疵があることを理由としてその効力をはじめに遡って失わせた翁長知事の承認取消を巡るプロセスは不作為違法確認訴訟で県敗訴が確定したことにより一応終止符が打たれた。その終止符と法的関係のない知事の任意の承認取り消しの取り消しにより、有無を言わさぬ国の工事強行に対し県は打つ手を封じられ、あらゆる手段での建設阻止を叫ぶ県政の下で新基地反対の県民の間に諦めに近い閉塞感が広がっている。

この窮境を打開する手段は、知事が、これまでの「行政行為の取り消し」とは異なる行政行為の撤回」を一日も早くする以外に道はない。それはつまり、埋め立て承認という前知事の有効な行政行為について、新たな事情が発生したためにその行政行為の効力を将来に向かって消滅させることであり、県は、その撤回カードをまだ行使していない。県がいつ撤回という新たな行政行為(撤回行為)に踏み込むのかが、現在の翁長県政の焦眉の問題になっている。前知事の埋め立て承認後に事情の変遷があり、または新たな事由の発生があって承認処分を存続させることがもはや公益に適合しなくなったとしたら、翁長知事が、公益に適合させるため前知事の埋め立て承認の撤回をなし得ることは行政上・行政学上自明のことである。』


【山中人間話目次】
・仲宗根勇さん(うるま市島ぐるみ会議共同代表、元裁判官の『辺野古埋め立て承認撤回の諸原因・私論』。手遅れにさせないためにも、仲宗根さんの道理ある認識と問題提起を辺野古埋め立て反対運動に関わる多くの人たちと共有したいものです
・仲宗根勇さん(うるま市島ぐるみ会議共同代表、元裁判官)の言うこの「翁長県政の岩礁破砕差止め訴訟提訴の意図」(翁長県政が承認撤回の逡巡を目隠しする意図)も、ひとつ前の記事で紹介した鬼原悟さんの指摘とも呼応するでしょう
・鬼原悟さん(「アリの一言」主宰者)が沖縄経済界が主張する「県民投票」論に焦点を絞って、本音を剥き出しにしてきた翁長知事支持保守層グループの危険な「狙い」を明快な論理で剔抉しています
・これは刑法にいう完全な偽証教唆であって、「深くおわびする」という陳謝で済むような話ではない。太田充理財局長を含む財務省関係者はすぐさま逮捕されなければならない、安倍、麻生とともに厳しく責任を問われなければならない事案だ。
・姜信子の「短歌的抒情 メモ 石牟礼道子/金時鐘/小野十三郎」から――幻想をすてよ、幻想をすてよ、もっともっと底にうごめく階級のメタンガス地帯を直視せよと云い聞かす
キョウ うづき16

Blog「みずき」:呉屋守将・金秀グループ会長のオール沖縄会議共同代表の辞任表明(琉球新報 2018年3月1日)に続く沖縄の経済界を代表するかりゆしグループのオール沖縄会議からの脱退表明。 琉球新報の4月3日付の記事によれば、かりゆしグループの幹部は同脱退表明に関して「オール沖縄は設立時に比べて革新色が強くなり、知事がしがらみで政治的なリーダーシップを発揮できていない。ウイングを広げなければならない」と述べたと言います。しかし、このかりゆしグループの幹部の発言はオール沖縄がいま置かれている現状を逆さまに描いています。オール沖縄はいまこの幹部発言とは逆に「設立時に比べて革新色が弱くなり、知事礼賛、知事追従の風潮がますます強くなっている」というのが私の見方です。

この幹部が事態を逆さまに描いてまであえて脱退表明をした真のねらいはなんでしょう? 先に私が呉屋オール沖縄会議共同代表の辞任を報じた琉球新報記事(2018年3月1日)をシェアした際に仲宗根勇さん(うるま市島ぐるみ会議共同代表、元裁判官)は「知事就任以来、口舌の徒として辺野古阻止に何ごともせず、雲行きが怪しくなって来た盟友・翁長の知事再選を果たすため、知事選間際まで翁長氏の求心力を持続させるための手段としての県民投票を固守し、ようやく県民投票に否定的な潮流となって来た世論とオール沖縄にショックを与える、経済的政治的高等戦術ではないか」というコメントを私のFBに発信してくれましたが、今回のかりゆしグループのオール沖縄会議からの脱退表明にも同様のことが言えるでしょう。「知事選間際まで翁長氏の求心力を持続させるための手段としての県民投票を固守し、ようやく県民投票に否定的な潮流となって来た世論とオール沖縄にショックを与える」のがねらいなのだと思います。記事中に出てくる「県民投票について同会議が消極的姿勢だとして会からの脱退を決めた」というかりゆしグループ幹部の発言がなによりもそのことをよく証明している、と私は思います。彼らのねらいを許せば、オール沖縄がさらに右傾化(保守化)していくことは必定です。なんのためのオール沖縄なのか。むろん、辺野古埋め立て阻止のためのオール沖縄であるはずです。いま、まさにオール沖縄なるものの正念場が問われている事態と言っていいでしょう。

【山中人間話目次】
・呉屋守将・金秀グループ会長のオール沖縄会議共同代表の辞任表明に続く沖縄の経済界を代表するかりゆしグループのオール沖縄会議からの脱退表明の意味
・フリーライターの田所敏夫さんの「確信犯か?バカなのか?東京外大・伊勢崎賢治〈リベラル改憲〉論の支離滅裂」という伊勢崎賢治批判――デジタル鹿砦社通信 2018年4月5日
・澤藤統一郎さん(弁護士)はこの3月下旬に済州島をピースツアーで訪問したばかりです。その澤藤さんの「済州島「四・三事件」ーのどかなこの島で70年前に虐殺があった。」
・河野太郎の反論は反論になっていない。詭弁でしかない。河野太郎は安倍政権のポチに完全に成り下がってしまった――河野外相、米研究グループに反論 北朝鮮の核実験兆候:朝日新聞 2018年4月3日
・若松英輔批評家で詩人の人生というものがまるでわかっていない詩と井伏鱒二の酒呑みの詩と――トコロガ会ヒタイヒトモナク アサガヤアタリデオホザケノンダ(高適「田家春望」超訳)
キョウ やよい116

Blog「みずき」:天皇明仁を安倍政権と比較して「平和主義者」と礼賛する人たち(とりわけカッコつきの「リベラル・左派」)が多い中で目取真俊さん(作家、沖縄在住)の以下の指摘は「平和天皇」論批判であると同時にいまどきのリベラルでも左派でもない「リベラル・左派」批判ということができるでしょう。

『天皇アキヒトが個人としてどのような意思を持っているかはともかく、その来沖は「慰霊」や「沖縄への思い」というきれい事だけですまされるものではない。そこには天皇を利用して沖縄の軍事要塞化を進める者たちの政治的意図が透けて見える。時の権力者と持ちつ持たれつの関係で生き延びてきたのが天皇家であり、アキヒトも自らの役割をしっかりと果してきたのだ。』(海鳴りの島から 2018-03-31)

しかし、保守主義者の翁長知事も「アキヒト平和天皇」論者のひとりです。27日、明仁天皇夫妻の糸満市の国立沖縄戦没者墓苑参拝に同行した翁長知事は「墓苑で遺族一人一人に歩み寄り、声を掛ける両陛下の姿に『苦難の道を歩んできた沖縄の歴史をしっかりと記憶し、県民の心に寄り添い続ける大切さをお示しいただいていると思い、目頭が熱くなった』」と述べ、「退位を控えての訪問に、知事は『常に沖縄戦に触れた温かい言葉、励ましの言葉を県民は賜っている。平和への大変な思いを持ち、退位を前にご訪問いただいた。感激と同時に感動している』と述べました(沖縄タイムス 2018年3月28日)。「アキヒト平和天皇」論者だからこその発言と言わなければならないでしょう。
 
ところで、目取真さん。あなたの辺野古埋め立て反対運動の「お仲間」(すなわち、翁長知事支持派)の中にも実のところ上記のたぐいのカッコつきの「リベラル・左派」が多いのではありませんか? 私はそのことを強く疑います。


【山中人間話目次】
・目取真俊さんの指摘は「平和天皇」論批判であると同時にいまどきのリベラルでも左派でもない「リベラル・左派」批判ということができるでしょう――天皇来沖と米軍・自衛隊基地の強化
・ドイツ・イタリアの地位協定との比較。独・伊は米軍に国内法適用 沖縄県調査 日米協定と明白な差 明らかな日本の対米追随 沖縄タイムス 
・毎日新聞の安倍政権が導入を画策している放送制度改革案批判の社説――メディアのレゾンデートルに関わる問題です。メディアの連携した総反撃を期待したい
・東北にはいまだに長州・萩を敵とする「怨念史観」があると言います――<戊辰戦争150年>論考・維新と東北 河北新報、10回連載
・今日は旧暦の「如月の望月」――「桜は満月にむかって咲く」。そうかもしれない、と思う。誰が言い出したのだろう

キョウ やよい85

Blog「みずき」:鬼原悟さん(「アリの一言」主宰)の「翁長知事が犯した大きな過ちは何か」(アリの一言 2018年03月22日)。これほどの「日米安保条約礼賛」論者である翁長知事をオール沖縄、そして、その中核組織の日本共産党と社民党はいまなお擁護し、礼賛している。そしてさらにいま、その翁長礼賛論の輪に民間シンクタンクを自称する新外交イニシアティブ(ND。猿田佐世事務局長。弁護士や大学教員、ジャーナリストらで構成される)やインターネット誌「OKIRON」(ジャーナリストや沖縄の若手大学教員で構成される)メンバーがあらたに参入しています。彼ら、彼女らの狙いはなにか? ひとことで言って私は「沖縄の保守化」だと思います。先日、ワシントンであった沖縄県主催のシンポジウムでの「在沖米軍は有事に必要だ」「米軍の民間施設使用や既存の基地の活用、自衛隊の強化(が必要だ)」という彼ら、彼女らの発言(19日付沖縄タイムス)がその狙いをよく示しています。沖縄の世論が彼ら、彼女らの「沖縄の保守化」の意図に乗ぜられてよいはずがありません。沖縄よ、目を覚ませ!

【山中人間話目次】
・これほどの「日米安保条約礼賛」論者である翁長知事をオール沖縄、そして、その中核組織の日本共産党と社民党はいまなお擁護し、礼賛している――鬼原悟さん(「アリの一言」主宰)の「翁長知事が犯した大きな過ちは何か」
・歴史的誤判=3・19カウンター大学院生リンチ事件一審判決を強く弾劾します!――私たちはあくまでも社会運動における査問、暴力、リンチを批判し、M君リンチ事件の真相究明とM君支援を続けます!松岡利康さん(鹿砦社代表)
・安倍晋三の保身のための「北朝鮮外交」の意図は世界から見透かされている。安倍の「北朝鮮外交」に成功の余地はない――「日本政府、北朝鮮に首脳会談希望の意思を伝達」共同通信が報道
キョウ やよい64

Blog「みずき」:目取真俊さん(作家、沖縄在住)の再度の翁長知事及び「県民投票」論批判。ただ、目取真さんの翁長知事批判は今秋の沖縄県知事選における翁長再選を前提にした翁長知事批判でしかないようです。しかし、私たちはこれまで何度「翁長知事は手をこまぬいてそれを許してはならない。その前に撤回に踏み切って護岸工事をまずは止め」よ、と翁長知事に直言ないしは苦言を呈してきたことでしょう。しかし、翁長知事の答は辺野古埋め立て承認撤回を先延ばしにすることでした。もはや、翁長知事の埋め立て承認撤回発言は自らの再選を有利にするための知事選用のパフォーマンスでしかなく、ほんとうのところ同知事には承認撤回の意志はないものと判断せざるをえません。

目取真さん。翁長知事に期待するのはもうやめませんか? 期待するたびに裏切られるだけです。翁長知事の二枚舌を許していてはその間に辺野古の埋め立てはどんどん進行していくばかりです。いまは明確に翁長ノーを言うべきときではありませんか? いま翁長知事を擁護することは私たち自身が辺野古埋め立てを許すことにほかならない。すなわち、私たち自身への裏切りにほかならない、と私は思います。 


【山中人間話目次】
・目取真俊さんが再び翁長知事と「県民投票」論を批判していますが、目取真さんの翁長知事批判は今秋の沖縄県知事選における翁長再選を前提にした翁長知事批判でしかないようです
・菅野完及び菅野完擁護者(殊にしばき隊及びしばき隊系弁護士集団(しばき隊=共産党ではないのですが、実態的には共産党系と言った方がわかりやすいでしょう)を指弾する
・時事通信「世論調査」の自社分析記事。まあ、そういうところだろうと私も思いますが、メディアの追撃(「世論調査」攻勢)しだいでは安倍退陣に向けた政局の流れはいっそう早まるだろうと私は見ています
・大臣や高級官僚の発言は、そのまま信じてはいけない――近藤伸生さん(弁護士、旭川市在住)のまっとうな指摘
・瞽女唄は、我々に「はたしてそれでいいのか」という大きな問いを投げかけている――姜信子「読む書く歌う旅をする」2018年3月16日付から
キョウ やよい57 キョウ やよい58

Blog「みずき」:昨日14日の那覇地裁の山城議長ら3人に対する不当極まる有罪判決を本日15日付の琉球新報は1面、3面、7面、28面、29面の5ページを使って大々的に報道しています。そのこと自体は地元メディアとしてきわめて当然な報道姿勢だと思いますが、なんとも違和感があるのは3面のほぼ全面を「傍聴記」「識者談話」という形で香山リカ、辛淑玉、安田浩一、小熊英二(これは別記事ですが同じ3面)というしばき隊(主宰者、野間易通)とのりこえねっと(共同代表、辛淑玉ら)の論者の論で埋め尽くしていることです。しばき隊の主宰者の野間易通はのりこえねっとの主要スタッフのひとりでもあるので両者は同一組織ではないものの同系列の組織とみなしてよいでしょう。そして、そのしばき隊とのりこえねっとはいま歩調をそろえてオール沖縄の運動に積極的にコミットしているので3面全面がオール沖縄論者の論と言ってもよいでしょう。したがってここには、これまでの翁長知事の数々のパフォーマンスに疑問を抱き、これまで抑えに抑えていた怒りをいままさに表出しようとしている沖縄の現場の市民たちの翁長知事批判とオール沖縄批判の視点はまったくありません。当然、ここにはオール沖縄の運動の負の側面が山城議長らの不当逮捕に結びついたという側面もあったのではないかという自らの運動のこれまでのありかたを顧みようとする反省の視点も皆無です。琉球新報のオール沖縄(しばき隊、のりこえねっと)オンリーの3面記事への違和感は左記に述べた私の疑問と密接に結びついてもいます。山城議長ら3人への有罪判決は不当極まるものですが、顧みて自ら反省すべき点はないか。この問題について先に書いた論を再掲することにします。それが私の山城議長ら3人に対する有罪判決に対する抗議の論です。

今日の言葉 ――山城博治さんの不当勾留がここまで長引いている大きな原因として私はオール沖縄の左翼ゴロツキ暴力組織の「しばき隊」の沖縄への呼び込みという理念的、戦略的な失敗があったのではないかと思っています。
http://mizukith.blog91.fc2.com/blog-entry-2134.html

Blog「みずき」:山城博治さんの不当勾留がここまで長引いている大きな原因として私はオール沖縄の左翼ゴロツキ暴力組織の「しばき隊」の沖縄への呼び込みという理念的、戦略的な失敗があったのではないかと思っています。高江では山城さんが不当逮捕される1週間ほど前には元ほんものの暴力団の構成員で、しばき隊の添田充啓(高橋直輝)の逮捕という事件もありました。この添田充啓が警察と検察の描いた絵図に添って山城さんの件に関してあることないことを取り調べでしゃべりまくった。さらに警察と検察はその取り調べから得た情報と自ら描いた絵図に添って山城さんの勾留を長引かせているのではないか、というのが私の疑いです。しばき隊は単なる暴力組織にすぎません。それを共産党、社民党、のりこえねっと(辛淑玉共同代表ら)、さらにオール沖縄が重用している。ここに問題の根があるように思います。オール沖縄はいますぐにでもしばき隊と手を切る必要がある、というのが私の認識です。

以下は、「世に倦む日日」ブログの「添田充啓の勾留延長 - 攻勢に出た沖縄右翼が流す山城博治逮捕の噂」という記事からの引用(私は「世に倦む日日」ブログの大方の認識には不賛成ですが、以下の記事の趣旨には賛成です。そのことをはじめにお断りしておきます)。

『しばき隊にとって公安警察は、デモの後に国会正門前交差点で輪になって仲よく反省会をする信頼できる間柄だったのであり、だからこそ、しばき隊はデモ参加者に「警察とトラブルを起こすな」「警察の指示に従え」と言い続けてきたのだ。そんなしばき隊が沖縄に入って防衛局とフィジカルコンタクトの接点を持ったら、どのような結末になるかは火を見るより明らかだろう。』

『今、沖縄の右翼が不気味な噂をFBと動画で流している。8月25日にP1裏で小競り合いがあった後、防衛局が被害届を提出していて、捜査を始めた沖縄県警が、何と、リーダーの山城博治を近日中に逮捕する方針を固めたと言うのだ。信じられない話だが、デマとして簡単に見過ごすことができないのは、沖縄右翼の情報網の事実であり、添田充啓の勾留延長も琉球新報が記事にする前にTwで予告していたからである。警察の動向を掌握している防衛局から、あるいはもっと上から情報を得ている。この衝撃の情報をネットで流した手登根安則という沖縄の右翼は、佐藤正久と確実に繋がっている。添田充啓が傷害事件を起こした9月24日の直後、佐藤正久はすぐに反応し、「知人の手登根氏によると、防衛省職員が暴行され全治二週間のケガ」と9月25日のTwで書いていた。そして翌9月26日、「警察と防衛省と対応協議」と報告している。権力の手の内を堂々と開示していて、ここから一週間後に添田充啓の逮捕となった。佐藤正久が右翼民間人の手登根安則と密に連絡を取り合い、互いに情報交換しながら事を進めている真相が窺い知れる。と言うより、恐ろしいことに手登根安則と佐藤正久はそれを隠してない。むしろ開けっぴろげに示威している。実権のある国会議員の佐藤正久と民間右翼の手登根安則の間には、防衛省中枢があり、沖縄防衛局があり、沖縄県警警備部がある。福岡高検那覇支部もある。国家権力の組織がある。民間右翼が事実上の報道機関となって、防衛局側の次の一手をアナウンスし、反基地運動に威嚇と牽制をかけている図だ。辺野古や高江の大地の上だけでなく、ネットの現実についても、本土では信じられない状況が沖縄では出現している。』

注1:添田充啓がほんものの暴力団の構成員であったことは添田自身が韓国のメディアのインタビューに答えて認めています(映像の最後の部分)。

注2:下記の手登根安則という沖縄右翼のFBにも「地元新聞が「非暴力」と賛美しているこの組織のメンバーが刺青をひけらかし「非暴力」と程遠い言動や行動を取っていることは周知の事実であり、今回の事件が立件、逮捕という事態になればそれでも琉球新報は犯罪者となるこの男を擁護するのだろうか。今、まさに新聞社のコンプライアンスが試されることになる。この事件を黙殺するのなら、新聞は公器の名を騙る反社会的勢力の「機関紙」であるということを自ら宣言したに等しいだろう」とまで書かれています。そして、この点に関しては沖縄右翼の言っていることは事実に基づく批判です。

【山中人間話目次】
・山城博治さんら3人に有罪判決が出たわれわれの側の問題として私はオール沖縄の「左翼」ゴロツキ暴力組織の「しばき隊」の沖縄への呼び込みという理念的、戦略的な失敗があったのではないかと思っています
・大学院生M君集団リンチ事件(しばき隊事件)裁判問題承継記事――この問題に関してはのりこえねっと(辛淑玉共同代表ら)に徹底反省を求めたい
・13日、14日の両日、沖縄県でふたつの裁判の判決があった。13日、岩礁破砕差し止め訴訟沖縄県敗訴。14日、辺野古新基地抗議の山城議長ら3人に有罪判決。いまの沖縄と国の関係を象徴しているだろう
・与良正男(毎日新聞専門編集委員)はまだ昔ながらの記者魂を失っていないようだ。しかし、この記者魂は「昔ながら」のではなく、「いま」の記者魂でなければならない
・木村剛久さん(「海神日和」主宰)のジョージ・オーウェルの1943年12月から47年4月にかけての独立左派系新聞「トリビューン」コラム「気の向くままに」レビュー