キョウ かんのかん5
日本の民主主義を殺しているのはどちらか?

Blog「みずき」:青木理さんの「理の眼」。右派団体・日本会議を取材してきたのはただ菅野完ばかりではありません。「左派・リベラル」が無暗にスターをつくりたがるから菅野完の右翼的体質も見抜けず、「森友学園」問題に関しての菅野・籠池の右翼・新右翼コンビのコラボとしての「左翼取り込み」の詭計も見抜けないのです。以下は、「菅野完著『日本会議の研究』の研究――ついに菅野完氏の正体が明らかになった」という論説の一節。

「ついに菅野完氏の正体が明らかになりました。菅野氏がネット上で4月30日に上記第1の投稿をしていた事実を私は今日、はじめて知りました。私の研究不足でした。上記第1によれば菅野完氏は「民族派」だそうです。菅野氏は「私は、雅春先生が大好きです。心酔している」「雅春先生のご事蹟は、日本の誇る霊的指導者」と述べ、谷口雅春氏を絶賛しています。どうりで菅野氏のツイッターでの発言は、平和憲法を否定したり、憲法を否定する「反憲学連」の元議長の死に対して丁重にお悔やみを述べていたりして、変な人だなと思っていましたが、これですべての謎が解けました。『日本会議の研究』では立憲主義を破壊する安倍政権を批判する記述や日本会議の政治運動によってもたらされる民主主義の危機を訴える記述などがあって、まるで憲法擁護派のような立ち位置で書かれていましたが、正体は全く違っていて、彼はバリバリの谷口雅春派でした。

それにしても、そんなに谷口雅春氏に心酔しているなら、菅野氏自身、自分が谷口雅春派の民族派である事実を、『日本会議の研究』の中で明らかにしたうえで本書を出版するべきではなかったでしょうか。ところが彼は正体を隠して、読者を騙して出版したわけです。菅野氏に言わせれば、本書出版日とほぼ同じころに上記第1の投稿をネットでしていたから自分の正体はすでに明らかにしていたということなのかもしれませんが、ネットで書いていても圧倒的多数の読者は気がつきませんし読みませんし、私自身、今日初めて知りました。菅野氏は『日本会議の研究』の中で自分の正体を明らかにするということが決定的に重要だったと思いますが彼はそれをしませんでした。しかも彼は自分の経歴も学歴も、本名も(?)明らかにしてはいませんでしたし、いまもそうです。そうやって菅野氏は自分は谷口雅春氏に心酔している民族派である正体を隠して、読者を騙して、13万部以上(?)の売上げで多額の利益を得ておきながら、一方で、菅野氏は次のように述べて、谷口雅春氏を信奉している事実を明かさずに政治運動を続けてきた「安東さん界隈」を痛烈に批判するというのは、完全に矛盾しているのではないでしょうか。谷口雅春氏に心酔している人間のレベルがこれ一つみても、よく解りますね」


【山中人間話目次】
・菅野完を英雄視するリベラル・左派必見――「ついに菅野完氏の正体が明らかになった
・青木理さんの「理の眼」。右派団体・日本会議を取材してきたのはただ菅野完ばかりではありません
・郷原信郎弁護士の籠池氏への自民党の"反対尋問"(証人喚問)は容易ではないという論。郷原弁護士はどうやら安倍政権側の完敗を予想しているようです
・醍醐聰さん(東大名誉教授)の籠池・森友学園理事長証人喚問問題連続論評
・こんな確かめようもない情報をデマというのです。「検察関係者から聞いた」云々とはデマ発信の常套句でもあります
・「治安維持法は司法が『育ての親』だった」という内田博文さん(神戸学院大学教授)の共謀罪法案批判の視点
・「共謀罪」は「共謀罪」と書き続けるという。朝日新聞のジャーナリズムとしての「見識」はかすかでも残っているようです
・トランプ政権の「苦境」を伝える報道2つ

キョウ てんのうとりまとめ
天皇退位に関するとりまとめ提出

Blog「みずき」:内野光子さん(歌人、短歌評論家)が「天皇の退位」に関する衆参両院正副議長の「とりまとめ」をめぐって共産党がその「とりまとめ」の大部分について反対意見を述べながら結局「合意」した政党としての不見識と論理の不整合(一貫性のなさ)の問題性を問うています。その点と内野さんの原武史氏の朝日新聞インタビュー発言評価に絞って同論考の要点をご紹介させていただこうと思います。内野さんの「(共産党は)憲法上の疑義がある「とりまとめ」に、こうした意見を付すくらいなら、なぜ反対しなかったのだろうと。もっとも、このブログでも何回か記事にしているように、共産党は、天皇制へのスタンスを、確実に転換したのにもかかわらず、きちんとした説明責任を果たさないまま、ポピュリズムへと雪崩れていく姿に戸惑い、驚いている」という発言には強い重みがあります。全文は内野さんのブログでお読みください。


【山中人間話目次】
・内野光子さん(歌人、短歌評論家)の「天皇の退位」に関する衆参両院正副議長の「とりまとめ」をめぐる共産党の行動と論理の不整合批判
・醍醐聰さん(東大名誉教授)の政局評――籠池氏に限らず、迫田英典氏、安倍昭恵氏、松井大阪府知事も証人喚問を
・水島朝穂さん(早大教授・憲法学)の「ヴァンゼー会議の75周年――トランプ政権発足の日」
・トランプの国防費増と保護主義。不気味な未消化感のようなものがある。不吉な予兆のようなものがある。愚者が世界を翻弄するときのおぞましさがある。
キョウ なかざわけいキョウ かねひらしげき
中沢けいさん(左)と金平茂紀さん

Blog「みずき」:昨日は「菅野完現象」(籠池・森友学園理事長の単独インタビューに成功した菅野完を英雄視する傾向)があまりにひどかったので警告の意味でそのことについて数本の記事を費やすことになりましたが(「今日の言葉 ――たったひとつの特ダネをとった程度のことで菅野完という「新右翼」を英雄視するかのようなリベラルの賞賛が続いています。そのリベラルの志向がこの国をポピュリズムと戦争の道へと導いていくのです。 」参照)、常識的な見方が出てきました。籠池・菅野の右翼・新右翼コンビ(菅野と籠池は結託しているという指摘があります。左記記事参照)のコラボの「左翼取り込み」の「戦略」ともいうべき詭計に欺かれてはならないでしょう。

【山中人間話目次】
・籠池証人喚問問題――籠池・菅野の右翼・新右翼コンビのコラボの「左翼取り込み」の「戦略」ともいうべき詭計に欺かれてはならない
・中沢けい(作家)、金平茂紀(テレビキャスター)などリベラル・左派の情勢読解リテラシーの欠如を憂う
・「小泉語」を歓迎する風潮は根を張り、時代状況は危機的様相をさらに深めている。安倍の「敵失」は十分に生かしつつ、こんな時代の底流に目を凝らしたい
・また、「未来のための公共」(新シールズ)なる「若さ」を売りにする「民主勢力」の無定見な「社会変革」ゴッコが始まった
・山城さんの第一回公判後に保釈が地裁で認められたが、検察の抗告はあの多見谷裁判長らの高裁那覇支部が判断する。予断は許さない
・辺見庸 <こころの時代> 「父を問う」~いまと未来を知るために~(動画)
キョウ すがのたもつ2

Blog「みずき」:田中宏和(「世に倦む日日」ブログ主宰者)の菅野完批判と共産党批判。菅野完を「新右翼」と認定するところ、「共産党に情報を収集分析する力がなくなった」。「共産党が劣化し、ただの野党になった」と認定するところは私の認識とも重なります。標題が私の言いたいことのアルファであり、オメガ(ΑΩ)です。ここでは具体例は書きません。下記の今日の「山中人間話」の一連の記事と合わせて読んでいただければ幸いです。続き物としてというか一本の流れの中で書いています(その中に具体例も出てきます)。私は私の言う「菅野完現象」を身の毛のよだつ思いで見ているのです。 

『籠池泰典は、事件発覚のあと、ずっと生き残りのために駆け引きを続け、突っ張りながら着地点を計っていたと思われるが、官邸とのパイプで交渉役の弁護人の態度を見て、官邸と維新が蜥蜴の尻尾切りに来ているのを察知し、代理人を菅野完に切り替えたのである。反安倍(左翼)を味方に取り込み、擬似的に「正義の味方」の表象を得、国民世論の追い風を受ける立場を仮構して、官邸と再交渉に出たのだ。菅野完は、そういう「左翼取り込み」の「戦略」を籠池泰典に提案したのだろう。新右翼の菅野完らしい。籠池泰典はそれに乗った。16日の豊中の私邸前の映像は異様としか言いようがない。あの場所は、旗棹地の区画になっている玄関前のアプローチで、籠池宅の敷地(庭先)だろうが、籠池泰典がこれまで悪魔として呪ってきた左翼(共産党と社民党)と仲よく写真に収まり、安倍晋三を追及するぞと気勢を上げてマスコミに絵を撮らせている。有印私文書偽造で公金を詐取し、カルト教育で児童虐待をしてきた右翼の悪党が、いきなり反安倍のシンボル・キャラクターに化学変化した。小池晃と福島瑞穂と森裕子は、雁首並べていそいそと大阪まで出向き、籠池泰典の反共教育の持論を拝聴し、籠池泰典を「正義の味方」にイメージチェンジする記念写真を撮影、手ぶらで帰京した。籠池泰典に利用され、籠池泰典に振り回されている。正直なところ、目を覆いたくない気分だ。この事件の発生以降、共産党はずっと渦中にある猛毒の右翼に利用されている。口利き実行犯の鴻池祥肇に道具にされ、鴻池祥肇が自らを上手に免責して逃げる政治工作を手伝わされた。』

『共産党も民進党も、疑惑を解明する独自の調査能力が全くない。情報を収集分析する力がない。一つ一つ事実を積み上げ、事件の構図を正確に描いて説明しようとせず、犯罪行為や違法行為のカタログを整理して関係者の法的責任リストを確定させず、足を使って(諜報努力をして)証拠を集めようとしない。民進党の議員にその能力がないのは理解できるが、共産党がそれをできないのはどうしてだろう。不思議だ。それができるのが共産党だった。共産党のエクセレンスと存在感はそこにあった。だから共産党は優秀な党であり、どれほど議席は少数であっても国民の信頼と期待を集め得た。支配層と右翼反動から恐れられた。単に正義の党であるだけでなく、実力のある党だった。「確かな野党」という意味は、何でも反対という意味ではなく、不正を明らかにする実力を持った党という意味だ。共産党がこの事件に本気で食いついていない。共産党だけでなく、左翼のジャーナリストがそれをしていない。単に事件を煽って騒いでいるだけで、安倍晋三の支持率を落とすことだけが念頭にあり、政治的動機だけで表面的に追いかけている。だから、菅野完に主導権を握られるのであり、右と左をバンク切り換えする菅野完の狡猾な手品と口舌に揺さぶられ、籠池泰典をロンダリングする手伝いをさせられ、籠池泰典を反安倍の英雄として喝采する倒錯に陥るのである。共産党が言論をリードしていない。共産党に意志と能力がなくなった。共産党が劣化し、ただの野党になった。残念だ。』


【山中人間話目次】
・「世に倦む日日」ブログ主宰者の菅野完批判と共産党批判。菅野完を「新右翼」と認定するところは私の認識とも重なります
・いまの「リベラル」なるものの現状と「菅野完現象」について
・籠池証人喚問では「安倍首相からの100万円」と題された菅野完の本日‏付けの記事にあげられている「物証」の証拠性が議論されることになるでしょう
・内藤正典さんの「リベラル=寛容」ではないという指摘(1)
・内藤正典さんの「リベラル=寛容」ではないという指摘(2)
・郷原信郎弁護士の「籠池氏証人喚問は、自民党にとって『危険な賭け』」という読み
・籠池理事長が「安倍首相の寄付金も含まれている」と証言した際の映像
・辺見庸のETV「こころの時代」、副題「父を問う――いまと未来を知るために」(出演:作家・辺見庸&小さな犬)の再放送案内
・辺見庸・目取真俊対談――「沖縄を語る」
キョウ いまじ 

Blog「みずき」:しんぶん赤旗の3日前(13日付)の記事に「安倍首相主導・国家戦略特区で無理やり新設-52年ぶりの獣医学部 「加計学園」が計画 愛媛-37億円の土地無償提供・補助金64億円」という記事があります。第2の「森友学園」問題といわれる現在愛媛県今治市で進行している「加計学園」問題の問題点をかなり詳細に明らかにしているもので十分に読み応えのある記事といってよいものですが、同記事で批判している加計学園に対する「37億円の土地無償提供・補助金64億円」の補助金支出に関わる今治市の一般会計補正予算を同市議会の共産党議員も賛成している事実についてはなにも触れていません。 同市議会で共産党議員も賛成して加計学園への大学立地事業費補助金を含む補正予算を可決していることは下記の第2回今治市議会定例会(平成29年3月3日)の「議決事件一覧表」を見れば明らかです(「全会一致」となっています)。言っていることとすることが違う端的な事例と見てよいでしょう。共産党には加計学園問題を批判する資格さえないといわなければらないのです。いかに日本共産党が全国的規模で甚だしく劣化しているか、をこの事例はよく示しています。

【山中人間話目次】
・「加計学園」問題に対する赤旗の批判記事と現地の今治市議会で共産党議員が「補助金」支出に賛成していることの落差
・菅野氏の自宅前にたかって囲み取材してる記者クラブメディア、これみんな芸能レポーターでなく報道関係者ですよ。情けないっちゅーかゴミですね
・「(国の設定・予想する)土俵で争うことは、昨年の「承認取り消し」の二の舞いです。いま撤回しなければ、ほんとうに取り返しがつかないことになってしまいます-アリの一言 2017年03月16日
・沖縄在住で脚本家の宮城康博さんも翁長県政と翁長県政の「絶対礼賛者」に成り下がっているオール沖縄を指弾しています
・翁長沖縄県知事は早くも鬼原悟さん(「アリの一言」主宰者)の指摘する「(国の設定・予想する)土俵で争う」ことを表明
・金平茂紀さん(TBS「報道特集」キャスター)が「降板の危機‼︎」にあるという
・ハワイ州の連邦地方裁判所が中東とアフリカの6か国の人の入国を制限するトランプの新たな大統領令についても全米で執行停止を命じる仮処分決定
キョウ こいけゆりこ7

Blog「みずき」:小池百合子は極右の政治家であり、かつ、日本国憲法の平和条項(憲法9条)など歯牙にもかけないきわめて危険な核武装論者でしかないことを私はこれまでも何度も指摘してきました。にもかかわらず以下の結果です。日本社会のポピュリズム化はとどまるところを知らず逆に進化しているようです。『朝日新聞社による11、12日の世論調査では、小池百合子・東京都知事を中心とする地域政党「都民ファーストの会」が7月の都議選で多数の候補者をたてる方針であることを踏まえ、同党への期待度を尋ねた。「期待する」53%が「期待しない」27%を上回った。東京では「期待する」63%、「期待しない」22%だった。支持政党別では、自民支持層の54%、民進支持層の69%、無党派層の48%がそれぞれ「期待する」とし、いずれも「期待しない」を上回った。』

上記では日本の政党の最左翼とされている共産党支持層の小池支持率は明らかではありませんが、「いたばし区民タイムス」というローカル紙に載った板橋区選出の都議会議員の
新年あいさつでは「『小池与党』ぶりを一番アピールしているのは共産党都議でした」という事実があり、党中央の承認の下に同党都議団が小池与党化宣言している実態ですから、共産党支持層の小池支持率は民進党支持層と同等、あるいはもしかしたらそれ以上に高いかもしれません。戦前の国家総動員体制化を想起させるきわめて恐ろしい現在日本社会の総ポピュリズム化の様相です。もはや共産党は革新政党とも平和勢力ともいうことはできません。こうして見てくると希望が見出せるのは小池新党に「期待しない」層が27%もいることです。しかし、この27%の中に占める共産党支持層のパーセンテージもかなり低いのではないか。まさに現在の日本社会の「暗」を示す状況です。

【山中人間話目次】
・日本社会のポピュリズム化はとどまるところを知らず逆に進化している――小池新党に「期待」、東京では63% 朝日新聞社世論調査
・目取真俊さん。奥崎謙三の論からは辺野古埋立反対闘争の勝利の黎明は見えてきません。
・山城氏の長期勾留は、単なる日本の国内問題ではない。沖縄を軍事の島として維持したい日米両政府の沖縄に対する沈黙の強制だ――平安名純代の想い風
・太田昌国さんの「その示す証拠は状況証拠的な証拠ではなく、証拠そのものであることを論理で持って詰めよ」という論
・補助金の取り消しと5650万円の返還請求で終わらせてはならない。補助金不正受給を刑事問題化しなければならない
・金平茂紀さんの「破滅の予感」は残念ながら正夢の「予感」というべきでしょう
・ワシントン州、カリフォルニア州、ハワイ州の自治州の対トランプの動きにアメリカの光がある
・共謀罪「反対」が多数 1月調査を逆転 45%、賛成は33%
キョウ じんみんせんせん
マドリード市街を練り歩く人民戦線に終結したスペイン市民(1936年撮影)

Blog「みずき」(1):共産党はいまやポピュリスト集団の志位執行部の手によってまっしぐらに地獄の道(それは自滅の道でもある)に突き進んでいる。中央委員会という組織、ひとりひとりの中央委員、同党国会議員、地方議員、地方機関専従がどういう給料体系になっているか知らないが(差別の給料体系であることは知っている)党費(議員歳費も含まれる)という金で雇われ、党幹部に都合のよい党規約によって縛られている御用機関と自主性を奪われている傭兵にすぎず、良識派は蚊帳の外に置かれている。ここまでくれば同党の「条件つき戦争賛成」も時間の問題だろう。ここにはコミュニズムという思想で結ばれたかつての党の理想の姿は微塵もない。共産党はもはや反動政党と呼ぶほかない。

Blog「みずき」(2):小池晃と共産党(志位執行部体制)の堕落について。すでに私は共産党東京都議会の右傾化の果ての極右団体日本会議の国会議員懇談会副会長(2015年時点)であり、ネオリベラリストの小池百合子へのすり寄りについては「小池百合子の野望など絶対許してはならない。それなのに東京の共産党の重鎮が小池百合子にすり寄り、それに対する批判がろくすっぽ起きない「リベラル・左派」の崩壊を激しく憂う」などの
記事を書いています。このときは共産党中央執行部の承認なしに同党都議会議員団が勝手に小池支持を打ち出すことはできないだろうと思いながらも、この問題についての同党中央執行部の関わりがよく見えなかったので同執行部批判はあえて避けておきましたが、「kojitakenの日記」の昨日付け(11日)の記事によって小池晃同党書記局長が先の東京都千代田区長選での小池支持派の区長の当選を慶賀として評価していることを知りました。やはり共産党東京都議会の小池与党宣言は同党中央執行部の承認の下に行われたものと見てよいでしょう。「kojitakenの日記」の該当箇所は以下のようなものです。

「先般の千代田区長選虚では、小池百合子が推しただけで天下り・老害に加えて築地市場の豊洲移転にまで加担していた多選現職首長が圧勝し、跳ね上がった投票率の分がまるまるこのクソジジイの票に加算されたできごともあった。この選挙で民進党や共産党は「自民党が負けた」として選挙結果を喜ぶかのような愚かな反応を示した。中でも私が根に持っているのは共産党・小池晃のTwitterである。あんなTweetを発する程度の政治家だから、鴻池祥肇の仕掛けた罠にいとも簡単に引っかかったんだろうと思っている。日本共産党の幹部党員である小池晃をはじめとして、極右政治家・小池百合子の危険さを甘く見ている「リベラル・左派・左翼」は少なくないように見受けられる。」

また、kojitakenさんのいう「小池晃のTwitter」とは以下のツイートそのものかそれと同等の性質のものでしょう。『歴代の自公都政に対する、都民の深い怒りが示されました。都議選本番へ。石原、猪瀬、舛添都知事と正面から対決してきた17名の共産党都議団をもっと大きくしなければ!<千代田区長選>小池氏系現職が当選確実…都議選に影響(毎日新聞)』(
小池晃Twitter 2017年2月5日

共産党は日本会議を赤旗で極右団体として徹底的に批判しながら、その日本会議の国会議員懇談会副会長(2015年時点)の小池百合子を持ち上げるというまったく矛盾したことを平然と行う安倍政権も顔負けの政党に成り下がっています。共産党の堕落には目も当てられません。この共産党の堕落のさまを見れば同党の主張する「野党共闘」なるものもまったく信のおけないものであることはわかろうというものです。いまの段階で共産党を支持するという愚かな選択は避けるべきです。それが一時的に「革新」勢力が退潮することであっても「真の革新政権」を実現させるためにはやむをえないことといわなければならないでしょう。共産党幻想は棄てなければなりません。

【山中人間話目次】
・共産党はいまやポピュリスト集団の志位執行部の手によってまっしぐらに地獄の道(それは自滅の道でもある)に突き進んでいる
・小池晃と共産党(志位執行部体制)の堕落について
・小池新党と公明党が都議選で協力合意。そして、共産党都議会が小池与党化宣言。共産党中央がそれを後押し
・季節の移ろいの中に佇んでいるとすべてが茫洋として一昨日の過去も昨日の過去も遠い過去のできごとのようだ。昨日またかくてありけり、今日もまたかくてありなむ。そう思うのは愚かしいことだろうか、と自問する
キョウ おーるおきなわ5
呉屋守將オール沖縄共同代表

Blog「みずき」(1):この志位共産党委員長の2泊3日の沖縄訪問はなにを意味しているのか。共産党が発表した日程では、3日は4月16日告示のうるま市長選に立候補する山内スエコ氏の激励。4日は稲嶺進名護市長との会談。5日は翁長沖縄県知事との会談、同党沖縄県委員会県党会議に出席という日程だったようです。問題は、辺野古埋立承認撤回の是非を問う県民投票の実施や任期途中で辞任して出直し知事選に出馬する可能性を示唆している翁長知事と志位氏との会談でなにが話し合われたかということですが、同会談後の記者会見で志位氏は「翁長知事からは、『辺野古新基地を絶対に造らせない』という烈々たる決意が伝わってきた」などと述べています(NHK 3月5日)。ここからは(本日6日付けの赤旗紙面を見ても)翁長知事をやみくもに賞賛する共産党の見る目のない姿勢はうかがえても、同知事の県民投票実施や出直し知事選出馬の可能性発言などに対する同党の反対姿勢は見えません。そういうわけですから、もちろん、翁長知事の埋立承認撤回引き伸ばしに対する根底的批判もありません。おそらく志位・翁長会談では県民投票実施であろうと出直し知事選への出馬であろうと共産党の全面的な翁長知事支援が約束されたのでしょう。2泊3日の沖縄訪問はその翁長知事支援の根回しのための日程だった可能性が大きいのではないか。共産党には呉屋守將オール沖縄共同代表など沖縄県民の「承認撤回、早く決断を」という声はまったく聞こえていないようです。共産党はいまや沖縄においても「反動」として立ち現れていると言わざるをえません。厳しい共産党批判が必要でしょう。(東本高志FB 2017年3月6日

Blog「みずき」(2):
下記の文章の中の浅井基文さんの堤未果評価は公正なものであろうと私は思います。堤未果の論の評価するべきところをきちんと評価した上での批判です。しかし、私は、浅井さんの堤未果評価は甘いと思います。浅井さんが指摘する「一面的にすぎる」堤未果の論の立て方は彼女自身がポピュリストであることからくるものであることを浅井さんは見落としています。ポピュリストがポピュリストを公正に批判することはできません。浅井さんがトランプには「世界的な公正な経済秩序という問題意識自体が欠落」していると言うのであれば、堤未果もまた「世界的な公正な経済秩序という問題意識自体が欠落」していることを指摘しなければならないでしょう。堤未果のトランプ評価はそうした彼女の欠落した問題意識から派生していることは明らかといわなければならないからです。堤未果がある種のリベラル層に過大評価されているという現実があり、それが日本の市民運動の一層のポピュリズム化をうながす一端になっているという実態があるからこその私の堤未果批判です。(東本高志FB 2017年3月6日

【山中人間話目次】
・志位共産党委員長と翁長沖縄県知事会談の意味――2人は「承認撤回、早く決断を」という沖縄県民の声をどう聴くのか
・呉屋守將オール沖縄共同代表が「承認撤回、早く決断を」――翁長知事へ進言
・浅井基文さんの堤未果評価
・言葉が凝縮するとき。それは思想が凝縮するときということでもあろう。私は饒舌を好まない。そして、饒舌の徒を好まない。それが私の政治批判だ
・「アベさまのNHK」(安倍広報センター)化はますます酷く、低劣になる

キョウ かとうしゅういち

Blog「みずき」:弁護士の澤藤統一郎さんは一昨日の石原慎太郎の弁明会見を見て、日本特有の「天皇制」という無責任体制(丸山眞男)の体系に思いを馳せざるをえなかったようです。

『天皇は、大日本帝国の唯一最高の統治権者であり、大日本帝国軍隊の唯一最高の統帥権者であった。そればかりでなく、天皇は日本国創造の神の万世一系の子孫であると称する神的権威であった。この最高の権力・神的権威である天皇陛下の命令・統帥なしには、日本国とその軍隊は対外戦争はできなかった。そして日本国民は、天皇に無条件絶対の忠誠をささげるよう、教育され、あるいは強制されて、あの戦争にしたがった。こういう地位にある天皇裕仁に、戦争責任がないなどとは、ふつうの人間世界に通用するはずのない論理である。しかし、それが日本では通用している。「天皇は立憲君主として、政府や大本営など、輔弼(天皇をたすける)機関が適法に決定して天皇の裁可を請うたことを、裁可しなければならなかった。したがって責任はすべて輔弼者にある」というのが、天皇裕仁自身の論理であり、また天皇に戦争責任なしとするすべての人の論理である。』(井上清『天皇の戦争責任』)

こうして澤藤さんは井上清の論を援用した上で一昨日3日の石原慎太郎の弁明会見を批判します。

「昨日(3月3日)の石原慎太郎弁明会見における石原の「責任」の語り口の軽さもここに原因していると言ってよい。石原の無責任ぶりは、天皇(裕仁)の亜流であり、その自己免責の理屈は、井上のいう「天皇裕仁自身の論理」の借り物である。(略)石原は「最高責任者として裁可したことに関しては責任があるが、私一人というよりも行政全体の責任だ」「総意として上がってきたものを認可した。議会も是とした。責任はみんなにある」とした。その文脈で、「つかさつかさで」という言葉を5度使い、あとは「知らない」「聞いていない」「分からない」と9度繰り返したそうだ。これは、まさしく「一億総懺悔」ではないか。」

そして、澤藤さんは結論として次のように言います。

「いまさらにして思う。このような人物を知事にして持ち上げてきた都民の責任を。石原とは較べものにならない、超弩級の天皇の責任回避に目をつぶってきた国民の責任を。石原にだけ、「責任逃れ、恥さらしではないか」と言うことに、「何か、割り切れない」ものが残るのだ。」

かつて加藤周一はこの日本型「無責任体制」を「大勢順応主義」(日本的コンフォーミズム)という日本人の精神構造の側面から明らかにしたことがあります。

『時間における「今」の強調は、時間の全体に対しての部分の自律性(自己完結性)の強調と考えることもできる。したがって空間における「ここ」の重視、さらにはここ=限られた空間を構造化するのに全体の型よりも部分の質に関心を集中する態度と呼応するだろう。「全体から部分へ」ではなく、「部分から全体へ」という思考過程の方向性は、「今=ここ」の文化の基本的な特徴である。』(『日本文学史序説』)

かつての丸山や加藤が行った同様の問題提起をいま澤藤統一郎さんが継承してしていることになるのだと私は思います。

・石原の無責任と、天皇の戦争責任免責論 - 澤藤統一郎の憲法日記 2017年3月4日

【山中人間話目次】
・kojitakenさんの現況感想は共産党議員の国会質問を肥大化して評価するメディアと「革新」なる世間の論調とは一線を画しています
・徳岡宏一朗弁護士の「第2の森友学園事件」という非常によくまとまった読みやすい記事と写真
・清水潔さん(日本テレビ報道局記者・解説委員)も「森友学園」問題に関するNHK報道批判
・毎日新聞の「時の在りか 1強栄えて吏道廃れる=伊藤智永」と言う記事は「1強栄えて報道廃れる」と言うべき記事ではないか
・辺見庸の「つれあい」発言はどうやら辺見の可愛がっている愛犬のことだったようです
・森田千里さんという「インドヒマラヤの花」をこよなく愛する人
キョウ ろーそくしゅうかい 
何のゼスチャーもなく、毅然とローソクを掲げて続々広場に集結した
韓国の大学生、市民の大統領弾劾行動に私は魅かれる。
「主なし」の1人1人が理性の心棒を
持って集結する行動こそ本物の市民運動ではないか?

Blog「みずき」:以下の醍醐聰さん(東大名誉教授)の「少し投げやりな本音」の指摘に私は深く同意します。投げやりどころか本質的な指摘というべきものです。「一部では森友学園問題で3万人集会を、といった呼びかけが始まっているようだ。それ自体、自然な成り行きだ。ただ、私は常連の市民団体がおぜん立てをし、「いつものメンバー」が集まって意気投合して終わる集会には期待しない。それでは国会での幕引きを許さない、裾野が広がった運動になりそうにないからだ。そうではなく、三々五々、あちこちから、声をかけあい、知らせ合って、1万人、3万人、10万人と膨らんでいく・・・そんな先の見えない運動こそ、政治家を震撼させるのではないか?ラップ調のテンポのよいコールに合わせた唱和もよい。しかし、何のゼスチャーもなく、毅然とローソクを掲げて続々広場に集結した韓国の大学生、市民の大統領弾劾行動に私は魅かれる。氷点下のソウルで夜を徹して「少女像」を守ろうと座り込んだ大学生の姿に心を打たれる。「主なし」の1人1人が理性の心棒を持って集結する行動こそ、同調圧力に屈しない本物の市民運動ではないか? 今の日本の政治状況、市民運動の状況を見ていると、韓国の市民運動がまぶしい。」

【山中人間話目次】
・醍醐聰さん(東大名誉教授)の「少し投げやりな本音」の指摘は投げやりどころか本質的な指摘
・日弁連臨時総会における森川文人弁護士の「裁判所の処置請求の日弁連の受け入れ」に関する論理まっとうな反対討論
・内野光子さん(歌人、短歌評論家)のシンポジウム「時代の危機に立ち上がる沖縄の短歌」に参加しての「現実は待ったなしで、進んでしまうのではないか」という疑問
・「外電での安倍と森友学園疑獄事件の報道は日本のTVでは知らされていませんのでUPします――全国各地にこうした情報を拡散できる資質を持つブロガーが少なくなくいることに私は救われる思いがします
・toriiyoshikiさん(元NHK・ETVディレクター、ハーフリタイア)のNHKの「森友学園問題」報道批判。「NHKの政治部は昔から一貫して酷かったのだ」という指摘
・仲宗根勇さん(沖縄在住、元裁判官)に教えていただいた沢知恵さんの「われ問う」という歌

キョウ ぶるどーざ
ブルドーザーデモへの批判

Blog「みずき」:モーリー・ロバートソン‏(DJ、ジャーナリスト)曰く。「極端な左のポピュリズムが吹き荒れた五年間で「地盤」が緩み、今、日本の「オルト・ライト」が急成長の兆し。左の嵐のきっかけになったのは大震災と原発事故。右の嵐をトリガーしているのはトランプ」(モーリー・ロバートソンTwitter 2017年2月28日)。モーリー・ロバートソンはこの5年間のいわゆる反原発運動、その至上主義を「極端な左のポピュリズム」と見ている。そして、その結果として日本でも「オルト・ライト」が急成長した、と言っている。私も反原発運動至上主義を「ポピュリズム」と見る点ではロバートソンと見方は同じだ。しかし、私は、その「ポピュリズム」の中身は「極端な左」というものではなく、一見「左」のように見えるがその実は軽薄なライトの思想でしかなかったと思う。いまの「オルト・ライト」の嵐の予兆はすでにこのときあった。ただ、いわゆる日本の「左」はそのことに気づいていなかったし、いまも気づいていない。おのれ自身が「右」化していたからだ。日本共産党のことを研究していて、私は、そのことに最近気がついた。ここに反原発運動の、そして、いまの「オルト・ライト」状況をつくりだした左翼運動の禍根といってよい失敗がある。

【山中人間話目次】
・この5年間のいわゆる反原発運動、その至上主義を「極端な左のポピュリズム」と見るモーリー・ロバートソンの視点
・菅野完のツイートに見るわが国「民主勢力」なるもののポピュリズム体質について
・現段階における翁長県政にとって頂門の一針となる乗松聡子さんの喫緊の提言
・朴槿恵大統領を収賄の容疑者として立件へ 韓国特別検察
・アメリカ軍と韓国軍は合同軍事演習さえしなければ「警戒と監視を強め」る必要もないという道理について
・私はトランプの施政方針演説よりも野党・民主党の「反トランプ」の動きに注目する
・森川文人弁護士の法律事務所の新ホームページの弁護士闘争宣言

キョウ しいいいんちょう3

Blog「みずき」:森友学園疑惑(アベノゲート)事件を赤旗に大きく載せること自体もちろん悪いことではありません。しかし、共産党は、人さまの政党のことをあれこれ言う前に自身の政党の問題としてやるべきこと(剔抉しなければならないこと)があるのではないか? その剔抉しなければならないことのひとつは相沢侃さんの指摘する以下のような問題(「山中人間話」参照)です。共産党がこの憲法9条改憲論者の小林節という人物をいかに持ち上げてきたかは全国のあちらこちらの革新懇(共産党支持組織)、9条の会などの組織に小林節を頻繁に講師として招いてきたことからも明らかです。「9条を守ろう」という組織に9条改憲論者を講師に招くとはどういう了見なのでしょうね。共産党という「左翼」政党のとめどのない堕落(右傾化)のさまには呆れ果てるばかりです。

【山中人間話目次】
・「9条を守ろう」という組織に9条改憲論者を講師に招くとは共産党はどういう了見なのでしょうね?
・共産党は人さまの政党のことをあれこれ言う前に自身の政党の問題としてやるべきこと(剔抉しなければならないこと)があるのではないか
・平安名純代さん(沖縄タイムス米特約記者)の山城博治さんの日本最高裁の保釈要求棄却を伝える米デモクラシー・ナウ!の紹介記事
・水島朝穂さん(早大教授・憲法学)の「『トランプゲート事件』と安倍政権――終わりの始まり?」
・安倍的危機はいまや安倍ひとりにとどまらない――桜井誠元在特会会長がアパホテルで極右政治団体日本第一党を結成
・ここでもトランプは居場所のない大統領になっています――アカデミー賞 米大統領政策批判相次ぎ 異例の授賞式
・ヨーロッパでも安倍=トランプ的危機が蔓延しつつある―― 仏ルペン氏、トランプ氏ばりのメディア批判 「対立候補に肩入れ」
・高橋和巳『悲の器』と最高裁判事の問題ーー君が代裁判4次訴訟結審近し
キョウ てんのう12 

Blog「みずき」:「重大なのは、憲法原則に反するこうした異常な事態に対し、異を唱え、抗議して大島氏らのヒアリングを拒否する政党・会派が1つもないということです。それどころか、すべての政党・会派が、安倍氏が敷いたレールの上で「立法府の総意」づくりに協力しようとしているのです。国会の翼賛化はすでに深刻な事態に至っていると言わねばなりません」(アリの一言 2017年2月21日)。

この事態を「深刻」に捉えきれないのがいまのいわゆる「リベラル・左派」勢力です。なんの「リベラル」であり、なんの「左派」か。まったく情けない限りです。


【山中人間話目次】
・「天皇退位」――「立法府の総意」という名の翼賛国会化 -鬼原悟「アリの一言」
・醍醐聰さん(東大名誉教授)の沖縄愛楽園(ハンセン病隔離収容所)という名の「絶望の島」を訪ねて
・「ドゥテルテ氏から金もらった」というダバオ暗殺団元団員の証言は信用できない
・森友学園の国有地取得の収支と同学園への不明瞭な国給付 -渡辺輝人
・日本のヘイトスピーチ対策、実効性疑問 アムネスティ報告書
・クロード・ランズマン監督作品『SHOAH』の北島教行さん(イチエフ収束作業員)の批判
キョウ あべてるえ4

Blog「みずき」:民進党の細野豪志の発言。「安倍総理が児童養護施設の教育に熱心なのは、昭恵夫人の影響があると思う。彼らへの給付型奨学金の創設は画期的だ。よく決断してくれたと思う(続く)」(2月18日付Twitter)。その発言に対するmoriokahigumaさんの感想。「安倍夫妻によるヘイトを奨励する学校への優遇が問題視されている時に、あなたは何を言っているのだろう。政治家としてのセンスのなさをさらすのは止めた方がよいと思うが・・・」(2月19日付Twitter)。また、toriiyoshikiさんの感想。「悲しくなるほどの政治音痴。この人の賞味期限もあっという間に切れてしまったなあ。民主党政権の環境相時代、福島を熱心に支援していた、政権にもルートを持つある科学者が「彼(細野氏)は口だけで中身がないから」とおっしゃっていたが、見る人は見てたんだねえ…」。

おふたりの「感想」に同意する。それにしても安倍(自民党)といい、細野(民進党)といい、こういうやからがこの国の国会議員であるという。安倍にいたっては首相だ。志位(共産党)はその民進党に「野党共闘」なるものをもちかけて得意然としている。そのどこにこの国の「未来」があるというのか。「見る人は見て」いるのだから、しっかりしてくれよ、おい。(東本高志FB 2017年2月21日)


【山中人間話目次】
・いまこの時期に安倍首相の児童養護施設教育構想を「画期的だ」として賞賛する民進党の細野豪志の政治音痴の発言といわゆる「野党共闘」
・この伊藤三郎さん(元朝日新聞ロンドン特派員、編集委員)の「リベラル21」紙の記事はなんとも腰の据わっていない記事です。
・トランプ政治の特別な危険性(1)――アメリカと北朝鮮の「核戦争の危機」を暗示する浅井基文さんの指摘とトランプの精神に危惧を抱く米精神科医連名の指摘
・トランプ政治の特別な危険性(2)――起きてもいないテロがスウェーデンで起きたかのようにフェイクニュースを流す
・カナダ・オンタリオ州で南京大虐殺を記憶する日を設ける動きに対する日系人団体の反対を批判する日系人の声明に賛同の声が高まっています
・どちらかといえば保守と自認する人の「元々日本のリベラル思考の人はかなり少ない」という指摘
・「原発メーカー訴訟の会」前事務局長の崔勝久(チェスング)さんの島昭宏弁護士(原発メーカー訴訟共同弁護団長)と河合弘之弁護士(同左)批判
・琉球/沖縄が「植民地」化されたという歴史的事実の証明――京大に琉球人骨26体
キョウ にほんしね2

Blog「みずき」:人権派の弁護士として高名な澤藤統一郎さんが今日づけの同弁護士のブログに「『保育園落ちた日本死ね!!!』の表現を擁護する」という文章を書いています。(略)しかし、私は、澤藤統一郎さんの「保育園落ちた日本死ね!!!」ブログ擁護論に反対です。反対の理由としてこれまで私の書いた文章の中から3つの文章をあげておきます。それ以上のことはここでは述べません。URLだけを示した記事を含めて全文をじっくり読んでいただければ私が澤藤統一郎弁護士の論に反対する理由がおわかりいただけるものと思います。ひとつ目は当時の朝日新聞の「声」欄に掲載された67歳の主婦の声です。その方は次のように書いています。この問題の危険性の本質を突いたこれ以上の簡明な言葉はないのではないか。(略)ふたつ目は作家の星野智幸さんのいわゆる「罵り言葉」が社会に蔓延するようになったことについての次のような指摘です。「罵り言葉」の蔓延は容易にポピュリズムと結びつくという好例の適示。(略)3つ目は最近わかった「「保育園落ちた日本死ね!!!」ブログ主宰者の正体を加味した私のFB記事から。「保育園落ちた日本死ね!!!」の表現は「弱者の悲鳴である」という澤藤統一郎さんの評価は事実として誤りであることの証明になるでしょう。(以下、略)

全文は以下のFB記事参照。

【山中人間話目次】
・澤藤統一郎弁護士の「『保育園落ちた日本死ね!!!』の表現を擁護する」という論に反対する
・平和に生きる権利をすべての人に認める「平和への権利宣言」が国連総会で採択。しかし、日本は反対
・森友学園(「安倍晋三記念小学校」)問題に関するtoriiyoshikiさん(NHK・ETVディレクター、ハーフリタイア)の簡明で本質的な論
・安倍政権の支持率66%。吉本隆明のいう「大衆の原像」はもはや存在しない。翻って日本社会という重篤の病者の病状は狂気の段階にまで到っている、と思わざるをえない
・内藤正典さん(同志社大学教授。トルコ・中東政治)の観点から見る「共謀罪」論
・山口厚最高裁判事の就任について現役裁判官がコメント:「今回の人事は明らかに官邸の意向だ。弁護士出身の最高裁判事が政府をいら立たせる意見を書くから,官邸が最高裁に圧力を加えたのだろう。」
キョウ まつざきいたる

注:本記事についた神原卓志さんのコメントによると松崎いたるさんのタイムラインには今回の記事にしたコメントを含めて私のコメントはすべて残っているということです。したがって、今回の記事の標題を「松崎いたるさん(元共産党板橋区議会議員、現無所属)の私的な恣意的言論封殺としての彼のFB上での私のコメントの削除と閲覧禁止という言論人としてあるまじき不当な措置を批判する」から「松崎いたるさん(元共産党板橋区議会議員、現無所属)の私的な恣意的言論封殺としてのFB閲覧禁止という私への不当な措置を批判する」に訂正します。が、記事本文は本論の全体の意を損なわないために訂正せずにそのまま残します。

Blog「みずき」:私は先ほど松崎いたるさんのFBの記事に以下のようなコメントを発信しました。

『松崎さん。いま気がつきましたが、あなたは「自分で調べる労もとらず、相手に粘着して非難することしかしない東本高志さんご自身にお返ししましょう」などとまったく見当違いなことを言っている古是三春さんの返信に「いいね」をされていますね。これは古是さんのこの返信内容に賛成するということですね。私は同意できませんのでいくつかのことを書いておきます。

第1。この応答の発端は「 稲嶺市長が『(基地対策交付金の)収入が減る』という理由で国が提案した米軍用地の返還を拒否した」とする古是さんのこの問題に関する第一信にあります。私はその情報の信憑性の如何について古是さんに尋ねましたが、古是さんはその問いに明確に答えないまま結論は「今は別問題に取り組んでますので、お調べ下さい」というものでした。しかし、第一信で「米軍用地の返還を拒否した」という具体的な事例を出して稲嶺市長を批判しておきながら、その根拠を尋ねるとあなたの方で「お調べ下さい」というのは責任の在り処の本末を転倒した論法というほかありません。私は次のように応答しました。「あなたが「稲嶺市長が『「(基地対策交付金の)収入が減る』という理由で国が提案した米軍用地の返還を拒否した」と発言しているのです。調べてその信憑性について報告するのはあなたの義務と言うべきものではありませんか」、と。その私の応答についても古是さんは「前述した通りです」と木で鼻をくくったような応答を返すだけで、私の古是氏発の情報の信憑性の如何の問いについてはなにも答えません。自分の発信した他者批判の根拠を問われてその根拠を明確に示さない古是さんの対応は正しいものといえるでしょうか? 仮にその対応が正しいのだとすれば、今後、人は、明確な根拠がなくとも自分の主観だけで他者批判をしても構わないということになってしまいます。しかし、根拠のない他者批判など許されるはずがありません。それが民主主義社会のルールというものではありませんか? そういうわけで何度問うても明確な根拠を示さないのはもともと根拠なるものははじめからないから答えることができないのだろうと思うほかありません。だから、私は、「そうですか。私はあなたは根拠もなくひとを誹謗している、とみなします」と応答を返しました。私としては当然の応答だと思いますが、松崎さんが古是さんの応答に「いいね」をしているところを見ると、松崎さんはそうは考えないということですね。そうした松崎さんの所為はいわれのない誹謗、中傷を弾劾しようとするこのFBの趣旨にも反するということになりませんか?

第2。古是さんは上記の応答以後に「農と島のありんくりん」ブログの記事と「狼魔人日記」ブログの記事を挙げてそれを根拠としているようですが、両ブログ記事とも「稲嶺市長が『(基地対策交付金の)収入が減る』という理由で国が提案した米軍用地の返還を拒否した」としているのは同ブログ主宰者の主観的な稲嶺市長評価であって、稲嶺市長自身の発言ではありません。それを古是さんは第一信で稲嶺市長自身の発言であるかのように言って稲嶺市長批判をしています。古是さんの主張は根拠がないだけでなく、根拠でないものを根拠のように言って、すなわち、デマによって人(ここでは稲嶺市長)を誹謗、中傷し、貶めています。許されざる行為というほかありません。』

するとすぐに松崎さんと私との「FB友達」の関係が松崎さんによって解除されて(もともと松崎さんの方から「友達リクエスト」があったものです)私は松崎さんのFBも閲覧することができなくなりました。したがって、上記の私のコメントも削除されている可能性が高いと思います。上記のコメントに到るまでの私と古是三春さんとのやりとりは私の方からは復元することはできませんのでここでご紹介はできませんが、上記の私のコメントから全体の意を察していただければと思います。

「FB友達」関係自体は双方向的なものですから片方の側が「FB友達」の関係を解消したいのであればそれはそれでよいのですが、今回の松崎いたるさんFBの私の閲覧禁止措置はきわめて不当なものであると私は認識します。その私の認識については上記の私のコメントからお察しください。

松崎いたるさんはナノ銀除染のニセ科学性を追及したために共産党から除籍処分を受けた人です。そのいわれのない誹謗、中傷によって同党を除籍されるという不遇をかこった人が仮に彼と意見の違いがあるとしてもその意見の違いによって私の意見を封殺する挙に出るとは私には意外でしたし、松崎さんのためにも残念なことだと私は思います。今回の松崎いたるさんに対する共産党の除籍処分は明らかに同党側に非がありますが、松崎さんは同党から除籍されるまでのこれまでの何十年間かの間に(私は彼の党歴を知りませんのでもっと短いのかもしれませんが)私の見るところ70年代後半からはじまる同党の右傾化政策にどっぷりと洗脳されてきたそういう意味での批判精神の欠如した共産党議員でもあったようです。それが今回の私への不当な措置につながっているのだろうというのが私のいまの松崎いたるさん評価であり、今回の彼の不当な措置の見方でもあります。

【山中人間話目次】
・松崎いたるさん(元板橋区議会議員、現無所属)の私的な恣意的言論封殺としての彼のFB上での私のコメントの削除と閲覧禁止という言論人としてあるまじき不当な措置を批判する
・森川文人弁護士の「新世界への号砲として・・・資産の格差 トップ8人分=下層36億人分の捉え方」という論に対する私の若干のコメント
・徳岡宏一朗弁護士の「小池百合子都知事は、今話題の幸福の科学の支持を得て衆議院選挙に出馬したことがある。核武装論で一致」という記事に対する私の若干の違和
キョウ じょんぴるじゃ

Blog「みずき」:ジョン・ピルジャー(英国でジャーナリストに贈られる最高の栄誉である「ジャーナリスト・オブ・ザ・イヤー」を2度受賞)のこの怒りはなにに由来するのか? 「問題はトランプではない。我々自身だ」という記事によれば、ジョン・ピルジャーは、トランプ大統領が就任する日に大勢の米国の作家たちが「義憤を表明する」と語っていることに対して、そのような「抵抗する作家たち」の運動や言辞は戯言でしかないと言い切っています。ここでピルジャーが指弾しているのは、オバマ政権時代の政治のありようです。そして、「オバマ時代の偽りの感動や暴力、彼の欺瞞に共謀した人々の沈黙」についてです。そのような戯言の人々の欺瞞の「抵抗」が真のトランプ批判になりえるはずがない、とピルジャーは「抵抗する作家たちの運動」を指弾しているのです。翻って、私は思います。このジョン・ピルジャーの怒りは、安保法制反対を声高に叫んできた安全保障関連法に反対する学者の会やシールズ運動の支持者たちの戯言への私たちの怒りに相通じるというべきではないか、と。いま、あのとき安保法制反対を声高に叫んできた人々の多くは、極右政治家で核武装論者(『Voice』発言、2003年)の小池百合子の「偽りの感動や暴力、彼女の欺瞞」に対する共謀者として立ち現れています。そのような怒りとしてです。そのような内外の「リベラル・左派」に対する批判の書として私はジョン・ピルジャーの記事を読みました。

【山中人間話目次】
・ジョン・ピルジャー(「ジャーナリスト・オブ・ザ・イヤー」を2度受賞)の「問題はトランプではない。我々自身だ」という記事の読み方
・菅野完(ノイホイ@noiehoie)は塚本幼稚園副園長のヘイトスピーチを批判する資格があるのか?
・沖縄の辺野古反対運動妨害デマと福島の放射能デマの相似性について
・米国連大使の「米国は二国家共存を"完全"に支持する」発言とトランプの「『1国家』案を受け入れる用意」発言の懸隔
・権力とは畢竟おのれとおのれの家系の富の蓄財への欲望でしかない
キョウ うちだ うえの 
Blog「みずき」:上野千鶴子の「平等に貧しくなろう」発言と「移民」発言が怒濤のような批判にさらされています。上野千鶴子や内田樹をコア・メンバーとする安保法制反対運動、安全保障関連法に反対する学者の会運動、のりこえねっと運動。また、上野千鶴子や内田樹をコアのシンパサイザーとするシールズ運動とはなんだったのか? あるいはなんであるのか? いま、改めて、問い直されなければならないでしょう。上野千鶴子、内田樹批判は、安保法制反対運動批判、学者の会運動批判、のりこえねっと運動批判、また、シールズ運動批判でもある、と見るべきでしょう。「上野千鶴子も内田樹も、たぶん「自分たちは良心的なリベラルだ」と思ってるんだろうけど、経済という角度から見たら「とんでもないタカ派であり右派」。こういう人たちが新聞や言論界で目立つから、護憲派も減っているのでは?いわば憲法を「褒め殺し」しているように見えてしまう。」(斉藤久典Twitter 2017年2月11日)

【山中人間話目次】
・上野千鶴子の「平等に貧しくなろう」発言と「移民」発言の問題点を考える
・民主主義というものに対するヨーロッパ人と日本人の感性の彼我の差
・時事解説「ディストピア」さんの今回の北朝鮮の弾道ミサイル発射に関する見方と北朝鮮を敵対視する日米の演出を期せずしてカメラに収めているNHKの報道
・小倉利丸さん(富山大学名誉教授。ピープルズ・プラン研究所共同代表)的視点からの「共謀罪」論
キョウ しまぞの
島薗進さん

Blog「みずき」:大田英昭さんの島薗進氏批判記事に関連して鄭玹汀さんのFBにコメントした私の意見をここにも掲げておきます。

立憲主義との関わりで天皇の生前退位論の危険性を指摘しているのは新聞では私の知る限り毎日新聞の2016年8月27日付けの「北田暁大×原武史対談」における北田暁大東大教授発言くらいのものですね。そこで北田さんは次のように言っています。北田「天皇の『お言葉』で皇室典範改正につながるかもしれません。実質的に天皇が法を動かすということは日本国憲法の規定に反する明確な政治的行為でしょう。しかし右も左もマスコミも、心情をくみ取らないわけにはいかないという論調。立憲主義の根幹にかかわることなので、もっと慎重に議論が進むと思っていたのですが……。」 北田「政治・立法過程を吹っ飛ばして国民との一体性を表明する。今、天皇が憲法の規定する国事行為を超えた行動ができることについて、世の中が何も言わないというのは、象徴天皇制の完成を見た思いがします。」

朝日新聞にも原武史放送大学教授の「(ひもとく)天皇の生前退位 在位28年で築き上げた「国体」」(2016年9月18日付)という記事と同日付けの「長谷部恭男×杉田敦対談」の記事がありますが、原氏は同記事で玉音放送で流された「終戦の詔書」と「天皇のお言葉」との類似性を言い、長谷部氏は「日本国憲法を出発点とする真っ当なもの」と言い、杉田氏は「天皇のお気持ちと法整備の間には何らかの距離感が必要」と言うだけで、立憲主義と天皇の生前退位論の関わりについてはなんら触れていません。その朝日に大田英昭さんの立憲主義と天皇論とに関わる問題提起をどれほど理解する論説担当記者がいるでしょう? また、いま朝日の論壇時評を担当しているのは小熊英二で、その前は高橋源一郎でした。ふたりともSEALDs派の論客、すなわち、大田さんが批判している島薗進氏とほぼ同様のスタンスをとっている天皇論者です。そういう点からも大田さんの論が「声」欄に掲載されるかどうかについては私は甚だ疑問です。そもそも右傾化した朝日新聞には投稿しないというスタンスもありえますので、太田さんはどう考えられるのかという問題もあります。


【山中人間話目次】
・大田英昭さんの「むしろ考えるべきは、『「立憲主義』なる言葉の虚ろな内実なのではなかろうか」という島薗進氏批判
・ZEDさん(「Super Games Work Shop Entertainment」主宰者)の高橋源一郎批判にいたく共感する
・これまでの労働運動の常識では考えられないことがこの日本では起きている
・米国は憲政の危機に? 大統領vs司法
・米連邦控訴裁判所、トランプの大統領令は憲法違反の疑いがあることを指摘の重要性
キョウ まつおただす

Blog「みずき」:この盛田常夫さんの指摘は現在の戦前の社会大衆党化した日本共産党に所属する経済学者に多く当てはまるでしょう。その典型的なアベノミクス礼賛論者のひとりが松尾匡といういま立命館大学の経済学部教授をしているらしい人です。その松尾匡を小気味よく批判している論として時事解説「ディストピア」さんの「LITERAさん、松尾匡はアベノミクスを絶賛していましたよ?」という論をご紹介しておきます。この松尾匡の経済学ともいえないポピュリズムの論を好意的に紹介している「LITERA」というインターネット紙、そして、その「LITERA」をリベラルな雑誌のようにもてはやす「リベラル」なる人たちも同罪というべきです。なんとも情けない現象です。

また、盛田常夫さんが言及しているこの白井聡という最近「リベラル」なる人たちに人気のあるらしい政治学者も相当にきわものつきの人です。その本質は皇国主義者の内田樹と共著を出しているところからしてあやしむに足りる政治学者です。この白井聡のお仲間には実質的な改憲論でしかない「新9条論」を唱えている人たちが多いことでもそのことは知られます。この人は
言葉だけのラディカリストとでもいうべき人です。ゆめゆめ騙されてはならないでしょう。

【山中人間話目次】
・盛田常夫さん(在ブダペスト、経済学者)の「アベノミクスと属国民族主義」論。加えて私の松尾匡(経済学者)、白井聡(政治学者)批判。
・リベラルとラディカルをめぐる森川文人弁護士との本日付けの問答
・安倍首相のトランプ詣でを「近代日本の『地金』の露出」と見る大田英昭さん(日本近代思想史研究者)の安倍訪米批判
・翁長知事は「『視野に入れている』という耳にタコの逃げ口上で、この期に及んでもあくまでも『撤回』に背を向けています」という鬼原悟さんの指摘
・仲宗根勇さん(沖縄在住、元裁判官)の渾身の訴えとしての「辺野古阻止 承認撤回決断を」という沖縄タイムス「論壇」記事