キョウ てんのう12 

Blog「みずき」:「重大なのは、憲法原則に反するこうした異常な事態に対し、異を唱え、抗議して大島氏らのヒアリングを拒否する政党・会派が1つもないということです。それどころか、すべての政党・会派が、安倍氏が敷いたレールの上で「立法府の総意」づくりに協力しようとしているのです。国会の翼賛化はすでに深刻な事態に至っていると言わねばなりません」(アリの一言 2017年2月21日)。

この事態を「深刻」に捉えきれないのがいまのいわゆる「リベラル・左派」勢力です。なんの「リベラル」であり、なんの「左派」か。まったく情けない限りです。


【山中人間話目次】
・「天皇退位」――「立法府の総意」という名の翼賛国会化 -鬼原悟「アリの一言」
・醍醐聰さん(東大名誉教授)の沖縄愛楽園(ハンセン病隔離収容所)という名の「絶望の島」を訪ねて
・「ドゥテルテ氏から金もらった」というダバオ暗殺団元団員の証言は信用できない
・森友学園の国有地取得の収支と同学園への不明瞭な国給付 -渡辺輝人
・日本のヘイトスピーチ対策、実効性疑問 アムネスティ報告書
・クロード・ランズマン監督作品『SHOAH』の北島教行さん(イチエフ収束作業員)の批判
キョウ あべてるえ4

Blog「みずき」:民進党の細野豪志の発言。「安倍総理が児童養護施設の教育に熱心なのは、昭恵夫人の影響があると思う。彼らへの給付型奨学金の創設は画期的だ。よく決断してくれたと思う(続く)」(2月18日付Twitter)。その発言に対するmoriokahigumaさんの感想。「安倍夫妻によるヘイトを奨励する学校への優遇が問題視されている時に、あなたは何を言っているのだろう。政治家としてのセンスのなさをさらすのは止めた方がよいと思うが・・・」(2月19日付Twitter)。また、toriiyoshikiさんの感想。「悲しくなるほどの政治音痴。この人の賞味期限もあっという間に切れてしまったなあ。民主党政権の環境相時代、福島を熱心に支援していた、政権にもルートを持つある科学者が「彼(細野氏)は口だけで中身がないから」とおっしゃっていたが、見る人は見てたんだねえ…」。

おふたりの「感想」に同意する。それにしても安倍(自民党)といい、細野(民進党)といい、こういうやからがこの国の国会議員であるという。安倍にいたっては首相だ。志位(共産党)はその民進党に「野党共闘」なるものをもちかけて得意然としている。そのどこにこの国の「未来」があるというのか。「見る人は見て」いるのだから、しっかりしてくれよ、おい。(東本高志FB 2017年2月21日)


【山中人間話目次】
・いまこの時期に安倍首相の児童養護施設教育構想を「画期的だ」として賞賛する民進党の細野豪志の政治音痴の発言といわゆる「野党共闘」
・この伊藤三郎さん(元朝日新聞ロンドン特派員、編集委員)の「リベラル21」紙の記事はなんとも腰の据わっていない記事です。
・トランプ政治の特別な危険性(1)――アメリカと北朝鮮の「核戦争の危機」を暗示する浅井基文さんの指摘とトランプの精神に危惧を抱く米精神科医連名の指摘
・トランプ政治の特別な危険性(2)――起きてもいないテロがスウェーデンで起きたかのようにフェイクニュースを流す
・カナダ・オンタリオ州で南京大虐殺を記憶する日を設ける動きに対する日系人団体の反対を批判する日系人の声明に賛同の声が高まっています
・どちらかといえば保守と自認する人の「元々日本のリベラル思考の人はかなり少ない」という指摘
・「原発メーカー訴訟の会」前事務局長の崔勝久(チェスング)さんの島昭宏弁護士(原発メーカー訴訟共同弁護団長)と河合弘之弁護士(同左)批判
・琉球/沖縄が「植民地」化されたという歴史的事実の証明――京大に琉球人骨26体
キョウ にほんしね2

Blog「みずき」:人権派の弁護士として高名な澤藤統一郎さんが今日づけの同弁護士のブログに「『保育園落ちた日本死ね!!!』の表現を擁護する」という文章を書いています。(略)しかし、私は、澤藤統一郎さんの「保育園落ちた日本死ね!!!」ブログ擁護論に反対です。反対の理由としてこれまで私の書いた文章の中から3つの文章をあげておきます。それ以上のことはここでは述べません。URLだけを示した記事を含めて全文をじっくり読んでいただければ私が澤藤統一郎弁護士の論に反対する理由がおわかりいただけるものと思います。ひとつ目は当時の朝日新聞の「声」欄に掲載された67歳の主婦の声です。その方は次のように書いています。この問題の危険性の本質を突いたこれ以上の簡明な言葉はないのではないか。(略)ふたつ目は作家の星野智幸さんのいわゆる「罵り言葉」が社会に蔓延するようになったことについての次のような指摘です。「罵り言葉」の蔓延は容易にポピュリズムと結びつくという好例の適示。(略)3つ目は最近わかった「「保育園落ちた日本死ね!!!」ブログ主宰者の正体を加味した私のFB記事から。「保育園落ちた日本死ね!!!」の表現は「弱者の悲鳴である」という澤藤統一郎さんの評価は事実として誤りであることの証明になるでしょう。(以下、略)

全文は以下のFB記事参照。

【山中人間話目次】
・澤藤統一郎弁護士の「『保育園落ちた日本死ね!!!』の表現を擁護する」という論に反対する
・平和に生きる権利をすべての人に認める「平和への権利宣言」が国連総会で採択。しかし、日本は反対
・森友学園(「安倍晋三記念小学校」)問題に関するtoriiyoshikiさん(NHK・ETVディレクター、ハーフリタイア)の簡明で本質的な論
・安倍政権の支持率66%。吉本隆明のいう「大衆の原像」はもはや存在しない。翻って日本社会という重篤の病者の病状は狂気の段階にまで到っている、と思わざるをえない
・内藤正典さん(同志社大学教授。トルコ・中東政治)の観点から見る「共謀罪」論
・山口厚最高裁判事の就任について現役裁判官がコメント:「今回の人事は明らかに官邸の意向だ。弁護士出身の最高裁判事が政府をいら立たせる意見を書くから,官邸が最高裁に圧力を加えたのだろう。」
キョウ まつざきいたる

注:本記事についた神原卓志さんのコメントによると松崎いたるさんのタイムラインには今回の記事にしたコメントを含めて私のコメントはすべて残っているということです。したがって、今回の記事の標題を「松崎いたるさん(元共産党板橋区議会議員、現無所属)の私的な恣意的言論封殺としての彼のFB上での私のコメントの削除と閲覧禁止という言論人としてあるまじき不当な措置を批判する」から「松崎いたるさん(元共産党板橋区議会議員、現無所属)の私的な恣意的言論封殺としてのFB閲覧禁止という私への不当な措置を批判する」に訂正します。が、記事本文は本論の全体の意を損なわないために訂正せずにそのまま残します。

Blog「みずき」:私は先ほど松崎いたるさんのFBの記事に以下のようなコメントを発信しました。

『松崎さん。いま気がつきましたが、あなたは「自分で調べる労もとらず、相手に粘着して非難することしかしない東本高志さんご自身にお返ししましょう」などとまったく見当違いなことを言っている古是三春さんの返信に「いいね」をされていますね。これは古是さんのこの返信内容に賛成するということですね。私は同意できませんのでいくつかのことを書いておきます。

第1。この応答の発端は「 稲嶺市長が『(基地対策交付金の)収入が減る』という理由で国が提案した米軍用地の返還を拒否した」とする古是さんのこの問題に関する第一信にあります。私はその情報の信憑性の如何について古是さんに尋ねましたが、古是さんはその問いに明確に答えないまま結論は「今は別問題に取り組んでますので、お調べ下さい」というものでした。しかし、第一信で「米軍用地の返還を拒否した」という具体的な事例を出して稲嶺市長を批判しておきながら、その根拠を尋ねるとあなたの方で「お調べ下さい」というのは責任の在り処の本末を転倒した論法というほかありません。私は次のように応答しました。「あなたが「稲嶺市長が『「(基地対策交付金の)収入が減る』という理由で国が提案した米軍用地の返還を拒否した」と発言しているのです。調べてその信憑性について報告するのはあなたの義務と言うべきものではありませんか」、と。その私の応答についても古是さんは「前述した通りです」と木で鼻をくくったような応答を返すだけで、私の古是氏発の情報の信憑性の如何の問いについてはなにも答えません。自分の発信した他者批判の根拠を問われてその根拠を明確に示さない古是さんの対応は正しいものといえるでしょうか? 仮にその対応が正しいのだとすれば、今後、人は、明確な根拠がなくとも自分の主観だけで他者批判をしても構わないということになってしまいます。しかし、根拠のない他者批判など許されるはずがありません。それが民主主義社会のルールというものではありませんか? そういうわけで何度問うても明確な根拠を示さないのはもともと根拠なるものははじめからないから答えることができないのだろうと思うほかありません。だから、私は、「そうですか。私はあなたは根拠もなくひとを誹謗している、とみなします」と応答を返しました。私としては当然の応答だと思いますが、松崎さんが古是さんの応答に「いいね」をしているところを見ると、松崎さんはそうは考えないということですね。そうした松崎さんの所為はいわれのない誹謗、中傷を弾劾しようとするこのFBの趣旨にも反するということになりませんか?

第2。古是さんは上記の応答以後に「農と島のありんくりん」ブログの記事と「狼魔人日記」ブログの記事を挙げてそれを根拠としているようですが、両ブログ記事とも「稲嶺市長が『(基地対策交付金の)収入が減る』という理由で国が提案した米軍用地の返還を拒否した」としているのは同ブログ主宰者の主観的な稲嶺市長評価であって、稲嶺市長自身の発言ではありません。それを古是さんは第一信で稲嶺市長自身の発言であるかのように言って稲嶺市長批判をしています。古是さんの主張は根拠がないだけでなく、根拠でないものを根拠のように言って、すなわち、デマによって人(ここでは稲嶺市長)を誹謗、中傷し、貶めています。許されざる行為というほかありません。』

するとすぐに松崎さんと私との「FB友達」の関係が松崎さんによって解除されて(もともと松崎さんの方から「友達リクエスト」があったものです)私は松崎さんのFBも閲覧することができなくなりました。したがって、上記の私のコメントも削除されている可能性が高いと思います。上記のコメントに到るまでの私と古是三春さんとのやりとりは私の方からは復元することはできませんのでここでご紹介はできませんが、上記の私のコメントから全体の意を察していただければと思います。

「FB友達」関係自体は双方向的なものですから片方の側が「FB友達」の関係を解消したいのであればそれはそれでよいのですが、今回の松崎いたるさんFBの私の閲覧禁止措置はきわめて不当なものであると私は認識します。その私の認識については上記の私のコメントからお察しください。

松崎いたるさんはナノ銀除染のニセ科学性を追及したために共産党から除籍処分を受けた人です。そのいわれのない誹謗、中傷によって同党を除籍されるという不遇をかこった人が仮に彼と意見の違いがあるとしてもその意見の違いによって私の意見を封殺する挙に出るとは私には意外でしたし、松崎さんのためにも残念なことだと私は思います。今回の松崎いたるさんに対する共産党の除籍処分は明らかに同党側に非がありますが、松崎さんは同党から除籍されるまでのこれまでの何十年間かの間に(私は彼の党歴を知りませんのでもっと短いのかもしれませんが)私の見るところ70年代後半からはじまる同党の右傾化政策にどっぷりと洗脳されてきたそういう意味での批判精神の欠如した共産党議員でもあったようです。それが今回の私への不当な措置につながっているのだろうというのが私のいまの松崎いたるさん評価であり、今回の彼の不当な措置の見方でもあります。

【山中人間話目次】
・松崎いたるさん(元板橋区議会議員、現無所属)の私的な恣意的言論封殺としての彼のFB上での私のコメントの削除と閲覧禁止という言論人としてあるまじき不当な措置を批判する
・森川文人弁護士の「新世界への号砲として・・・資産の格差 トップ8人分=下層36億人分の捉え方」という論に対する私の若干のコメント
・徳岡宏一朗弁護士の「小池百合子都知事は、今話題の幸福の科学の支持を得て衆議院選挙に出馬したことがある。核武装論で一致」という記事に対する私の若干の違和
キョウ じょんぴるじゃ

Blog「みずき」:ジョン・ピルジャー(英国でジャーナリストに贈られる最高の栄誉である「ジャーナリスト・オブ・ザ・イヤー」を2度受賞)のこの怒りはなにに由来するのか? 「問題はトランプではない。我々自身だ」という記事によれば、ジョン・ピルジャーは、トランプ大統領が就任する日に大勢の米国の作家たちが「義憤を表明する」と語っていることに対して、そのような「抵抗する作家たち」の運動や言辞は戯言でしかないと言い切っています。ここでピルジャーが指弾しているのは、オバマ政権時代の政治のありようです。そして、「オバマ時代の偽りの感動や暴力、彼の欺瞞に共謀した人々の沈黙」についてです。そのような戯言の人々の欺瞞の「抵抗」が真のトランプ批判になりえるはずがない、とピルジャーは「抵抗する作家たちの運動」を指弾しているのです。翻って、私は思います。このジョン・ピルジャーの怒りは、安保法制反対を声高に叫んできた安全保障関連法に反対する学者の会やシールズ運動の支持者たちの戯言への私たちの怒りに相通じるというべきではないか、と。いま、あのとき安保法制反対を声高に叫んできた人々の多くは、極右政治家で核武装論者(『Voice』発言、2003年)の小池百合子の「偽りの感動や暴力、彼女の欺瞞」に対する共謀者として立ち現れています。そのような怒りとしてです。そのような内外の「リベラル・左派」に対する批判の書として私はジョン・ピルジャーの記事を読みました。

【山中人間話目次】
・ジョン・ピルジャー(「ジャーナリスト・オブ・ザ・イヤー」を2度受賞)の「問題はトランプではない。我々自身だ」という記事の読み方
・菅野完(ノイホイ@noiehoie)は塚本幼稚園副園長のヘイトスピーチを批判する資格があるのか?
・沖縄の辺野古反対運動妨害デマと福島の放射能デマの相似性について
・米国連大使の「米国は二国家共存を"完全"に支持する」発言とトランプの「『1国家』案を受け入れる用意」発言の懸隔
・権力とは畢竟おのれとおのれの家系の富の蓄財への欲望でしかない
キョウ うちだ うえの 
Blog「みずき」:上野千鶴子の「平等に貧しくなろう」発言と「移民」発言が怒濤のような批判にさらされています。上野千鶴子や内田樹をコア・メンバーとする安保法制反対運動、安全保障関連法に反対する学者の会運動、のりこえねっと運動。また、上野千鶴子や内田樹をコアのシンパサイザーとするシールズ運動とはなんだったのか? あるいはなんであるのか? いま、改めて、問い直されなければならないでしょう。上野千鶴子、内田樹批判は、安保法制反対運動批判、学者の会運動批判、のりこえねっと運動批判、また、シールズ運動批判でもある、と見るべきでしょう。「上野千鶴子も内田樹も、たぶん「自分たちは良心的なリベラルだ」と思ってるんだろうけど、経済という角度から見たら「とんでもないタカ派であり右派」。こういう人たちが新聞や言論界で目立つから、護憲派も減っているのでは?いわば憲法を「褒め殺し」しているように見えてしまう。」(斉藤久典Twitter 2017年2月11日)

【山中人間話目次】
・上野千鶴子の「平等に貧しくなろう」発言と「移民」発言の問題点を考える
・民主主義というものに対するヨーロッパ人と日本人の感性の彼我の差
・時事解説「ディストピア」さんの今回の北朝鮮の弾道ミサイル発射に関する見方と北朝鮮を敵対視する日米の演出を期せずしてカメラに収めているNHKの報道
・小倉利丸さん(富山大学名誉教授。ピープルズ・プラン研究所共同代表)的視点からの「共謀罪」論
キョウ しまぞの
島薗進さん

Blog「みずき」:大田英昭さんの島薗進氏批判記事に関連して鄭玹汀さんのFBにコメントした私の意見をここにも掲げておきます。

立憲主義との関わりで天皇の生前退位論の危険性を指摘しているのは新聞では私の知る限り毎日新聞の2016年8月27日付けの「北田暁大×原武史対談」における北田暁大東大教授発言くらいのものですね。そこで北田さんは次のように言っています。北田「天皇の『お言葉』で皇室典範改正につながるかもしれません。実質的に天皇が法を動かすということは日本国憲法の規定に反する明確な政治的行為でしょう。しかし右も左もマスコミも、心情をくみ取らないわけにはいかないという論調。立憲主義の根幹にかかわることなので、もっと慎重に議論が進むと思っていたのですが……。」 北田「政治・立法過程を吹っ飛ばして国民との一体性を表明する。今、天皇が憲法の規定する国事行為を超えた行動ができることについて、世の中が何も言わないというのは、象徴天皇制の完成を見た思いがします。」

朝日新聞にも原武史放送大学教授の「(ひもとく)天皇の生前退位 在位28年で築き上げた「国体」」(2016年9月18日付)という記事と同日付けの「長谷部恭男×杉田敦対談」の記事がありますが、原氏は同記事で玉音放送で流された「終戦の詔書」と「天皇のお言葉」との類似性を言い、長谷部氏は「日本国憲法を出発点とする真っ当なもの」と言い、杉田氏は「天皇のお気持ちと法整備の間には何らかの距離感が必要」と言うだけで、立憲主義と天皇の生前退位論の関わりについてはなんら触れていません。その朝日に大田英昭さんの立憲主義と天皇論とに関わる問題提起をどれほど理解する論説担当記者がいるでしょう? また、いま朝日の論壇時評を担当しているのは小熊英二で、その前は高橋源一郎でした。ふたりともSEALDs派の論客、すなわち、大田さんが批判している島薗進氏とほぼ同様のスタンスをとっている天皇論者です。そういう点からも大田さんの論が「声」欄に掲載されるかどうかについては私は甚だ疑問です。そもそも右傾化した朝日新聞には投稿しないというスタンスもありえますので、太田さんはどう考えられるのかという問題もあります。


【山中人間話目次】
・大田英昭さんの「むしろ考えるべきは、『「立憲主義』なる言葉の虚ろな内実なのではなかろうか」という島薗進氏批判
・ZEDさん(「Super Games Work Shop Entertainment」主宰者)の高橋源一郎批判にいたく共感する
・これまでの労働運動の常識では考えられないことがこの日本では起きている
・米国は憲政の危機に? 大統領vs司法
・米連邦控訴裁判所、トランプの大統領令は憲法違反の疑いがあることを指摘の重要性
キョウ まつおただす

Blog「みずき」:この盛田常夫さんの指摘は現在の戦前の社会大衆党化した日本共産党に所属する経済学者に多く当てはまるでしょう。その典型的なアベノミクス礼賛論者のひとりが松尾匡といういま立命館大学の経済学部教授をしているらしい人です。その松尾匡を小気味よく批判している論として時事解説「ディストピア」さんの「LITERAさん、松尾匡はアベノミクスを絶賛していましたよ?」という論をご紹介しておきます。この松尾匡の経済学ともいえないポピュリズムの論を好意的に紹介している「LITERA」というインターネット紙、そして、その「LITERA」をリベラルな雑誌のようにもてはやす「リベラル」なる人たちも同罪というべきです。なんとも情けない現象です。

また、盛田常夫さんが言及しているこの白井聡という最近「リベラル」なる人たちに人気のあるらしい政治学者も相当にきわものつきの人です。その本質は皇国主義者の内田樹と共著を出しているところからしてあやしむに足りる政治学者です。この白井聡のお仲間には実質的な改憲論でしかない「新9条論」を唱えている人たちが多いことでもそのことは知られます。この人は
言葉だけのラディカリストとでもいうべき人です。ゆめゆめ騙されてはならないでしょう。

【山中人間話目次】
・盛田常夫さん(在ブダペスト、経済学者)の「アベノミクスと属国民族主義」論。加えて私の松尾匡(経済学者)、白井聡(政治学者)批判。
・リベラルとラディカルをめぐる森川文人弁護士との本日付けの問答
・安倍首相のトランプ詣でを「近代日本の『地金』の露出」と見る大田英昭さん(日本近代思想史研究者)の安倍訪米批判
・翁長知事は「『視野に入れている』という耳にタコの逃げ口上で、この期に及んでもあくまでも『撤回』に背を向けています」という鬼原悟さんの指摘
・仲宗根勇さん(沖縄在住、元裁判官)の渾身の訴えとしての「辺野古阻止 承認撤回決断を」という沖縄タイムス「論壇」記事
キョウ きょうさんとう16
「小池与党」を標榜する共産党東京都議団

Blog「みずき」:いたばし区民タイムスの新年挨拶で(略)小池にすり寄った共産党都議にして元衆院選(第43~45回)東京11区共産党公認候補・徳留道信(写真、最後列左端)が、共産党の東京都の幹部であることを知った。徳留のサイトに掲載されているプロフィールを見ればすぐにわかる。下記が徳留自身が書いたと思われるプロフィールである。こんな人が小池百合子にすり寄っており、それに対するリベラル層からの批判がほとんど起きない。共産党幹部以下の党員や同党の支持者がこのざまでは、民進党やその支持者・シンパたちが一斉に小池へと雪崩を打つはずだ。(略)このように、この「崩壊の時代」にあっては、リベラルの人間の精神もどうしようもなく劣化していると痛感せざるを得ない。いや、もともとそんな程度だったのかもしれないが。(略)『小池百合子は過激な新自由主義者だから、仮にこの女を総理大臣にしてしまったら、それこそ日本版サッチャーの登場だ。日本版サッチャー首相は、任期の終わりの頃には人頭税でも導入しかねない。さとうさんの書く通り、「弱者から(順番に)切り捨てられる」ことになる。もちろん、改憲も仮に安倍晋三が成し遂げられなかった場合にも安倍と同じ路線で突き進む。フォークランド戦争ならぬ尖閣戦争も引き起こすかもしれない。小池百合子の野望など絶対許してはならない。それなのに東京の共産党の重鎮が小池百合子にすり寄り、それに対する批判がろくすっぽ起きない。リベラルたちのあまりのふがいなさに、怒りが収まらない「kojitakenの日記」2017-02-08

【山中人間話目次】
・小池百合子にすり寄る共産党。が、リベラル層からの批判がほとんど起きない現実。リベラルの精神の劣化が甚だしい
・何故、レンタカーの割り勘で逮捕されなければならないのか。恣意的な国家暴力の行使を許すな!
・大田英昭さんの日本近代思想史から見えるトランプを生み出した「アメリカという国」評
・官房長官のインチキ発言に反論もしない翁長県政にもはや安倍官邸と戦う意思はないものと見える
・12年前の大分県佐伯市大入島の海の埋立強行反対闘争の眼から辺野古の埋め立て強行を見る
・逆転有罪→出直し再選の美濃加茂市長 弁護団を増強して最高裁へ 「正しい判断を信じている」
・ロシア軍がイドリブ県で空爆し、住民多数を殺害。アレッポ虐殺から一息ついて、今度はイドリブ虐殺に乗り出すか

キョウ さいとうみなこ4

Blog「みずき」:私は半澤健市さんの「リベラル21」に掲載されるコラムのファンです。が、承服しがたい点も少なからずあります。今回の半澤さんの「文庫本「解説」の「解説」の面白さ―書評 斎藤美奈子著『文庫解説ワンダーランド』(岩波新書)―」という記事もそのひとつです。半澤健市さん曰く。『本書は、文庫本の「解説」を「解説」した本である。解説の解説なんて何が面白いのか。面白いのである。著者の斎藤美奈子(さいとう・みなこ)は、1956年生まれの文芸評論家。「序にかえて」の副題に「本文よりエキサイティングな解説があってもいいじゃない」とある。結論からいうと本書はなかなかエキサイティングなのだ。』『本書の軽妙な表現に惑わされないこと。「解説の解説」という形式を借りて、本書は21世紀が直面する多様なテーマを論じている。ポストモダン色に糖衣された文学批評の力作である。私はそう読んだ。』しかし、半澤さん。斎藤美奈子という文芸評論家の買いかぶりすぎではありませんか? 私は、失礼ながら、あなたの視力に陰りを見ます。私の斎藤美奈子評を対置しておきます。ご笑覧いただければ幸いです。以下、私のFB記事(2016年11月19日付)から。

『先日も私は酒井克明さんのFBに文芸評論家の斎藤美奈子の評価に関して以下のようなコメントを述べました。『斎藤美奈子さんのトランプ現象=ボナパルティズム説はなにかわかったようでわからない説ですね。斎藤さんは思いつきだけでこの文章を書いているのではないか。斉藤さんはおそらくトランプの当選はボナパルティズム的な「二度目の茶番」と言いたいのでしょうが、茶番であるならば相手にするのもバカらしいはず。「せめて『トランプ自伝』くらい読もうよ」というおススメになぜなるのか? わかりませんね。トランプ現象は貧困と格差の拡大への貧困者の反乱という米国がいま陥っている本質的な側面をよく示している、とみなさんもっと冷徹な目でトランプ現象を見ているから(もちろん、そうではない人もいるでしょうが)問題にしているのではないか。ちゃちゃを入れるようなことか。』(
酒井克明FB 2016年11月16日

その斎藤美奈子の記事を私の知らなかった視点からkojitakenさんが批判しています。以下のようなものです。『斎藤美奈子に関しては、小池百合子の批判などできるはずもありません。この女、なんと音喜多(おときた)駿と対談して意気投合してましたからね。どうしようもないな、この女は、と私は完全に匙を投げています。石原批判については、落ちぶれたとはいえ斎藤にもその程度のことくらいは言えるんだろうよ、としか思いません。浜矩子のトランプ批判もそれに近いですが、私の悪感情は斎藤美奈子に対しての方が浜矩子に対してよりもさらに強烈です。だって、斎藤は新自由主義者の権化みたいな音喜多駿にすり寄ってますからね。最低です。』(
kojitakenの日記 2016-11-19

いまだに斎藤美奈子をリベラルの論者のようにみなすリベラル人も少なくないようですので、先日の私のコメントの追記としてkojitakenさんの指摘をご紹介させていただきました。

【山中人間話目次】
・半澤健市さんの「文庫本「解説」の「解説」の面白さ―書評 斎藤美奈子著『文庫解説ワンダーランド』」という記事への異議申し立て
・「保護」というから誤解が生まれます。「生存権」と呼びましょう、という上野千鶴子発言の正論性
・トランプから「いわゆる判事」などとツイートで侮辱されたロバート判事は長いこと周囲から「保守本流」とみなされてきた共和党支持者
・仲宗根勇さん(沖縄在住、元裁判官)の「怒り」(1)――翁長知事の『12・26』裏切りの結果がかくのごとく 粛々と工事が進行する
・仲宗根勇さん(沖縄在住、元裁判官)の「怒り」(2)――アメリカでも承認撤回の意思を明確に言わなかった翁長知事

キョウ やまおしおり

Blog「みずき」:今回の民進党の山尾志桜里議員に関する赤旗の記事は、共謀罪の問題点を同議員の質問を通じて記事化したというよりも、共産党の進めようとしている「野党共闘」路線に民進党をなんとか取り込もうとする意図から記事化されたという打算の匂いの方を私は濃厚に感じます。それにしても山尾志桜里議員をさも民主的な議員であるかのように書く赤旗の書きぶりに私は大きな違和感があります。山尾議員は「今上陛下が大切に深めてこられた象徴行為、慰霊の旅や被災地激励のお姿などに、国民一人ひとりが心動かされ、自然と皇室に対する敬意へと結びついていく内的体験の共有は、天皇が「国民統合の象徴」であるための核心を担っている」などという天皇論を持つ価値観の持ち主です。山尾議員のこのような価値観は民主主義の理念とは相容れないものです。共産党はこのような皇国史観的といってよい思想の持ち主を持ち上げてどうしようというのでしょう? この地平から見えてくるのは皇国史観を容認するに等しい共産党の右傾化した姿だけです。「さすが元検事のしおりんこと山尾志桜里民進党前政調会長」などという徳岡宏一朗さん(弁護士)の書きぶりにも大きな違和感を持たざるをえません。

【山中人間話目次】
・のぼり旗よ、天まで旗めけ。青空を飛べ――治安維持法の再来 共謀罪反対
・山尾志桜里議員をさも民主的な議員であるかのよう書く赤旗の書きぶりに私は大きな違和感があります
・この道理ある仲宗根勇さんの訴えが沖縄県翁長県政弁護団にはどうして通じないのでしょう
・実際の安倍・マティス会談では「辺野古が唯一の解決策」などの合意はなかった模様
・朗報 トランプ政権の入国禁止差し止め無効要求を却下、米連邦控訴裁
・北島教行さん(福島第一原子力発電所事故収束作業従事者)の「松本市長菅谷のデマ。許しがたい。」という記事
・トランプのうそとプーチンとそのプロパガンダ・メディアのうその考量
キョウ しゃかいたいしゅうとう

Blog「みずき」:季節はひと巡りして今日から立春だが、外は戦前の冬の風が吹いている。戦前、労働者、無産者階級の政党であった社会大衆党が陸軍統制派・革新官僚に迎合、接近し、大政翼賛化していったあの時代の冬の風だ。「いたばし区民タイムス」というローカル紙に板橋区選出の共産党都議会議員が新年のあいさつを寄せて「小池与党」ぶりを一番アピールしていたという。共産党が丸ごと右傾化している。同党はすでに戦前の社会大衆党化している。同党を支持することは戦争の道に歩を進めることだ。同党を支持してはならない。(東本高志FB 2017年2月4日

注:上記の「社会大衆党が陸軍統制派・革新官僚に迎合、接近し、大政翼賛化していった」云々の部分は、「共産党が同党がいうところの「野党連合」の新政権づくりとその新政権入りの手段として民進党に迎合、接近し、大政翼賛化していった」云々と読み替えると「共産党の社会大衆党化」の意味がもう少し明確になるように思います。私の認識では民進党はその前の民主党の時代から十分に「大政翼賛化」的、すなわち、第2自民党的性格の政党です。共産党もかつては民主党をそのような政党とみなしていたのです。


【山中人間話目次】
・いま、戦前、労働者、無産者階級の政党であった社会大衆党が大政翼賛化していったあの時代の冬の風が吹いている
・「kojitakenの日記」の「長谷川幸洋とは何者か」という記事は秀逸です
・安倍政権高支持率のナゾ。その“陰の功労者”は「夜の会食」などで親密な関係を続ける日本の“仲良しメディア”ではないか
・橋下徹の対野田医師訴訟 最高裁で敗訴確定
・多数派が招いた沖縄の悲惨な現状況が進行するただ中で、ようやく千里眼の少数派の意見がまともに注視され始めた
・乗松聡子さんの緊急シンポジウム「沖縄はどうすべきか」 報告
・安倍首相の「パレルモ条約)を批准するためにテロ等準備罪(共謀罪)の成立が必要」といううそを報ステの報道が暴く
・郷原信郎弁護士の「“美濃加茂市長選、藤井氏圧勝”に、誤った「憲法論議」で水を差す中日新聞」
キョウ きょうさんとう11
小沢一郎の来賓に喜ぶ顔、顔、顔。これが共産党員の顔なのか?

Blog「みずき」:阿部治平さん(元青海省青海師範大学などの講師)の日本共産党第27回大会決定批判。「いいところもあるのだが」というのは「悪いところの方が多い」という意味でしょう。阿部治平さんは言います。「今は亡き親友のKは生涯をこの党のためにささげた」。そういう共産党員の純情が私がおよそ半世紀にわたって共産党を支持する理由でもありました。しかし、私は、阿部治平さんのように「だから私は(共産党に)どうか頑張ってほしい」とは思いません。私はいまの共産党に見切りをつけています。その点が私と阿部治平さんの違うところです。阿部治平さんに真の政治革新の構想が生まれることを望みます。真の政治革新は「いまの共産党ではだめだ」という認識から出発するほかないというのが私の認識です。阿部さんには以下に書かれている共産党の第27回大会決定を支持しえない理由のほかに同党の後退し続ける「象徴天皇制」認識、慰安婦問題に関する「日韓合意」評価問題の負の認識の重大性についてさらに考察を深めていただきたい、と私は思うものです。

【山中人間話目次】
・阿部治平さん(元青海省青海師範大学などの講師)の日本共産党第27回大会決定批判の足らざるところ
・辺見庸の1月30日の新宿・紀伊國屋ホールでの講演会について
・『kojitakenの日記』主宰者の「単に『深く反省』と書いた記事を載せただけで長谷川の処遇が現状維持ならば、東京新聞を評価することは私にはできない」の論に賛成する
・東京MX「ニュース女子」沖縄ヘイト問題。東京新聞が社として本日2日付けの朝刊1面で謝罪
・浅井基文さん(元外交官、政治学者)のシリア“停戦合意”の中東の平和に関する政治情勢分析にはアサド政権やロシア軍の非道(人道に対する罪)に対する怒りが見えてこない
・県内外の世論形成に大きな力をもつ琉球新報と沖縄タイムスの「辺野古埋立承認撤回」に関する軟弱な姿勢は正されなければならない-アリの一言 2017年02月02日
・仲宗根勇さん(沖縄在住、元裁判官)の指摘につけ加えることがあるとすれば、それは翁長知事の責任をほおかぶりし続ける琉球新報、沖縄タイムスの責任の問題です
キョウ にゅーす23
NEWS23 オリバー・ストーンインタビュー

Blog「みずき」:ジャーナリスト、伊藤力司氏(元共同通信論説副委員長)のオリバー・ストーン擁護論ないしはトランプ擁護論を駁す。伊藤力司氏は言います。アカデミー賞映画監督オリバー・ストーンは「反権力・リベラルの映画人だ」、と。だから、どうしたというのだ。という前に、その認識自体が底が浅いといっておくべきでしょう。「kojitakenの日記」ブログ主宰者のkojitakenさんはオリバー・ストーンは「もともとはアメリカの愛国主義的右翼で、志願兵としてベトナム戦争を戦った」人だと指摘しています。同様のことはウィキペディアの「オリバー・ストーン」の項目にも記載がありますからkojitakenさんの指摘は事実とみなしてよいでしょう。オリバー・ストーンは「反権力・リベラルの映画人」とばかりはいえない側面があるのです。伊藤氏は先の言葉に続けて次のように言います。「そのストーン氏が『アメリカにとってヒラリー・クリントンよりドナルド・トランプの方が良かった』と言っているのだ」、と。ここで正真正銘に「ストーン氏が『アメリカにとってヒラリー・クリントンよりドナルド・トランプの方が良かった』と言っているからと言って、だからどうした」と言っておかなければならないでしょう。客観的な明証も示さずにストーンの言説はすべて正義だと言わんばかりの伊藤氏の言説はジャーナリストの言説としては失格というべきでしょう。論の体をなしていないのです。ヒラリー・クリントンがタカ派で大国主義的、膨張主義的な戦略を持つ政治家であることはメディアの国際欄をよく読む人であれば誰でも知っている事実というべきものですが、だからといってドナルド・トランプがヒラリーよりも非好戦的な政治家ということには当然なりません。大統領に就任したトランプの排外主義的、暴力的な大統領令の乱発はそのことをよく示してあまりあります。
 
さて、オリバー・ストーンの評価について伊藤氏は以下のように結論します。「シリアでは昨年12月末、アサド政権側のロシアと反体制側のトルコの合意に基づいて全土で停戦が発効した。これに続いて本年1月23日から2日間、ロシアとトルコが主導する新たな和平協議がカザフスタンの首都アスタナで開かれた。この会議ではアサド政権と反体制派の和平合意には至らなかったが、アサド政権を支持するロシアとイラン、反体制派を支援するトルコの3カ国が停戦を監視し、2月8日にジュネーブで開かれる国連仲介の和平協議を支援するとの合意が得られた。シリアからは昨年末以来、この停戦合意が明白に侵犯されたというニュースが伝えられていない。もしロシアとトルコを仲立ちとする停戦が今後も継続し、国連仲介の和平協議が進展すれば、中東情勢は転機を迎える。トランプ=プーチン関係が進展して、IS撲滅を目指す米ロ共同作戦が始まるとすれば、ストーン監督の予言は当たることになる」、と。ここにもトランプとプーチンの「同盟」が中東にどのような深刻な影響を及ぼすか(現にロシアのシリア介入と空爆は大量の死者と難民をつくりだしています)についてのジャーナリストらしい省察はありません。私は先にも伊藤氏の「リベラル観」の空疎さを批判したことがありますが、この人の空疎な「リベラル観」はさらに募っていっているようです。この人を登場させるようでは「リベラル21」のリベラル性も当然疑われることになります。すでに私はそのリベラル性を十分に疑っています。


【山中人間話目次】
・ジャーナリスト、伊藤力司氏(元共同通信論説副委員長)のオリバー・ストーン擁護論ないしはトランプ擁護論を駁す
・いまのリベラル・左派の頽廃についてわかりやすい例を置きます
・森川文人さんの「『逆らうな!』『考えるな!』が支配者からのメッセージ。だったら、ともかく、逆らい、考え、動くしかない」
・徳岡宏一朗さん(弁護士)の「トランプ大統領の入国禁止令は悪者を国に入れないための措置は正気か?」
・公然とトランプ支持を表明し、当選時に大喜びでツイートしていたイーストウッドがすべてのツイートを消している
・ハフィントンポスト日本版編集長の竹下隆一郎さんのトランプ批判・チャップリン 独裁者 ラストの演説
キョウ とらんぷ11

Blog「みずき」:昨日の「今日の言葉」の水島朝穂さん(早大教授・憲法学)のトランプ批判に続く加藤哲郎さん(一橋大名誉教授)のトランプ批判。いま、世界の知性はこぞってトランプ批判に乗り出しているかのようです。米国のトランプ政権はそれほど危険な政権です。問題なのは、その危険な政権にこの国の安倍政権が「ジャパン・ファースト」さえ言うことができない忠犬になって核のボタンを持つ独裁者にまたしても取り入ろうとしていることです。その上さらに問題なのは、この国のメディアが忠犬安倍晋三のさらに忠犬に成り下がってまともな報道を放棄していることです。加藤さんは言います。「この国のマスコミの場合は、すでに「真理省」の支配下にあるごとく、外交・安全保障でも経済摩擦でも、安倍首相のトランプ追随に期待するが如くです。今日の日本でこそ、オーウェル『1984』が読まれるべきです。「愛情省」による思想統制完成、「平和省」による戦争犠牲者を出す前に」。
 
【アメリカでジョージ・オーウェル 『1984』が突然ベストセラーを解読する】
アメリカ合衆国は、もともとイギリス国教会に追われたピューリタンが入った、イギリスの植民地でした。1776年の
独立宣言には「すべての人は生まれながらにして平等であり、すべての人は神より侵されざるべき権利を与えられている、その権利には、生命、自由、そして幸福の追求が含まれている。その権利を保障するものとして、政府が国民のあいだに打ち立てられ、統治されるものの同意がその正当な力の根源となる。そしていかなる政府といえどもその目的に反するときには、その政府を変更したり、廃したりして、新しい政府を打ちたてる国民としての権利をもつ」と普遍的人権・革命権が謳われました。「新世界」とよばれ、その自由を求めて地球上の隅々から異なる民族・言語・宗教を持つ人々が集い、かつては「人種のるつぼ」といわれました。多文化主義の時代には「サラダボール」とも言われました。それが「自由と民主主義の国」という正統性を与え、時には「世界の警察官」としての横暴にもつながりました。合衆国憲法修正第1条[信教・言論・出版・集会の自由、請願権][1791 年]には、「連邦議会は、国教を定めまたは自由な宗教活動を禁止する法律、言論または出版の自由を制限する法律、 ならびに国民が平穏に集会する権利および苦痛の救済を求めて政府に請願する権利を制限する法律は、こ れを制定してはならない」 とあります。こんな流れが、大きく変わろうとしています。TPP離脱からメキシコとの国境に壁、ついには 中東イスラム圏7カ国からの入国禁止、それに反対した司法長官代理の解任です。なぜか「テロリスト」を輩出したサウジアラビアやトランプ・ビジネスの拠点UAE(アラブ首長国連邦)は入っていません。 就任10日間、まだ閣僚もそろわぬ段階で、次々とツイッターで勝手につぶやき、大統領令を乱発するトランプ大統領の政策は、これまでのどの大統領の政権交代時とも違います。 同じ選挙で選ばれた独裁者では、1933年1月30日のヒトラー政権成立時を想起させます。2月4日の「ドイツ民族保護のための大統領令」(Verordnung des Reichspräsidenten zum Schutze des Deutschen Volkes)で政府による集会・デモ・政党機関紙の統制が行われ、2月6日には中央政府に反対するプロイセン州政府に「プロイセン州における秩序ある政府状態を確立するための大統領令」、2月27日の国会議事堂放火事件を「共産主義者による叛乱の始まり」とフレームアップして、3月23日の全権委任法でワイマール憲法を停止しました。反対党も禁止されて、ユダヤ人排斥が本格化しました。その延長上に、第二次世界戦争とホロコーストがありました。戦前の日本は、そうしたヒトラー独裁の勢いに便乗してアジアの盟友となり、軍事同盟を結んで、ファシズムの手先、世界戦争の敗者になりました。ヒトラーの1930年代ドイツとの違いは、イスラム教徒やスペイン系、アラブ系の市民ばかりでなく、トランプ政権には白人労働者、学生、女性、黒人などあらゆる階層に強固な反対派がいて、「私たちの大統領ではない」と声をあげていること。ワシントン政府の内部にも、共和党の有力議員にも、シリコンバレーのIT業界からも、新大統領への異議申し立てが続出しています。無論、入国禁止とされた当事国ばかりでなく、隣国カナダやヨーロッパの首脳からも、トランプの移民・難民排斥、自国中心主義・排外主義・人種宗教差別への危惧の声があがっています。法廷闘争も始まりますが、アメリカの権力分立が試される時です。 アメリカでは、トランプ当選後、ジョージ・オーウェル 『1984』が突然ベストセラーになっています。いうまでもなく、トランプ政権の嘘、オバマ前大統領を「米国生まれでない」と公言したあたりから頻発する「真理」への挑戦に、危機感を持っているからです。オーウェル『1984』の「真理省」の3つのスローガンとは、「戦争は平和である、自由は屈従である、無知は力である」でした。「みえみえの嘘をホワイトハウスがばらまいているこの光景は、米国の民主主義にとって悲劇である。世界のほかの国々、とりわけ米国の同盟国も恐ろしい気持ちになるはずだ。『大きな嘘』をつくことにすっかり慣れてしまっているトランプ政権は、世界の安全保障に非常に危険な影響を及ぼすからだ」とは、イギリス・ファイナンシャル・タイムズの辛辣な論評です。 「ポスト・トゥルース」 や「フェイク・ニュース」といった言葉が、インターネット上では飛び交っています。そのトランプ大統領に、先進国首脳で初めて就任前に会見し、いままた「自由は屈従である」とばかりに2月首脳会談に向かう日本の安倍首相は、トランプの「真理省」の小役人とみなされるでしょう。「ジャパン・ファースト」さえ言うことができない忠犬になって、「戦争は平和である」と、核のボタンを持つ独裁者に懇願するのでしょうか? フクシマは「アンダー・コントロール」とか「TPP断固反対と言ったことは1回もございません」 とか、嘘八百のダブル・スピークでは、日本の首相の方が先輩です。「アベノミクス」の効果にいたっては、「無知は力である」そのまま。 トランプ大統領は、まだ批判的なメディアと格闘中で、ニューヨーク・タイムズを「偽ニュースで経営不振」「誰か適性と確信を持つ人が買収し、正しく経営するか、尊厳をもってたたませる(廃刊させる)べきだ」とツイッターで発信しましたが、この国のマスコミの場合は、すでに「真理省」の支配下にあるごとく、外交・安全保障でも経済摩擦でも、安倍首相のトランプ追随に期待するが如くです。今日の日本でこそ、オーウェル『1984』が読まれるべきです。「愛情省」による思想統制完成、「平和省」による戦争犠牲者を出す前に。(加藤哲郎のネチズン・カレッジ 2017.2.1

【山中人間話目次】
・サリー・クイリアン・イェーツ讃歌。私はイェーツの存在にアメリカという国の本来の健全性を見る
・トランプ最初の軍事作戦は8歳のアメリカ人少女を殺害
・アンネ・フランクの家族はアメリカに逃れようと1941年にビザを申請していましたが、却下されました。
・英 トランプ大統領を国賓とすべきか議会が議論へ
・「ポスト・トゥルース」の危うさ 「真実」は二の次…日本は無縁と言えるか
キョウ おーうぇる2

Blog「みずき」:トランプ新大統領が就任した米国で、ジョージ・オーウェルの小説「1984年」がベストセラーランキングの上位に浮上しているといいます(CNN 2017年1月25日)。トランプ新政権のショーン・スパイサー大統領報道官は20日に行われた大統領就任式の聴衆の規模について就任式の「期間」としては史上最大だったと発言しましたが、写真や統計が裏づける「真実」はその逆でした。米国の人々はこのときジョージ・オーウェルの小説「1984年」に登場する「真実省」のことを想起したようです。オーウェルの「1984年」によれば「真実省」はうそを操る組織でした。米国の多くの学校では同小説を必読書と位置づけているといいます。そういう米国という国の一面の下地もあってトランプ新政権の誕生以来、とりわけスパイサー大統領報道官の「ポスト真実(post-truth)」発言以後、米国の人々はジョージ・オーウェルの小説「1984年」を買い求めるようになったのではないか。日本でもトランプ新政権の「ポスト真実」政治の危うさについては朝日新聞が本日づけの社説で危惧を表明しています。「ゆゆしい事態である」、と。しかし一方で、日本の安倍政権は、その危うい「ポスト真実」政治を続けるトランプ新政権を「就任直後から精力的に行動され、トランプ時代の幕開けを強烈に印象づけた。トランプ氏の指導力によって、米国がよりいっそう偉大な国になることを期待しており、信頼できる同盟国として役割を果たしていきたい」(朝日新聞 2017年1月29日)と外交辞令が含まれるとはいえ大評価しています。これは日本にとっての最大の「ゆゆしい事態」というべきでしょう。“post-truth era”(「ポスト真実」の時代)は人さまの国の話とばかりはいえません。

【山中人間話目次】
・トランプ新大統領が就任した米国で、ジョージ・オーウェルの小説「1984年」がベストセラーランキングの上位に浮上しているといいます
・アムネスティが山城博治さんの即時釈放を求めるための国際運動を開始しました
・トランプはナチスドイツが定期的に発表していた「ユダヤ人が犯した」犯罪リスと同じようなト毎週「外国人によって犯された」犯罪リストを発表する大統領令に署名しました
・9.11以来、テロリストの多くはサウジアラビア出身だがサウジは対象外というトランプのムスリム入国拒否の矛盾
・トランプ氏はが国家安全保障委員会から国家情報長官と統合作戦本部議長を追い出して、ネオナチ系陰謀論サイトを運営していたスティーブ・バノンに権力を集中させた
・カナダ首相「難民を歓迎」とツイート、米大統領とは対照的
・イギリス労働党党首コービンがトランプによる難民拒否へのコメントを避ける同国首相メイに対して発したアパルトヘイトと闘い続けた聖職者の言葉を引用したツイート
キョウ てんのう11

Blog「みずき」:17年前の日本ではいまのような天皇賛美の風潮はなかった。「小平高校PTA会報」(72号)はそのことをはっきりと示しています。誰がいまの天皇賛美の風潮をつくったのか。私はいわゆる「リベラル・左派」の影響が大きいと思います。まずは共産党の「赤旗」、岩波の『世界』、週刊金曜日。これらの媒体が日本の右傾化の素地をつくった。その上での天皇賛美の風潮、というのが私の見るところです。日本の右傾化に関して共産党の責任はきわめて重大なのです。

【山中人間話目次】
・17年前の日本ではいまのような天皇賛美の風潮はなかった。「小平高校PTA会報」(72号)はそのことをはっきりと示している
・石田昌隆さん(フォトジャーナリスト)の星浩批判と塩見卓也さん(弁護士)の『報道ステーション』批判
・盛田常夫さん(在ブダペスト、経済学者)の吉川洋東大名誉教授(経済学)のアベノヨイショ学批判
・トランプは反エスタブリッシュメント大統領ではない――徳岡宏一朗さん(弁護士)のトランプ批判
・岡本朝也さん(社会学・家族・福祉系の非常勤と主夫)のファイナンシャルタイムズ記事批判
キョウ とらんぷ7

Blog「みずき」:トランプ排外主義政権始動。歴史の歯車が逆回転し始めた。「『暗黒の21世紀』の序章」のゴングは鳴った。

【山中人間話目次】
・トランプ排外主義政権始動。歴史の歯車が逆回転し始めた。「『暗黒の21世紀』の序章」のゴングは鳴った・高林敏之さん(アフリカ国際関係史研究者)の堀茂樹慶大教授(エマニュエル・トッドの翻訳者)批判
・ピケティのヨーロッパの「『暗黒の21世紀』の序章」への警鐘
・田中宇の驚くべきトランプ礼賛言説
・高林敏之さん(アフリカ国際関係史研究者)のEU離脱に関する英国最高裁判決のもたらす影響についての緻密な分析
キョウ はんせんし

Blog「みずき」:内野光子さん(歌人、短歌評論)のハンセン病問題と象徴天皇制考。『ハンセン病対策に皇室がかかわったことによって差別が助長されたと、つぎのような報告がなされている。「このように、藤楓協会は、その誕生から厚生省と一体の関係にあったのである。皇室の「仁慈」を強調することにより、全患協の運動を抑制し、「純然たる民間団体」を装って、「文化国家」に反するハンセン病患者の絶滅を目指し、隔離強化という国策を支持する世論を喚起したのである。」(『ハンセン病問題に関する検証会議最終報告書』2005年3月 150頁)』(内 野光子のブログ 2017年1月22日)『天皇の短歌や発言によって、沖縄の戦争犠牲者の慰霊を続け、沖縄の人々の心に寄り添い続けるということは、昭和天皇の沖縄にかかる「負の遺産」、敗戦末期の本土防衛のための沖縄捨て石作戦、敗戦直後の国体維持のための「天皇メッセージ」を払拭しようとする意図があるように思われたからである。さらに、敗戦後から現在に至るまで「国益」と称して、沖縄を差別し続けている政府の沖縄対策の欠陥を、情緒的に慰撫し、補完していないかとの危惧をいだいたからであった。』(同上)『私の報告は、ほぼレジュメのような流れで進めた約1時間半で終了、最後に、近年、いわゆるリベラル派と称される論者や表現者が、現天皇の発信や振る舞いから、その人間性に、親しさや信頼を寄せる発言が相次いることが、現憲法下での「象徴天皇制」の本質を見極めることへのバリアになっていないかとの不安を語った』(同上)


【山中人間話目次】
・内野光子さん(歌人、短歌評論)のハンセン病問題と象徴天皇制考
・「暗黒の21世紀」序章 欧州版――2017年は欧州が目を覚ますべき、米英に追随を=仏極右ルペン氏
・三浦英之朝日新聞記者(アフリカ特派員)のコンゴに置き去りにされた23人の日本人遺児たちの父親を探しています
・安倍・トランプ会談が実現できたのは 「統一教会という不愉快な非公開ルートがあったからだ」
・澤藤統一郎さん(弁護士)の「2016年は、大統領罷免の当たり年だったようだ。行け、颯爽と続け、ドナルド・トランプよ。」
キョウ ヒトラー

Blog「みずき」:高世仁さん。あなたのような「トランプ支持のまっとうな人々」という一見デモクラティックにも見える言説が「米メディアはなぜヒトラーを止められなかったか」(ニューズウィーク日本版 2017年1月19日)的な状況をつくっていった、ということはできませんか? 2017年1月19日付けのニューズウィーク日本版の記事をよくお読みください。それに保守派の論客の「三浦小太郎さんのブログがとてもおもしろい」とも言われますが、「私は本多氏の多くの主張にも報道記事にも正直全く共感しない人間ですし、そのジャーナリストとしての姿勢にも疑問を感じる」という三浦氏が本多勝一元朝日新聞記者(現週刊金曜日編集委員)の「田中角栄を圧勝させた側の心理と論理」という記事を「素晴らしかった」と評価しているのは、単に昔からの共産党支持者として名高い本多勝一がこの件については保守派の三浦の琴線に触れる記事を書いたということにすぎないのではありませんか? この三浦の本多評価は「公正」「公平」とは無縁なものです。あまり買いかぶりされない方がよろしいか、と私は思います。


【山中人間話目次】
・高世仁さん。あなたのような一見デモクラティックにも見える言説が「米メディアはなぜヒトラーを止められなかったか」的な状況をつくっていった、ということはできませんか?
・宮古島市長選の奥平一夫さんの落選と市議補選の石嶺香織さんの当選
・青島記者渾身の記事――「スパイ」にされた姉 戦時下、カトリック信者弾圧
・内藤正典さん(同志社大教授、トルコ・中東政治)の「西欧の『暗黒の21世紀』序章」報告
・米国 2017年1月20日のドラマ―― TBS「報道特集 トランプ大統領就任式」(2017/1/21 放送)
・この現象はやはり辺見庸のいう「『暗黒の21世紀』序章」というべきか