indeximage.jpg 

澤藤統一郎さんが私のBlog「みずき」上での問題提起応答してくださった。内容的には私の引用した醍醐聰さんの問題提起に対する応答ということにもなるでしょう。澤藤さんの誠実な応答に感謝したいと思います。

ただ、私の「本来の野党共闘はどうあるべきか」という問題提起に対する応答としては論点がややずれているように思います。

しかし、この点についてはその問題点のありようについて私が十分に説明しえていないという点が大きいので都知事選終了後にでも改めて論じてみたいと思っています。いまは鳥越さんの勝利のために全力を尽くすべきだというのが私の認識でもあります。
 
【批評・論争よ、おこれ】

キョウ にんなじ

目を覚ますと目の前にパソコンがつけっぱなしのままでありました(もちろん、画面もスリープして消えていましたが)。どうやらコタツの中でパソコン作業をしていてそのまま寝入ってしまったらしい。パソコンをシャットダウンしようとしてとりあえず電源をオンにすると目の前の画面のツイッター上にある言葉が心に沁みました。
 

どうやらこのツイートは「認可外保育で1歳男児死亡=昼寝中にうつぶせで発見―大阪市(時事通信)」というニュースに端を発しているらしい。

山崎雅弘島薗進内田樹リ(ツイート)
引用者注:必読のインタビュー、とはまったく思わない。「報道ステーションだの古舘伊知郎だのは、安倍晋三とその政権の批判者にとっては特段「味方」でもなんでもなく、日刊ゲンダイ(略)と同じような売らんかな根性だけの「商売反安倍政権」だと思っている。」「前々からの私の持論だが、古舘伊知郎と日刊ゲンダイにだけは絶対に気を許してはならない。彼らは最後の最後には必ず裏切ることを肝に銘じておくべきだ。」(kojitakenの日記
2015-03-292015-04-03)私もまったく同感。「日刊ゲンダイ」紙は一見進歩的に見えても進歩的ではなく、一見革新的に見えても革新的でもない。要は民主党のネオリベ派を支持するための媒体でしかない、というのが私の見方です。上記の4氏には媒体(メディアの質)を見る目がないと言わなければならないでしょう。その見る目のなさが一因となって市民に誤った幻想を抱かせ、政治革新の大きなネックになってきたことにもっと思い到るべきでしょう。
藤原新也さん(作家・写真家)のよき読者であれば、とっくに気づいていてよいはずのものでしたが、私は藤原さんの初期からの読者であるにもかかわらず思いも及ばなかった視点です。ひとつは私がなんだかんだと言いながらもやはり平和ボケした日本人のひとりにすぎなかったということがあるでしょう。もうひとつは藤原さんと私の「経験」の差というのがやはり大きい。私は藤原さんのアジア、中東放浪記を読む立場の人間でしかありませんでした。しかし、藤原さんは、実際にアジアや中東を歩き、その旅で考えたこと、考えあぐねたことを本にし、写真にしてきた人です。いまさらながらにその差の大きさに気づかされました。「旅に病て夢ハ枯野をかけ廻る」(芭蕉)ということの意味(意味などと、と芭蕉翁からは笑われるでしょうが)を改めて思っています。しかし、いまは、なにをさておいても「中東」という地への記者の旅の人の命の問題が重要です。「日本人カースト」制度に強い憤りがこみあげてきます。
 
生け贄(いけにえ)の論理。(藤原新也「Shinya talk」2015/01/26)
 
これは長期にわたって特に第三世界における旅をすればよくわかることだが、海外における日本人にはカースト制度が存在すると私は思っている。
 
この海外における“日本人カースト”の頂点に立つのは大使館や領事館に勤める外交官である。
次のカーストは企業などに勤める海外駐在員。
次のカーストは旅行業者によって斡旋された日本市民としての身元の明らかな旅行者。
そして最下位のカーストは日本人でありながらどこの馬の骨とも知れない単独旅行者ということになる。
 
この単独旅行者はフリーのジャーナリストも入る。
海外においてこのフリーのジャーナリスト(後藤さんのように小さな通信社に属する者も含めて)のアイデンティティというものは大変不確定で、名の知れたメディアからの記者証でもないかぎり、外交官や企業の海外駐在員など上位カースト者からほぼ得体の知れない日本人と見なされる。
 
そういう意味では今回イスラム国の人質となった後藤健二さんと湯川遙菜さんは海外日本人カースト制度の最下位に属すると言えるだろう。
 
 
日本政府が早くからこの二人がイスラム国によって拘束されていることを知りながら、放置していたのは彼らが海外日本人カースト制度の最下位に属する“得体の知れない日本人”だからと言ってもよいだろう。
 
かりにこれが大手の企業の一社員となるとそれは日本人アイデンティティに抵触することになり、日本政府は慌てて動くはずだ。
かつて三井物産の若王子信行さんがフィリピン新人民軍に誘拐拘束されたおり、官民一体となって当時のドルレートに換算して22億円が支払われた救出劇、あるいはアルジェリアにおける日揮社員拘束(のち殺害)時の日本政府の敏速な動き記憶に新しい。
 
だが今回の場合、湯川遙菜さんに関しては一年前からイスラム国に拘束されていることがわかっており、後藤健二さんに関してはイスラム国は昨年の11月から人質と引き代えの身代金を要求していたが政府はこれを完全に放置。
 
ところが今回安倍首相の中東訪問での演説直後にイスラム国による二人の人質の殺害予告がYouTubeで全世界に発信されるや、イスラエル国旗の前で安倍首相はとつぜん“強い怒りを覚え”日本人の命の重みに言及しはじめる。
 
「このように人命を盾にとって脅迫することは許しがたいテロ行為であり、強い憤りを覚えます。ふたりの日本人に危害を加えないよう、そしてただちに解放するよう強く要求します。政府全体として人命尊重の観点から対応に万全を期すよう指示したところです。」
 
いままでの二人の日本人の命の放置は一体何だったかと疑わせるほど「許しがたい」「強い憤りを覚える」「解放するよう強く要求する」「人命尊重」「万全を期す」と最大の形容句を使って日本人の人命に関与している姿勢を示しているわけだ。
 
こういった人命の二重基準はとりもなおさず、今回の二人が海外日本人カースト制度の最下位に属する者だからである。
 
そしてさらに今回問題にすべきは、こういった人命の二重基準を越えた官邸(安倍首相)冷酷性である。
 
安倍首相はこの殺害映像が出た直後、アメリカの大統領オバマとキャメロンと電話会談をし、彼らからの哀悼のメッセージを受けると同時にあわせてテロとの闘いの確認を仕合っている。
とうぜんこの電話の実際の様子を私たちは知ることは出来ないが、そこには互いにある種の屈折した高揚感があったのではないかと想像する。
つまりアメリカもイギリスもイスラム国によって同様の方法によって国民を殺害されている。
そして今まさにこの東洋の国日本もまた“テロとの戦いの元”(実際には戦っていないのだが)同様の人的損失を被った。
それを報告し、また報告される、この電話のやりとり、あるいは“伝令”には同情を越えた“共感”の感情交換がなされたはずである。
つまりこの一瞬、彼ら(アメリカ・イギリス)同様“犠牲者”を出した日本は「有志連合の一員」として認証されたということである。
 
つまり、であるとするなら、湯川遙菜さんは海外日本人カースト制度の最下位に属する者というより、その連合に加入するために有志連合の先駆者(胴元)の前に差し出された“生け贄(いけにえ)”あるいは“貢ぎ物(みつぎもの)”ということになる。
 
それも自らの手を汚すことなく、他の人間(イスラム国)の手を汚すことよって差し出された生け贄である。
 
つまり彼(湯川遙菜)の死は犬死にではなく誰よりも日本政府に貢献したのだ。
どこの馬の骨とも知れぬ最下位カースト日本人は生け贄となったことによって国際政治力学の中においてその身体は一定の価値を生み出したのである。
 
その価値がいかほどのものか。
つまりこの“有志連合加入金”はひょっとするとイスラム国が彼の身体につけた200億をはるかに越えるはずである。
 
 
昭和45年。
あの赤軍派のハイジャック事件の時、福田赳夫は「人間の命は地球より重い」というを吐き、犯人の要求を飲み、人質を解放した。
 
人間存在の原理からするなら福田の言葉はすいぶんのどかな迷言だったと個人的には思う。
 
だが、あのなつかしい昭和の当時、日本人を西洋人に生け贄として差し出す平成時代の冷血と卑屈とは一線を画し、日本国首長たる者、日本国民を愛する、人の血の通った時代があったということでもある。
ベイルート~ダマスカス間のレバノン・ベッカー県 
ベイルート~ダマスカス間のレバノン・ベッカー県

日本人人質事件の犯行グループ(イスラム国)が72時間と設定し、明日(もう、今日のことになりました)の23日午後2時50分ごろと推定される身代金支払いの期限(殺害予告時刻)が刻々と迫っています。報道によれば、日本政府は、いまの段階においても犯行グループとのコンタクトはとれていない模様です。事態はきわめて「絶望的」な状況にあります。

そうした中で今日、犯行グループのイスラム国幹部とも接点があり、ある意味で本人質事件解決のカギを握る人物といってよい中田考さん(元同志社大学教授・イスラム法学者)と常岡浩介さん(フリー・ジャーナリスト)のおふたりの緊急の記者会見が日本外国人特派員協会でありました。人の生命に関わる緊急事態です。最後までその事件解決の可能性を追求するという意味において、ここでは中田考さんの緊急会見での提言を転載、ご紹介させていただこうと思います。中田さんの提言は田中真知さんの要領を得た要約によります。田中さんは中田さんのカイロ大留学時代の「ご近所さん」で、「ときどきうちで、いっしょにご飯を食べたり」していた友人だったそうです。
 
 
日本人人質事件をめぐるハッサン中田さんの緊急会見
(田中真知「王様の耳そうじ」2015年1月22日)
 
イスラム国の日本人人質事件についてイスラム学者・ハッサン中田考さんの会見が、本日(1/22)日本外国人特派員協会で行われた。午後にはイスラム国での取材を3回行っているジャーナリストの常岡浩介さんの会見も行われた。人質の2人の殺害予告時刻がせまる中での緊急会見であり、イスラム国とのパイプのある数少ない人物からの提言ということで、会場にはほとんどのテレビ新聞メディアがつめかけていた。
 
会見の様子はYouTubeでもあげられているが(略)長いので、ハッサン中田さんの会見の内容と背景を要約して説明します。中田さんはイスラム法学・神学を専門とする元同志社大の教授で、みずからもイスラム教徒。「クルアーン」の日本語訳もされている。外務省の専門調査員としてサウジアラビアに駐在していたこともあり、外務省の求めでカタール政府と交渉してタリバーンの幹部を日本に招聘したこともある。中東から東南アジアにいたるまで、スンナ派、シーア派にかかわらず膨大な友人や研究者の人脈をもっている。外務省とイスラム主義者と呼ばれる人たちとのパイプ役を果たせる数少ない、というかほとんど唯一の日本人である。
 
その中田さんからイスラム国の日本人人質の救出について提言をするというのが、今回の会見の主目的だった。だが、その前に今回の事件との中田さんのかかわりについて会場でわたされた資料や週刊ポスト誌(2014.12.5)に掲載された記事などをもとに、かんたんに説明しておく。
 
 中田さんは1980年代後半から90年代初めにかけてのカイロ留学時代に、現在のイスラム国司令官になっているウマル・グラバー氏の知人らと交流し、その後、イスラム国成立以前のウマル氏と友人として、また研究のための交流を重ねてきた。
 
 昨年8月、湯川さんがシリアでイスラム国に拘束されてまもない8月26日、ウマル氏より中田さんに連絡があった。現在拘束している湯川さんの裁判をイスラム法に基づいて行いたい、ついてはイスラム法がわかり、アラビア語ができる人をお願いしたい、裁判がイスラム法にのっとって公正に行われたことを証明するための証人としてジャーナリストも連れてきてほしいというものだった。
 
これは緊急に対応したほうがいいということでイスラム法学者であり通訳のできる中田さんと、同じくイスラム国での取材歴のある常岡浩介さんが早急にイスラム国入りをすることにした。その際、中田さんは外務省にも協力を要請する。トルコからシリアへ入国する際、命の危険があるのでトルコ政府に協力をもとめてほしいこと、シリア政府軍による空爆が予定されているので一刻も早い日本出国とシリア入国の手はずをととのえてほしい、というものだった。
 
だが、外務省はこれらの要請を却下。シリアは退避勧告が出ているから行かないでほしい、行くなら自己責任でといわれる。結局、すべてを自分たちで手配し、旅費も自己負担した。このため時間がかかり、出国できたのはウマル氏の連絡から一週間後だった。イスタンブールの空港には大使館員のスタッフがまっていて、外務省は救出にかかわりをもたない旨を確認されられる。外務省からトルコ政府への協力要請もなかったので、移民たちを乗せたローカルバスでの移動になり、空爆のはじまる危険が刻々と迫る中、シリア国境をこえてやっとイスラム国入りをはたす。
 
そこで会ったグラバー氏は、湯川さんに身代金を要求することや、見せしめに殺害するといった危険はないし、人質解放の可能性は高いといわれる。湯川氏にも面会できるはずだった。ところが、時間がかかりすぎたため、到着してまもない9月6日にシリアのアサド軍による過去最大の空爆が始まり、湯川氏を拘束している責任者とも連絡がとれなくなる。やむなく9月14日に中田さんと常岡さんはトルコに引き返した。すみやかに外務省の協力がえられて、もう少し早く現地にたどりつけていたら助けられたかもしれなかった。
 
このシリア行きから帰国して3週間ほどたった10月7日、中田さんは突然公安警察から家宅捜索を受け、パソコンやスマートフォン、アラビア語の文献などを押収される。北大生のイスラム国への渡航を助けたという嫌疑で「私戦予備・陰謀」という、これまで実際に適用された例のない容疑をかけられ被疑者とされる。北大生事件についてはここではふれないが、それによって中田さんは以来、実質的に身動きのとれない状態になってしまう。メディアでの発言も控えて、迷惑がかかることからパイプのある司令官ともコンタクトを避けていた。しかし、今回は急を要することであり、人命がかかっていることなので会見ならびに提言をすることにした、というのがこれまでの背景である(長くなってしまった。。)。
 
ここからは会見での中田さんの発言の要点を引用します。
 
 「今回の事件は安倍総理の中東歴訪のタイミングで起きた。総理自身はこの訪問が地域の安定につながると考えていたが 残念ながらバランスが悪いとおもう。訪問国が、エジプト、ヨルダン、イスラエル、パレスチナとすべてイスラエルに関係する国。イスラエルと国交をもっている国自体がほとんどないことを実感していない。そういう選択をしている時点で、アメリカとイスラエルの手先とみなされ、難民支援・人道支援としては理解されがたい。現在、シリアからの難民は300万人といわれ、その半数以上がトルコにいる。そのトルコが支援対象から外れているという時点でおかしい
 
 「日本人2人がイスラム国に拘束されていることは政府も把握していた。それなのにわざわざイスラム国だけをとりあげて、対イスラム国政策への支援をするという発言は不用意といわざるをえない。中東の安定に寄与するという発言は理解できるが、中東の安定が失われているのはイスラム国が出現する前からのこと。
 
 「テロリストの要求をのむ必要はもちろんないが、そのことと交渉のパイプをもたないこととは別の問題。たとえ無条件の解放を要求するにしても、安全をどのように確保するのか。その間、空爆を停めることができるのか、だれがどこに人質を受け取りに行くのか。だれと交渉するのかといったさまざまな問題がある。これまでにもこうしたときに仲介者の偽物が現れてアメリカがだまされるというケースもたくさんあった。正しい相手と正しく話さなくては話にならない。
 
 「ここからは私個人の提言をしたい。それはイスラム学者、イスラム教徒としての立場でもあり、同時に日本国民としてアメリカにも日本にも受け入れられるぎりぎりの提言でもある。総理はイスラム国と戦う同盟国の側に人道援助をするといっているが、この論理は同様にイスラム国にも適用されるべきだと考える。
 
 「現在のイスラム国の前身はイラクのスンナ派のイスラム運動。彼らはアメリカ軍によってイラクが攻撃されたことを自身の体験として覚えている。サダム・フセイン政権が倒れたとき、彼らもふくめてほとんどのイラク人は米国軍を歓迎していた。それが数ヵ月で反米に変わった。空爆でとくに女性や子供たちが殺され、それに対してアメリカがまったく補償をしていないことへの怨嗟があり、それがいまもなおくり返されている。イスラム国が行政の責任をもっている地域で多くの人たちが空爆によって殺されている。
 
 「私としては、テロリストの要求に屈して身代金を払ったというのではなく、それをイスラム国の支配下にある地域の国内避難民に対する人道的支援のために支払うという形にできればと思う。それにあたってはトルコに仲介役になってもらって赤新月社(国際赤十字)を通してやってもらう。それではテロリストに対する支援になってしまうのではないかいう質問もあったが、イスラム国、あるいはイスラム国の前身であるヌスラ戦線が、ここまで支持を広げた大きな理由は、軍閥や民兵集団とちがって彼らが援助金や物資をひとびとに公平に人びとに分配したから。それを信じてかれらにまかせる。これがいちばん合理的で、われわれとイスラム国側の、どちらの側にも受け入れられるぎりぎりの線ではないかと思う。
 
 「最後に、イスラム国にいる私の古い友人たちにメッセージをおくりたいと思います。はじめは日本語で、つぎにアラビア語で呼びかけます。ウマルさんへ、イスラム国の友人、知人たちへ。日本の政府に対して、イスラム国が考えていることを説明し、こちらから新たな提案をするから待ってください。でも、72時間はそれをするには短すぎます。もう少し待っていただきたい。もし交渉ができるようでしたら私自身イスラム国へ行く用意もあります。1月17日にヤズィーディー教徒350人を人道目的で解放したことも知っています。それを私も評価していますし、印象もよくなっています。日本人を釈放することがイスラムとイスラム国のイメージをよくするし、私も、日本にいるすべてのムスリムもそれを望んでいます。72時間は短すぎます。どうか聞いていただければ幸いです。
政府は「人命第一」というのであればいますぐイスラム国幹部とも「友人」関係のあるおふたりの日本人ムスリム、中田考さん(元同志社大学教授・イスラム法学者)と常岡浩介さん(フリー・ジャーナリスト)に「日本人人質」救出のための交渉を依頼するべきではないか。
 
常岡浩介さん(ジャーナリスト)の緊急声明
                (2015年1月21日)

    先ほど、帰宅いたしました。
 
警視庁公安外事三課に対して、私戦予備陰謀事件というでっち上げ
の違法捜査には協力しないと申しましたが、邦人の人命救助のため
    なら外務省にも、警察にも喜んで協力します。

私とハサン中田考先生はイスラム国と交渉が出来ます。が、イスラム
国側の連絡先情報を警察がおさえた今、盗聴、発信元探知などで相
手方に危険が及ぶ可能性があり、現地に連絡を試みることができて
    いません。
 
日本政府がオマル・グラバ司令官の身柄の安全を保証し、私とハサ
ン先生を交渉人として認めてくれれば、私たちは湯川さん、後藤さん
の解放をイスラム国に直接、訴えることができます。日本の拠出する
2億ドルはあくまで人道支援目的に限定されたもので、イスラム国を
軍事攻撃するためのものではないと説明できます。さらに、イスラム
国側が安倍総理の対中東政策をもって、日本人人質を処刑するのは
   不当、不適切だと説明します。
 
オマル・グラバ司令官の説明では、去年の8月から10月にかけて、イ
スラム国は湯川さんを処刑したり、身代金を要求する意志がないこと
を明言していました。今回、その方針が変わった理由を問い質します。
 
現時点で、外務省からも、警察からも、連絡などは一切ありません。
日本政府が独自にイスラム国と交渉し、人質を解放させられる見通し
と自信があるのなら、問題ないと思いますが、そうでないとしたら、な
   ぜ、連絡がないのか、首を傾げます。
 
「常岡浩介さん、中田考さんの力を借りて、すぐに交渉に入ることだ。(略)いま日本で、というより世界で、イスラム国幹部と直にやり取りできる人物は常岡浩介さんと中田考さんしかいない。しかも二人は、拘束された湯川さんの通訳としてイスラム国に招かれている。向こうに信用されているわけだ。彼らほど適任の交渉窓口はないではないか。」(高世仁の「諸悪莫作」日記 2015-01-20

「こういう時にこそ、イスラム法学者の見解を日本語で読んだり聞いたりすることが必要。唯一、イスラム法学の見解を公開してこられたハサン中田先生に沈黙を余儀なくさせるとは愚かなこと→http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/
nnn?a=20150115-00000083-nnn-soci
…」内藤正典Twitter 2015年1月15日
 
「ゆめ同じ暴力の土俵に乗らないこと。ソフトパワー日本のブランド力に立ち戻ること。ハッサン中田先生を三顧の礼で官邸に迎えること。できることはすべてすること」(池田香代子Twitter 2015年1月20日

附記1:中田考氏(元同志社大学客員教授)記者会見
 
日時:1月22日(木)10:00開始
場所:日本外国人特派員協会
 
中田氏は、昨年9月、今回人質となっている湯川遥菜氏の裁判での通訳をイスラム国から依頼され、シリアのイスラム国支配地域を訪問しています。今回の人質事件について、中田氏がどのように分析、解説するのか、注目されます。
 
 
日時:1月22日(木)15:00開始
場所:日本外国人特派員協会
 
常岡氏は昨年秋、イスラム国へ向かおうとした北海道大学の学生が私戦予備・陰謀の疑いで事情聴取された事件に関与したとして、元同志社大教授のイスラム研究者・中田孝氏とともに、警察から捜査を受けています。今回の人質事件について、常岡氏が何を語るのか、注目されます。

附記3:安倍政権の対応→「安倍政権は関係閣僚会議を開き、人質の早期解放に向けて政権が一丸となって取り組む方針を確認。一方、国内のテロ警戒の強化も進めている。」(朝日新聞 2015年1月21日21時49分

附記4:
 
IS( イスラム国) による日本人人質事件に対する声明
2015年1月20日
日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA)
 
日本ビジュアル・ジャーナリスト協会( JVJA )はフォトジャーナリストやビデオジャーナリストの団体です。
 
私たちは、イラク戦争とその後の占領下において、米英軍を中心とした有志連合軍による攻撃がイラク市民にどんな災禍をもたらされたかを取材、テレビや新聞などで報道してきました。また、イスラエルのパレスチナ・ガザ地区への無差別攻撃に晒された市民を取材し、テレビや新聞等で報道してきました。私たちの報道はけっしてアメリカやイスラエルの攻撃を肯定するものではありませんでした。
 
私たちジャーナリストが、現場での取材を通して理解した戦争下の住民の現実だったからです。同時に、報道を通して私たちはあらゆる暴力を批判してきました。日本政府の戦争政策に対しても批判してきました。イスラエルのガザ攻撃に対しても、私たちは強く批判してきました。私たちは現在の安倍政権の戦争を肯定するかのような政策を、報道を通して批判しています。
 
現在、IS(イスラム国)が拘束している後藤健二さんには、取材の現場で会ったことがあります。後藤健二さんもまた、イラクやシリアでの戦火に苦しむ市民の現状をテレビやインターネットで報道してきました数少ないジャーナリストです。湯川遥菜さんは、私たちと直接の接点はありませんでしたが、報道によると個人的な興味から「イスラム国」に入ったようです。
 
私たちは、暴力では問題の解決にならないというジャーナリズムの原則に立ちます。武力では何も解決されない現実を取材をとおして見てきたからです。「交渉」を含むコミュニケーションによって問題解決の道が見つかると信じます。
 
私たちは、IS(イスラム国)の皆さんに呼びかけます。日本人の後藤さんと湯川さんの2人を殺さないように呼びかけます。人の命は他の何ものにも代え難いものです。イスラムの教えは、何よりも平和を尊ぶことだと理解しています。
 
私たちは、同時に日本政府にも呼びかけます。あらゆる中東地域への軍事的な介入に日本政府が加担することなく、反対し、外交的手段によって解決する道を選ぶようにと。

ハボタンの花

・辺見庸私記「1★9★3★7――『時間』はなぜ消されたのか」の連載開始:2015年1月30日発売の「週刊金曜日」→
辺見庸ブログ-2015年01月15日

・DHCに名誉毀損訴訟で「勝訴」したブロガー弁護士が会見「表現が萎縮するとまずい」→弁護士ドットコム-2015年01月15日

・「風刺の精神」とは何か?~パリ銃撃事件を考える:菊池恵介(同志社大学教員)→
レイバーネット-2015年1月15日

・イスラム教徒として言おう。「言論の自由」原理主義者の偽善にはもう、うんざりだ:Mehdi Hasan→
ハフィントンポスト-2015年01月15日

・これではあまりにも知事としての主体性がなさすぎるだろう。:翁長知事「検証チームの議論の中で判断したい」→
沖縄タイムス-2015年1月16日

・沖縄知事選から2カ月。安倍政権と翁長知事の姿勢を問う→「私の沖縄日記―広島編」-2015-01-15

・辺野古作業再開 民主主義が問われている→
琉球新報社説-2015年1月16日

・[辺野古再開]敵意に包囲される基地→
沖縄タイムス社説-2015年1月16日
エリカ

・肩すかし。残念なのは、結論が「教育」というあまりにくだらない落ちだったことです。信じられなくて、目が点になりました。→1/13放送、NHKクロ現「
ヘイトスピーチを問う~戦後70年 いま何が~」(前田朗 2015年1月13日

・1/13放送、NHKクロ現「ヘイトスピーチを問う~戦後70年 いま何が~」→動画全文文字起こし

・2006年の中田考さんの論攷→
幻想の自由と偶像破壊の神話-預言者風刺画問題報道をめぐって中田考 2015年1月13日

・新しい情報というわけではありませんが→翁長知事イジメで辺野古移転強行!
自民党政権が米国の沖縄撤退提案を拒否していた(野尻民夫「リテラ」2015.01.13

・希望を失った若者たちが過激派に引きつけられる →フランスの襲撃事件と中東のミリタリズム(下)
川上泰徳「WEB論座」2015年01月14日

・シャルリー・エブド襲撃事件に関する西谷修(立教大)、内藤正典(同志社大)、前田朗(東京造形大)のコメントの載った東京新聞(1月14日付)紹介記事→「宗教的ヘイト・スピーチ(1)」(
前田朗Blog 2015年1月14日

・ヘイト・スピーチを禁止する法律のある44カ国情報→「宗教的ヘイト・スピーチ(2)」(
前田朗Blog 2015年1月14日
あんず干し

ルペンの主張は火に油を注ぐだけで百害あって一利なし。しかし、人間は感情の動物なので感情を喚起する主張に煽られやすい。→
「フランスはただちに、イスラム原理主義者に対する戦争を始めなければならない」仏極右マリーヌ=ルペン「想田和弘Twitter」2015年1月12日

・トルコのエルドアン大統領、イスラエルのネタニエフ首相がパリの行進に参加したことについて。ガザで2500人もの市民を虐殺した国の首相が、どのツラ下げてテロを非難する行進に参加する、と激しく非難→
http://m.hurriyet.com.tr/Haber?id=27952671「内藤正典Twitter」2015年1月12日

オランダ極右政党、世論調査で支持1位 仏の事件後→
パリ共同/沖縄タイムス-2015年1月13日

・ユニクロ: 潜入調査で明らかになった中国・下請け工場の過酷な労働環境→
Yahoo!ニュース 伊藤和子(ヒューマンライツ・ナウ事務局長)2015年1月13日

・危機に立つ公共放送ー政権による”乗っ取り“作戦→ 松田浩さんが岩波新書「NHK」新版で緊急提言(
坂井定雄「リベラル21」2015.01.13

・4日前の記事ですが備忘のため(ブログ主)→
仏大使館を弔問=安倍首相:時事通信-2015年1月9日

・もうひとつ備忘のため(ブログ主)→
一つ肝心なことを言うのを忘れていました。預言者ムハンマドの風刺画ですが、ほとんどのムスリムは見ていないはずです。侮辱したという話が燎原の火のごとく広がってしまったのです。サルマン・ラシュディの『悪魔の詩』のときと同じです。あの時も、ムスリムは彼の小説を読まずに激昂していました。デンマークのときも、実は、暴力的な応答に火をつけたのは新聞社ではなく、当時、デンマーク首相だったラスムッセンの対応のまずさだったと聞いたことがあります。この問題を宗教的な原理主義対表現の自由の問題、といきなり飛躍させたのは新聞社ではなく、政府でした。(「内藤正典Twitter2015年1月11日)
小麦を刈る  

・フランスの事件で掻き消されているが、ドイツでは反イスラムの排外主義組織PEGIDAが18000人を動員したのに対しカウンターデモが35000人を動員→
wsj.com/articles/thousands「内藤正典Twitter」2015年1月10日

・フランスで200万人行進、反テロへ結束 各国首脳らも(
朝日新聞-2015年1月12日

・仏連続銃撃テロ事件で犠牲者追悼100万人デモについて、報道・表現の自由を制限する国々の首脳も参加しているとして
「国境なき記者団」が非難声明@gloomynews-2015年1月11日

・預言者風刺画に反発=パリ大行進参加せず-モロッコ外相(
時事通信-2015/01/12

・仏テロ、背後組織の確定情報なし=米司法長官(
時事通信-2015/01/12

・嫌イスラームの再燃を恐れるイスラーム世界(
酒井啓子「中東徒然日記」2015年01月09日

・「私はシャルリーではない」という、孤立感(
「街の弁護士日記」2015年1月12日

・フランスではムスリムは差別されている(
阿部治平「リベラル21」2015.01.12

・「言論の自由」の限度・限界について考える(
「浅井基文のページ」2015年1月12
プラハの天文時計

・大メディアはスルー「日本人の家計貯蓄が初マイナス」の衝撃←
日刊ゲンダイ2015年1月8日

・「私は捏造記者ではない」慰安婦報道の植村隆・元朝日新聞記者の会見スピーチ(全文)←
「弁護士ドットコム」2015年1月9日

・ユダヤ食品店の
人質4人が殺害されたこと。痛ましい。容疑者が殺害したのであれば、ユダヤ人に対する暴虐である。警察が殺害したのであれば、フランスはイスラエルから強い非難を受けることになるだろう。フランス政府は警察の突入前に亡くなっていたと主張するだろうが、真相を解明する必要がある。←「内藤正典Twitter」2015年01月09日

#JesuisAhmed に上がっているムスリムからのメッセージは、イスラムを冒涜したシャルリ・エブドでさえあなたは守ったというやるせない思いの表明。単に表現の自由を守ったことを讃えてはいない。勝手に読み替えるべきではない。←「内藤正典Twitter」2015年01月09日

・シャルリー・エブドとツァルナーエフ裁判 Cui bono誰の利益になるのか?←
「マスコミに載らない海外記事」2015年01月10日

・ヘイトスピーチ規制は有効なのか 仏新聞社銃乱射事件←
「街の弁護士日記」2015年1月10日

・シャルリー・エブド紙へのテロ犯人の報道で重要なのは「アル=カーイダの」ではなく「イエメンの」←「池内恵FB」2015/01/10
センリョウ

・2011年11月にイスラム風刺画を掲載し賛否両論を巻き起こしたパリの新聞社で銃撃戦。これまでに11人死亡←
NHK1月7日21時12分

・日本政府関係者「日本も要警戒範囲に入った」TBSニュース23。日本が要警戒になるとしたら、集団的自衛権を行使して米国の対中東政策に追随した時である。←
内藤正典Twitter2015年 01月7日

・【詳報1】パリの新聞社銃乱射で12人死亡、警察は仏国籍3人の行方追う←
ロイター2015年 01月8日06:36

・【詳報2】仏紙襲撃、編集部内で乱射 発行人や警官、次々殺害←
朝日新聞2015年1月8日06時37分

・コラム:仏紙銃撃事件の対応めぐるジレンマ←
ロイター2015年01月08日

・主張:私たちの意志は疑念や憎しみでは揺るがない―ハフポストフランス版編集主幹アン・シンクレアと全編集者←ハフィントンポスト2015年01月08日

・反論:大見得切って表現の自由を主張するなら、軍事力で中東に介入し、市民をも犠牲にするやり方を止めなければならない。←
内藤正典Twitter2015年 01月08日
ハコベ

・過去に蓄積した資本ばかりが肥大。働き手の賃金所得は低迷する→
日本は「タコ足型資本主義」を超えられるか竹信三恵子/WEBRONZA(2015年01月05日)

ブラック企業の「使い捨て」論理‐毎日新聞(2015年01月07日)

大阪都構想:橋下市長、住民投票否決なら政界引退→毎日新聞(2015年01月07日)

翁長知事、政府から冷遇 政府と面談未定→沖縄タイムス(2015年01月07日)
樹   

・2015年1月10日付「図書新聞」に『霧の犬』(辺見庸)書評。→
ファシズムは下から用意される――大震災の後、辺見庸ほど胸底につきささってくる文章を書く作家を知らない(政治学者・宮崎悠

注1:神奈川新聞(2014年12月14日付)‐辺見庸ロングインタビュー
 
注2:「神奈川大学評論」第79号(2014年12月13日発売)‐「デモクラシーとシデムシ」(18枚)。
 
注3:エッセイ集『反逆する風景』(鉄筆文庫)/最新小説集『霧の犬 a dog in the fog』(鉄筆刊)/対談本『絶望という抵抗――辺見庸✕佐高信』(週刊金曜日刊)

注4:【今日の言葉】(2015年1月6日)Mとはなす。正月休みあけで故郷から帰ってきた「街のひと」のインタビューって、戦後70年なにもかわっていない。いや、戦中も戦前もおなじだったかも。「温泉に入っておせち食べてゲームとかして、のんびりしました」。うそつけ。「認知症の親の介護でもうヘトヘト。だって、戸棚にウンコいれてたりするんですよ。最後はキレて、バカヤロウってどなっちゃいましたわ」とか「親に手をあげっちゃって自己嫌悪です。もう最低……」とかないのか。あるさ、いくらでも。あっても編集で消される。日常は完璧に偽造される。M「かのじょの目にはなにがみえてるんだろう……」。視界がまぼろしに占拠されている。それは、いわば、普遍的だ。(辺見庸「日録1-1」2015/01/05

「31年ぶりにNHK紅白歌合戦に出場したサザンオールスターズ。そこで披露した歌が反響を呼んでいる。どうしてなのか・・・」→「サザン「ピースとハイライト」は政権批判? 解釈で波紋」(朝日新聞 2015年1月6日)

注:山中人間話:2015年1月3日
NHK紅白歌合戦のサザンオールスターズの歌が好評だったと聞くので歌詞を見てみたが、あの程度の事で政府批判とか言って快哉を叫んでいる様ではもう既に日本は相当に劣化しているとしか思えない。私はサザンは好きですけど。→原文次郎Twitter(2014年1月3日)
 
・話題になっている紅白で歌ったサザンの曲は「ピースとハイライト」。サザンは安倍首相夫妻も鑑賞した昨年暮れの28日のコンサートでも「ピースとハイライト」と「爆笑アイランド」を歌って安倍首相をのけぞらせたそうですが(安倍首相がのけぞったのは「爆笑アイランド」の歌詞を「衆院解散なんですとむちゃを言う」と替えて歌った場面)、鑑賞後の安倍首相の感想は「楽しみましたよ」というもの(時事通信)。仮にサザンの歌に「安倍批判」の意味合いがこめられていたとしても、安倍首相が「楽しみましたよ」という程度の「批判」はなにほどのものか。私も原文次郎さんとともに「民主的世論なるものの劣化」ということをしきりに思う。→弊ブログ主参戦(2014年1月3日)

・いまさらだけれども「天皇」を「天皇陛下」としか呼べないジャーナリズム性を喪失したメディアのノン・クリティシズムの一例→(天声人語)語り部二人の訃報-朝日新聞2015年1月6日

注:「天声人語」(朝日新聞 2015年1月6日)
元日に発表された天皇、皇后両陛下の歌に、平和への思いがにじむ2首があった。天皇陛下は「来たる年が原子爆弾による被災より七十年経つを思ひて」と詞書(ことばがき)を置いて、〈爆心地の碑に白菊を供へたり忘れざらめや往(い)にし彼(か)の日を〉と詠まれた。皇后さまは〈我もまた近き齢(よはひ)にありしかば沁(し)みて悲しく対馬丸(つしままる)思ふ〉。対馬丸は、沖縄から本土へ向かった学童疎開船。米潜水艦に撃沈されて約1500人が犠牲になった。お二人は去年、被爆地と沖縄を訪ねて供花をされている。その被爆地と沖縄から、戦争の語り部二人の訃報(ふほう)である。長崎の片岡ツヨさんは93歳、沖縄の宮城喜久子さんは86歳。ともに、おとといの紙面で伝えられた。片岡さんは原爆に親族13人を奪われ、自分も全身に大やけどを負った。顔に残るケロイドに、人の視線が突き刺さるのがつらかったという。自殺さえ考えた絶望をのりこえて、体験を語ってきた。片や宮城さんは、看護要員として戦場に送られた「ひめゆり学徒隊」の生存者の一人だった。二人とも、忘れたくて幾度も砕き捨てようとした記憶であったろう。かつて取材した宮城さんは、語り継ぐことを「次世代への責任です」と話していた。片岡さんがたどりついたのは、「自分を平和の道具として使ってほしい」という境地だったそうだ。戦後70年、歳月をこえて聞こえる戦争体験者の直(じか)の声はますます細くなる。「忘れざらめや往にし彼の日を」。両陛下の思いを、戦後世代こそ分かち持ちたい。

アオサギ  

・必読→
竹中平蔵パソナグループ会長の「正社員をなくしましょう」発言と派遣法改正案の関係(佐々木亮) - Y!ニュース【想田和弘Twitter(2015年1月4日)

・エジプトで1年以上拘束されている僕の元同僚バヘル
記者3人が再審理に。ちょっと朗報。そもそも軍政に批判的だったアルジャジーラ勤務というだけで逮捕された不当弾圧。個人を尊重しない軍事政権にまともな国造りができるのか、強く疑問。【貫洞欣寛Twitter(2015年1月4日)

・今年は、日本の敗戦から70年、ベトナム戦争が終結して4 0年→
Daily JCJ【今週の風考計(2015/1/4)
・地域に根ざした視点がよい。元赤軍派議長も45年の歳月を経てこの地点にまで達した、ということか。→清瀬市民の皆さんへのアッピール(塩見孝也・元赤軍派議長 2014年1月3日)
・「転進」と「タイコ持ち」の花ざかり―2015年元旦各紙を読む←半澤健市・リベラル21(2014年1月3日)
・NHK紅白歌合戦のサザンオールスターズの歌が好評だったと聞くので歌詞を見てみたが、あの程度の事で政府批判とか言って快哉を叫んでいる様ではもう既に日本は相当に劣化しているとしか思えない。私はサザンは好きですけど。←原文次郎Twitter(2014年1月3日)
 
注:話題になっている紅白で歌ったサザンの曲は「ピースとハイライト」。サザンは安倍首相夫妻も鑑賞した昨年暮れの28日のコンサートでも「ピースとハイライト」と「爆笑アイランド」を歌って安倍首相をのけぞらせたそうですが(安倍首相がのけぞったのは「爆笑アイランド」の歌詞を「衆院解散なんですとむちゃを言う」と替えて歌った場面)、鑑賞後の安倍首相の感想は「楽しみましたよ」というもの(時事通信)。仮にサザンの歌に「安倍批判」の意味合いがこめられていたとしても、安倍首相が「楽しみましたよ」という程度の「批判」はなにほどのものか。私も原文次郎さんとともに「民主的世論なるものの劣化」ということをしきりに思う。←弊ブログ主参戦(2014年1月3日)

・自分の外に主人(あるじ)を持たない一市民として ~新年のご挨拶に代えて~←醍醐聰のブログ(2015年1月1日

・asahi中東マガジンの特集「
イスラム国の出現と世界の反応」←原稿計15本。イスラム学者中田考氏の「イスラーム国訪問記(全3回)」「イスラーム国とカリフ制(全4回)」。小杉教授の「イラクの「カリフ国」は時代錯誤か、現代の鬼っ子か」ほか(川上泰徳

朴槿恵大統領の民主主義と統合進歩党←NPO法人 三千里鐵道(2014年12月24日)

2015年の年頭予言 ←内田樹の研究室(2015年1月1日)

(子どもたちの世界)いつかクルドの先生に←朝日新聞(2014年12月31日)
藤木久志『飢餓と戦争の戦国を行く』(朝日選書、2001年)。清水克行『大飢饉、室町社会を襲う! 』(吉川弘文館、2008年)。←歴史書に興味が湧いたのは網野善彦以来。来年の読書始めはこの2冊から始まりそう。日本の歴史のなかの「奴隷」の問題と「飢餓」と「戦争」の関連性の謎解き。

対イスラム国軍事作戦 米軍が地上部隊育成へ(NHK 2014年12月31日)←正念場なのか。NHKに掛かると戦争もスポーツかショーだ。書いたやつ死ねばいいのに(正念場は歌舞伎用語。見せ場)(常岡浩介Twitter 2014年12月31日)軍事力の行使は何の解決にもならない。NHKも正念場とは何が言いたいのか?(内藤正典Twitter 2014年12月31日
冬色の山里

・28日、井上澄夫さん(東京都。米空軍嘉手納飛行場・一坪反戦地主)逝く。井上さんは市井の反骨の作家、故・
松下竜一(中津市)が発行していた「草の根通信」の長年の常連執筆者でもありました。晩年は市民ジャーナリストとして公開型メーリングリストの「市民のML(CML)」などに沖縄・辺野古関連の論説を発表していました。

・田中宇(2014年12月29日):
ソニーネット攻撃北朝鮮犯人説のお粗末←説得的な論攷です。

・朝日新聞(2014年12月29日):
日米韓、防衛秘密情報共有の覚書に署名 対北朝鮮で連携←日米韓の「対北朝鮮」政策の企み(1)

・ハンギョレ新聞日本語版(2014年12月30日):
韓米日軍事情報共有約定締結、4日前に署名して事後報告←日米韓の「対北朝鮮」政策の企み(2)
冬の立石寺

税金を使って武器輸出を促進する安倍政権の方針は、武器の国際取引を規制していく「武器貿易条約」の理念と目的に逆行するものである。アクセルとブレーキを同時に踏み、ハンドブレーキまでかけてしまう安倍首相のことだから、この矛盾に気づくことはないだろうが。(水島朝穂「今週の直言」2014年12月29日

・朝日新聞(2014年12月29日)→
他国軍の後方支援に恒久法 自衛隊派遣容易に 政権検討

イスラム国:都内在住の日仏夫妻、渡航か 政府関係者の説得聞かず‐毎日新聞(2014年12月29日)←難しい問題。(略)毎日のこの問題の記事はしばしばそうだが公安情報をそのまま垂れ流すところがある。夫妻がムスリムなら頻繁にモスクを訪れるのは当然のこと。記事からは、モスクが過激派の溜まり場のように語った「政府関係者」の発言をそのまま書いているが、こういう書き方はムスリムへの偏見を助長する。(「内藤正典Twitter」2014年12月29日

渋谷の3公園 年末年始閉鎖 「炊き出し妨害」計画の団体反発‐東京新聞(2014年12月27日)←寺中誠氏:これは…きちんとした代替措置を講じないのなら、行政の未必の故意による殺人とさえ言える…米国南部で先日あった炊き出し処罰を彷彿とさせる。ちなみに、条約機関はこういうのを人権侵害として認定している。(「常岡浩介Twitter」2014年12月29日