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キョウ しもつき123

Blog「みずき」:この丸山照雄の指摘は宗教とはなにか、もっと普遍的な問題として「思想」とはなにか、という問題提起だと思いました。私も集会やデモの現場でもう何十年も日本山妙法寺の僧侶たちに出くわしてきました。その度に感じていた「なにかしら」の違和感。この丸山照雄の指摘を読んで、その違和感の正体がなにかが少し理解できたような気がしました。おそらくいまの「リベラルとはなにか」あるいは「左翼とはなにか」という問いとも関係がある。とても洞察力に富む指摘だと思いました。

『集会やデモの現場でよく見かける「日本山妙法寺」僧侶たち。丸山照雄の『近代日蓮論』(朝日選書、1981年)を読んでいるが、面白い記述があった。「この百年間に記述された論著のなかで、代表的な「日蓮論」と目されるものが、日蓮の宗教に拠った人々のものではないという事実は、いかように解釈したらいいのだろうか。……平和運動によって知られるところとなった「日本山妙法寺」(教団)の創唱者である藤井日達は、熊本の真宗門徒の家庭に育ったが、内村鑑三の「日蓮論」にふれて仏教修学の志をたて、出家したと語っている。現代仏教を代表する僧侶といえる藤井日達が、日蓮讃仰者の著わした「日蓮論」によってではなく、キリスト者の「日蓮論」によってその人生を決していったという事実が、もっとも象徴的にその事情を物語っていよう」』(鄭玹汀FB 2018年11月19日)


【山中人間話目次】
この丸山照雄の指摘は宗教とはなにか、もっと普遍的な問題として「思想」とはなにか、という問題提起だと思いました――おそらくいまの「リベラルとはなにか」あるいは「左翼とはなにか」という問いとも関係がある 鄭玹汀FB
・カルロス・ゴーンの逮捕劇を90年代の日本のグローバリズムと新自由主義批判、現在のエセリベラル・左派批判、イエロージャーナリスト=陰謀論者批判の重層的な視点から批判している――カルロス・ゴーンを逮捕 kojitakenの日記
・内海信彦さんが「企業奴隷」「大バカ者」と指弾しているひとりが昨日の日産会長のゴーン逮捕という事態を受けて緊急記者会見を開いて現経営陣の潔白を釈明した西川廣人現日産社長その人だと言っていいでしょう 内海信彦
・最近のトランプ政権の対北政策の後退を指摘するチョン韓国元統一部長官の米国分析は正鵠を射ていると思います――第2回米朝首脳会談の決裂をも予感して大きな危惧を感じています 高林敏之FB
・木村剛久さん(元共同通信編集者、海神日和主宰)の「辺見庸『月』をめぐって」――辺見庸の『月』は、その濃度においても、深度においても、恐ろしさにおいても、美しさにおいても、武田泰淳の『富士』をはるかにしのぐ小説だといってよい

キョウ しもつき120

Blog「みずき」:佐藤優が週刊ポストの韓国大法院の元徴用工賠償請求認容判決問題に関する嫌韓記事に動員されて安倍政治をヨイショする大ホラを吹いている。曰く「(韓国は)無理筋をいう国」、「日本の原則的立場」、「アメリカ、ロシア、中国などの周辺国に「韓国はやりすぎだよね」と言わせるような外交努力が重要」。

しかし、こういう本質は右翼の徒(彼の発言を少しでも聞けば(読めば)すぐにわかることなのだが)をリベラル・左派誌と称されててきた「世界」、「週刊金曜日」、沖縄紙の「琉球新報」が重用している、あるいはしてきた(というのは、いま金曜日は理由は知らないが佐藤優とケンカしているらしいからである)。この国のリベラル・左派のとんでもない堕落はこういうところにも如実に現れている(いまだにこれらの雑誌に書くことを名誉と思っているらしいエセリベラルも多い)。それがいまという「崩壊の時代」だ。


【山中人間話目次】
・佐藤優が週刊ポストの韓国大法院の元徴用工賠償請求認容判決問題に関する嫌韓記事に動員されて安倍政治をヨイショする大ホラを吹いている――こういう本質は右翼の徒をリベラル・左派誌が重用している。「崩壊の時代」の風景
・インド太平洋地域への軍事同盟の拡大が、沖縄の石垣、宮古、与那国などへの自衛隊配備強化と密接に結び付いていることは言うまでもありません――日本軍が空爆した都市で軍事同盟強化を宣言した安倍首相 - アリの一言 
・醍醐聰‏さんの「徴用工判決:韓国政府に請求せよという小林節氏の主張は的外れ」。醍醐‏さんは小林節の主張をさらに国内法的効力と国際法的効力の関係に分けてさらに詳細に論破しています
・砂川事件の最高裁判決を起案していたのは、憲法制定に携わった入江俊郎だった――砂川事件:入江氏「統治行為論」採用の背景 政治情勢や三権バランスに苦慮 - 毎日新聞
・ポル・ポトとクメール・ルージュの名を果たしていまどれだけの人が知っているだろうか? あるいは記憶しているだろうか?――クメール・ルージュ指導者に有罪判決、大量虐殺の罪では初 カンボジア - BBCニュース
・西成彦さん(立命館大教員、比較文学)の堀田善衛の『ゴヤ』考――今年は堀田善衛の生誕百年(さらに没後20年)にあたり、富山の高志の国文学館で「堀田善衛――世界の水平線を見つめて」と題した展覧会が開かれていた
キョウ しもつき117
実はただのクルマの廃棄場だった
DAYS JAPAN 2015年12月号

Blog「みずき」:さて、幾人の人が常岡浩介さん(フリージャーナリスト、元JNN記者)のような問題意識を持ちえるか? いまの「リベラル・左派」はそうした問題意識を持ちえないほど頽嬰している。というよりも、「リベラル・左派」自体が率先して「DAYSJAPAN」や「週刊金曜日」なるエセリベラル誌を持ち上げている。そうしたことどもが「netgeek(ネットギーク)」なるゲテモノ組織が蔓延る大きな原因のひとつにもなっている、と私は痛切に思う。日本という国=社会はまさに絶望的な状況だ。脱出口はいまの「リベラル・左派」の根底的な(ということは、「理念的な」ということでもある)解体以外ない。

『ネットギークの実態がひどいとTLに流れてきてるけど、確信犯的にデマを流す事実上の個人メディアとリベラルや人権を語りながら非人道行為や虐殺の隠蔽を行うDAYSJAPANや週刊金曜日だったらどっちが悪質か考えている』(常岡浩介Twitter 2018年11月16日)

以下の常岡さんの指摘中にある岩上安身も「リベラル・左派」が持ち上げている。こうした絶望的な「リベラル・左派」の見る目のなさ。

『百田尚樹も岩上安身も、ヘイトとデマで安易に飯を食ってる人で、ヘアスタイルまで同じ。法的手段が取れるケースは取った方がよい。』(常岡浩介Twitter 2018年11月16日リツイートより)


【山中人間話目次】
・「netgeek」問題。さて、幾人の人が常岡浩介さん(フリージャーナリスト、元JNN記者)のような問題意識を持ちえるか?――いまの「リベラル・左派」はそうした問題意識を持ちえないほど頽嬰している
・考えられることは、分限裁判の最高裁決定の内容を知りうる立場の誰かが読売新聞にリークしたということです。――読売新聞はどうして事前に決定内容を「把握」できたのか - 分限裁判の記録 岡口基一
・醍醐聰さん(元東大教員)の韓国大法院の日本企業に対する元徴用工賠償請求認容判決解説――1965年の日韓協定は事実上、個人の分も含む請求権協定ではなく、二国間の経済協力協定だったと解釈するのが正解である
・安倍はプーチンに歯舞・色丹が日本に引き渡された後でも、米軍基地を島に置くことはないと伝えていた――この首相発言がなぜ驚きかというと外務省文書には米側は日本領土内であればどこにでも基地を求める権利が認められている、とあるから
・西成彦さん(立命館大教員、比較文学)のフィリップ・サンズ著『ニュルンベルク合流――「ジェノサイド」と「人道に対する罪」の起源』読書考。末節の部分から
キョウ しもつき110

Blog「みずき」:この報告で金光翔さん(元岩波『世界』編集者)は「『基地引き取り運動』はしばき隊の類と同じく、言論・表現の自由を平気で踏みにじる集団である」という実例に基づく警告を発しています。重要な指摘です。

『「沖縄ヘイト」やら「セクハラ」やらとレッテル貼りをして集団で攻撃しているが、元の発言を見れば分かるように、完全な言いがかりである。実名・職場を暴露する場合、そのことの公共性・公益性が必要であると考えるが、この場合はそんなものは全くなく、まともに反論できないから言いがかりをつけて嫌がらせをして黙らせようとしている、ということは明らかである。しかもこれを匿名で行っているのだから、どこまで卑怯なのかと呆れざるを得ない。反論できないから黙らせようとしているのではない、と言うならば、実名・職場をあげる必要はなく、普通に批判すればよいだけのはずである。しばき隊の類と同じく、言論・表現の自由を平気で踏みにじる集団である。』(私にも話させて 2018年11月17日 )


【山中人間話目次】
・この報告で金光翔さん(元岩波『世界』編集者)は「『基地引き取り運動』はしばき隊の類と同じく、言論・表現の自由を平気で踏みにじる集団である」という実例に基づく警告を発しています。重要な指摘です
・鬼原悟さん(「アリの一言」主宰)の沖縄メディアの報道を通じた玉城知事の行動の分析は実に秀逸です――米政府に「安保体制の揺らぎ」を懸念した玉城訪米 - アリの一言 
・承前。醍醐聰‏さん(元東大教員)の小林節(元慶大教員・憲法学)の「条約を無視する韓国政府の『三権分立』論には無理がある」論批判
・たしかにこういうところがアメリカの「光」の部分です。対して、日本の司法にはその「光」の片鱗もない。腐っている――CNN記者のホワイトハウス入館証返還命じる仮処分 連邦地裁 NHKニュース
・日本の司法が腐っている証明のひとつというべき論考です――西川伸一明治大学教授のご意見です - 分限裁判の記録 岡口基一
・この国の司法(行政)との落差に暗然とする。統制された(「裁判官の独立」のない)司法の下で民主主義や人権が守れるはずもない――一線判事ら「司法壟断判事を弾劾せよ」初めての集団行動 hankyoreh japan
・一定期間日本において就労する外国人労働者については、家族の帯同を認め、定住化への途を開くべきである――新たな外国人労働者受入れ制度に対する声明 外国人労働者弁護団
・日本でフェイクニュースを拡散する「netgeek(ネットギーク)」というゲテモノ組織があることを私ははじめて知りました――「netgeek」実態を関係者ら証言 誤報、炎上、マスコミ超える拡散力の舞台裏
・蜂飼耳の新訳『鴨長明 方丈記』(光文社古典新訳文庫)の3刷が決まったという。売れているということだろう。しかし、私は、疑問に思う
キョウ しもつき111
保立道久さん

Blog「みずき」:共産党系の歴史学者の保立道久さん(元東大教員)も「北方四島は日本の固有の領土」イデオロギーにとらわれているようです(安倍政権の「歯舞、色丹の2島先行返還」方式の日ロ交渉(報道)を国後、択捉の2島の主権放棄とみなしている)。

しかし、この問題について浅井基文さん(元外交官、東大教員など歴任)は次のように述べています。世界の国際法の専門家の間ではこうした考え方の方が一般的ということなのです。

『私自身の領土問題に関する基本的認識は、これまでにも述べてきましたように、領土問題は基本的に前世紀までの国際権力政治のいわば遺物であり、国家を基本単位とする国際関係は21世紀においても基本的に維持されるだろうから、無視するわけにいかないことは事実として認めなければならないが、21世紀の国際環境(普遍的価値の確立、国際的相互依存の不可逆的進行、緊急な対応を迫られている地球的規模の諸問題の存在、核兵器の登場による権力政治の基盤そのものの崩壊を前にして、アメリカ的権力政治並びに国家及びナショナリズムの狭隘な自己主張を押さえ込むことこそが必要となっている環境)のもとで、領土問題にも理性的に対応する必要があるということです。(略)私は、日本の三つの領土問題(尖閣、竹島、北方4島)に関しては、日本が無条件降伏するに当たって受諾したポツダム宣言によって基本的に決着がつけられていると認識します。コラムでも指摘してきましたように、ポツダム宣言では、日本の領土について、本州、北海道、九州及び四国のほかは、「吾等が(連合国)が決定する諸小島」に限るとしています。日本がいくら「固有の領土」論で抵抗しても意味がないのです。』(「尖閣問題に関する志位・共産党委員長発言に対する疑問 」21世紀の日本と国際社会 2012.10.07)

【山中人間話目次】
・共産党系の歴史学者の保立道久さん(元東大教員)も「北方四島は日本の固有の領土」イデオロギーにとらわれているようです――北方領土問題 ロシアをどうやって位置づけるか
・加藤哲郎さんの「フェイクな「ダブルスピーク」にご用心!」――この加藤さんの論、見方にはおおむね同意します。が、ポツダム宣言の規定を無視していること、鈴木宗男の失脚をに「政治的謀略」と見ていることについては同意しません
・〈「平成」代替りの政治を問う〉連続講座 第8回「象徴「天皇陛下」万歳の《反安倍》でいいのか?――問題提起 : 白川真澄、平井玄、松井隆志、米沢薫、司会:天野恵一
・鬼原悟さん(「アリの一言」主宰)の「沖縄・米戦闘機FA18の墜落は何を示すか」――「石垣、宮古、与那国など八重山諸島への自衛隊基地増強・ミサイル基地化や、米軍と自衛隊の基地共同使用には知事として明確に反対を表明」する必要がある
・辺見庸の『いまここに在ることの恥』(角川文庫)が重版されるらしい――ここで辺見はコイズミという一人の凡庸な男とそのコイズミに羊のように従順するだけの大手マスコミの記者たちを激しく面罵している
・旅人とわが名呼ばれん初しぐれ 芭蕉――芭蕉はまた旅に出たくなっている。2年半ほどの江戸俳壇暮らしから脱出したいと思っている。貞享4年(1687)8月の鹿島への小旅行が、その口火となった

キョウ しもつき101

Blog「みずき」:類は友を呼ぶ。まさに。この国はエセリベラリスト天国の様相。こうしたエセリベラルの連鎖によってこの国の「リベラル・左派」は総根腐れ状態になった。そして、さらに根腐れしていく。放射能デマ(事実に基づかないウソの拡散)の連鎖の氾濫がひとつの大きな契機だった。幾人かの名前をあげておこう。上杉隆、岩上安身、田中龍作、山本太郎・・・ 総じて自由報道協会に所属するイエロージャーナリストとウソやデマ飛ばしてまで過剰に放射能被害を強調したい、すなわち、エセリベラリストとしてのいわゆる脱放射能派の面々だった。(以下、省略)

【山中人間話目次】
・類は友を呼ぶ。まさに。この国はエセリベラリスト天国の様相――重要選挙でまたしても出てきた「福島に住んではいけない」というウソ(林 智裕) 現代ビジネス
・この小林節(元慶大教員・憲法学)というご仁、新9条論を発表したあたりからメ本来の保守の地金があらわになってきたエセリベラリストの代表格と言ってよい人物です――条約を無視して…韓国政府の「三権分立」論には無理がある|日刊ゲンダイ
・LITERAの記事を真に受けてはいけない。LITERAは「エセリベラル」でしかない、というのが私の評価です――問題の本質をネグり、BTSバッシングに走るマスコミとネット|LITERA/リテラ
・排外主義と歴史修正主義にほとんど呑み込まれつつある安倍政権下の日本社会。その禍根は極めて大きい――「徴用工」判決「納得せず」69% NHK世論調査 NHKニュース
・西成彦さん(立命館大教員、比較文学)の「ゴヤの『マドリード、1808年5月3日』、あるいは「共感=共苦」sympathyについて(続)」から『『ガリツィアのユダヤ人』)の野村真理さんは、1918年のリヴィウの事件の顛末を次のようにふり返っている
キョウ しもつき98

Blog「みずき」:昨日付のNHKニュースに同日発表の同局の世論調査結果が出ています。安倍内閣を「支持する」と答えた人は、先月の調査より4ポイント上がって46%だったのに対し、「支持しない」と答えた人は3ポイント下がって37%でした』(NHKニュース 2018年11月12日)。

この絶望的な数字(内閣支持率)を私たちはこの数年の間に何度目にしてきたことでしょう? 私(たち)はその度に救いがたい絶望の思いにとらわれてきました。今回もまた同じ繰り返しです。しかし、10年ほど前までは内閣支持率が危険水域に達するとそのまま低下傾向は続き、内閣崩壊につながるというのが定石でした。が、いまは危険水域に達しても内閣支持率はすぐに回復基調に向かい、ほどなく高支持率を取り戻すというのが常態化しています。なぜでしょう? いわゆる保守層が分厚くなり、ちょっとやそっとの急落などものともしないほど強固になっているとしかその理由は考えられません。では、なぜそれほどまでに保守層の地盤は強固になったか? その理由も私にはこの数年来のいわゆるリベラル・左派の凄まじいまでの右傾化にあるとしか考えられません。リベラル・左派の凄まじいまでの右傾化の結果として自民党・保守層の層の厚さの強固化があるだろうということです。いまやいわゆるリベラル・左派は安倍内閣支持層の強固化の先兵の役割を担っている。そうした存在に成り遂せてしまった、と言わなければならないのです。これではリベラル・左派がお題目のようにいくら「安倍内閣打倒」のスローガンを掲げても、また、そのスローガンのひとつの形としての「野党共闘」を唱えても絵に描いた餅にしかなりえないのは明白です。

すでに何度か述べていることですが、以下にリベラル・左派の凄まじいまでの右傾化の事実の現われとしての特徴的な数字を2例挙げておきます。(以下、略)


【山中人間話目次】
・その理由はリベラル・左派の凄まじいまでの右傾化にある――内閣を「支持する」46% 「支持しない」37% NHK世論調査 NHKニュース
・これは日本の植民地支配・侵略戦争への無反省・居直りを示すと同時に、労働者とりわけ外国人労働者の人権・権利保障などまったく眼中にない安倍政権の性格を端的に表しています――「外国人労働者」と「徴用工・在日朝鮮人」 - アリの一言 
・この小論考で 醍醐聰さんのもっとも言いたいことは政権追随報道を繰り返して反省するところのない以下のメディア批判であろう――外務省条約課・国際法課と交わしたやりとりメモ~元徴用工の賠償請求について~ 醍醐聰のブログ
・徳岡 宏一朗さん(弁護士)は自身のブログでかつて山尾志桜里を高く評価していたことを反省しているようです――山尾志桜里氏の「立憲的改憲論」=新9条論に反対する。これは「敵の土俵」に乗る超危ない玉砕戦術。 - Everyone says I love you !
・瓢の笛吹けどどこにもなき故郷――季語は「瓢の実(ひょんのみ)」の傍題で「瓢の笛」。イスノキの葉にできた壺形の虫こぶで、虫が出たあと中空になったものを、 穴に口を当てて吹くと、ひょうひょうと音が出る
キョウ しもつき95

Blog「みずき」:徐京植「最後の『戦後知識人』から。

『日高先生は常々、中国に生まれた自分を「植民者(コロン)」と自任され、その特権的生活の「快適さ」を、苦い罪責感とともに追想された。日本敗戦の時点で中国に150万人、朝鮮に70万人の日本人民間人が住んでいた。そのほとんどが敗戦後日本に引き揚げたが、大半はせいぜい引き揚げの苦労を被害者的に記憶しているものの、加害者・支配者としての存在形式を痛みとともに認識している者は多くない。日高先生の思想の根底には、この痛みの感覚があった。

先に述べた1996年のインタビューの際、日高先生の語られた言葉の中で、私の心に刻み込まれたものがある。多くの「植民者」と違って、先生には植民地側の人びとの心が見えているようです、その理由をどう考えますか、という質問に対する答え。「ぼくが子どものときから、貧困のどん底の中国人、いわゆる苦力(クーリー)と呼ばれる人たちを朝晩いつも見ていたということです。……このような不正は絶対に許せないと感じるようになった。最近は文化相対主義がはやり出し、ぼくも相対化してものを見ることを強調して、わりと頭はやわらかいほうだと思っています。しかし、この世には許してはならない不正義が存在しているという直覚は、やはり大切だと思いますね。」』(hankyoreh japan 2018-11-12)


【山中人間話目次】
・徐京植「最後の『戦後知識人』」――『去る9月22日、京都市で日高六郎先生を追悼する会が行われた。追悼するといっても、すこしも宗教臭いところのない、むしろ同窓会のような雰囲気の気さくな集まりであった
・私たち多くの現代日本人はなぜあまりにも当然なこうした透明な認識に到ることができないのだろうか?――「在日米軍」 この法外の異物 - 弁護士深草徹の徒然日記
・沖縄メディアも政府にコントロールされているという宮城康博さん(沖縄・南城市議会議員)の指摘です――米軍再編交付金:前市政が拒否、現市長が相当額を要請 沖縄・名護 沖縄タイムス
・仲宗根勇さんは言う。「玉城知事の1カ月の工事停止の協議申し込みは正当なものである」、と――しかし、私が、玉城知事を批判しているのは、同知事が「殴りながら」の集中協議の政府提案にやすやすと合意したからです
・私はここにも玉城県政の翁長県政と同じ非民主的な体質を見る――沖縄県と政府の「協議」はなぜ密室で行われるのか - アリの一言 
キョウ しもつき91

Blog「みずき」:今回の「報道特集」(TBS 2018年11月10日放送)はソマリア移民の女性下院議員の誕生と移民への不安を煽るトランプ政治に焦点を当てて米中間選挙を特集していました。

『今回の米中間選挙の取材はやりがいがありました。やっぱり現場に足を運んで、この目で見てみないとわからないことだらけです。ソマリア移民の女性下院議員誕生の瞬間に立ち会えて、心が揺さぶられました。一方でアメリカは、ビリーホリディの歌う『Strange Fruits(奇妙な果実)』の時代に退行しているようにも思います。今日10日放送の『報道特集』でそのほんの一端がお伝え出来ればいいなと思います。』(金平茂紀FB 2018年11月10日)

総じて今回の中間選挙の特徴とその結果がよくわかる番組づくりになっていたと思います。が、金平キャスターの視点はアメリカのマイノリティと女性候補の大量当選=アメリカの民主主義の勝利であるかのようにやや短絡的に過大評価しているきらいがあるように私には見受けられました。

昨日の私の米中間選挙の結果を見ての感想を対置しておきます。私の日本のフェミニズム=エセリベラル批判と言ってよいもの。そこから見た私の米中間選挙結果への決して明るいとは言えない見通しです。

『米中間選挙で多くの多様な(ムスリム・先住民・同性愛者・難民)草の根の民主党女性議員が誕生した。しかし、もちろん理念的な意味で、ムスリム=デモクラット、先住民=デモクラット、同性愛者=デモクラット、難民=デモクラットと言うことはできない。それぞれの思想も多様であるはずである。私は10年近くジェンダー運動のメーリングリストに加わっていたが、フェミニストを自称する女性たちの多くが実のところ自己中心的な「自我(ego)」だけが強いエセリベラリストでしかなかったことを知っている。相沢侃さんの以下の言葉に共感する。『ブッシュ再選にUSAは「草の根」の天動説派が与って力ある「宗教国家」であることを見せつけた。これに対抗する人々がどこぞの土井チルドレンたちとは根本的に違う草の根であることを期待する。』(相沢侃FB 2018年11月8日)』(東本高志FB 2018年11月10日)

【山中人間話目次】
・今回の「報道特集」(TBS 2018年11月10日放送)はソマリア移民の女性下院議員の誕生と移民への不安を煽るトランプ政治に焦点を当てて米中間選挙を特集していました――元難民イスラム教徒女性候補当選!~その未来は
・太田昌国のコラム「サザンクロス」25回「世界に影響を及ぼす、米国のいくつもの貌」。太田さんも社会の中で制度的に「周縁化」されてきた社会層の声を反映させるであろう代議員が幾人も生まれ出た」ことに「一筋の光」を見出している
・内海信彦さんの「80年前のドイツのクリスタルナハト(水晶の夜)」について――ナチ時代の『クリスタルナハト』を口先で酷い、二度と繰り返してはいけないという人も、現代の『クリスタルナハト』には何も語らない人が、ほとんどです
・相沢侃さんの第1次大戦時の「世界最強のプロレタリアートの前衛」ドイツ社会民主党批判――今あらためて「左」からのナショナリズムと闘う必要があると痛感する
・中国の司法当局から「執行猶予付き死刑」を宣告されている兄を持つというヌーリ氏の言う「知識人を一掃すれば、再び育てるまでに30年から40年はかかる。逆に言えば、ウイグルは30年間静かになる」という指摘に深く首肯する
・そして、日本共産党は30年を経てかつての「もの言う党内知識人」に代わって内田樹(「私が天皇主義者になったわけ」BLOGOS 2017年5月3日)などなどの面々の天皇主義者=エセリベラリストを重用するようになった
・姜信子「『苦海浄土』再読メモ――『苦海浄土』を読み直している。第三章「ゆき女きき書」を読み終えたところで、正気を保つのがやや難しくなる。

キョウ しもつき86
そのとき彼(女)らはまだ生きていた

Blog「みずき」:盛田常夫さん(在ブダペスト、経済学者)の「ポピュリズムに傾斜する現代政治-将来社会に大きな禍根を残す」。盛田さんは「20世紀は良くも悪くも資本主義か社会主義かという社会構想をめぐるイデオロギー的対立が政治を主導していた。ところが、そのイデオロギー的対立がなくなった途端に、右も左も政治の中・長期的構想を失ってしまった」と言う。現在の「右傾化社会=ポピュリズム社会」の根源はまさにここにあるだろう。まったく同感だ。

『一昔前まで、ポピュリズムとは中南米の政治経済的に不安定な発展途上国で、民衆の即時的要求を政治スローガンに掲げ、権力を奪取する政治手法を特徴づける用語として利用されていた。しかし、これをより一般化して、「社会の中長期的発展を見据えた政策ではなく、国民の即時的要求に答える短期目標を政治スローガンに掲げる政治」と考えれば、現代のほとんどの政治はポピュリズムに侵されている。それは与党と野党とを問わず、右と左を問わない。世界を見渡しても、現代政治はどこも押し並べて、ポピュリズムに傾斜している。それには理由がある。 一つは、社会の行く末について不透明さが増しているにもかかわらず、政治家の資質の低下が著しく、社会が進むべき道を明らかにする役割を果たせなくなっている。二つは、議会制民主主義が政治を短期的な視野に押し込めている。3~4年のタイムスパンで実行される選挙で当選しなければ政治家を続けることができない。だから、将来社会への道筋を指し示すより、すぐに目に見える結果が期待できる政策を掲げる。三つは、問題解決の道筋を解明するはずの社会科学の研究者が構想力を失っている。冷戦時代には、事の正否は別として、社会主義か資本主義かという長期的視野に立つ理念が存在した。そのイデオロギー的対立が消えた現代では、将来社会が目指す理念や思想が失われ、研究者の構想力も衰えている。四つは、現代経済社会のテンポの速い変化にたいして、企業も国民も、追いつき追い越せの適応を迫られ、とても遠い将来のことに関心を向けられない。今の生活を維持し、かつとりあえず向上させる政策があれば、それで良いという感情が支配的になっている。』

『日本社会が将来にわたって抱える問題ははっきりしている。人口の急速な減少と政府の累積債務である。日本社会が縮小する時代を迎える中で、巨額の政府債務を抱える日本社会はいったいどうなっていくのだろうか。多くの人々は当面の生活が脅かされない限り、将来社会が抱える問題に目を向けない。自らの生活に直接にかかわるまでは無関心でいるか、いずれ政府が解決してくれるものだと考えている。しかし、その肝心の政府は将来社会の問題に取り組むのではなく、目先の利益だけを追いかけ、国民もまた目先の利益に一喜一憂している。これでは原発や津波と同じように、二進も三進も行かなくなった時に後悔するだけだ。しかし、その時にあがいてももう手遅れなのだ。』(リベラル21 2018.11.10)


【山中人間話目次】
・盛田常夫さん(在ブダペスト、経済学者)の「ポピュリズムに傾斜する現代政治-将来社会に大きな禍根を残す」――現在の「右傾化社会=ポピュリズム社会」の根源はまさにここにあるだろう
・米中間選挙で多くの多様な草の根の民主党女性議員が誕生した――しかし、ムスリム=デモクラット、先住民=デモクラット、同性愛者=デモクラット、難民=デモクラットと言うことはできない
・金光翔さん(元『世界』編集者)の少し前の北原みのり批判――「山田次郎『のりこえねっと・北原みのりの錯誤と佐藤優を容認するリベラル論壇の癒着』に寄せて」という文章からピックアップ
・鬼原悟さん(「アリの一言」主宰)の「『園遊会』と象徴天皇制」 について――ここで鬼原さんは「天皇元首化」の動きとその動きに実質的に加担する「大衆(スポーツ・芸能・文化人ら)」の軽挙妄動に警鐘を鳴らしています
・玉城知事の外国特派員協会での発言の実態は琉球新報の見出しとは大いに違う――「機能強化の基地認められない」 玉城知事、日本外国特派員協会で講演 「自治体外交精力的に」と意欲 - 琉球新報
・ナチス政権下、ドイツ各地でユダヤ人が襲われ、大量虐殺「ホロコースト」につながっていった「水晶の夜事件」から80年となる――ユダヤ人襲撃「水晶の夜事件」から80年 ドイツで追悼式典 NHKニュース
・目には目を法律には法律(の駆使)を、ということであろう――東京高裁長官の告発状・東京地検は受理、捜査開始か? - つづりまとめ(弁護士 美和勇夫)
・1963年11月9日、福岡県大牟田市の三井三池炭鉱で、戦後最大の炭鉱事故が起きた――戦後最大の炭鉱事故から50年。今なおCO中毒の後遺症に苦しむ夫を抱えた妻たち in 福岡県・大牟田市/NHK・ETV特集
キョウ しもつき82

Blog「みずき」:政府批判以前の外国人犯罪者仕立て上げてるメディア批判である。メディアこそがこの日本の「絶望的な社会」を率先してつくっている決定的な無知=無恥の共謀者だと激しく指弾しているのだ。

『日本の報道が絶望的にバカでクソなのは、このミャンマー人だって実習先の建設会社で非人道的でクソみたいな扱い受けなきゃ疾走してないわけで、そこが一番の問題なのに外国人犯罪者仕立て上げてる始末。何か仕事しなきゃ帰国資金だってないだろうに。何がブローカーだよ。』(hiroshi ono‏ Twitter 2018年11月7日)

『建設会社の技能実習で同僚から嫌がらせを受けて失踪して、港区の飲食でたった時給900円だけもらって働いていた外国人をこういう形で大犯罪者かのように報道する意味って何があるのかな… その建設会社の方こそ取材すべきではと思うのだけれど。ちなみに東京の最低賃金は985円。』(望月優大Twitter 2018年11月7日)


【山中人間話目次】
・政府批判以前のメディア批判である。メディアこそがこの日本の「絶望的な社会」を率先してつくっている決定的な無知=無恥の共謀者だと激しく指弾しているのだ――実習先から失踪し不法就労か ミャンマー人9人逮捕
・どちらがウソをついているか。ビデオを見れば明白だ。ここでも権力が意図的に犯罪者をつくっている――ホワイトハウス 大統領と口論のCNN記者 “出入り禁止”に NHKニュース
・狂気の週刊新潮の嫌韓記事のキャッチコピー――「良心に背く出版は、殺されてもせぬ事」という新潮社創立者の佐藤義亮の遺言をツイートした新潮社出版部文芸の決意はなんだったのか?
・澤藤統一郎さん(弁護士)の『あたらしい憲法のはなし』(文部省 1947年8月発行)批判――ときに礼賛の対象とされてきた「あたらしい憲法のはなし」だが、その内容は時代の制約を受けたものと言わざるを得ない
・西成彦さん(立命館大教員、比較文学)のゴヤの『マドリード、1808年5月3日』、あるいは「共感=共苦」sympathyについて
キョウ しもつき58
日韓条約反対デモ 1965年11月7日

Blog「みずき」:鬼原悟さん(「アリの一言」主宰)の「米中間選挙からくむべき教訓は何か」。

『第3に、「政権交代」が自己目的化し、結果、仮に「政権交代」が起きても政治の基本的変化・転換はなく、政治不信・無関心を助長します。(略)政治理念・政策抜きの「政権交代」がどんな結果をもたらしたかは、民主党政権の醜態が示した通りです。「自民・公明」の与党に対し、立憲民主党をはじめ野党はとにかく「結束」だとして数合わせの「選挙共闘」を目指しています。この流れに日本共産党も自らすすんで加わり、「政策・組織協定」なき「選挙共闘」をすすめています。その結果、日米安保条約(日米軍事同盟)、自衛隊(日本軍隊)、天皇制という政治・国家体制の根幹にかかわる問題で、共産党自身の政策を歪めています。それはすなわち、日米安保(軍事同盟)・自衛隊・天皇制反対という「少数意見」を政治に反映させる政党が存在しないことを意味します。こうした政治・政党の腐敗・退廃の根源が、2大政党制を志向する小選挙区制にほかなりません。』(アリの一言 2018年11月08日)


【山中人間話目次】
・鬼原悟さん(「アリの一言」主宰)の「米中間選挙からくむべき教訓は何か」――第3に、「政権交代」が自己目的化し、結果、仮に「政権交代」が起きても政治の基本的変化・転換はなく、政治不信・無関心を助長
・<あのころ>日韓条約反対デモ 自民党が強行採決――1965(昭和40)年11月7日、日本と韓国の国交正常化を規定した「日韓基本条約」に反対する革新政党や団体、学生の集会とデモが各地で行われた
・米中間選挙は終わった――大統領の権限は強い。表層を剥げば、トランプは「米国第一」を掲げ、暴走政治をさらに強めていくということでもあるだろう
・「リベラルの堕落」寸鉄評。『創も金曜日も廃刊するとよい』(常岡浩介Twitter)――『『創』12月号の週刊金曜日特集を読んだが、相変わらずの佐高信氏の無責任ぶり丸出し文章だった(山口智美Twitter)
・「フジテレビ報道局解説委員室上席解説委員」とのこと。ネトウヨに乗っ取られた日本国。 「手遅れ」という文字が目の前をよぎった――韓国と国交断絶する日 - FNN.jpプライムオンライン
・資料:韓国元徴用工裁判大法院判決・大法院発表報道資料の日本語訳――元徴用工の韓国大法院判決に対する弁護士有志声明
・げに権力とは恐ろしや。 官報に掲載されようとされまいとこの最高裁決定は市民にとっては無効である――分限裁判が官報に掲載されました - 分限裁判の記録 岡口基一
・一昨日、高世仁さん(放送ジャーナリスト)が3年半ぶりに友人の安田純平さんと再会したという――以下はその再会記。そうか。ヘルニアと奥歯をやられていたのか、と思う
キョウ しもつき74  

Blog「みずき」:『殴りながら「殴られてる人の言い分を聞いてあげるね」と言うのが日本政府。』(親川志奈子FB 2018年11月06日)

親川さんのご意見はたしか一面の事実(安倍政権側の本音)の本質は衝いているでしょう。しかし、「殴りながら」の政府側の集中協議の提案でしかないことを重々承知の上でその提案に安易に合意したのはほかならない玉城知事及び沖縄県執行部です。玉城知事や県執行部への批判の視点がないのはなんとも手前味噌、身内(オール沖縄)保身=自己合理化のためだけの他者批判というほかありません。これでは当然辺野古埋め立て阻止のため日々奮闘している県民に対する説得力も持ちえません。今回の「合意」は県民に対する玉城知事の行動として現れた第一弾の裏切り行為とみなすべきではないか。私はそう思います。


【山中人間話目次】
・殴りながら「殴られてる人の言い分を聞いてあげるね」と言うのが日本政府――しかし、「殴りながら」の政府側の集中協議の提案でしかないことを重々承知の上でその提案に安易に合意したのはほかならない玉城知事及び沖縄県執行部です
・「トランプ氏の仕事ぶり支持しない」が55% 米出口調査 NHKニュース――さて、この出口調査の結果どおりになるか?
・黒薮哲哉さん(フリージャーナリスト、「メディア黒書」主宰)の道理のある指摘だと思います――弁護士が実現することを使命とする「社会正義」(弁護士法第一条)とはなにかという問題提起
・ダイヤモンド・オンラインですらここまでの記事を書いている。経団連や政府の目論む裁量労働制の適用対象拡大はもってのほか――働き方改革にまた暗雲、裁量労働制をやめた三菱電機の決断の重み ダイヤモンド・オンライン
・安田さんの解放が伝えられると、直ぐに「身代金が支払われただろう・・」等など勝手な推測で発言した著名人やタレント、テレビ局)は、発言の撤回と謝罪すべき――「身代金払っていない」 安田さん解放でトルコ外相
・辺見庸の新刊小説『月』に関して、日経紙にコンパクトなインタビュー記事が載っている――新刊小説『月』は、2年前に起きた障害者殺傷事件に着想した。当時すぐ「これは世界史的事件だ」と直感したという
キョウ しもつき75

Blog「みずき」:鬼原悟さん(「アリの一言」主宰)の「辺野古埋立のための港使用許可問題を巡る琉球新報の不可解な報道と論調」という指摘。

昨日に続いて重要な指摘です。とりわけ留意すべきは以下の指摘です。琉球新報と沖縄タイムス、すなわち、沖縄のメディアはなにゆえに「玉城知事に対し反対市民から批判が起こるのを避け」ようとするのでしょうか? ここに私は沖縄のメディアとオール沖縄の癒着を強く感じるものです。メディアとしての「公正さと正義」の追求よりも権力としてのオール沖縄(オール沖縄の擁立する玉城知事は県政の執行権を持っているのですからこれはひとつの権力です)に加担(しようと)する沖縄のメディアの姿勢は当然メディアのあるべき姿勢とは逆行するものです。


【山中人間話目次】
・鬼原悟さん(「アリの一言」主宰)の「辺野古埋立のための港使用許可問題を巡る琉球新報の不可解な報道と論調」という指摘――沖縄のメディアはなにゆえに「玉城知事に対し反対市民から批判が起こるのを避け」ようとするのか?
・鬼原悟さん(「アリの一言」主宰)の「『石垣陸自年度内着工』に玉城知事は明確な反対表明を」――いま改めて玉城知事が県知事選直前まで沖縄防衛協会顧問だったという事実を直視してみる重要性
・八重山毎日新聞(2018年11月4日)の報道――石垣駐屯地 来年2月着工
・カウンター大学院生リンチ事件。松岡利康さん(鹿砦社代表)の明らかなM君リンチ加害者でありながら、「リベラル・左派」なるものに擁護されている改めての李信恵(フリーライター)批判
・サンデーモーニングという似非リベラル番組――その番組を礼賛する似非リベラルの眼
・韓国徴用工判決への批判、誤り 弁護士ら「人権救済を」 - 共同通信――会見では「被害者個人の人権が救済されるべきだ」とする全国の弁護士と学者100人が賛同した声明文を発表
・誰も主張立証していないのに銀座のクラブのママを「枕営業」と事実認定した裁判官や、岡口さんが飼い主の訴訟提起を不当と考えてる、という誰も主張立証していない認定をした最高裁のほうが、公正な裁判への信頼を損なうわな 高知新聞
・原武史の星野智幸著『のこった もう、相撲ファンを引退しない』(2017)書評――かつて、琉王という沖縄出身の力士がいた。1972年の沖縄返還後もしこ名を改めず、琉球の王を自称し続けた
・姜信子さんが奈良に移り住むという――何度目の転居になるのだろう? 姜信子さんは根っからのさすらいの人だ。そして、自由の羽のある人だと思う
キョウ しもつき72  

Blog「みずき」:R.Dは20世紀の終わりに「人間のつくる共同体の奥底には、まったく意識されることのない反復的な構造が潜んでいる」と言った。辺見はそれをR.Dの「暗黒の21世紀」の示唆と受け止める。そして、やはりR.Dを援用してマルクス主義の歴史観は「病的なまでの『オプティミズム』」にすぎないと言う。マルクス(主義)は「暴力の回帰的な性格」を見抜けていないからだ、と。しかし、それではあまりに絶望的にすぎる、と私はその認識を留保する。しかし、ひとりの狂気が集団狂気となって世界を死滅させることは常にありえる。それが現代という時代だ、とも思う。

『いまはむろん前世紀からほぼせいかくに予感されていた。R.Dの炯眼には舌をまく。「人間のつくる共同体の奥底には、まったく意識されることのない反復的な構造が潜んでいる」「それは共同体の心理などというものではない。むしろそれが共同体を組織するのだ」「ぼくが怖れるのは、部族感情がよみがえり、(それが)核兵器にむすびつくことだ」「テクノロジーの不可逆的進歩が、政治における古くかわらないものと結びつくと、とんでもない暴発の危険が生じる」ーーーーつまり、R.Dは核戦争の蓋然性をかたっていた。R.Dはまた、マルクス主義の病的なまでの「オプティミズム」を指摘していた。「共同体の構造的掟」「暴力の回帰的な性格」「宗教的なものののりこえがたい性格」ーーーーへの楽天的な視線がそれだ。核兵器の使用は大いにありうる。〈暗黒の21世紀〉がじょじょに姿をあらわすだろう。』(辺見庸「日録」2018年11月03日)


【山中人間話目次】
・R.Dは20世紀の終わりに「人間のつくる共同体の奥底には、まったく意識されることのない反復的な構造が潜んでいる」と言った――辺見庸「日録」2018年11月03日
・私たちはどういう国に住んでいるか? この彼我の違い。が、こういう国にしたのは安倍政権だけの問題ではない。「リベラル・左派」の問題でもあろう――安田純平さん:外国人記者、「自己責任論」に驚き 無事帰国、なぜ批判 - 毎日新聞
・太田昌国さんの「東アジアにおける変革の動きと、停滞を続ける歴史認識」――こう語る私の居心地の悪さは、どこから来るのか? 翻って私の住まう日本社会は、この平和安定化にいかに寄与しているか
・それぞれの国の異なる状況を反映した偶然の一致なのだろうか。それとも、グローバルなテーマや原因があるのだろうか――時代の風:ストロングマン選択 民主主義破壊の危険性=ビル・エモット 英誌「エコノミスト」元編集長 - 毎日新聞
・ポピュリズムは右だけではない。左にもある。しかし、左右のポピュリズムの対立は問題解決にはならない――難民・移民をめぐる左右のポピュリズム 盛田常夫(在ブダペスト、経済学者) リベラル21
・ブラジルのトランプ」の誕生にも「貧富の格差の増大」という問題が底流にあるようです――立憲主義と共に権力分立を対抗原理に! 加藤哲郎のネチズン・カレッジ
・山本薩夫生誕100年――僕にとっては山本薩夫というのはとても人間的に思いますね。田んぼの一本道を歩いているように真正面しか見ない馬車馬みたいなところがあるような気がして